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夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

梅の茶屋 小川雨虹筆 その2

2024-04-03 00:01:00 | 日本画
月初めには庭に植えている榊を採って、家の神棚のある御神酒などのお供え物を新たにして祈願しますが、天神様にお供えしてあった御神酒を入れる容器の作品が落としたりしていて欠けていることに気がつき、当方にて金繕いしました。この作品は主に油壷の使っていた伊万里の雑器ですが、神棚の徳利やら外部のトイレに一輪挿しなどとして重宝して使っていました。丈夫な器ですが強風やら手元を誤ったりと乱暴な扱いによって、衝撃で口 . . . 本文を読む

孤松図 平福百穂筆 大正年間 その115

2024-03-27 00:01:00 | 日本画
本日は平福百穂の作品紹介です。平福百穂は松を単独で描いている作品が数多くありますが、本日は色紙の大きさの作品です。孤松図 平福百穂筆 大正年間絹本水墨軸装 軸先象牙 合箱全体サイズ:横440*縦1710 画サイズ:横240*縦270ひとめで真作と判断できる作品ですが、ともかく平福百穂には贋作が多いので注意しましょう。*松を描いた作品は贋作というより、よくできた工芸作品がありますので要注意ですね。入 . . . 本文を読む

色紙 鮒と花びら 川端龍子筆 その7

2024-03-25 00:01:00 | 日本画
俗に言う一流どころ?の画家の作品は小生の手の届くところではないものの、色紙程度の作品ならなんとか入手できるようです。本日は東京美術倶楽部の鑑定証が付されている川端龍子のよる色紙の作品を紹介します。*上記写真右は前田青邨による作品です。鮒と花びら 川端龍子筆 その7絹本水墨淡彩色紙 東京美術倶楽部鑑定画サイズ:縦270*横240   新規額に誂え 黄袋+布タトウ色紙のサイズの大きさですが、 . . . 本文を読む

少女 伊東深水筆 その8

2024-03-20 00:01:00 | 日本画
本日は伊東深水の大きめのスケッチの作品の紹介です。少女 伊東深水筆 その8紙本水彩額装 共シール付 誂タトウ+黄袋P12号 全体サイズ:横735*縦885 画サイズ:横440*縦600迷いのない筆致、淡いながらも見事な配色から、素人判断で申し訳ありませんが、当方では真作と判断しています。作品は落款はなく、印章のみの作品ですが、共シールが付いています。当方では印章云々の前に一見して真作とジャッジしま . . . 本文を読む

親子三代での文化勲章受章の画家 双鶴 上村淳之筆

2024-03-18 00:01:00 | 日本画
前から一点は欲しいと思っていた上村淳之の作品・・・。双鶴 上村淳之筆紙本岩彩着色額装 タトウ+黄袋F20号 額サイズ:横800*縦620 画サイズ:横606*縦728下地の銀彩がとてもきれいな作品です。上村淳之の画歴は下記のとおりです。******************************上村淳之:(うえむら あつし、1933年(昭和8年)4月12日 ~)。日本画家、日本芸術院会員。本名・上 . . . 本文を読む

春の峠路(仮題) 平福百穂筆 その113

2024-03-11 00:01:00 | 日本画
本日は平福白穂の色紙の作品の紹介です。本ブログにて記述しているように、掛け軸をはじめ、色紙にも工芸作品の多い平福百穂ですが、本作品は肉筆に相違ないようです。春の峠路(仮題) 平福百穂筆 その113絹本水墨淡彩色紙色紙サイズ:縦270*横240この作品と非常に似た構図の作品が平福百穂の画集に掲載されています。画集の説明文には下記のように掲載されています。あきらかに同時期に描いた作品でしょうね。この作 . . . 本文を読む

新冬 山口蓬春筆 その7

2024-03-04 00:01:00 | 日本画
子供の頃から家の床の間にその画家の作品を飾ってあったせいか、当方とって馴染みの深い画家に、近代日本画を代表する中村岳陵と山口蓬春の二人の画家がいます。先日は中村岳陵の色紙の作品(上記写真右の作品)を紹介したので、本日は山口蓬春の作品(上記写真左)の紹介です。新冬 山口蓬春筆 その7紙本水墨淡彩額装 色紙 共板 黄袋+タトウ額サイズ;横465*縦495 画サイズ:横240*縦270中村岳陵の色紙の作 . . . 本文を読む

菫 その2 福田豊四郎筆 その158

2024-02-21 00:01:00 | 日本画
福田豊四郎の作品は地元に帰省した時にはいい作品が入手できる機会は多いのですが、以前は作品が多かったインターネットオークションや専門店の入札会においては、いい作品が入手できる機会はどんどん少なくなっているようです。市場に流通する作品が少なくなっているのかな?本日は福田豊四郎の色紙作品の紹介です。福田豊四郎は晩年は病気がちとなり、手軽に描ける色紙の作品が多くなったようです。母は福田豊四郎に依頼して亡く . . . 本文を読む

藪柑子 中村岳稜筆 その10

2024-02-12 00:01:00 | 日本画
鑑定書から保管する収納箱までの誂がきちんとしている作品は気持ちの良いものです。本日はそのような作品の紹介です。藪柑子 中村岳稜筆紙本水墨淡彩額装 色紙 タトウ+黄袋 共板・中村岳稜鑑定会鑑定書在中 作品サイズ:横236*縦265当方でいい作品で、予算が合えば入手している画家に山口蓬春と中村岳陵の作品があります。それなりに大きな作品だとお値段が高いので、当方では色紙程度の作品しかありませんが、やはり . . . 本文を読む

大原風景 小松均筆 その6

2024-02-07 00:01:00 | 日本画
本日は小松均の作品の紹介です。大原風景 小松均筆 その6紙本着色額装 高島屋美術部シール 黄袋+タトウM12号程度 全体サイズ:縦810*横630 画サイズ:縦440*横625***************************小松均:1902年1月19日~1989年8月23日。日本画家。山形県北村山郡大石田町生まれ。川端画学校卒業。土田麦僊に師事。新樹社に参加。主に最上川を題材にした作品が多い . . . 本文を読む

リメイク 湖畔  山本丘人筆

2024-01-31 00:01:00 | 日本画
蒐集を始めて間もない頃の作品はまだ整理が行き届いていません。現在ほど資料もなく、パソコンも普及していなったので、資料の整理がままならなかったことにも起因していますが、当時の蒐集した作品を少しずつ資料を追加しています。リメイク 湖畔 山本丘人筆油彩額装 タトウ+黄袋P8号 作品サイズ:縦332*横455保管する収納箱も不完全なままでしたので、新たに保管用のタトウを誂えました。男の隠れ家から持ち出した . . . 本文を読む

舟上独酌図 蓑虫山人筆

2024-01-19 00:01:00 | 日本画
最近ではなかなかいい作品の入手が難しくなっている蓑虫山人の作品です。もともとそれほど入手の難しくなかった画家の作品ですが、日曜美術館で特集されてからか、いい作品にはいいお値段がつくようになりましたが、席画のような簡略的に描かれた作品はあるものの、味のあるいい作品は市場には出回らくなっています。この作品は郷里の骨董店にて購入した作品です。舟上独酌図 蓑虫山人筆 その24紙本淡彩額装 誂:タトウ+黄袋 . . . 本文を読む

同時に入手した福田豊四郎のスケッチ 2点

2024-01-17 00:01:00 | 日本画
昨年末に帰郷するなり息子と家内は早速、雪だるまを作りだしたのですが、当方は長らく留守にしているので、今回の帰郷では男の隠れ家の点検から始まります。例年通り裏の空き地は近所の除雪場所になっています。少ない!隣家は現在は倉庫になっています。いつかはここを解体して増築の構想を考えていますが、いつになるやら・・・。この建物はだいぶ傷んできていますので、解体する目途がたたないので、補修が必要になってきました . . . 本文を読む

りんどう 北沢映月筆 その4

2024-01-10 00:01:00 | 日本画
本日は今年になってからの最初の投稿となりますが、すでに今年分の投稿作品の原稿はすでに下案が終了しています。おそるべきは当方のガラクタの蒐集品の数・・・・???。さて岩手県の安比高原の近くに仕事の関係で長らく赴任していたことがあり、八幡平市の「安比リンドウ」は生産量日本一とのことでした。岩手の風土にあったオリジナル品種野栽培を1865年頃から始められ、1985年には日本一になったそうです。よく仕事場 . . . 本文を読む

忘れ去られた画家 秋渓谷 舘岡栗山筆 その14

2023-12-27 00:01:00 | 日本画
郷里の画家で舘岡栗山は特筆べき画家のひとりだと思うのですが、郷里ですら正当な評価を受けていないようです。忘れ去られた画家 秋渓谷 舘岡栗山筆 その14紙本着色額装 紙タトウ+黄袋全体サイズ:横737*縦681 画サイズ横541*縦482秋田県馬川村高崎(後の秋田県五城目町高崎)の生まれ、本名は豊治。小学校を卒業後、1911年に秋田師範学校講習科に進学したものの肋膜炎のため1年で中退、以後独学で絵を . . . 本文を読む