ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

出来ました。広報誌

2010-02-12 13:07:00 | Vision East
 一昨日でしたか、なはり浦の会の会報が出来たようです。

 若い仲間が挑戦してくれました。

 改めて読んでみると、思い出しますね。
 ブログ等でも書いていたのですが、活字になると、記憶がよみがえってきます。

 関わったことが多いのですが、なんか頑張っているんだなあと半分人事みたいです。

 それに今回の会報は、カラフルになっています。少し活字が小さいかな?。
 しかし上出来です。

 みんな喜ぶでしょう。
 届けられた紙面を見ながら、ほほがゆるんでいる様が見えるようです。

 こうした会報が年に何回出せるかな。作るほうは大変なのでしょうが、待っているほうは何度もきてくれると、うれしいのです。

夢の共有

2010-02-11 08:55:59 | 日記
 最近よく思うのです。
 情報格差。

 ・・・・らしいね。・・だったのです。
 真意を就かない概略や「うそ」が巷を駆け巡っているのです。何でこうなるのだろう。知識の軽重がその人の立場職業を象徴しているんだろうか。

 ここ3~4年。一部上場企業の経営者が新入社員に話しております。「経営者と新入社員が夢の共有することで、素晴らしい会社になる。皆さんの力を貸して欲しい。」

 どの様な会社だから、それに従えとは言わないのです。
 この会社を、こうした会社にしたいから、一緒に努力しよう。といいます。

 地方議会の中からの情報や行政の内部からの情報なども、不確かなものが多いのです。
 多分情報を収集する人の評価によって、その精度は変化するのでしょう。
 なかには、はっきりと「教える必要がない。」という人までいるのです。

 夢の共有。そのための広報の方法について、さらにそうした話を気軽に話し合う場の構築について、これからの智恵を集約する必要があるように思います。
 私が所属する”なはり浦の会”にしても、まだまだ情報格差はありますからね。
 知っている人と知らない人。HPや広報誌も作っているのですが、まだまだでしょうね。

 何か方法がないかな。即効性があって多くの方に平等な情報を送れる方法がね。ありそうな気もするし、ただ経費がかかりすぎるようだと、つらいところでもありますからね。

 夢の共有。それは夢か。
 ・・・らしいぜ。・・・にかあらん。作為にあふれた意図的は情報はもうイラン。

まだひどいのがあります。それは情報封鎖。今日はもう止めよう。また今度。
 

久方ぶりの講習会

2010-02-09 22:47:04 | Vision East
 今日は久方ぶりの講習会に行ってきました。

 場所は安田町。
 テーマは素顔の直島

 講師は観光協会の方とガイドをしておられる方のお二方でした。
 面白いお話でしたね。
 現在この島に30万人を越える観光客が訪れているそうで、観光産業が急成長をしているのです。お年を感じさせない発言は楽しい時間でした。

 直島といえば、ベネッセです。かつての福武書店ですね。
 
 かつて日本には総合保養地域整備法(通称リゾート法)なるものが施行されておりました。20世紀の終わりごろのことです。全国でも2000ヶ所以上ものリゾート施設が建設施行された頃です。多分直島でも藤田開発など、開発業者の参入によって、出発をしていたのでしょうが、大きなダメージになる前に、福武氏によって救われるのです。
 このリゾート法。第1号が宮崎県のシーガイアでした。たしか2000億円を投じた大規模開発だったような。しかし結局倒産をいたしました。
 高知県でも県庁内に国民休暇県局が設置され、須崎あたりに保養村が作られ失敗したことがありました。あの頃のことです。

 福武書店の経営者はサービス業についてよくお分かりだったのです。
 箱を作っても人は来ないのです。どの様なテーマで何をつくり、どの様な場所から集客をするのか、ベネッセの戦略は明快なのです。
 設計は安藤忠雄氏。打ちっぱなしのコンクリート。生活感のない空間。しかし美しいのです。私も後で泊まることになるのですが、美術館の中で宿泊をするようなホテル。美術品とともに生活する。そんなイメージです。

 日本では芸術品は床の間であったり、美術館であったり保管が主体で見ることは後なのです。あそこでは、それが全く違うのです。日常の中に芸術品を普通において、当たり前にしてしまっています。あれほど自然にアートに接することが出来るのは、外にはないなあ。東京都の立川市に少しその匂いが感じられるぐらいです。あと箱根かな。

 進研ゼミを展開をする福武書店にとって文化活動のシンボルとしてのメセナであったろうし、イメージを膨らませるための場所でもあったのでしょう。
 アートを売り物に観光客を集めようとしたのです。

 日本でも先進事例だったのです。外には山口県の宇部市が彫刻の町づくりを提唱しましたが、残念ながら、未だ観光産業と施策が合致していないのです。
 さらに長野県松本市が斉藤記念オーケストラを招いて地域観光を意識しましたが、演奏会の期間は元気なのですが、それ以外は難しいのです。イベントとしては定着しましたが観光客としてはそれほど増えているわけではないようなのです。大分県の別府や宮崎市などもその実例です。成功事例とはいえないのです。
 最近の成功事例としては大分県の由布院でしょうか。あそこは特別です。

 しかし、直島は福武氏と出会ってよかったのです。もし彼がいなければ、困ったことになっていたはずです。ただ、三菱マテリアルの存在は、特に環境問題にとってその会社の存在はこれから大きな影響を直島に与えてくれるでしょう。

 ベネッセと三菱マテリアル。日本でも先進的な企業の存在は、直島に活力を与え続けてくれるでしょう。
 講師としておみえになっていた2人の活力に乾杯です。
 塩作りに、また地場産品作りに頑張っていただきたいものです。

 さて、ベネッセもなく三菱企業もない高知県の東部地域が、88ヶ所巡礼の方々と古民家さらに、森林鉄道遺産を使ってどの様な観光を提案するか、期待大です。

 ただこれからアートは難しいでしょうね。美術館は補助金で建設できますが中に入れる美術品はなかなかに、最近は高いのです。モネの公園にモネの絵画の実物が一枚あると随分と違うのですが、10億円程はかかりますからね。10億円あるともう一つ公園が出来てしまいますからね。
近代アートはそれほどではないにしても、う~~ん。投資効果は・・・。計算がたつかな。

蔵の壁

2010-02-09 10:19:44 | 建造物入門
 この蔵は奈半利町にある濱田典弥邸の蔵で明治後期の建築とされています。すでに100年をゆうに経過しているのですが、古びた印象を与えません。

 写真は蔵の南面の壁で基礎の上に海鼠壁、そして水切り瓦が5段?6段だったかがついています。左官職人が持っている技術を駆使して作ったものであることは一見してわかります。

 4隅の際には角のような造作があり、印象を強くしています。
 この家には今は基礎しか残っていないのですが、米蔵は別にあったようですから、この蔵は資産保管のための蔵です。

 蔵の入り口の扉には家紋の丁子紋が入り、自己主張をしているようです。
 あちこちの蔵に家紋が扉に施されているのです。また屋根の瓦にそうした意匠がありますが、あれはやはり、家格を誇示しようとしたものでしょうかね。

 俺のところは・・・だぞ」といったところです。
 表札を出すだけでは、足りなかったのですね。

 我が家にも蔵らしきものがありますが、中に入れる価値あるものがありませんから、単なる物置になっています。ああ!!。これは関係なかったですね。失礼。

 この蔵の北の壁の傍に小さなステージを作ってミニコンサートを開催したことがありましたが、夕暮れから夜間になるにつれ、これらの壁をライトアップすることで、演出的には成功したことでした。
 下部からライトを当てると水切り瓦の上に影の帯ができて、幻想的な場を作ってくれます。
 薪で篝火を炊いても、揺れる炎が壁に映って表情が出ましたね。
 いいスクリーンになりました。

 この蔵。さほど大きくもない蔵ですが、実に印象的な蔵です。


暗いニュースばかり。

2010-02-08 14:04:11 | 新聞雑感
 どうも最近ニュースを見ていると、明るくないねえ。暗い。

 政治と金の話や政権与党の優柔不断さが出ていますね。それ以上に野党第1っ党も支持率が出てこない。2割程度ですからねえ。これではどうにもなりません。さらにトヨタの車がリコールになるような話題も世界中で飛び交っています。横綱の進退問題は角界のほとんどの方々は問題だと思っていないところが問題なのでしょう。大きな交通事故まで起きていますねえ。

 麒麟麦酒とサントリーも事業の共同化は駄目だったようですね。
 昨日の龍馬ツアーのバスも、乗る人はいなかったのです。

 こうなりゃあ、バンクーバーで10個ほどもメダルを取ってもらわないといけません。
 明るい話題がなければ、みんなで作ればいいのですが、そうもいかないですね。

 いまのところ。

一見の価値あり。

2010-02-08 10:26:21 | 建造物入門
 この家。奈半利町の登録有形文化財に指定されている古民家の内の一軒です。
 濱田典弥邸です。

 裏側からの紹介です。表玄関は格調高く、迫力十分なのですが、今日はもっとも裏の場所から紹介します。こんな写真が表に出ることはないように思うのですが、この方向から見た家が好きですね。

 写真の正面には台所とトイレ、居間等の生活空間があります。
 左手に朝日を受けて、居間が明るく映えています。
 日当たりがいいのは、平素の生活には重要な要素です。

 破風等、決まりの造作は、当然のごとく、しっかりと設置されておりますね。

 昭和9年に建築された民家です。
 一流の職人が材料にも贅を尽くし、技術を駆使して建築した家です。
 
 かつて400人の小作人がいて、奈半利の町にも大きな影響を持っていた家の住居です。
 普段は見ることは出来ませんが、きちんと予約すれば拝見できますよ。

 また写真の左手に蔵があるのですが、写真からはみ出てしまいました。
 明治後期の建築で、水切瓦や海鼠壁等意匠が豊かな貴重な一棟です。
 主屋より古いこの蔵は、後日また写真を掲載する予定です。

 

石塀

2010-02-07 14:10:38 | 建造物入門
 高知県の東部地域・奈半利の町には、こうした石塀が所々にあります。
 蔵のある古民家と石塀のある道は、時間の経過が止まっているように思えます。

 石塀も職人さん達の力作ばかりなのですが、面白い話があるのです。
 それは石の話です。丸い石を半割りにして、積んであるのですが、多くの石を割るときの話です。石には目があるのだそうで、そこへ正確に打ち込むと石は割れるそうですが、そんな名人芸はみんなが出来るはずもなく、そこで考えられた方法があるのです。

 それは乾燥させた芋の茎を割る方向に巻きつけて、燃やしたあとその石をすぐ、水に入れて急冷するのだそうです。そのあと叩いて切断をするのです。急加熱と急冷によって石をもろくするのです。

 職人の経験則から生まれた技術でしょうが、なかなかのものです。

 さて、この石塀は奈半利の倉床といわれた野村家のものです。数多く残っている奈半利の石塀の中でも、よく保存されている石塀だと思います。
 倉床は、藩政時代年貢米を集める地主だったそうな。

 石塀自体は明治の後期に作られたものとされています。半分に割られた石と石の間を赤土等で埋めており、練り積みといわれています。また一つの石を囲むように下に2つ、両脇に一つづつ、そして上に2つ、として7つの石をワンセットにして、連続的に積んであります。
 なかなかに丈夫なのです。

 奈半利にはこうした石塀があちこちにありますから、石塀を探して廻ってもけっこう時間がかかります。
 楽しめますよ。


子供の頃からのBEST1

2010-02-06 22:21:43 | 好きなもの
 ここです。
 高知県の東部地域には、延喜式にも出てくる由緒ある神社が3社あるのですがそのうち2社が奈半利にあります。
 その多気・坂本神社のお旅所から、南に向かっての写真です。

春までは、ずっとこんな感じなのですが、春になるとココは桜が咲いてキレイなところなのです。さらに梅雨時期になると、農作業が始まりどんどんと稲が生長すると、暑い日照りを忘れさせてくれるように、稲の上を風が吹いてくれます。南からの風が心地いいのです。そして秋になると黄金色の絨毯が現出します。
 かつてはここから藤村製糸の大きな煙突が見えていたのですが、なくなってしまいました。
 ずっと向こうは、太平洋です。

 自然はえらいなあ。
 凄いのです。
 人間は小さいですね。

 なんとか残したい景観です。奈半利の財産でしょう。
 今残っている生活文化を残す。大事なことなのです。
 かつては、また都会では開発と称した農地の破壊が行われてきたのですが、ここでは非耕作地が出てきそうです。
 農業の後継者が不足しているのです。
 それも専業のプロの農業者がいなくなっているのです。かつて彼らが守ってきたこの景観を誰かが守らなければならないのです。

 そんなことを、今日の午後この場所でこんなことを考えていました。
 20年後にこの場所は、このままあるだろうか。
 刈り取られた稲の株と、ひこばえを見ることが出来ればいいのだけれど。

寒いねえ。けどいい日です。

2010-02-06 12:35:33 | 日記
 カメラをもって写真を撮りに行こうと思う。
 自分の目でとる奈半利のお宝写真をGETする事にします。

 また後日紹介をします。

 まあ隣近所からですかね。
 先ずは、何時もいい、いいと言っている中里、多気坂本神社のお旅所から南をみた風景かな。

 時期的にはあまり良くないのですが、それはそれ、四季折々の印象は違うのですから、思い立った今日の風景を切り取って見ましょう。

ガソリン価格

2010-02-04 10:28:54 | 新聞雑感
 新聞によりますと、レギュラーガソリンの平均小売価格が上昇しているんだそうな。

 37都道府県のうち上昇率が一番高かったのは、高知県だそうです。卸売価格が上昇しているのだそうで、前月より4円40銭もの上昇。

 いつ頃だったのか、不当廉売で企業が公正取引委員会から指摘を受けていた事がありました。安く売ってはいけません。適正価格というものが在るといった指導であったように記憶しております。

 今回の上昇に明確な理由があるのでしょうか。
 石油需要が低迷しているから、価格を上げざるを得ないといった理由では、どうも解りにくいのです。

 価格上昇の1番が高知県で4円40銭。2位が愛媛県で1円80戦、3位が山形県で1円40銭ですから、あとのところはほぼ横ばいといったところです。

 高知県だけが上昇しているようですね。どうも。
 所得が据え置きか、減額となり、経費が上昇すれば、需要はもっと低くなるでしょう。
 経済不況の、「ど真ん中」といったところです。

 高速道路が無料化されても、動けなくなると思うなあ。
 車は、ほとんどガソリンで走るのです。
 早く水素で走る車が出てこないかなあ。
 電動モーター車でも良いかも。

 こうした開発費を国が支援すると良いと思うんですが、どうでしょう。
 開発費といった投資が少なければ、企業は完成した車を安く市場に投入できると思うのですがね。
 だめかな。
 景気がよくなっても、いい話は高知県まで届くのには時間がかかりますが、悪い話は先頭を切って高知県が先走りですから困ったものです。
 レギュラーガソリンが130円・L。以上になると、苦しくなりますね。