一応元メーカーの技術者としては考えさせられる記事があったので紹介します。
NHKの追跡AtoZで放映された内容のようですが、見損ねました。
技術立国・ニッポンに赤信号? リストラされた日本人技術者が作る「高品質のメイド・イン・チャイナ」
これは非常に憂うべき事態ですが、人間生きるためには稼がないといけません。
そのためには背に腹は変えられない、と言う気持ちもよく分かります。
また、新天地で自分の可能性を追求しようという志の高い人もおられるでしょう。
否定することはできませんが・・・。
鳩山さんが言っていたような「東アジア共同体」なるものが出来上がれば
何の憂いもなくお互いの国を行き来できるかもしれませんが、
東アジアはヨーロッパとは根本的に異なる箇所がある。
そう、政治体制です。
いまだに領土拡大欲のある国があったり、
お祝いに大砲をぶち込んでくる国があったり、
今まで力のバランスで平和が維持されてきましたが
それが崩れだすととんでもないことになりかねない。
話は戻って、この記事を読むと結局中国に渡った日本人技術者は絞れるだけ絞って
「はい、さようなら」と言うこともあるみたいです。
そりゃそうでしょうね。
それでもあなたは中国に協力しますか!!
今までこの小さな島国をアメリカに次ぐ
GDP2位というとんでもない地位に押し上げていたのはほかでもない、
企業とそこで働く企業戦士によるところが大きいと思います。
それが新興国の大頭、日本の不景気でこんな形で大きく揺らいできてる。
既存の技術は日本にはもう必要ない。
新しい技術で飯を食っていく、
と言うのならばいいのですが、
そううまくいくでしょうか。
そして、国民の期待を集めて誕生した民主党政権も
今の菅内閣においてはまさに無政府状態。
それぞれの省庁がやりたいことのやり放題。
武器輸出三原則の見直し、増税、そのうち改憲も出てきそうな雰囲気。
もう一回、政界再編は避けられないでしょうが、
いつまでこんな状態が続くことやら・・・。