道を探して

興味のあることをつづっていきます。

パソコン修理 ベタベタのキーボード

2009年07月22日 | パソコン修理
も~いい加減にしてというような表面処理をしたパソコンが入りました。

NEC:LC770/5などのノートパソコンのキーボードはキートップにつや消し処理がしてあって
新品のときはそれはそれはお上品で高級感抜群なのですが・・・

最初このキーボードを見た時、「こりゃ使っていくうちに剥がれてくるぞ・・・」と思ったのですが、
はがれるだけでは飽き足らずこのキーボード、なんとベタベタして来るのです。
キーを押すたびに指にベタ、ベタといやな感触が(笑)

このコーティングを採用する時、メーカーの開発者は気づかなかったのでしょうか?
おそらくウレタン系のコーティング材だと思うのですが、
ウレタンは結構経年変化であちこちで問題を起こしています。
マウスのつや消し、滑り止めのコートもよくはがれてひどいことになっています。

そのほかでは
・ゴム足のベトベト、ドロドロ化
・ウレタンフォームのベトベト、ホロボロ化
・登山靴のミッドソールの剥がれ
・スキーブーツの割れ、破壊
などなど

もちろんネットピークスではベタベタのまま知らん顔して販売することはありませんのでご安心を。
キーボードごと交換するか、コーティングの無いキートップに地道に1個づつ交換して対処していきます。


ちなみにかみさんが結構な値段で買ってきた超低反発まくらですが、
これもウレタン材で、ぼろぼろ、ぐにゃぐにゃにはなっていませんが、
冬は硬く夏はフニャフニャで季節によってまくらの高さが変わるので参ってます(笑)

山は怖い所です

2009年07月20日 | 自然・環境
なんとも痛ましい事故が起きてしまいました。
これは事故というより事件と言っていい出来事かもしれません。
旅行会社に家宅捜索が入ったのが事の重大さを物語っています。

こうして事が起きてから色々言うことは実にたやすいことで、
私としてはあまり潔いことではないと思いますが・・・それでも少しいわせていただくと、
そもそも「北海道の高い山を縦走する」という行為自体、
テント、食料、装備一式を担いで登ることができて、
色々と過酷な経験を積んだ登山者の中でもごく限られた人のみができることと思っていました。
そういうところにもツアー会社は人を集めては送り込んでいたのですね。
このこと自体、私には恐ろしいことに感じます。

八ヶ岳や北アルプスは有人の小屋が沢山あり、心強い限りです。
大学病院の医師が常駐してくれている所もあります。
天候が悪化すれば良くなるまで小屋で食事も出してもらってゴロゴロできます。
ですが、北海道の山はそうは行きません。
大自然の真っ只中ですべて自分で自分の身を守らねばなりません。
それができない人は行くべきではないと思います。
ゆめゆめツアー登山(山岳会のパーティーではありません)が安全、安心と思わないことです。


私は幸い山で死ぬほど怖い目にあったことはありませんが、今後のためにも過去の記憶を少し掘り起こしてみました。

1.強風
台風接近中にむちゃして室堂から浄土山に登ったのですが、稜線に出るなり暴風爆風。
風上に向かっては何とか少しづつは進めました。
Uターンしようとして風が横から当たるととたんにバランスを崩します。
追い風を受けて歩くと持ち上げた足が勝手に前に飛んでいってしまいこれまた歩行困難です。
身を低くして稜線を降りました。

2.雷
近くで雷が落ちたような経験はありませんが、岩だらけのダダッピロイ白馬乗鞍岳でゴロゴロ上空で鳴り出したことがあります。
もう少し遅くにそこを通過していたらヤバかったかも知れません。
夏山は早い時間に行動して午後はのんびり山小屋でジョッキビールをあおるのが理想です。

3.増水
入道雲が発達してそこから雨がドバッと降ると小さな沢は一気に増水します。
丹沢から下山中に豪雨にあってひざまで濁流に漬かりながら沢を渡ったことがあります。
普段はおそらくなんでもない沢だと思います。

4.低温
寒くてどうしようもないという経験はありませんが、危うくということはありました。
'89年10月8日に立山に行った時、紅葉の中を黒部平から一ノ越を越えて室堂に下りようとしたのですが、稜線は灰色の雲で覆われていて少し歩いたら雨が降り出してきました。
私としてはもう少し行ってみたかったのですが、かみさんも一緒だったので登山中止。
トロリーバスで室堂に着いたら雪になっていました。
その日はロッジ立山連峰に泊まって風呂に入ってコタツでぬくぬくしていました。
翌日、雪はやみ快晴になりましたが、周囲はすっかり冬山。
強行していたら大変なことになっていました。

6.滑落・道迷い
まだ20代前半だったころ、5月の表銀座を中房温泉から上高地まで縦走したことがあります。
横尾への下りでほかの登山者が歩いていくほうに何も考えずに歩いていったらまだ雪がべっとり残る結構急な斜面に出てしました。
皆そこを降りていくので、アイゼンもつけているので下り始めたら後ろを歩いていた同行者が滑落、私の横滑っていきます。
とっさに服を掴んだら私も一緒に滑落。
それでも2人分の摩擦のおかげかしばらくして自然停止、助かりました。
場所が場所だったら2人ともヤバいことになっていました。

そんなこんなで今日まで生きながらえていますので、この命もう少し大切にしないといけないなと思う今日この頃です。


PS:私がなぜに北海道の山が大変な所だと思うようになったか。
その一つが「大雪山の湿原で発見されたSOSの木組みと白骨」の記憶が脳裏にあるからでしょう。
ネットを検索したら詳しく経過を記している人がいました。
今読んでもかなり衝撃的です。
山に興味のない人は見ないほうがいいでしょう。
山に興味のある人はしっかり見て自分の行動を律するのが亡くなられた方へのせめてもの弔いになるのではないかと。

http://www.geocities.jp/yuu495/sosjiken/
http://www.chanbara.jp/sos



マイクロソフト 「オフィス2010」を無償提供!!

2009年07月16日 | パソコンねた
マイクロソフトのビジネスソフト「オフィス」次期製品が、日本も含めてインターネット経由で無償提供されるそうです。

全文記事
ここにも

これは結構驚きのニュースですね。
オフィスはマイクロソフトにとってはかなり重要な収益源となっている気がしていましたから。
それを無料化に踏み切るわけですから・・・
それだけ時代が激しく流れているということでしょうか。

ただ、機能的には「簡単な資料作成」用ということで機能は限定されるみたいですね。
それにネット経由ということで、どういう仕組みになっているのでしょう?
ソフトを立ち上げるたびにネットのむこう側にあるソフトにアクセスするのでしょうか?
そうなると作っている資料のセキュリティとかどうなんでしょうね?
覗き見したがるやからが出てきそうですが。


ちなみにgoogleが現在提供している無料ソフトはこちらから利用できます。

道があるのにロープが張ってあって行けない!!

2009年07月15日 | 自然・環境
今回横岳稜線上を歩いていると、
メインの登山道から分かれてどこかへ続いている道がいくつかありました。
だけどそういう道の手前にもロープが張られていて
立ち入りは禁止になっています。
中にはかなりはっきりした道があってその先には沢山の花が咲いているのですが、
立ち入り禁止なのです。
道もあるんだし行きたい!!でもロープが・・・。

ところがこの立ち入り禁止の道を堂々と反対側から歩いてくる人がいるのです。
ヘルメットをかぶってザイルをぶら下げて。
そう、ここはロッククライミングのゲレンデでもあるのです。
この道をたどっていくとたぶん岩のゲレンデの上部に出るのでしょう。

この日も大同心でロッククライミングをしている人を見かけました。
上の写真をアップにすると人がいます。
岩場を登りきって一般登山道に合流するまでの間に
いつしか植物の生息できない道ができてしまったのでしょう。
この道をさらに拡大させないためにも一般登山者の立ち入りを規制するのは
やむをえないと思います。
なぜならばロッククライミングをする人より一般登山者のほうがはるかに多いからです。
ましてや私のような花おじさんに解放してしまったら
あちこち歩き回って大変なことになるでしょう(笑)

初夏の横岳稜線に咲く花 7月11日

2009年07月13日 | 山 散歩
天気予報とにらめっこの日々が続きましたが、
どうも予報ほど雨が降らない日が続いていました。
ならばということで多少降られるのは覚悟で桜平から横岳を往復してきました。
早朝ふもとから見ると八ヶ岳稜線には雲が乗っかっていましたが、
稜線に出るころにはだいぶ雲も取れてまずまずの稜線歩きができました。










【ウルップソウ ゴマノハグサ科】



この時期の横岳の目玉はウルップソウです。
本州では白馬とここだけに分布しています。
青い色、艶々の葉、独特の花形、ちょっとほかの高山植物とは趣を異にした個性派です。

Canon KISS DN / MACRO50mm EX DG / 1/4000秒 / F4.0 / -0.67EV / ISO200 / WB:オート / 手持ち / トリミング・縮小あり



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【ウルップソウ アップ ゴマノハグサ科】



なんかゲゲゲに出てくる妖怪のようにも見えますね(笑)

Canon KISS DN / MACRO50mm EX DG / 1/2000秒 / F4.0 / -0.33EV / ISO200 / WB:オート / 手持ち / トリミング・縮小あり



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【チョウノスケソウ バラ科】



八ヶ岳にはチングルマは無く同じバラ科のチョウノスケソウがその代役を果たしています。
しかし、花弁の多さや葉のわりに花が大きく見ごたえ抜群の花ですね。

Canon KISS DN / MACRO50mm EX DG / 1/640秒 / F7.1 / -0.33EV / ISO200 / WB:オート / 手持ち / トリミング・縮小あり



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【チョウノスケソウ群落 バラ科】



岩全体にチョウノスケソウが張り付いていました。
この花がこうして咲き続けていられる環境がいつまで維持できるか。
瀬戸際に来ていなければいいのですが。

Canon KISS DN / MACRO50mm EX DG / 1/1250秒 / F4.5 / -0.67EV / ISO200 / WB:オート / 手持ち / トリミング・縮小あり



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【ヤツガタケキスミレ スミレ科】



咲いているところが横岳稜線上の厳しい環境の砂礫地帯、しかも八ヶ岳特産ということで貴重な花ではありますが、樹林帯でキバナノコマノツメを沢山見た後では新鮮味にはちと欠けますね、すみません。


Canon KISS DN / MACRO50mm EX DG / 1/400秒 / F8.0 / -0.33EV / ISO200 / WB:オート / 手持ち / トリミング・縮小あり



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【コマクサ ケシ科】



まだ少し時期が早いですが、咲き始めた株もありました。
こうして見ると開き始める直前の状態が馬面に似ているのですね。


Canon KISS DN / MACRO50mm EX DG / 1/2500秒 / F4.0 / -0.33EV / ISO200 / WB:オート / 手持ち / トリミング・縮小あり



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横岳は岩また岩の険しい山ですが、その表面は薄いベールのような表土におおわれていて高山植物の格好のすみかになっています。
大昔の寒い時はもっと麓のほうのなだらかで住み心地のいいところにいたのかもしれませんが、今となってはこの稜線上のわずかな地域がこれら高山植物に残されたすみかです。
もうこれ以上寒い所に逃げるすべが無いと思うと少し悲しい気持ちになりますね。



梅雨時に咲くウチョウラン

2009年07月02日 | 山 散歩
花友のokatyさんの誘いにのってウチョウランを見に。
ありがたいことです。
心配な雨も何とか降らず持ちこたえています。








【崖の上のウチョウラン ラン科】



歩くことしばし。
岩壁の上のほうになにやらピンクの花が!!
ウチョウランです!!
感激。

Canon KISS DN / EF 55-200mm 1:4.5-5.6 / 1/100秒 / F5.6 / -0.67EV / ISO400 / WB:オート / 三脚 / トリミング・縮小あり



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【ウチョウラン大株 ラン科】



結構大きな株もあります。
でもおいそれとは近づけない高い所に咲いています。
そういう所だからこそ取られずに生きながらえているのでしょう。

Canon KISS DN / EF 55-200mm 1:4.5-5.6 / 1/250秒 / F6.3 / -0.67EV / ISO200 / WB:オート / 三脚 / トリミング・縮小あり



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【ウチョウラン小株 ラン科】



周囲をよく探すと近くにも小さな株が花をつけていました。
花をつけるまで何年ぐらいかかるのでしょうか。
良くぞここまでがんばりました。

Canon KISS DN / MACRO50mm EX DG / 1/250秒 / F3.5 / -0.67EV / ISO400 / WB:オート / 手持ち / トリミング・縮小あり



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【ウチョウラン アップ ラン科】



アップも1枚。
でも、ちょっとなんかおかしいことに帰って写真を見てたら気づいてしまいました。
気づかれた方はさすが!!花通、ラン通ですね。

Canon KISS DN / MACRO50mm EX DG / 1/100秒 / F7.1 / -0.33EV / ISO200 / WB:オート / 手持ち / トリミング・縮小あり



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今回okatyさんに案内していただいたので、すんなり見ることができました。
感謝ですm(__)m
おまけに三脚も貸していただきました。
この花を撮るには三脚、望遠は必須ですね。

崖の上で人に関与されずに咲いている姿は実にけなげでした。