夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

九谷庄三の作品

2012-06-27 05:13:51 | 掛け軸
立場変われば風向きも変わる・・、柳のごとき柔軟性が必要となるのが世の常。
早速、厳しさを実感はじめました。

帰省した際に収納棚をなにかブログに投稿していない作品はないかなと物色したところ、本日の作品が見つかりました。



ちょと大きめの九谷庄三の作品です。光を反射させると虹色のようの輝きますが、これが九谷など上手での色絵にはよく見られる現象です。



高台の脇に「庄三」と銘があります。



近代の九谷と違って品格があります。




いつ頃入手したのかも忘れていましたが、普段使いにするのはちょっともったいないので箱に仕舞っておいたのと思われます。



近代の九谷は全くもって品格を失いました。数人の著名な陶工以外はみるべき作品は存在しなくなりました。最近においてもその傾向が続いています。



九谷庄三 :1816-1883 江戸後期-明治時代の陶画工。文化13年生まれ。加賀(石川県)の人。古酒屋(こざかや)孫次,粟生屋(あおや)源右衛門に陶画をまなび,小野窯の絵付けにしたがう。天保のころ青色顔料「能登呉須」を発見。天保12年郷里の寺井村に工房をひらき,「庄三風」とよばれる金襴手(きんらんで)の技法を確立,輸出品としても好評をえた。明治16年死去。68歳。初名は庄七。


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2 コメント

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なかなか (米吉)
2012-07-04 13:27:36
絵付けの線のタッチに勢いがあって、しかも綺麗な線ですね。色合いも浮世絵のようで気に入りました。
久しぶりの二日酔いとか!カラオケも!♪
ちょいと一杯のつもりが・・・わかっちゃいるけどやめられない♪♪
なかなか (夜噺骨董談義)
2012-07-05 06:11:01
マイペースでやっています・・

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