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夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

リメイク 再登場 児戯之図 柴田是真筆

2016-10-21 00:01:00 | 掛け軸
休日には息子と床の掛け軸を変えました。こういうことは小さな頃から馴染ませておく必要があります?

郷里に収納していた作品の再整理している作品のひとつです。郷里に収納している作品は一度処分しているので、気に入ったものしか遺していませんが・・。

盛岡に赴任していた頃にかなりの大金?を注ぎこんで購入した作品です。東北は福島を除いてあちこちを家内と共に仕事の関係で赴任しました。引越しの回数は7回、首都圏を入れると10回になります。

各地方で思い出になる作品をと思い、盛岡では本作品を欲しいと家内に伝えると、家内は「買ったら」と気前が良かった。ただ骨董商から常に本物を譲ってくっるとは限りません。この骨董商から購入した作品もようやく三分の一くらいが現在でも所蔵しているまともそうな作品です。

児戯之図 柴田是真筆
絹本着色軸装 東京美術倶楽部売立品 仕立箱入 
全体サイズ:縦*横 画サイズ:横730*縦1110





















 

 

昭和2年の「5308円」・・いったい今ではいくらなのだろうか? 資料によると当時の1円が現在の605円らしい・・。高いですね、当時は実質的な価値はその10倍の金銭価値であったらしいです。

むろん当方の購入値段はそれほどの値段ではありませんでしたが、サラリーマンにとってはかなり高額な買い物でした。

東京美術倶楽部の展示会に出品されていた柴田是真のたいしたことのない?作品が250万・・・・ 

仕立ては当時のままで、地元の木工大工さんに頼んで外箱を誂えました。

説明は再投稿につき省きますが、述べておくことは、明治期の漆芸家の絵の腕前は現代の比ではないということです。金工家なども然りで、絵をきちんと習得していたようです。現代の日本の伝統工芸作家は今のままでは過去の作品には足元にも及ばないということです。

息子にも無言・・、「トンボが一匹いるね、相撲とってるね。」が息子の感想・・・、まさしく正解! 子供の心の中にもすとんとおさまる本作品は柴田是真の上位作となるものです。


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