大関暁夫の“ヒマネタ”日記~70年代大好きオヤジのひとりごと

「日本一“熱い街”熊谷発コンサルタント兼実業家の社長日記」でおなじみ大関暁夫が、ビジネスから離れて趣味や昔話を語ります

競馬メモ2.25-3.4

2012-03-06 | 競馬
2週分まとめて、クラシックのステップレース中心に書き留めます。

★アーリントンカップ(2月25日阪神芝1600メートル)
・勝ったのは2番人気ジャスタウエイ、2着が3番人気のオリービン。オリービンはCデムーロの好騎乗で早め抜け出し策が奏功。ジャスタウエイは最後方から直線だけの競馬。1頭だけ足色が違う切れ味でした。もともと素質馬が1800メートル重賞で連続4着でいいところなし。ベストはマイルか?NHKマイルカップではマークが必要。秋以降も人気が落ちてマイル重賞で人気薄激走の予感もある。要マーク。

★中山記念(2月26日中山芝1800メートル)
・そろそろ穴をあけそうだったシルポートがマイペースの逃げ。道悪にも助けられて逃げ切り目前を、フェデラリストが1頭他馬とは次元の違う足をみせてゴール前でしっかりとらえた。この足をGⅠクラスと言わずして何と言おう。間違いなく今年のGⅠ戦線で1、2着を争うであろう馬の登場といった印象である。狙いは、安田記念、天皇賞秋あたりの東京コースでこそこの馬の持ち味が活きそうな気がする。人気でもGⅠでハズしてはいけない馬。
・3着に昨年の安田記念馬リアルインパクト。道悪もあったかもしれないがフェデラリストには完全に置いていかれ、勝負付けが決まった後に3着に滑り込んだ印象。基本はサウスポーか。左回りでは警戒が必要だがどうも昨年のGⅠ勝ちは軽量に恵まれたものという気がしなくもない。
・圧倒的人気のトゥザグローリーは大凡走の10着。距離短縮の戸惑いはあったにしても、この凡走ではGⅠ奪取などとてもとてもの感じ。精神的な成長のなさに正直ガッカリさせられた。今年のGⅠ勝ちはないとみた。気が早いが、空家の宝塚候補はルーラーシップに絞られた?

★阪急杯(2月26日阪神芝1400メートル)
・高松宮のステップレースだが、メンバーがいかにも小粒。勝ったマジンプロスパーは大魔神佐々木氏の持ち馬という点以外にはあまり注目要素がないように思う。ギリギリGⅠ連対レベルの7歳馬サンカルロが休み明けで3着との比較からも、このレースのメンバーはGⅠではよくて掲示板か。

★チューリップ賞(3月3日阪神芝1600メートル)
・桜花賞の最大のステップレース。圧倒的人気の2歳女王ジョワドビーグルがまさかの3着。トライアルらしい競馬と言えばらしいが、本番も過信は禁物か。
・勝ったハナズゴールは、Cデムーロの好騎乗という問題だけでは片付けられないほどの完ぺきな勝利。一躍本番でも主役に躍り出た感あり。ただし、2度の凡走経験もあり、好走の条件があるのかもしれない。要研究か。
・2着セピアアロームは、2番人気の2歳GⅠで8着と惨敗して評価を落としたが、世代上位は間違いないことを証明した。この手の馬は人気しないが本番でも要注意。
・前走シンザン記念勝ちのジェントルドンナは4着。直線やや不利もあったようで、本番で人気が落ちるなら要マーク。牡馬相手に重賞勝ちのマイルでは侮れない。

★オーシャンステークス(3月3日中山芝1200メートル)
・高松宮記念を目指す有力馬はここに集まった。安田厩舎のカレンチャン、ダッシャゴーゴーあたりがGⅠレベルの基準馬であり、その馬との比較が焦点。2頭は、4、9着と馬券にならなかった。使われている馬との差が出たのかもしれないが、やや不満の残る使い出しではあった。勝ったワンカラットはもともとGⅠ掲示板レベルの馬。ただし好不調の波が激しく好調時にGⅠを走っていないだけに、本番も注意が必要。
・先の2頭の他には、ジョーカプチーノがGⅠレベル馬の休養明けで、自走は要注意。
・今年の高松宮記念は、中京コースが直線に坂ができ直線も延びたので、この中山1200メートルは意外に本番直結かもしれない。同条件の昨年のスプリンターズステークス好走馬も要注意。
・高松宮全トライアル終了時点では、シルクロードS勝ちのロードカナロアが頭ひとつ抜けた感じ。相手はオーシャンS組か。

★弥生賞(3月4日中山芝2000メートル)
・皐月賞トライアル、本番同条件のレース。一番人気は暮れのラジオ短波杯勝ちのアダムスピーク。レースは超スローに流れ直線の上がり比べ。アダムスは勝ち馬の直後にいながら前が詰まる不利があり、足を余しての8着。本番直結とは言い難く参考になりにくいレースであった。
・目立ったのはアーデントの差し脚。本番でも要警戒。ただこの超スローペースでは、何も評価できないのが実情か。皐月賞予想は難しい。