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夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

少女 伊勢正義画 その6

2018-05-23 00:01:00 | 洋画
本日は最近蒐集対象としている同郷の洋画家「伊勢正義」の作品の紹介です。この作品で「その6」となりました。

少女 伊勢正義画 その6
油彩額装 左下サイン
画サイズP8号:横330*縦460 全体サイズ:縦710*横580
1959年(52歳)の作?



左下のサインに年号らしきものが記されていますが判読不能です。



伊勢正義は近年再度注目されている日本の洋画家の一人と言えるでしょう。小磯良平を彷彿とさせるような品格のある女性像を描いています。まだまだ出展されている作品は少なく、下記の作品が美術館などで展示されていました。

「集ひ」1935年(秋田県立近代美術館蔵)



「漁夫たち」(大館郷土博物館)
縦約182cm、横約113cmのキャンバス2枚に描かれている。長く花岡中学校にあったが、劣化が激しく2012年修復された。現在は冬場を除き博物館で展示されている。



「赤い上衣の女」左の作品 (「洋画家たちの青春」における第Ⅱ章 「激動の時代(大正~称せ初期)」 東京ステーションギャラリーで展示)



郷里でも忘れ去られた画家といってもよい伊勢正義、現代では油絵というものがだんだん受け入れられにくくなっている趨勢の状況ですが、品格のある女性を描く伊勢正義を今一度見直してみても良いと小生は感じています。性懲りもなくこれからも「伊勢正義」の作品を蒐集していくでしょう。



最近は掛け軸に限らず、油絵の人気も低迷しているようです。というか掛け軸や油絵が身近でなくなり、観方が解らなくなったと言えるのでしょう。



奥の深い意味での「いいものはいい、悪いもは悪い。」という判断ができない現代人の傾向の表れか・・?? 

小生のように掛け軸、陶磁器、漆器、刀剣、洋画とジャンルを広げすぎているのも珍しいのかもしれませんが・・。先日展示室を訪れた学芸員で教授の方にこの作品の前で「油絵もですか?」と言われていしまいました


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