100点満点の「魔女さま、魔女さまぁ～」

 

先日の土曜日、次女の小学校の学芸会があった

4年生の劇は「オズの魔法使い」

配役を決める時、自分のなりたい役が定員オーバーだった場合オーディションをやって決めるのですが

本人やる気満々で、わりと台詞の多い役を希望したのでした

もちろん台詞の多い役は人気の役

（と言っても4クラスの子供全員が、何がしかの台詞を言うわけだから多いと言っても3～4行）

第一希望はオーディションに落ちました

で、第2希望に行ったら、それもそこそこ台詞があって人気の役だから大勢の子が…

これもオーディションで落選

これを第3希望までやっても自分の役が決まらず

次女。。かなり焦った模様

だんだん役が無くなってくる

ドロシーの犬の役にだけはなりたくなかったそうだし

（だって台詞が全てワンとかク～ンとかえ。それ台詞？）

人間の言葉の台詞なら何でもいいやと思ったらしく「魔女のお付きの者」という役に決まった

私は役決めの日、次女が帰ってくるのを楽しみにしていて

「どんな役に決まった？台詞はどんな？」なんて矢継ぎ早に質問したのだが

返って来た言葉は

「お付きの役で、台詞は魔女さま、魔女さま」と。。。←本人も不本意だったのね

私も思わず「魔女さま、魔女さまって…そんだけ？」って言ってしまったわ

ごめんよ次女。本当はきみが一番がっかりだったのにね

で、学芸会当日。まあ出番は一瞬だし、台詞もたった2言だしって。。。

正直、期待も何もしていなかったの

ところが、ところがです！！

場面は竜巻にまかれ今にも吹き飛ばされそうな魔女と魔女の付き人（次女）

次女は両手を上げて舞台の上をグルグルと回りながら

しかも、ただグルグル回るのではなく風によってよろめきながら回転する姿を見事に表現

そして台詞も

「魔女さま。。。魔女さまぁぁぁ～」と言いながら竜巻にまかれよろめき、吹き飛ばされ

舞台袖に消えて行きながらの「さまぁぁぁ～」とフェイドアウトする感じで(笑)

とっても上手だったのです

まあね、所詮親バカの言う事ですからこんな話アホやなと聞いて頂いてかまわないんですがね

いっぱい褒めてやりました主役も顔負けだ！！ぐらいの勢いで褒めました(笑)

と同時に、自分を反省しました

たった2言の台詞かよ…と内心残念がり

出番の少なさにもガッカリし、あまり期待もしなかった自分を恥じました

どうして、その2言の台詞を頑張って演じるように励まさなかっのか

けれど、言われなくても本人ちゃんとやっていたんです

自分で場面を想像してきちんと演出し素晴らしい演技を見せてくれたのです

100点満点の「魔女様、魔女様～」でした

自分の与えられた役割をきちんと果たす事

それがどんなに小さい役割だったとしても一生懸命やる

4年生の次女に教えられました

ごめんね未熟者のママだね