うさの珍道中

株式、時事を中心としたジャンルにこだわらない話題を何の脈絡も無く勝手放題に。あっちへふらふら、こっちへふらふら

ハワイの不動産

2006年03月06日 23時18分52秒 | 個別銘柄分析、比較など
ハワイは、各島の部族長の群雄割拠から日本の戦国時代よろしく欧米との接触によって鉄砲を手に入れたカメハメハ王朝によって統一されました。
時代はながれ、統一されたハワイ王国は欧米諸国の植民地政策に巻き込まれ、独立をおびやかされます。
ハワイ王国を併合しようとしたのはかってイギリスの植民地であったアメリカでした。
アメリカはハワイ国に併合の意図を持って殖民させた元米国住民に反乱を起こさせ、それを理由に併合しました。当時のハワイ王国は王政であり、この米国の脅威に対し近隣の非白人国の中の強国との結婚により連合王国で乗り切ろうとしました。近隣の強国とは19世紀、20世紀前半通じて日本以外にありえませんでので縁組相手の王室とは天皇家です。
ttp://www004.upp.so-net.ne.jp/teikoku-denmo/no_frame/history/honbun/hawaii.html
まあ、そんなわけで第二次世界大戦の真珠湾攻撃ばかり目立ちますが、もともとハワイは日本人移民だらけの島で当然今日でも同時テロ後の規制強化の流れの中でものハワイでは、日本人は銀行口座や不動産購入の面で便宜が図られているようです。これはハワイで暮らす日本人が多いことに由来します。
そんなハワイですがやはり同時テロ後の一時期に日本人観光客が一時的に減ったときなどに華僑の富裕層向けにも人気のリゾートだったと思います。
そんなハワイですが、ここ最近はハワイ州の土地は短期間に非常に値上がりしており、個人的にはバブルだと考えております。
が、ここで単純にバブルだから悪だというのは、あまりにも短絡的ですので補足的に以下の点を総合的に勘案する必要があるでしょう。

①そもそもハワイの面積、特に景観に優れた海岸線、繁華街への利便性に優れた土地などは限られていること。
②アメリカの不動産業はサービス業としての側面で日本よりも非常に高度に発達しており、あおの流動性のたかさゆえに土地の値段が高くなること(言い換えればアメリカ並みの不動産サービスの発展により流動性が高くなり日本でも地価上昇余地はまだまだ見込めるでしょう)
③未完成の分譲型の開発案件への投資であること。
④米国の銀行から借りてハワイに投資するのと日本の銀行から借りてハワイに投資することの利幅(イールドギャップ)の違い
⑤ドル安が見込める為替相場の動向
⑥金子社長自身がハワイには詳しいと思われること
⑦米国の不動産市場がとりわけ住宅市場の伸びが鈍化していること
⑧アジアの成長、とりわけ日本人以外の観光客増加の傾向、航空旅客の増加を勘案しなければならないこと
⑨日本人のハワイ不動産投資ブームの動向

などなど、あげればキリがありません。
最近周辺でもコナコーストなどのタイムシェアリングなどの投資案件を聞きます。
私はアロハさんのおっしゃるとうり、伝え聞く限りこれ以上の地価の上昇は見込めず、焦点は横ばいを維持できるかだと思います。
また、大小バブルを何度も渡り歩いて売り抜けてきた人ですので単に高いからと言って、株の場合もそうですが上がってしまったからと言ってそこから上がらないかといえば・・・・・・・昨年は当のダヴィンチに散々それを思い知らされた訳でして(笑。
ですから個人的にはちょっと?と思ってますが、ただ金子社長がハワイで活動されたのは間違いがなく、明らかに私より現地に詳しいので要は彼の能力と実績への信頼のみで考えてます。
昨年のグアムもそうですが、アロハさんの言うとうり海外案件に関しては、どういう基準なんだろうとは思います?
ただ、ずぶの素人である私が彼のような業界の偉人の投資にとやかく言う以上、自分の無知をさらし恥をかく義務があるのですが、ではお前がやってみろと言われたならばどこへ投資するか?ですが、ロシア、東欧の外資老舗ホテル投資、ハノイの高級ホテル開発案件、ホーチミン(サイゴン)のホテル関連の株式投資、チェンマイの旧市街などを考えると思います。
まあ、一笑に付されますですしょうが(笑。
皆さんはどう思いますでしょうか?
ご意見、お待ちしたいと思います。

今日は疲れてウトウトしながらトレードしていたら、タイミングよくダイドーの優待?の缶コーヒーがやってきました(笑)。

なんとなく思ったことをまとめて

2006年03月06日 00時19分27秒 | お奨めの読書、映画、音楽など
ここ最近、不動産流動化が軟調でその割には、いやそれゆえか連日結構な出来高です。
なかでもダヴィンチ、アセットがヘラクレスでも抜群の人気なのはこの2銘柄に2年以上投資というよりも、賭けてきた身としては多少の感慨すらありますし、単価が5万割る水準ですので平気なんですが、14万割れるような株価にはもちろん時々はヘッジもかけているのですからむしろ決済時に現金が少々入ってくるのですが、そんな小市民的な利益はどうでもよくて日本の市場、個人投資家こんなものかと憤りと少々がっかりもしてしまいます。
掲示板などでは既にヤフーのランキングに連日上位など一年前には全く考えられなかった事態で、まあ少なくとも一年前のように前日の自分の投稿が一覧に出ているのは今はありえません。
個性的で参考になった人たちの意見はどこへやら、今の薄っぺらな投稿群と違って売り方にもなんだか曲者ぞろいで面白かったのですけどね・・・
まあ、あの頃から本気で売り方やっていればとうのむかしに「退場」ってやつでしょうが(笑)、それはおいといて「たぬき」のおっさんとか「横浜の兄貴」とか「ディープ」さんとかどこいっちゃったんでしょうね。
今の売り方と違って味がある人たちばかりで面白かった。
あの頃を懐かしむではなくて、その頃と比較して明らかにダヴィンチの企業としての質ではなく、株としての質が違っているように思います。
それは、結局のところ短期であがりすぎたためです。

振り返ってみれば、当の私自身がファンダメンタル元に見直し買いが入るとの前提で中期投資を主力にしていたにもかかわらず、当時ライブドアやインボイスなど話題の多い株のせいで分割ブームになっており、そこに目先の目を奪われ、大儲けした成功体験が忘れられず、04年前半分割ブームのさなか、短期売買目的で5分割のダヴィンチに投機する、この時は売り抜ける気でいたし事実高値で売り抜け、分割直前で少し下がったところで再度買い、権利をとり見事に分割ブームの終焉の最初まで味わってしまったというのがまあここを知るきっかけで(苦笑)。短期売買狙いでの参入者に批判できないわけで・・・まあ私はその後塩漬けする段階で調べることだけは惜しみませんでしたよと言っておきます。
この頃はIRのレスポンスの悪さ、にわかには信じがたい高成長計画、資金調達直後であり塩漬けし続けてもいいのか要調査と思っていましたが、その後調べるにつれてこここそ本当にバフェットが買ってもおかしくないような銘柄であると確信して今にいたります。
その頃から、半年に渡り非常に低迷しましたが会社の内容自体は日々充実していくことが読み取れました。
だからこの株価と企業実態とのアノマリーは全くチャンス以外何者でもなかったです。
その頃のEPS予測は5900円ぐらい、PER15~25倍の頃でしたが、今と成長力はなんら変わっていなく、とにかく利益出して税金払うのが嫌だと言わんばかりのかなりの含み益経営でがちがちの決算予測でしたね。

2005年になるとタワー投資顧問の売り抜けや夏の新興調整でそれなりに揺さぶりがありましたが持ち株回転させていいことなどほとんど全くなく、それどころかポートフォリオ組んでいたかなり有望な銘柄と思っていた二番手(アクセル)、三番手(中部鋼鈑)が次々崩れ結局一銘柄集中投資のような状況になってます。そしてそのハイリスクに対し十分なハイリターンで報いてくれてます。
結果、その後短期売買の回転の成果を現引きしたり、よその利食い資金を回して購入平均は当初の2万円前後から4.5万円と二倍近く跳ね上がったのですが、それでも15万の株価から見ればかなりの含み益ですね。

これに対し企業内容のほうは私が買った前回分割時のEPSは5900円ぐらいでしたが、今年もEPSは5000円ぐらいでまあまともな評価の水準に思えますが、ここで最も重要なことはEPS成長の度合いですね。
その後相場が低迷していましたが活況相場になって行くにつれ、せいぜい50万までと思っていた株価がなんと109万まで上がってしまったわけで、本人は長期投資は最低5年は持つものだと思っているのでヘッジ売り以外はしませんでしたが、内心ダヴィンチが他の流動化に比べ高いのか、IT系のテレウェイブやフィンテックなどに比べ安く評価されているのか考えがまとまってはいませんでしたね。
まあ、そんな感じなんで周辺には新規で買うなら上記の考えを告げて、じぶんの判断で買っていただくようにアドバイスしてましたし、どうも古くからのダヴィンチホルダーであろう読者の皆さんと新規の読者には、まあ始めた金額は同規模でも一年であまりにも資金規模に差がついていますのでサンシティやジョイント、極東証券などなどで増やして、ダヴィンチの押し目をまつことも視野に入れるようにアドバイスしたと思います。

思いのほか大変な調整がそれの早くに来てしまいましたがそれでも今のダヴィンチの水準は12月の上げ幅が下がっただけで、まあむしろ強いでしょうね。個人的には50万台で利益確定させてしまったホルダーに申し訳ないんで分割後10万まで何とか売り方さんに頑張って下げて欲しいのですが、残念ながら無理かも知れませんね、やはり04年の分割後低迷時こそ買うべき唯一のときでした。以降、長期ホルダーでも単価が上がる一方だと思います。そこで買いきれなかったから今一生懸命へたくそな短期売買を繰り返し、株数を一株でも増やそうと努力しているわけですね。結局はそれだけです。

思うに最近の相場で日頃長期投資といっている個人投資家がいかに短期思考であったかが判明したような感じですが、ある意味試されているのは銘柄ではなく投資家の方こそ本物であるか否かを問われています。
一方で売り方も調子のいいところを見るとたいした腕の差は無い様ですね。確かに信用買いしか知らない投機家よりもレベルは通常売りができる人の方が上だと思いますが、バブル以降10年の低迷で素人が入ってこなくて、結局熟練同士がずいぶん目減りしたパイをロシアンルーレットで奪い合ったアノ危険な相場を、えんえん10年以上続いたプロ同士の殺し合いの場を覚えているなら、なぜに素人を馬鹿にできるのか?素人がいなくなったらどうしてくれるんだよ、素人が退場したら次に食われるのは?と思うと・・・・・・・・・ゾッとします。
その時点でその売り方も所詮は新参なのかもしれません。
少なくとも僕は空売りほど難しいものはないと思ってますし、思い知らされた経験がありますのでバフェット投資しか普通の一般個人に勝ち目はないと思います。短期は才能しだいですから。
僕には短期の才能はないと思ってます。かといってそれにも熱心に取り組んできるのは、少しでも苦手を克服できるように進化をとめるのが怖いからです。
実際儲けはしていますが、今のような相場や二月の相場のようなで儲けるのは01年02年を知っていれば全く持って儲かって当たり前で、僕自身いつリズムが壊れるか怖くてたまりませんし、本当に小額しかやっていません。
結局は個人は最低五年は持つ長期投資しかないように思います。

ただ短期の才能は全くない僕に信実がわかるとも思えないので以前にも書きましたが自分にはできない我こそは短期売買名人という方に是非教えを請いたいものです。

まあ、株を始める前に読むべき本の第一は「バフェットの銘柄選択術」ですね、これだけ読めばあとはなんとかなります。
次に今回のような相場のときに精神が弱い投資家はフィッシャーの「超成長株」ですね。
後は経営者の側から見た株主、世界の中での日本の特異性を投資家いがいの視点で知るために「日本の経営、アメリカの経営」をすすめます。これだけ読めば十分です。
断っておきますが、私自身は子供の頃から読書家で周りの評価は衆目一致してます。中高生の頃は勉学とは別に一日一冊以上は読んでいます。ただ、家に所蔵している本はせいぜい20~30冊、株に役立つのは上記三冊のみですね。
選択と集中の結果ですので是非読んでいただきたく思います。

では、おやすみなさい