J2リーグ第11節のホーム長崎戦は、後半に長崎に先制を許すも、藤原奏哉と高木善朗のゴールで逆転勝利!雨上がりのビッグスワンには、アルビサポーターの歓喜の拍手が鳴り響きました。皆さん、おめでとうございました!
まずは、先発メンバーです。またしても新潟日報の予想は外れ、ご覧のようでした。至恩はベンチスタートです。
谷口
イッペイ 高木 三戸
島田 高
堀米 千葉 舞行龍 藤原
小島
しかしまぁ長崎ときたら、クリスティアーノ、カイオセザール、エジガルジュニオと、なんか年俸が高そうな外国人選手がズラリと顔を揃え、なんかヤバそうな雰囲気。「長崎ってエルゴラの記者予想順位は確かダントツトップだったよなぁ…」などと、嫌な記憶まで蘇ります。まぁ試合前のビッグスワンは土砂降りだったので、Gパンも靴もぐっしょり濡れて席についてたボクらのテンションは、ちょっと下がり気味でした。
ところが雨もあがり、14時のキックオフからの約10分間、アルビは1度も長崎の選手にボールを触らせませんでしたよ(だよね?)。「ボール保持率100%じゃね?」なんて言いながら、ボクらはゲームを見守りました。その後は惜しいシーンもありましたし、ピンチを迎えたシーンもありましたが、前半は両チームがスコアレスで終えました。
たぶんアルビのボール保持率は70%くらいだったんじゃないかな?だけど、アルビの一方的なゲームかというと全然そうじゃなくて、ここ数試合クリーンシートを続けている堅守・長崎に、「アルビはボールを持たされている」って印象も受けました。「なんとか先制点がほしいな…」これがアルビサポの共通した願いだったと思います。
後半が始まって20分ほど経過した頃でしょうか。サッカーの神様は長崎に先制点を与えます。「サッカーはボールを保持するスポーツではなく、ゴールを奪うスポーツだ」神様のそんな声が聞こえてくるようでした。ボールを70%保持していても、ゴールネットを揺らさなければ勝負には勝てません。
失点シーンは、長崎の背番号7・クリスティアーノをフリーにしてしまったのが何よりも悔やまれます。あそこで誰かが寄せていれば(近くにいたのはイッペイだったな)、あんなに正確にゴール前にクロスを入れられずに済んだはずです。ゴール前で待っていたのはエジガルジュニオ。千葉と舞行龍のCB2人が必死で防ごうとしたのですが、ヘッドでドンピシャ。ゴールネットを揺らされました。ヤバそうな雰囲気の外国人コンビに、まんまとやられてしまいました。欲しかった先制点は、ボール保持率30%の長崎に。サッカーは難しい!
ところが、ここからがドラマの始まりでしたね。失点からわずか4分後のことです。相手のファウルから得たフリーキックを相手キーパーが弾いてコーナーキックをゲット。キッカーは島田。ゴール前に蹴り込まれたボールに千葉ちゃんが必死のヘディング。相手もジャンプして競った。あれ?当たった?当たらない?ボールはそのまま千葉ちゃんの頭の上を通り越してピッチに落ちる…いやそこに頭から飛び込んだのは奏哉だ。藤原奏哉の今季初ゴール!っていうか移籍後初ゴール!同点です!ゴール裏は狂喜乱舞!やった!同点だ!
ところが、ドラマは終わりません。ピッチにはイッペイに代わって至恩が入り、奏哉のゴールからわずか4分後のことでした。高い位置で谷口が相手のパスをインターセプト。その瞬間にスイッチが入った至恩とヨシくんが魅せます。
谷口からのボールを受けたヨシくんが、左サイドを駆け上がる至恩へ。至恩は交代でピッチに入ってファーストタッチでした。ドリブルで左サイドを切り裂くと、相手を交わしながら倒れずに左足でセンタリング。ここで左足ですよ。相手は当然至恩の右足を警戒しています。その裏をかいて2試合連続の左足でのアシストです。長崎のDF陣、UXの「至恩特集」を見ていればよかったのにね。至恩は今、左足でのプレーを練習中なんだよ。っていうか至恩がもし数年前から左足の練習をしていたら、今ごろは新潟にいないで海外か?
あとはもう、皆さんよくご存知の通り。至恩の左足から放たれたセンタリングに、ヨシくんのジャンピングボレーが炸裂!
ぎゃぁ~!うぉ~!声を出しちゃいけないけど、出ちゃいました。ごめんなさい。G裏のサポーターのところに駆け込んでくるヨシくん。ボクらも大興奮!あれ?転んだ!スポンサーの「中越グループ」の看板の手前でヨシくんがコケた!大丈夫か?
大丈夫でした。だけど、Jリーグタイム(BS・NHK)で全国放送されちゃいました(笑)。ヨシくんに続いて、次々にG裏に走り込んでくる選手たち。ベンチから阿部ちゃんが真っ先にヨシくんに飛びついてきたのと、ヨシくんが転んで動かした「中越グループ」の看板を島田が一生懸命に直していたのが印象的でした。ヨシくんがサポーターに向けた、大きなハートのプレゼントも嬉しかったね。
いやぁ~大興奮の逆転勝利でした。よかった!よかった!皆さん、おめでとう!
MOMは、逆転劇の口火を切った同点ゴールをあげた、奏哉でした。初のハッピーターン1年分、初の神ユニ。ボクらの周りでは奏哉の活躍に、感激で涙ぐんでいる婦女子もいらっしゃいましたよ。今シーズンの右SBのポジションは巧との併用で、奏哉自身も危機感を抱いていたでしょうからね。このゴールは嬉しかったでしょうね。巧の方が攻撃参加には積極的なタイプだから、なおさらね。
DAZNのスタッツはこんな感じ。大接戦を制しての長崎からの勝利。本当に嬉しいです。そして、堅守・長崎から逆転で複数得点をあげたこと、ポゼッションだけでなくセットプレーからもショートカウンターからも得点をあげたこと。すばらしい!今年はいけるぜ!松橋アルビ!次は水曜!またしてもホーム!突っ走ろうぜ!5連戦!