
明末赤絵としては漳州窯の大皿が思い浮かびますが、果たして本日紹介するような茶入は存在するかどうか・・。

お気に入りの作品 稀有な作品 明末漳州窯?呉須赤絵 茶入
銘「双葉」 黒柿合箱 仕覆付
外口径39~40*胴径83*高台外径52*高さ73
銘「双葉」 黒柿合箱 仕覆付
外口径39~40*胴径83*高台外径52*高さ73

民窯の力強さや胎土と釉薬の相性の悪さなどの明末の相性の悪さは備えている作品です。

象牙ではない?ような骨の蓋は口縁の歪みにうまく合わせて作っています。

虫喰いはありませんが、釉薬の剥離は見受けられます。

色の釉薬の付着の弱さも特徴ですね。

水指の使えるような鉢の作品は数多くありましが、茶碗や茶入れは滅多に見受けませんね。

底は糸切底ではありませんね。大きさは使い勝手のよさそうなちょうどよいものです。

お仕覆が誂えられており、黒柿の箱に収められています。

それなりの誂え・・・、箱は黒柿の箱。

銘は「双葉」とあります。銘の謂れは不明・・・。

当方での保管は下記のようにしておきます。

箱に写真など貼り付けないほうがいい状況では、蓋に折り紙などのカバーで多い、縮緬などの上等な風呂敷で包んで名札で作品がひとめで分かるようにしていおきます。棚に所蔵した場合などすぐに作品がなにか分からないと不便なものです。いちいち箱を開けて中身をみないといけないような保管方法は作品を毀損する危険性を増大させます。