
庭に咲く絶滅危惧種のクマガイソウは今が真っ盛りです。

松の下の繁殖は益々増えています。

裏面や裏面まで増えてきています。ただ花を咲かすのはほぼ例年通りですね。

ただ上部の木が枯れた下の方は徐々に衰退しています。やはり陽の光が強いとダメなようです。

遠目ですが茶室や展示室から眺めることができます。この男の隠れがはシンプルさを旨としています。

さて本日の作品紹介です。
母方の叔父が幾つか作品を所蔵していたことから、当方では馴染みのある彫刻家の作品に長谷川昴の作品があります。叔父が亡くなってから作品が散逸されたことから、機会があったら所蔵してみたい彫刻家の作品でしたが、このたび2作品目が入手できましたので紹介します。大谷翔平夫妻にお子さんが誕生したお祝いですね。

家内曰く「坊さんと尼さん・・???」・・・、「違うんじゃない・・・。」と小生。相変わらず二人の議論はかみ合わない・・・。

命のはじめ 長谷川昴作 その2
三越開催「長谷川昴彫刻展」における図集掲載 ひとみ蓋共箱
木彫 「古幹洞主 昴」と刻印
作品サイズ:高さ450*幅255*奥行き135

長谷川昂は明治42年(1909年)に鴨川市で生まれています。青年時代に白樺派の作家であった武者小路実篤の新しい村運動に感銘を受け、農業の傍ら文学や美術の感性を磨き、そして高村光雲にその才能が認められて彫刻家の道を志しています。

木の持つ自然の美しさや愛を詠い上げるような独自の鉈彫りの技法で、優雅さと荒々しさを兼ね備えた逸品を数多く生み出しています。

その温もりあふれる造形が高く評価されており、「現代の円空」と称されて日本の木彫史に確固たる地位を築いた彫刻家です。

この作品は新たな生命の誕生を「命のはじめ」と題して作り上げています。

材質はなんでしょうか?

この穴は何のためでしょうか? 立てるためのものと推察すると台座があったかもしれませんね。

いつもどおりの刻銘です。独特の材質感のある作品を作り上げています。

ひとみ蓋の共箱の誂えとなっています。

三越で開催された長谷川昴彫刻展という図集に掲載されている作品のようです。

母方の叔父はよく三越から購入していたようですが、同じような経緯で入手したかもしれません。


このような王道を行くような彫刻や絵画が今では少なくなりましたね。

ちょっと味のある風呂敷を見つかったので、包んで保管することにしました。