大関暁夫の“ヒマネタ”日記~70年代大好きオヤジのひとりごと

「日本一“熱い街”熊谷発コンサルタント兼実業家の社長日記」でおなじみ大関暁夫が、ビジネスから離れて趣味や昔話を語ります

ストーンズ発掘音源第二弾!Hampton Coliseum(Live,1981)

2012-02-25 | 洋楽
出ました、ミック・ジャガープレゼンツのストーンズ発掘音源第二弾は81年の「Tatoo You」ツアーのアメリカ、バージニア州でのライブ音源です。

◆Hampton Coliseum(Live,1981)
1.Under My Thumb
2.When The Whip Comes Down
3.Let's Spend The Night Together
4.Shattered
5.Neighbours
6.Black Limousine
7.Just My Imagination
8.Twenty Flight Rock
9.Going To A Go Go
10.Let Me Go
11.Time Is On My Side
12.Beast Of Burden
13.Waiting On A Friend
14.Let It Bleed
15.You Can't Always Get What You Want
16.Band Introductions
17.Little T&A
18.Tumbling Dice
19.She's So Cold
20.Hang Fire
21.Miss You
22.Honky Tonk Women
23.Brown Sugar
24.Start Me Up
25.Jumping Jack Flash
26.(I Can't Get No) Satisfaction

いわゆるスタジアムサイズのライブに移行した初めてのツアーであり、演奏自体が2時間を越える長尺化されたのもこのツアーから。いわば、その後のストーンズのライブのプロトタイプが出来上がったツアーでもあるわけです。というわけで、メンバー紹介を含めて全26曲しめて2時間15分超のワンステージをフルサイズで聞けるという、またまた素晴らしい発掘音源のリリースです。ミックスは今回もボブ・クリアマウンテン。このツアーの音源は、ライブアルバム「スティル・ライフ」で一部が公式リリースされていますが、今回の音源は低音も十分に拾っているミックスであり、同じツアーでありながら格段に迫力ある出来栄えになっています。

このツアーは映像でも「レッツ・スぺンド・ザ・ナイト・トゥゲザー」でワンステージをドキュメンタリー的に再現されていたものの、一部フェイドアウト処理などによりレコード盤1枚編集だった「スティル・ライフ」と共に何とも消化不良な内容だっただけに、ファンにとっては待ちに待った待望の全容公開でもあるわけです。しかし、なぜか今回の音源、オープニングとエンディングのSE「Take The A Train」と「Star Spangled Banner」がカットされているのが実に不可解でして(もしかするとweb特有の著作権関係?)、ストーンズのライブにおいてこのSEが果たす役割も小さくないだけにこの点は少々残念です。ま、贅沢は言うまいですがね。

演奏の方は、キースとロンのギターのからみもかなり安定期を迎え落ち着きどころをみつけた感はあるものの、会場のサイズが一気に大きくなったことによる戸惑いなのか、ゲストによるキーボードやサックス等とのアンサンブルも含めややバランスの点で難ありかなという感じがするのが欠点と言えば欠点。ただこれは、以前「レッツ・スぺンド・ザ・ナイト・トゥゲザー」で見たときにも感じられた問題で、時代的なPA能力の問題も多分にあるわけで、今のスタジアムクラスでのライブ音源と比べるのちとかわいそうかなと。その意味では、ボブ・クリアマウンテンの最新ミックスは、かなり低音を利かせることで以前の音源に比べれば十分に補完できている点から大正解と言えるでしょう。

セットリスト的には、カバー曲もまじえながらの代表曲+当時の最新作(と言いつつも実はボツナンバーの発掘作だった)「Tatoo You」から6曲。この辺のセットリストのつくりも、まさしく2000年代のツアーにまで引き継がれている黄金律と言っていい内容です。「アンダー・マイ・サム」で始まって「サティスファクション」で終わる展開は、66年のライブ盤「ガット・ライブ・イフ・ユー・ウォント・イット」と同じものであり、明らかにこれを意識し、ビッグになったストーズを一層浮き立たせようという意図が見えます。注目は当時新曲だった「スタート・ミー・アップ」が早くも、終盤追い込みの「ブラウン・シュガー」と「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」の間に置かれていると言う点。この曲がリリース当時からエリート路線を歩かされ、今に至るまでストーンズ代表曲になるべくしてなった様子が実によく分かります。

ここ最近のストーンズ音源発掘に関しては映像も含めると、69年ツアーの「ゲット・ヤーヤーヤズ・アウト」のフルセット公開に始まって、72年ツアーの「レディス&ジェントルマン」、78年の「サム・ガールズ・イン・テキサス」、そして73年の「ブラッセル・アフェアー」と来て今回に至りました。これまで飛び飛びのジグソーパズルのピースのような状態でしか受け止められなかったストーンズのライブ演奏の音やアンサンブルの変遷が、いきなり大量の未発表音源が与えられその全貌を見せられた訳ですが、こちらの方が消化不良になりそうなこの嬉しい悲鳴状態がいつまで続くのか、本当に楽しみです。

それにしても、今回も日本円で約550円という本音源ダウンロード。スゴ過ぎですよ。でも全世界で100万ダウンロードされるなら、それだけで5億円も売り上げてしまうわけで、ストーンズの偉大さを改めて思い知らされもするのです。最後に、この価格でこのロック・レジェンドの超絶音源をダウンロードしない奴はロックを語る資格なし!と言っておきます。相変わらず、ジャケットアートもセンスいいですね。

■ダウンロードはこちらから
http://www.stonesarchivestore.com/

私の名盤コレクション19~Leon Russellとスワンプ名盤(7‐2)「All Things Must Pass /George Harrison」

2012-02-19 | 洋楽
★All Things Must Pass /George Harrison

1. I'd Have You Anytime
2. My Sweet Lord
3. Wah-Wah
4. Isn't It A Pity (Version One)
5. What Is Life
6. If Not For You
7. Behind That Locked Door
8. Let It Down
9. Run Of The Mill
10. Beware Of Darkness
11. Apple Scruffs
12. Ballad Of Sir Frankie Crisp (Let It Roll)
13. Awaiting On You All
14. All Things Must Pass
15.I Dig Love
16. Art Of Dying
17. Isn't It A Pity (Version Two)
18. Hear Me Lord
19. Out Of The Blue
20. It's Johnny's Birthday
21. Plug Me In
22. I Remember Jeep
23. Thanks For The Pepperoni

雑用に追われてまた間が空きましたが、引き続きジョージ・ハリスン「All Things Must Pass」のお話です。前回触れたようにミュージシャン的には完ぺきにスワンプ路線で固めていながら、この作品スワンプとは違うにおいが強くするのはなぜなのでしょう。独特のにおいを発しているのは、スワンプとは別世界の奇人プロデューサー、フィル・スペクターその人に他ならないわけで…。フィル・スペクターと言えば、ロネッツの「ビー・マイ・ベイビー」に代表される“ウォール・オブ・サウンド”がその特徴であり、その音の壁とスワンプサウンドの食い合わせの悪さがこのアルバムに妙な違和感を生んでいるのです。

フィルの起用理由ですが、ジョージがデラニー&ボニーはじめとするスワンプ・ロッカーたちの存在を意識し始めた頃、暗礁に乗り上げていたビートルズの「ゲット・バック・セッション」の素材集約がフィルの手にゆだねられ、それにジョージが立ち会っていたという流れがこの摩訶不思議な取り合わせを生み出したと考えていいでしょう。ある意味ビートルズの「原点回帰=スワンプ的制作姿勢」とも言えそうな「ゲット・バック・セッション」。その集約不能と思われたほどとっ散らかった素材が、フィルの手によって魔法のようにまとめられていく様を目の当たりにし、ジョージはスワンプ勢の演奏をまとめるのはこの人しかないないぐらいの気持ちで、プロデュースを彼に依頼したのではないのでしょうか。

結果はご存じのとおり息苦しいほどぶ厚い音の壁を施された、純然たるスワンプロックからは大きくかけ離れた作品に仕上がってしまいます。特に「ワー・ワー」や「アート・オブ・ダイイング」「アウェイティング・オン・ユー・オール」などはその真骨頂。エコー目一杯のアコギにオルガンやらストリングスやらホーンやらでさらなる厚化粧を施し、ウォール・オブ・サウンドが一丁上がりというわけです(ディラン作の「イフ・ノット・フォー・ユー」では、なんとハーモニカにまでエコーが…)。あの大ヒット曲「マイ・スウィート・ロード」にしても、デラニー直伝のスライドギターにゴスペル風コーラスというほとんどスワンプの基本要素で構成されていながら、まったくその気配すら感じさせぬ厚化粧のものすごさ。音楽の潮流など一般には知る由もなかったあの時代にはこのサウンドがもろ手をあげて受け入れられたのかもしれませんが、スワンプの登場とその重要性が明確になった今となっては「スワンプの名盤として聞き直したい」という気分満載なのです。

この作品ジョージ生前の2000年に、「ニューセンチュリー・エディション」というカラフルなカラー・ジャケに模様替えした新装盤が出されました。私なんぞは、遂にウォール・オブ・サウンドとっぱらいのスワンプ・ミックス盤の登場かと期待したのですが、結果はボートラ収録はあったものの、単なるデジタル・リマスタリングどまりというジャケットの割には何とも消化不良な内容でした(唯一レオン・ラッセルも取り上げている「ビウェア・オブ・ダークネス」のデモバージョンは、鳥肌モノでしたが…)。もちろんこの作品が、元ビートルズ第三の男が解散後にいきなり放った名盤であることには違いないのですが、スワンプ路線でビートルズ解散前後の音楽スタイルを確立してきたジョージですから、本作の歴史的位置づけを明確にマーキングするためには、このアレンジのままはどうなのかなと。何とも座りの悪い感覚だけが残っている気がしてならないのです。

同じくフィル・スぺクターによって化粧を施され長年居心地の悪さを感じさせられていたビートルズのアルバム「レット・イット・ビー」は、03年に「レット・イット・ビー・ネイキッド」としてスペクター・アレンジを排除しシンプルな形に戻されたリミックス盤が出されました。この手のやり方に賛否あるとは思いますし、発売当時は幻のアルバム「ゲット・バック」の発売を期待していたがためにやや肩透かしを食らった印象でもあったのですが、その後聞き込めば聞き込むほど意外にもスワンプなテイストで良いわけです。このプロジェクトはポールが動いて実現したもののようですが、同じようなプロジェクトをおこしジョージのアルバムを“再生”できる人と考えたら、本作品にも全面参加している“親友”クラプトンあたりにその期待がかかるわけですが…。

ここ数年、クリーム→ブラインド・フェイスと懐古趣味的な同窓会ライブ活動に入ってやや老後を迎えた感がしてきた彼ですが、昨年11月でジョージの死からちょうど10年を経たタイミングでもあるわけで、ここいらで遠い昔の罪滅ぼしも兼ねて“親友”のアルバムの再編集を通じてをスワンプへの回帰を実現してはもらえないものでしょうか。「レット・イット・ビー」と同じく、この大名盤の気持ち悪さの払しょくを望んでいるファンは意外に多いのではないかと思うのです。「オール・シングス・マスト・パス~ネイキッド」の登場を、首を長くして待つことにします。
※次回はいよいよ、そのクラプトンの「レイラ」をスワンプ最高峰作として取り上げます。

記憶力馬券!~フェブラリーステークスG1

2012-02-18 | 競馬
今年のG1予想エントリーはこのタイトルで行きます。オリジナルG1レベル理論をベースに、「競馬メモ」と過去のレース記憶をもとに予想させていただきます。

さて今年のG1一発目、真冬のダート頂上決戦フェブラリーステークスです。圧倒的人気は昨年の覇者、15トランセンド。前々走大井の2000メートルでは、大井の深い砂に力勝負の長距離適性の差が出て負けたものの、本格化後に中央のマイル~中距離では死角を見つける方が難しい状態で、人気でも軸はこの馬以外にはない感じです。

その他人気は10ワンダーアキュート、9エスポワールシチーですが、両馬ともG1理論的には上位評価ですが、ともに先行脚質でトランセンドのペースについていったら自滅の恐れがあり、相手の狙いは差し馬に目がいきます。

そこで、記憶力馬券は‥‥
前走前哨戦の根岸ステークスを同じコースで見事に差し切った3シルクフォーチュン、思い起こせば一昨年のこのレースを後方から追い込んで2着の16テスタマッタ。トランセンド一本かぶり故、トランセンドからこの2頭に絞ります。

馬連、ワイドで、
3-15、15-16

競馬メモ2・11-12

2012-02-15 | 競馬
★クイーンカップ(東京芝1600メートル芝)
・勝ったのはディープ・インパクト産駒のヴィルシーナ。1番人気のイチオクノホシが2着。超スローペースでタイムは平凡。実力の判断がつきにくいレースだった。このレースでは判断が難しく次で走で再度見極めの必要あり。上位2頭以外はGⅠでは不要か。

★共同通信杯(東京芝1800メートル)
・圧倒的1番人気のディープブリランテは直線で先頭に立ちながら意外に伸びず、ゴールドシップにかわされ、さらにはスピルバーグにも並ばれかけるという内容のなさ。前走の圧勝が人気の要因であったが、道悪が味方したものとの見方もできそう。GⅠが道悪にならない限り力的にどうか。もしくは、距離的にマイルまでの馬かもしれない。
・勝ったゴールドシップの末脚は見事であった。ただこの馬これまでの重賞成績から、GⅠでは掲示板クラスと思われ、この馬を基準とした他馬の比較が有効か。その意味では、前週きさらぎ賞の内容がこのレースよりも勝っており、同レース1、2着馬は十分GⅠレベルとの判断材料になったと言えそう。

★京都記念(京都芝2200メートル)
・勝ったのはトレイルブレイザー。武豊の好騎乗はあったものの、ジャパンカップ4着がフロックではないことを証明した。意外に人気の盲点になりやすいタイプであり、今後もGⅠの3着以内ヒモ穴としてマークが必要か。
・GⅠ馬ヒルノダムールは昨年同様の3着。休養明け、距離を考えればまずまずの滑り出し。昨年も同様の滑り出しで春天を制しており今後の動向注意。
・ダークシャドーは秋天2着の実績をそのままここでも反映。休養明けで強敵相手に2着確保は立派。長距離は未知数であり春天の取捨判断は難しいが、いずれGⅠをとれるレベルにあると考える。
・ウインバリアシオンは見せ場なく9着。休養明けは走らないタイプなのか、距離の問題であるのか原因不明。春の取捨判断は次走で。
・トーセンラーは内から伸びて4着。GⅠレベルの馬たちに混ざるとやや見劣る印象は相変わらず。GⅠではデキ、展開がはまってのヒモ穴程度。

昭和問わず語り17 ~ マイ・ソニー・ブランドイメージ

2012-02-10 | 昭和
このところオフィシャルでソニーの話をいろいろ書いております。ちょっとこっちでも個人的な思い出を交えて語っておこうかなと。

僕らが小学生の頃は、「レコードで聞く」から「録音機材で音楽を録り聞く」ことへ移行し始めた時代でした。我が家では時々趣味で物を書いていた親父が、自分の思いつきを録音したいとナショナルの家庭用オープンデッキを買い、「もったいないから使え」という指示の下、僕はもっぱら歌謡曲の録音に精を出しました。当時はライン接続なんてしゃれたモノはなかったので、常にオープンデッキをテレビの前にスタンバイさせて、好きな歌手が登場するとオープンテープに録って聞く、の繰り返し。マイク録音なので、「静かにして!」とか言いながら緊張の沈黙の中録音を敢行し、録り終わると「いいよ」で一同フーッと息を吐いて肩の力を抜くみたいな(なぜか息を止めていたりして)、妙な録音環境でありました。

中学生の時代にはカセットテープが登場し、録音中に声を出しても大丈夫なエアチェックができるラジカセが僕らのあこがれの機器となります。ナショナル、アイワ、東芝、ソニー…各社入り乱れてのラジカセ戦争が勃発していましたが、僕がけっこうこだわったのは機器よりもむしろテープ。TDK(当時は東京電気化学工業と言っていました)、ソニー、日立マクセルの3社がいわゆる3強でしたが、初期は安さと種類の豊富さでTDKを主に使っていたように思います。ソニーは若干価格が高かった。これは家電製品も同じでしたが、一定以上は値引きしないという“ソニーの掟”があって、我々世代のソニーのブランドイメージ形成にこの当時の録音テープからくる印象は、大きく影響しているように思います。ちなみに、初期のマクセルはデザインがイマイチでした。

カセットテープはその後進化して、TYPEと言われるクロームテープが登場。これを機にTDKが一気にシェアを伸ばしたような感覚がありました(確かSAとか言う商品です)。クロームテープは従来のテープに比べてワイドレンジ(録音音域)が広いというのがウリで、特に低音域の厚みが違うとか言われてけっこうクラシックファンなんかの友達は喜んで使っていたような記憶です。ただ僕はクロームテープは高音の抜けが悪いような気がして(根拠レスの勝手な先入観です)、ロックには向かないと決めつけていました。実は、何よりクロームポジション付のラジカセやデッキを持っていなかったことで、悔しまぎれに自分を納得させる言い訳を作っていただけだったりもするのですが…。

そんな折も折、ソニーが画期的な新テープを発売します。その名は「DUAD(デュアド)」。フェリクロームテープという新素材で作られていて、何より僕を喜ばせたのは「ノーマルポジションでも使えます」のうたい文句でした(もちろんソニー製のデッキに新搭載されたフェリクロームポジションで使うのがベスト)。「ざまーみろ!クロームテープ!」と訳の分からない罵声を心の中で叫びながら、秋葉原に買いに走ったのを覚えています。でも高かったなぁ。60分で800円ぐらいしたかな。90分は千円以上したので買えなかった。でもうれしかった。このパッケージデザインがまた当時としてはイカシテいて、高級感あふれていたんですよ。さっそく家に帰ってレコードを録音すると、なんとなく音が良いようで「クロームポジションを使っている奴らは、こんな喜びを感じていやがったのか!でも追いついたぞ!」みたいな達成感を味わったわけです。

このDUA登場で私のソニーのブランドイメージはさらに高まりました。まさしく他社とは一味違う「技術のソニー」「世界のソニー」「信頼のソニー」。高いお金を出してクロームポジション付ラジカセやデッキを買わなくとも、良い音で音楽を楽しませてくれる僕らの味方のすごい企業。しかも名前も(当時個別で愛称的なネーミングが付けられたテープって他になかったと思います。デュアドって響きは、どこかグラムロック的でカッコ良かったです)パッケージデザインもイカシテる!もうベタホメ状態でした。テープの金額が高かったことも、高級感のイメージづくりに一役買ったような気がします。マイ・ソニー・ブランドイメージはこうして出来上がったわけです。

後日談として、この「DUAD」どうも1回録音したモノを消したり上から違うものを録音したりすると元の録音音源の消えが悪いという事実が発覚します。曲間の無録音部分に前の音が残って聞こえたり、これはショック大です。おこずかいの少ない当時の僕ですから、録ったモノに飽きるとまた上から録音して楽しむのが常でしたし、こんな高価なテープは何度も使わなければ元が取れないぐらいに思っていましたから。しかし、一回録りで使わないと本来の性能を活かせないようで。「実は、金持ち向けのテープかも」と少々ガッカリもさせられたりしました。ソニーは僕らの味方じゃなかったかも…と。ただ、それでかえって「ソニーDUAD=金持ち向け商品」というさらなる高級感が、マイ・ソニー・ブランドイメージに付加されたのでした。

競馬メモ2.5

2012-02-08 | 競馬
★きさらぎ賞(京都芝1800メートル)
3歳のクラシック戦線を占うレース。4コーナーを回ってデムーロ騎乗のベールドインパクトが先頭に立ちこのまま押し切るかに見えた途端、外から強烈な差し脚で2頭が抜け出した。勝ったのはワールドエース、2着はヒストリカル。着差は1馬身1/2あったものの、4コーナーでの位置取りの差と言う見方もでき、実際上がりタイムはヒストリカルが32.8秒で最速を記録している。この2頭はいずれ劣らGⅠレベルとみてよかろう。本番前にもうひとレース使うと思われるので、そこが本物の証となるか。いずれにしてもクラシック戦線で忘れてならない2頭のが登場した。

★東京新聞杯(東京芝1600メートル)
春のマイル王戦安田記念とコース、距離も同じだが、時期的なこともあり一線級が出てこないので本番に直結しにくいレース。1着ガルボ、2着コスモセンサーは、1月の中山ニューイヤーステークスの1、2着の裏返し。前残りの平凡なレース。現状ではGⅠにつながる要素なし。ダノンシャークは届かず5着、まだ見限るのは早いか?サダムパテックは得意のコースで13着と案外。早熟か?

競馬メモ1.28-29

2012-02-01 | 競馬
★シルクロードステークス(京都芝1200メートル)
・1200メートル戦4連勝で1番人気におされたロードカナロア、高松宮杯GⅠに向けたステップレースでどのよう立ち回りを見せるか注目だったが、とにかく桁違いに強かった。抜け出すときの足の速いこと。まさしくGⅠレベルとはこの馬のこと。GⅠクラスの新星誕生。同厩舎秋の王者カレンチャンとの対決が楽しみ。
・他の馬はGⅠに向けてみるべきものなし。まとめて消し。

★根岸ステークス(東京ダート1400メートル)
・1番人気ダノンカモン、2番人気ヒラボクワイルド、3番人気セイクリムズン共倒れで4番人気シルクフォーチュンが勝利。東京コース向きの長く使える差し脚がものを言った感じ。ただ本番でトランセンドを脅かす存在になりうるかというとやや「?」。本番も同じ東京コースなので、連下には抑える必要がある程度か。他の馬はせいぜい掲示板レベル。

★京都牝馬ステークス(京都芝1600メートル)
・GⅠ的には同距離ビクトリアマイルに向けたメモ。ただメンバーはやや小粒。押さえておくべきは強い5歳世代、2着ショウリュウムーン、3着アスカトップレディ。エイシンリターンズは休み明けなので、次で見極め。
・4歳4着のビッグスマイルは末脚がピカイチなので、東京コースでは要注意な存在。
・勝ったドナウブルーは鞍上デムーロの好騎乗が光る。本番も騎手次第?