大関暁夫の“ヒマネタ”日記~70年代大好きオヤジのひとりごと

「日本一“熱い街”熊谷発コンサルタント兼実業家の社長日記」でおなじみ大関暁夫が、ビジネスから離れて趣味や昔話を語ります

2011年回顧 Ⅰ

2011-12-25 | 洋楽
今年は10大ニュースという形式ではなく、ジャンルごとの印象的な出来事をオフィシャルとプライベート両ページで本日から振り返ります。まずは今年の来日アーティスト。

今年は1月中野サンプラザのデイブ・メイスンで明けました。薄くなった髪と丸くなった体型は年月の経過を感じさせましたが、ギターも歌も全盛時のそれとほとんど変わらない素晴らしいステージでした。メジャーになり過ぎなかったことが、今もあの時代のデイブ・メイスンを再現していられる要因なのだろうなぁと本当に嬉しく思いました。終演後にはサイン会までやってくれて、その温かな人柄に感激もしたものです。当然私も、アルバム「デイブ・メイスン」(「見張塔からずっと」が入っているヤツ)にしっかりサインもらいました。

3月震災の直前は、エルビス・コステロの完全ソロライブでした。一部打ち込みとの“共演”もありましたが、基本はギター一本。スティーヴ・ナイーブとのデュオもいいですが、完全一人はそれはそれで味わい深いかなと。何しろ、アンコール5回だったかな?気分が乗れば一人だから何でもありな訳で。本編とアンコールの長さが同じと言う、実に不思議な、でもコステロらしいライブでした。ヒットパレード的選曲は、歳と共に彼も丸くなってきたという印象を受けました。ホント、震災前でよかった。震災後だったら確実に中止だったよね。

震災後は、来日の中止が相次ぎさびしい時期が3カ月ほど続きました。計画停電も一段落した6月になってようやく、ビルボードでメリサ・マンチェスターが登場しました。この人、昔から大好きで見たい見たいと思い待ち焦がれていた歌姫です。やはりうまかった!還暦は過ぎたかな?というお歳でありながら、流石の歌声でした(ルックスはだいぶ変わっていましたが)。しかも彼女にピッタリの狭いライブハウス規模のスペースで聴けたという、輪をかけて素晴らしさ。この人もアコースティック・バック基調に、代表曲目白押しのベスト・ヒット・ショーでした。

夏はめぼしい私好みの来日アーティストがなく、久々の日本モノで「チャボ=仲井戸麗一+吉田健+村上ポンタ」という腕利き3人のセッション・バンドG3(じいさん?)のライブを見ました。オール洋楽カバーナイトということで、これが思いのほか良かった。日本を代表するリズム楽器コンビにチャボの個性的なギターとヘタウマなボーカルはなかなか味がありました。大物アーティストの有名曲を山盛演奏していましたが、彼のギターと歌はやはりキース・リチャーズやロン・ウッドに近いイメージで、ストーンズのナンバーが最高にカッコ良かったかな。次回もぜひ見たいと思わせるライブでした。

そして11月のエアロスミス。04年のロック・オデッセイ以来7年ぶりに見ました。還暦越えを感じさせない素晴らしいステージ。初期のバンドのイメージを大切にした選曲は、今後の彼らの歩むべき道筋を明確に自覚したとの意志表示とも受け取れ、なんとも頼もしい気分にさせられました。バラードも、スティーヴンのピアノ弾き語り「ホーム・トゥナイト」~「ドリーム・オン」が秀逸で、「アルマゲドン」はもういらないなとつくづく感じました。それにしても、スティーヴンとジョー・ペリーは絵になるなぁ~。

さて来年来日を期待するのは、何と言っても結成50周年を迎えるローリング・ストーンズ。一説には、70歳を迎えるチャーリー・ワッツがワールドツアーに拒否反応を示しているようですが、ストーンズの事ですからミックがまた上手に説得して、必ずや日本にも来てくれることと期待しましょう。あとは、そろそろ最後の来日になりそうな70年代の大物たちが、一人でも多く来て素晴らしいステージを見せてくれることを願ってやみません。

※洋楽モノではありませんが、楽しみにしていた靖国能楽堂の「夜桜能」が震災の影響で中止になって本当に残念でした。来年こそ、見ます!

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