初代XBOXのライブシステムが、あと3ヶ月ちょいで完全終了。
うーむ、想像もしていなかった。
IDタグを共通して使えるんだから、ハードが違うだけで、サーバもシステムも同じものと思っていた。
つまりXBOX360のLIVEが続く限り、XBOXのLIVEも続くものだとばかり思い込んでいた。
手持ちの未プレーゲーがまだ幾つかあるのに、これは困ったなぁ。
特に「HALO2」は早くやらないと。
あのゲームは今も愛好者いると思うんだが、何とかならんのだろうか。
うーむ……はぁ。
せっかくなので俺はオナ思い出を語るぜ。
俺にとってのXBOXライブは、ほぼ「ストリートファイター アニバーサリーコレクション」である。
これは「ストⅢ3rd」と「ハイバーストⅡ」がセットになったソフトで、今は軽くプレミアが付いているはず。
このソフトの売りは、何と言ってもオンライン対戦だ。
XBOXライブの利用料さえ払っていれば、幾らでも、好きなだけ、対戦が可能。
もちろんフレンドやボイスチャット機能にも対応。
所謂ラグに関しても、もちろん皆無ではないが、高レベルで解決しており、十分に「対戦」を楽しめる仕上がりになっていた。
今でこそ「ネット対戦格闘ゲーム」はごく普通に見られるものになったが、
このソフトの発売当時、5年前にこれを実現したことは、何気に凄いことだったと俺は今も思っている。
まして3rdとハパ2という、シリーズの人気タイトルを同時収録しているのだ。
これが売れないはずがない。……と思うのだが、悲しいかな、ハードは初代XBOX。
多くの人はこのソフトの存在すら知らず、当然ネット対戦の楽しさも知らないままだったのは残念なことである。
うーむ……はぁ。
俺にとって、「ネット対戦格闘ゲーム」は、大袈裟でなく夢だった。
しかし1/60の正確さが必要となるこのジャンルを、ネットを介して対戦するのは半ば不可能だと諦めていた。
しかしストアニはこの大問題を、もちろん完璧にではないが、高次元で解決してくれていた。
俺自身は当時3rdを全くやったことがなく、ハパ2には興味が薄かったが、3rdを一から始める覚悟でこのソフトを購入した。
ネット対戦の確立という一点だけで俺にとっては絶対に買いのソフトだったのだ。
それ以来数年間、誇張でなく毎日、ライブに接続し、対戦を楽しんだ。
3rdを一から始めるのはハッキリ言って非常に大変だったが、それでも頑張った。
ゲームが見え始め、ある程度勝てるようになると、どんどん面白くなっていった。
それと同時に、ネットを介して顔の見えない相手と格ゲーをするという、奇妙な感覚にも徐々に慣れていった。
ゲーセンで台を挟むのとはまた違う、独特の緊張感とコミュニケーション。
まぁこれは「楽しい」とは違うかもしれないが、今までにない変な感覚があった。
ライブでは3rdネット対戦にハマり、オフでは「NINJA GAIDEN」にハマる。
あの頃の我がXBOXはフル稼働し、俺に比類なき面白さを提供してくれた。間違いなく、優れたハードだった。
そしてこのソフトの思い出で避けて通れないのが、2ちゃんのスレだ。
基本的にはプレーヤー間のコミュニケーションに使われており、挨拶や対戦相手募集、ランバト開催なんてイベントもあった。
しかしそこはアレ、やっぱ荒れる時は荒れる。
IDタグ晒しから始まり、「〇〇は雑魚」「〇〇は切断厨」「〇〇は強キャラ厨」……などなど、あそこらしい歪んだ盛り上がりがあった。
XBOXということでプレーヤーが少なく、コミュニティとしては狭かったことも、この手の話題が盛り上がった要因だったのだろう。
かく言う俺自身、晒され、中傷されたことが何度もある。
本名ではないにしろ、間違いなく「俺」が、2ちゃんで晒され、叩かれているのである。
最初はかなり精神的に動揺したよ。だって、そんな経験あるわけないだろ。俺ただの一般人なのに。
今はもう過去のことだが、当時は「やっぱ匿名掲示板って恐いな」と骨身に染みたよ。
俺に関するデマが、平然と書かれるんだよね。本当に、サクッと。
俺がそれに反論しても、「必死だなw」で返される。論破できても、名無しにそんなの通用するわけがない。
いやいや、貴重な経験だった。あれは俺にネットの恐さと面白さを再確認させてくれた。
あそこは気楽に使うべきであり、他方で非常に注意して使わねばならない。
あの感覚、もう二度とご免だが、自分について知らない他人が語り合う状況には
自尊心が満たされる部分もあり、甘美でもあったことは間違いない。
……情けないのう。はぁ。
で。
そんなストアニ生活にも、徐々に終わりが見えてきた。
元々どマイナーなハードだから、人が少なかった。そして当然、プレーヤーは時間が経てば減っていく。
1人減り2人減り、人が減り始めると対戦が満足にできず、更にプレーヤーが止めていく悪循環に陥っていった。
毎晩のように対戦した相手や、俺が目標にしてた相手も、いつのまにか消えていった。
挨拶があるわけでもなく、ただ自然に消えていった。悲しい現実だった。
「3rdのネット対戦」という、大袈裟に言えば一生遊べそうなものを何故止めるのか、当時の俺には理解できなかった。
しかし……結局俺も、その寂れ具合に耐えられず、徐々にXBOX3rdから離れ、実質止めてしまった。
XBOX3rdの寂れもあるが、エミュ対戦ツールggpoが広まり、
俺の最も好きな格ゲーヴァンパイアセイヴァーでネット対戦が出来るようになったことも大きかったな。
……本当はゲーセンドットコムでやりたいよ。俺だってエミュなんて嫌だよ。はぁ。
というわけでXBOX3rdから離れて約1年、今回の発表があった。
止めたとは言えライブが終わるなんてことは想像もしてなかったので、気が向けばいつでも再開するつもりだった。
しかしもうそれは叶わない。あと3ヶ月ちょいで、二度とXBOX3rd対戦は楽しめなくなるのだ。
寂れるではなく、物理的になくなってしまう。……今更ながら、非常に寂しい話だ。
これはやっぱ、キッチリ看取ってやらねばならないだろう。
今日から終了のその日まで、なるべくXBOXライブを使うことにする。他ゲーも含めて。
つってもあんまり肩肘張らず、気楽に繋げて相手待ちをしていよう。あの頃のように。
XBOX3rdよありがとう。たくさんの対戦相手達よ、今更だがありがとう。
お前等も終了の話を聴きつけ、戻ってきてくれたら嬉しいんだけどな。
それはないだろうな。はは。
カプコンがXBOX360で3rdやセイヴァーをネット対戦対応させてくれれば、何の問題もないんだけどな。
正直、ストⅣは俺にはいまいち合わん。スパⅣも多分買うが、3rdほどのめり込めるとは思えない。
昔はネット対戦格闘ゲームが夢だったが、それがほぼ実現した今じゃ、やっぱ好きなタイトルをやりたい。
贅沢な話だが、別段不可能な話ではないだろう。実際ストアニで実現してるんだから。
カプコンさん、やってくれませんか。比類なき90年代の格ゲーブームを知る者の願いを聞いてはくれませんか。
……聞いてはくれませんか。そうですね。金にならないですものね。スパⅣのアケ版すら出ないんですものね。
対戦格闘ゲームの火がまた一つ消えた。止める術は俺にない。誰にもない。
これが現実。もう昇龍拳は完全無敵じゃない。多分今のガキは名前すら知らない。
俺にできることは、俺の気持ちが続く限り、過去の遺産にすがり付くことくらいだね。
さて、いつまで続くかな……。
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うーむ、想像もしていなかった。
IDタグを共通して使えるんだから、ハードが違うだけで、サーバもシステムも同じものと思っていた。
つまりXBOX360のLIVEが続く限り、XBOXのLIVEも続くものだとばかり思い込んでいた。
手持ちの未プレーゲーがまだ幾つかあるのに、これは困ったなぁ。
特に「HALO2」は早くやらないと。
あのゲームは今も愛好者いると思うんだが、何とかならんのだろうか。
うーむ……はぁ。
せっかくなので俺はオナ思い出を語るぜ。
俺にとってのXBOXライブは、ほぼ「ストリートファイター アニバーサリーコレクション」である。
これは「ストⅢ3rd」と「ハイバーストⅡ」がセットになったソフトで、今は軽くプレミアが付いているはず。
このソフトの売りは、何と言ってもオンライン対戦だ。
XBOXライブの利用料さえ払っていれば、幾らでも、好きなだけ、対戦が可能。
もちろんフレンドやボイスチャット機能にも対応。
所謂ラグに関しても、もちろん皆無ではないが、高レベルで解決しており、十分に「対戦」を楽しめる仕上がりになっていた。
今でこそ「ネット対戦格闘ゲーム」はごく普通に見られるものになったが、
このソフトの発売当時、5年前にこれを実現したことは、何気に凄いことだったと俺は今も思っている。
まして3rdとハパ2という、シリーズの人気タイトルを同時収録しているのだ。
これが売れないはずがない。……と思うのだが、悲しいかな、ハードは初代XBOX。
多くの人はこのソフトの存在すら知らず、当然ネット対戦の楽しさも知らないままだったのは残念なことである。
うーむ……はぁ。
俺にとって、「ネット対戦格闘ゲーム」は、大袈裟でなく夢だった。
しかし1/60の正確さが必要となるこのジャンルを、ネットを介して対戦するのは半ば不可能だと諦めていた。
しかしストアニはこの大問題を、もちろん完璧にではないが、高次元で解決してくれていた。
俺自身は当時3rdを全くやったことがなく、ハパ2には興味が薄かったが、3rdを一から始める覚悟でこのソフトを購入した。
ネット対戦の確立という一点だけで俺にとっては絶対に買いのソフトだったのだ。
それ以来数年間、誇張でなく毎日、ライブに接続し、対戦を楽しんだ。
3rdを一から始めるのはハッキリ言って非常に大変だったが、それでも頑張った。
ゲームが見え始め、ある程度勝てるようになると、どんどん面白くなっていった。
それと同時に、ネットを介して顔の見えない相手と格ゲーをするという、奇妙な感覚にも徐々に慣れていった。
ゲーセンで台を挟むのとはまた違う、独特の緊張感とコミュニケーション。
まぁこれは「楽しい」とは違うかもしれないが、今までにない変な感覚があった。
ライブでは3rdネット対戦にハマり、オフでは「NINJA GAIDEN」にハマる。
あの頃の我がXBOXはフル稼働し、俺に比類なき面白さを提供してくれた。間違いなく、優れたハードだった。
そしてこのソフトの思い出で避けて通れないのが、2ちゃんのスレだ。
基本的にはプレーヤー間のコミュニケーションに使われており、挨拶や対戦相手募集、ランバト開催なんてイベントもあった。
しかしそこはアレ、やっぱ荒れる時は荒れる。
IDタグ晒しから始まり、「〇〇は雑魚」「〇〇は切断厨」「〇〇は強キャラ厨」……などなど、あそこらしい歪んだ盛り上がりがあった。
XBOXということでプレーヤーが少なく、コミュニティとしては狭かったことも、この手の話題が盛り上がった要因だったのだろう。
かく言う俺自身、晒され、中傷されたことが何度もある。
本名ではないにしろ、間違いなく「俺」が、2ちゃんで晒され、叩かれているのである。
最初はかなり精神的に動揺したよ。だって、そんな経験あるわけないだろ。俺ただの一般人なのに。
今はもう過去のことだが、当時は「やっぱ匿名掲示板って恐いな」と骨身に染みたよ。
俺に関するデマが、平然と書かれるんだよね。本当に、サクッと。
俺がそれに反論しても、「必死だなw」で返される。論破できても、名無しにそんなの通用するわけがない。
いやいや、貴重な経験だった。あれは俺にネットの恐さと面白さを再確認させてくれた。
あそこは気楽に使うべきであり、他方で非常に注意して使わねばならない。
あの感覚、もう二度とご免だが、自分について知らない他人が語り合う状況には
自尊心が満たされる部分もあり、甘美でもあったことは間違いない。
……情けないのう。はぁ。
で。
そんなストアニ生活にも、徐々に終わりが見えてきた。
元々どマイナーなハードだから、人が少なかった。そして当然、プレーヤーは時間が経てば減っていく。
1人減り2人減り、人が減り始めると対戦が満足にできず、更にプレーヤーが止めていく悪循環に陥っていった。
毎晩のように対戦した相手や、俺が目標にしてた相手も、いつのまにか消えていった。
挨拶があるわけでもなく、ただ自然に消えていった。悲しい現実だった。
「3rdのネット対戦」という、大袈裟に言えば一生遊べそうなものを何故止めるのか、当時の俺には理解できなかった。
しかし……結局俺も、その寂れ具合に耐えられず、徐々にXBOX3rdから離れ、実質止めてしまった。
XBOX3rdの寂れもあるが、エミュ対戦ツールggpoが広まり、
俺の最も好きな格ゲーヴァンパイアセイヴァーでネット対戦が出来るようになったことも大きかったな。
……本当はゲーセンドットコムでやりたいよ。俺だってエミュなんて嫌だよ。はぁ。
というわけでXBOX3rdから離れて約1年、今回の発表があった。
止めたとは言えライブが終わるなんてことは想像もしてなかったので、気が向けばいつでも再開するつもりだった。
しかしもうそれは叶わない。あと3ヶ月ちょいで、二度とXBOX3rd対戦は楽しめなくなるのだ。
寂れるではなく、物理的になくなってしまう。……今更ながら、非常に寂しい話だ。
これはやっぱ、キッチリ看取ってやらねばならないだろう。
今日から終了のその日まで、なるべくXBOXライブを使うことにする。他ゲーも含めて。
つってもあんまり肩肘張らず、気楽に繋げて相手待ちをしていよう。あの頃のように。
XBOX3rdよありがとう。たくさんの対戦相手達よ、今更だがありがとう。
お前等も終了の話を聴きつけ、戻ってきてくれたら嬉しいんだけどな。
それはないだろうな。はは。
カプコンがXBOX360で3rdやセイヴァーをネット対戦対応させてくれれば、何の問題もないんだけどな。
正直、ストⅣは俺にはいまいち合わん。スパⅣも多分買うが、3rdほどのめり込めるとは思えない。
昔はネット対戦格闘ゲームが夢だったが、それがほぼ実現した今じゃ、やっぱ好きなタイトルをやりたい。
贅沢な話だが、別段不可能な話ではないだろう。実際ストアニで実現してるんだから。
カプコンさん、やってくれませんか。比類なき90年代の格ゲーブームを知る者の願いを聞いてはくれませんか。
……聞いてはくれませんか。そうですね。金にならないですものね。スパⅣのアケ版すら出ないんですものね。
対戦格闘ゲームの火がまた一つ消えた。止める術は俺にない。誰にもない。
これが現実。もう昇龍拳は完全無敵じゃない。多分今のガキは名前すら知らない。
俺にできることは、俺の気持ちが続く限り、過去の遺産にすがり付くことくらいだね。
さて、いつまで続くかな……。
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