かわいい花とおかわり君

ありふれた日常の中にある小さなタカラを拾い集めて

時を超えてすてき

2020-12-02 | オススメ♪の[本]と[絵本]
見た目のことをいえば
「すてき」
そう思えることが
若い頃にくらべると減りました。

ですが年を重ね
いろんな方と出合い、ちょっとした思いやりのやりとり
そういったものを重ねてきた今、

若い時にはなかった別の「すてき」がそこにはあります。

「すてきなあなたに」よりぬき集
暮しの手帖社 

これを手にとると、
私のさりげない
変わり映えしない日々の暮らしの中にも

「すてき」がたくさんあるのだと気付かされ

それらに囲まれている自分は
なんて幸せなすてきな存在だろうという思いが
静かにわいてくるのです。

この本は12ヶ月に区切って短編が編集されていて
季節を感じる内容になっており

いつどこを開いても楽しめる。

「すてきなあなたに」に綴られた短編は
小さなやりとりの中にも心に届くぬくもりがあり

花森安治さんの世界観と近い
ミナペルホネンの皆川明さんによる装画本文イラストだから
優しさがほんのりしみてきます。

はじめに

あなたがすてきだから、すてきなあなただから、
出なければつい見落としてしまいそうな、ささやかな、
それでいて心にしみてくる、いくつかのことが
わかっていただける、そんな頁です。


この一節から ワクワクします。

雨の音、季節の樹々や花、
細やかな言葉のやりとりの中に含まれる思いやり。

どれもこれもみんな時を超えて、すてきです。

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