大関暁夫の“ヒマネタ”日記~70年代大好きオヤジのひとりごと

「日本一“熱い街”熊谷発コンサルタント兼実業家の社長日記」でおなじみ大関暁夫が、ビジネスから離れて趣味や昔話を語ります

天皇賞春

2013-04-27 | 競馬
ゴールデンウイーク初っ端を飾るG1は淀の3200メートル天皇賞春。

今年は作年の菊花賞馬で有馬記念も制している8ゴールドシップで堅そうなムード。興味は早、次戦宝塚記念でのオルフェーヴル、ジェンティルドンナとの3強対決といった感じの相手探しの一戦か。

このレースでの注目は、今や特殊な存在になりつつある長距離レースだけに、過去のこのレースの好走馬と同じ淀の長距離G1菊花賞の好走馬。過去の好走馬は、優勝馬4ジャガーメイル、5マイネルキッツと3着入線のある11トウカイトリック。しかし3頭それぞれ9、10、11歳というロートル馬で、今や紛れた時の3着がやっとか。

ならば狙いは菊花賞好走馬。1トーセンラーが3着、12フォゲッタブルが2着実績馬。先週天に召された天皇賞馬の名牝エアグルーブ関連としても、フォゲッタブルはその子であり、トーセンラーの鞍上武豊はエアの主戦騎手である点が何とも匂うではないか。

ゴールドシップよりも早仕掛けでスタミナに自信のこの2頭の抜け出し前残りにかけてみる。
馬連1-8、ワイド8-12

人気の6フェノーメノは、母系の短距離血統が気になる。初距離、初輸送でもあり、ここは要らないとみた。


皐月賞

2013-04-13 | 競馬
いよいよ春の競馬シーズン本番を感じさせる皐月賞。

今年は上位拮抗?2歳チャンプでスプリングステークス勝ちの7ロゴタイプ、二歳時に評判の高かった12コディーノ、14エピファネイアあたりが人気上位を争う展開。

狙いは、人気薄で弥生賞を勝った15カミノタサハラ。人気馬に勝る末脚の鋭さで大外アッと驚く差し足で差し切ったナリタタイシンの再現を、毎年熱望してやまない私には今年はこの馬しかない。ディープインパクトの仔の相性が悪いレースであるとか、追える内田から蛯名への乗り替わりがどうだろうかとか、不安材料は山ほどあるものの、青く茂った芝で争う春前半の大レースには豪快な差し切り勝ちこそが良く似合うのであり、切れ味のいい競馬で溜飲を下げさせていただきものだ。

相手は、前走いかにもトライアル的な走りをした14エピネファイア。過去10年で連対ゼロという4、6枠に入ったロゴタイプ、コディーノは狙いを下げ、むしろ伏兵3レッドルーラーあたりに食指が動く。中山2000メートル2戦2勝の16フェイムゲームは要注意。

馬連・ワイド
15-14、3、16
抑え程度に
15-12、7

今年こそ、ナリタタイシンの切れ味が見たい。

桜花賞

2013-04-07 | 競馬
我々古くからの競馬ファンにとっては桜花賞こそ春のG�の幕開けであり、このレースが取れれば幸先がよいと大変喜ばしい気分になるもの。

このレースの古くからの傾向を思い起こせば、トライアルのチューリップ賞1~4着馬とフィリーズレビュー1着馬合計4頭の組み合わせでたいてい取れるというセオリーがあったと記憶している。

今年の出走馬は、チューリップ賞3着馬を除く4頭。6点の馬連組み合わせを買っても人気的には面白いと考える。ちなみにその4頭は、13クロフネサプライズ、5ウインプリメーラ、7アユサン、18メイショウマンボ。

他にデータからの要注意は、前走クイーンC、フラワーC、エルフィンS好走馬。今年は12トーセンソレイユが該当。逆に人気でも以上の条件に合わない馬は狙いが下がる。3戦3勝の3クラウンロゼは戦ってきたレベルと鞍上の三浦に「?」、2歳王者の6ローブティサージュ、14レッドオーヴァル、17コレクターアイテムは前走が負け過ぎ(過去10年で前走7着以下の馬は3着以内1頭もなし)。

軸は馬場と先行馬の少ない組み合わせを勘案して人気でも13クロフネか。相手は急遽Cデムーロに乗り替わった7アユサン、前走落鉄しながら先行してクロフネの2着した5ウインプリメーラ、ディープインパクトの妹で2戦2勝の12トーセンソレイユ。18メイショウは大外枠でかつ坂のある阪神1600は距離不安あり消し。

ワイド7-13、5-13、12-13。
1点勝負なら未知の魅力で12-13。

高松宮記念

2013-03-24 | 競馬
春のG1シリーズ第一弾は、電撃の6ハロン戦、高松宮記念。

人気でも、昨秋のG1スプリンターズ・ステークスから三連勝の11ロードカナロアで軸は堅いか。

食指がうごくのは、同じく三連勝で重賞を制した15サクラゴスペル。鞍上の横山典弘は大レースでは要注意で、大金星まであるかとも思うが、大成は今秋か。

ここはこのレース2年連続2着の9サンカルロに期待したい。七歳とはいえ、二走前阪神カップの末脚を見るに衰えは微塵もなく、直接坂の出来た中京コースで、先行馬の脚が鈍ったところを強襲してマサラッキの再現での悲願達成あるか。

単勝9
馬単9→11
ワイド9-11

フェブラリーステークス

2013-02-17 | 競馬
今年初のG1レース、フェブラリーステークスです。

芝の1800m以下で負けなし、G1レースNHKマイルカップを勝っている11カレンブラックヒルが人気ですが、得意の距離とはいえ初ダートでいきなりのG1ですからさすがに中心には狙いにくいところです。

この馬を含めて比較的先行馬の多い組み合わせであり、直線の長い府中で差し馬の出番ありとみます。

昨年も多数の先行馬が引っ張る早い流れを差し馬がまとめてかわす展開で決まったこのレース。その1~3着馬がそのまま今年も顔を揃えており、狙いはこの3頭を上位にとります。昨年の優勝馬14テスタマッタは手の合う岩田を鞍上に確保し連覇に虎視眈々。昨年2着の16シルクフォーチュンは鞍上が絶好調横山とこちらも万全。近走の安定感では3頭中一番の昨年3着10ワンダーアキュート。

3頭三つ巴で、
ワイド10-14、10-16、14-16
です。
1点に絞るなら、10-14。

7ガンジス、8イジゲンあたりの台頭による世代交代も気になるところですが、ここは展開的要素も含めて古参馬上位と見ます。

男の一点予想~有馬記念

2012-12-23 | 競馬
さぁ、今年の総決算グランプリ有馬記念。

まずはじめに言っておこう。13ゴールドシップは強い。皐月賞、菊花賞の二冠三歳馬だが、ダービー5着は先行有利の展開を最速上がり33.8の鬼足で追い込むも0.2秒届かずのもの。展開のあやがなけば2年連続三冠馬の誕生となっていたはず。秋2戦のレースぶりを見るに、オルフェーブル級の強さを感じた。人気でもこの馬以外に軸はない。今年の漢字が「金」というものありがたいバックアップである。

ここに気になるデータがある。03年以降のここ9年間、前年または前々年に1~3着に入った馬が必ず1頭は3着までに入っているのだ。これは何を意味しているのかといえば、中山2500メートルは内回りコースを使う小回りの特殊なコースで得意不得意が極端に出やすく、得意な馬は何回も上位に入るということ。08、09年、10、11年にそれぞれ人気薄で連続3着したエアシエィディ、トゥザグローリーがその好例である。古くは3年連続3着したナイスネイチヤなんて強者もいた。今年の該当馬は2エイシンフラッシュ、11トゥザグローリーだ。

展開で気になるのは、小回りコースの特性を活かした人気薄の逃げ残り。過去にもメジロイーグルやタップダンスシチーなどが波乱の主役を演じており、差し追い込み馬が人気の年は特に注意が必要だ。今年も人気上位馬は中団以降でレースを進める展開が予想され、波乱があるなら逃げ残りか。天皇賞馬14ビートブラックが単騎逃げとなる公算が強く、気分良くいくならひょっとする可能性もある。注文競馬が得意な横山典弘が乗る16ルルーシュが、思い切ってハナをきる展開もありうるので注意が必要だ。

あとはここ10年で8年で一人以上が3着までに入っている外人騎手。腕が達者で小回りコースのもドンとこいということか。今年は5人もいるので、一人以上が3着までに入る可能性は大だ。2エイシンフラッシュ、3スカイディグニティ、6オーシャンブルー、9ルーラーシップ、10ダークシャドウが該当馬。ただし、スカイはゴールドシップとの力差歴然、オーシャンブルーは実績不足、ルーラーシップはここ2戦が目一杯の競馬で余力が心配、ダークシャドーは左利、というわけで消えていく。

中距離2000~2500メートルG1実績で勝ちがあるのは、1、2、4、10、13。複数勝ちがあるのは2のみ。というわけで残るのは、買い要素が一番多い2エイシンフラッシュ。

今年最後の一点予想は、
馬連・ワイド2-13!
最後は堅くいただきたい。

※11トゥザグローリーの3年連続3着は、今夜電車の中で若い奴らも噂していた。皆が思うような時に珍記録は生まれないので不要と見る。
※今年の漢字「金」で言うなら、ゴールドシップ以外に6オーシャンブルーと15ナカヤマナイトが父スティゴールド。ナカヤマは、あのサイレンススズカの悲劇時に「笑が止まらない」と人でなし発言をして一生コイツの馬券は買わないと誓った柴田善臣なので不要。オーシャンは外人騎手でもあり要マークではある。



G1男の一点勝負~ジャパンカップダート

2012-12-02 | 競馬
国際競争でありながら外国馬の参戦はゼロ。ジャパンカップと同じ日に開催されたり、同じ週の前日土曜日に開催されたり、紆余曲折ありつつもJCのオマケレース感払拭からか阪神開催に移行されたものの結局いまだなんとなく冴えない存在。だからといって当てやすいとか当てにくいとかはなく、まあ馬券を買う側には関係ない余計な話である。

というわけで予想。一番人気10ローマンレジェンドは目下6連勝で重賞連覇の勢いを駆っての初G1挑戦。しかし厳しい目で見るならここ2戦のレースぶりは決して楽勝ではなく、人気ほどの信頼感はないと考える(デムーロは怖いが)。

ここは、ローマンの近2戦でローマンよりも思い斤量を背負わされながら共にタイム差なしで2着した2頭を高く評価したい。前走2着は14ニホンピロアワーズ、前々走2着は4エスポワールシチー。この2頭は侮れない。

怖いのはこのレース3連覇に臨む7トランセンド。今年の3戦は精彩を欠いているが、いずれも休養明けと海外遠征であり軽視は禁物。負けなしの阪神に戻って人気下降なら馬券的旨味もある。

一点勝負は、この3頭で悩むところだが…
内枠の先行馬有利のコース形態からは4-7、年齢を考えれば7-14、足元の調子なら4-14。まさに一長一短の三つ巴。
とりあえずの結論は調子重視で、
ワイド4-14の一点勝負!

G1男の一点勝負~ジャパンカップ

2012-11-25 | 競馬
さぁオルフェーヴルの登場だ。海外から5頭の招待馬を迎えてのジャパンカップ。渾身で戦った凱旋門賞帰りであろうと、海外からの有力馬が出ようとこの馬以外に軸は考えられない。

凱旋門賞でオルフェーヴルを破った14ソレミアは、府中の高速馬場では歯が立つまい。前走天皇賞を勝った8エイシンフラッシュの勝因は、ミルコの好騎乗に尽きる。好走が続かない馬でもあり、二番はないと見た。問題は3歳三冠牝馬15ジェンティルドンナ。実力は認めなざるを得ないものの、やはり3歳で初の古馬牡馬の超一線級との対戦は楽ではあるまい。天皇賞2着の3歳馬4フェノーメノは東京得意で要注意だが、菊を回避して秋天目一勝負だった経緯からは狙いがやや下がるか。ただ一番怖い存在。13ルーラーシップは叩き2戦目で勝負がかりだが、左回りよりは右回りがいい印象。勝負弱い良血馬ゆえのお坊ちゃん体質も気になる。

もちろん上記のどれが来てもおかしくはないG1レベル馬たちなのだが、ここはあえて10ダークシャドーをもう一度狙う。前走4着は夏からの小休止を挟んでのもの。得意の東京コース今年のラストとなるここが目一勝負とみた。しかも鞍上には、天皇賞を見事な手綱捌きで勝ったミルコ・デムーロを配する万全の体制。念願のG1制覇に向けてこれ以上は望めない一戦だろう。

男の一点は、オルフェとダークで勝負。
ワイド10-17


G1男の一点勝負~マイルチャンピオンシップ

2012-11-18 | 競馬
馬場を見ていてアップが遅れた。
京都は重馬場。レース前にはやや重まで回復するだろう。競馬の予想は外しても、この手の予想はたいていあたるものだ。

この馬場では一番人気7グランプリボスはいらない。本命は春の安田記念の覇者13ストロングリターンだ。休養明け以外でマイルは4着以下なしという典型的マイラーだからだ。

相手は今週こその外人騎手から選びたい。左利きの10リアルインパクトはここでは不要。11ファイナルフォームは穴人気し過ぎの嫌い。残るは8枠の牝馬2頭。デムーロ騎乗の桜花賞馬16マルセリーナにも魅力を感じるが、ここは京都コース実績でスミヨンの17ドナウブルーを上位に見たい。

今週は、13-17のワイド1点だ!

G1男の1点予想~エリザベス女王杯

2012-11-10 | 競馬
牝馬秋の№1レースエリザベス女王杯。今年は小粒だ。G1馬は11ホエールキャプチャただ1頭。牝馬限定のG3戦かと思うほどの低レベルと見ている。

人気は3歳三冠レースをいずれも三冠馬の2着した12ヴィルシーナ。大魔神佐々木主浩の持ち馬と言うこともあってか、実力以上の一本かぶりが気に入らない。目の上のたんこぶがいなければ楽勝などと思われて、たいがいは結局また2着みたいなことになるものだ。軸は他の馬でいこう。

唯一のG1馬11ホエールキャプチャは、前走の負け過ぎが気になる。それとこの馬に2200メートルはベストとは言い難いのではないだろうか。鞍上が横山典なので軽視はできないが信頼感は今一つ。人気の一角7フミノイマージン。牡馬相手にもまれてきた実績はここでは上位だが、年齢が6歳と上がり目に乏しい点がこの馬も絶対視はできないところ。それと追い込み一手の脚質がどう出るか。前哨戦の府中牝馬Sを鮮やかに差し切った1マイネイザベルはどうか。父譲りの東京巧者で、京都替わりは明らかなマイナス。これが再度の府中なら◎を付けたいところだったのだが・・・。

どれもこれも帯に短し襷に…であるなら、やはり騎手で選ぶのが常套と言うもの。天皇賞で一躍男を上げたイタリアン、ミルコ・デムーロでもう一丁なはいだろうか。イタリア男に牝馬はお似合いだ。馬は前走2400メートルの条件戦を圧勝した6ピクシープリンセス。ディープインパクト産駒でモハメド殿下の持ち馬が鞍上にミルコを配して一気のG1狙いと来るなら、これは狙い澄ました一戦と見るべきではないのか。ここはひとつ、ミルコに賭けてみたい。

相手は上記の中から選ぶのが妥当だろう。12ヴィルシーナか7フミノイマージンかが悩ましい。12ヴィルシーナは人気であまりに旨みがないので、7フミノでまた“踏み外し”覚悟で勝負する。

男の1点は、ワイド6-7!

G1男の一点予想~天皇賞秋

2012-10-28 | 競馬
今年もやってきた。私が一番好きなG1レース天皇賞。マイラー、中距離馬、ステイヤーが入り乱れ府中の長い直線で末脚を競い合う、最高にスリリングな一戦だ。

今年は人気でも強い三歳馬に魅力を感じる。16カレンブラックヒル。春に東京の舞台でG1NHKマイルカップを勝っている三歳馬。トライアルレースの毎日王冠でも古馬を一蹴した。初距離で初の古馬G1は常識的には苦しい。しかしながら、父ダイワメジャーを彷彿とさせる先行抜け出しで歴史を書き換える可能性もあると考える。もう一頭三歳馬で、ダービー2着の4フェノーメノ。いい脚を長く使い東京コースは大得意。ダービー2着馬は秋の活躍馬が多いのと、距離経験と距離適性ではこちらが上と見る。ただ問題は雨予想の明日の馬場。過去にやや重で惨敗した経緯から、道悪は不安だ。

古馬はどうか。G1実績で見るなら筆頭は、昨年のこのレースを勝ち、ジャパンカップ、天皇賞春2着の15トーセンジョーダン。だが、6カ月の休養明けが気に入らない。明日の降雨予報による道悪予想で一気に人気上昇の良血馬6ルーラーシップ。これまた宝塚以来となる4カ月ぶりに疑問符を投げかけたい。秋天は甘くないぞと。ならば、昨年の2着馬で東京コースは6戦5勝の13ダークシャドゥ。G1未勝利ながら実力はG1レベルにあり、札幌記念をひと叩きして態勢は万全だ。

一応その他G1馬もチェックすると、一昨年のダービー馬12エイシンフラッシュは距離が短い。天皇賞秋は、G1レベルのマイラーが頑張ることはあってもステイヤー寄りの中距離馬には向かないスピード競馬になることが多い。天皇賞春馬8ジャガーメイル、宝塚記念馬7アーネストリーは既に旬を過ぎている。

ということで、今年は4、13、16の三つ巴とみる。距離に一抹の不安の16、道悪に不安の4に比べ一番不安材料がないのが13ダークシャドゥで、まずこれは決まり。4、16の取捨が微妙だ。良馬場ならば、距離実績重視で4を上位に見たいが道悪ならば後続の脚が鈍る分、先行の利が距離を持たせそうな16。

昼過ぎから雨なら、
ワイド4-13
降り出しが遅れるなら、
ワイド13-16
なのだが…

男の一点予想!
無敗馬に敬意を表して、
ワイド13-16
でどうだ。


G1男の1点予想~菊花賞

2012-10-20 | 競馬
今週は3歳クラシック淀の3000メートル菊花賞。

今年は、ダービー上位4頭がそろって回避と言う異常事態。1番人気は、ダービー5着の1ゴールドシップ。とは言えこの馬、皐月賞馬でかつトライアル神戸新聞杯を圧勝となれば、圧倒的人気もうなずける。しかも父ステイゴールドなら距離も「どんと来い」の印象だ。

他はハッキリ言ってドングリの背比べ。夏に条件戦を使ってきたドサ回り馬か、トライアルを負けてきた勝負づけ終了馬。何が上位に来てもおかしくないとも言えそうで、思い切った穴狙いもできるかもしれない。そうは言っても所詮はドングリであり、どれがおいしい穴であるのか走ってみなければ分からないというのが、未知の距離に挑む若駒レースの宿命でもあるのだが。

ならばここは、「距離は母系で走る」という持論を貫いて、1点に絞り込もう。ズラリと並んだ18頭の母系の血統を探るに、日本の堅い馬場の長距離適性という点で見ると光るのは2頭、メジロマックーンとリアルシャダイ。マックーンはご存じ「アサマ⇒ティターン⇒マックイーン」と連なるメジロが誇る日本一の長距離血統だ。母父にマックイーンを持つのは1ゴールドシップ。この点からも1ゴールドシップは盤石の体制で臨むレースといえよう。どうひねってもやはり軸はこれ以外にない。

次にリアルシャダイを母父に持つのは、17タガノビッグバン。リアルシャダイ産駒といえば、ミホノブルボンの三冠を菊花賞で阻みマックイーンを淀の3200で破った刺客ライスシャワー、さらには菊でビワハヤヒデの2着しライスが復活した天皇賞春でもハナ差2着したステージチャンプ。さらにはこの時の3着したハギノリアルキングも父リアルシャダイだ。とにかく淀3000メートルを超える距離になるとなぜか走るリアルシャダイの血。ちょうど折も折、“ハシシタ血脈問題”で揺れる関西でもあり、この血脈に賭けよう。ビッグバンは3連勝で波に乗っている点もいい。

男の1点予想は、
ワイド1-17だ!

◆おまけ
長距離は騎手の腕という話もある。今回のようなドングリの背比べならなおさら。先週はG1制覇、今日も人気薄で重賞を勝った岩田、さらに人気薄でもミルコ・デムーロは要注意だ。

G1男の一点予想~秋華賞

2012-10-13 | 競馬
牝馬三冠最終戦、秋華賞。

中心は春の二冠を制して三冠牝馬をめざす14ジェンティルドンナ。人気でもこの馬を外して一点予想は成り立つまい。二冠レースおよびトライアルの三戦連続この馬の2着が、1ヴィルシーナ。相手一番の評価なるが、ジェンティルドンナが楽勝したトライアルを見るに、ジェンティルとの力の差は歴然で相手には違う馬をとるのがよかろう。

相手候補は、夏場にレベルの高い古馬重賞を戦ってきたヤツらを。過去の経験からも秋の三歳G1で穴をあけるのはこのタイプと、幾度となくジタンダを踏んだ身体が教えてくれる。今年の該当馬は三頭。10ハナズゴール、15ミッドサマーフェア、17アイムユアーズ。レース格からは牡馬混合G2の札幌記念でG1馬ヒルノダムールに半馬身差の4着したハナズゴールだが、その後の一頓挫は気に入らない。残り二頭の比較では、勝ったアイムユアーズを上位に見るのが妥当か。阪神ジュベナイルの好走馬が秋に穴をあけるという記憶もある。だが待てよ。忘れてならないのは、春のオークスでミッドサマーフェアは、ジェンティルドンナを抑えて一番人気したほどの高評価だったという事実。これまた歴史が教える穴馬のパターンでもあるのだ。

さあ、男の一点予想は悩ましい限りだが、やはり穴狙いに走りたがる悲しい性が、穴へ穴へと誘う。
結論 ワイド14-15 一点勝負だ!

狂気故の悲しさか、凱旋門賞惜敗のオルフェーヴルに思う

2012-10-08 | 競馬
日本時間昨晩の凱旋門賞生中継、多くの競馬ファンが見守る中、オルフェーヴルはよくやったという感じのまさしくこれ以上ない善戦でした。直線大外から早め先頭に立ち後続を一気に突き放した足はやはりただ物じゃない感じでしたが、最後は早めに抜けた分だけ集中力が切れてしまったか。3着以下の馬の脚色を見る限り、オルフェが決してゴール前で“タレた”という感じではなかったように思います。それだけに余計残念。やはり気性の難しさが、最後までネックであったのか。見方を変えれば、神経質な馬であればある程、乗り役の精神力の差が馬に伝わったようにも思えました。

名馬には2パターンあって、まじめな優等生タイプと狂気と背中合わせの天才肌タイプ。前者の代表がシンボリルドルフでありディープインパクトあります。そして後者の代表が古くはカブトシローであり、サイレンススズカであり、そしてオルフェーヴルであるわけです。前者タイプとして、日本馬の最高に惜しかった凱旋門賞で思い出されるのが、99年のエルコンドルパサー。あの時も早め先頭に出たエルコンドルを外からモンジューが強襲しゴール前で1/2馬身交わされるという、似たような展開でした。

話が本題からそれますが、実はこのエルコンドルと狂気の天才馬サイレンススズカは同時代の活躍馬で、毎日王冠で1回だけ対戦しています。ここには故障明けのグラスワンダーも出走していて、世紀の3つ巴対決は大変な注目を集めたことが記憶に新しいところです。結果はサイレンススズカの圧勝。2着のエルコンドルに影をも踏ませぬ超ハイペースの逃走劇でした。サイレンススズカは4歳時までその気性の難しさゆえ圧勝と惨敗の繰り返しだったものが、武豊騎手の手綱に代ってから別馬の如く変身し、誰も捕まえられない向かうところ敵なしのハイペースの逃げ馬として一躍スターダムにのし上がったのです(その直後の悲劇については、柴田善臣の“暴言”とともに多くのファンが決して忘れられない決して繰り返したくない結末となってしまうわけですが・・・)。

エルコンドルの凱旋門賞2着を見たときに、狂気の天才サイレンスズカがいて凱旋門賞に挑戦できたならと私なんぞは思ったものです。その意味では今回のオルフェーヴルの挑戦は、もしも稀代の狂気の天才馬が世界の頂点に挑戦したならというサイレンスズズカ以来の夢を叶えてくれた、待望の一戦でもあったわけなのです。しかし結果を見る限り、狂気はまた気性難と言う現実的な言葉に置き換えらえてしまうようで、ゴーサインと共に一気に行きすぎとも思える驚異的な足を繰り出してしまう姿や(狂気あるが故の驚異?)、抜け出し先頭を走ることに飽きたのかゴール前に見せたうつろな目つきには、あーやはり狂気はどこまでいっても狂気でしかないのかと、狂気の可能性に賭けることの空虚さを教えられたかのような気持ちにもさせられたのです。

1年後の凱旋門賞再挑戦に期待する声もあるようですが、どうなんでしょう。今からまた1年の調教を重ねて気性的に大人になったならもっと期待できるのかと言えば、答えはノーであるように思います。オルフェーヴルの強さは狂気あってのものに思えますし、それを除いてしまっては本来の力は全く出せなくなってしまうのだと、阪神大章典逸走後に躾(しつけ)ばかりに追い回された末の天皇賞惨敗が雄弁に物語っているのではないでしょうか。狂気の天才馬オルフェーヴルは、世界の頂点に最も近くて最も遠い馬なのかもしれません。

秋のG1男の一点予想!~スプリンターズステークス

2012-09-29 | 競馬
秋のG1シリーズが早くも開幕です。この秋は、競馬の醍醐味である一点予想で行ってみたいと思います。要するに、普通は馬連の4頭ボックスで6点、流し馬券でも5~6点は買ってしまう訳で、仮に20倍の馬券が的中したとしても6点均等買いなら実質3~4倍と言う計算ですから、それなら潔くワイド一点でそれ以上の配当をゲットしてやろうじゃないかという、実に男らしい馬券道(でワイド?)でこの秋は行ってみようと思った次第です。

さて、明日のレース。問題は台風接近での馬場状態です。どうやら千葉県地方は昼前後から雨予報で、良馬場は見込めないかなと。台風の雨量から判断して重馬場以上を前提に予想します。

となると前残り警戒で、逃げ馬11パドトロワを中心にとりたく思います。昨年のこのレースの2着馬。骨折を挟んで復調に時間がかかったものの、夏場は2戦2勝で上り調子でG1を迎える状況。重馬場での勝利もあり期待大です。相手は、悩みます。鞍上横山典で今回こそと狙いたかった13ダッシャゴーゴーは、どうも道悪はイマイチの印象。16ロードカナロアは、春の高松宮3着でG1にはやや壁を感じる状況かなと。やはり人気でも昨年の覇者で春の高松宮も制してスプリント3連覇をめざす14カレンチャンが、相手にはもっとも落ち着きがいいように思えます。

男の一点勝負馬券は、
ワイド 11-14
5倍ぐらいはつくようです。

雨で万が一ドロドロになると内枠の先行馬が有利になりそうで、良馬場のG1では足りない1マジンプロスパーの流れ込みや、やわらかい馬場に慣れている外国馬の7リトルブリッジあたりが怖い気もします。

明日は久しぶりの誕生日G1。日ハムの誕生日優勝にも期待しながら、喜び三昧の一日にしたいところです。