3年ぐらい前だっけ? 最初は煽り用の、ムカつかせる為のAAだったと思う。詳しくは知らん。
それがその使い勝手の良さからどんどんバリエーションが増え、「やらない夫」等派生キャラも続々誕生。
今や「AAの究極」とまで言われているらしい。俺も異論ないわ。
ネット文化成熟の象徴だね。などと知ったような事を。
そんなやる夫AA界(?)で、2年程前から新たな流れが始まった。
「やる夫が〇〇するようです」「やる夫で学ぶ〇〇」といった、AA物語だ。
「AAを使って物語を作る」行為は昔からあったが、何せモノがAAだけに、使える種類はごく限られている。
多彩な表情・大きさが存在するキャラAAなんてそうそうないし、また自作するにも大変な労力が必要だ。
やってやれないことは無いが、非常に難度の高いSS(とする)製作法だったわけである。
それがやる夫AAの使い易さと種類の多さが問題を克服。
元々同人的要素を多く含んでいた2ちゃんとの相性もまた抜群だった。
やる夫AA物語は大流行となり、今も変わらず多くの作品が作られ続けている。
笑いに涙、学習もの、異業種紹介もの、グロモノエロモノ……やる夫AAそのままに、SSも非常に多種多様だ。
移り変わりが鬼のように激しいネットの世界だけに、いつまでも続くとは思えないが、
取り敢えず今はとても熱気があり、楽しい同人ジャンルだと思う。今が旬なのだ。
SSが好きなら触れない手はないだろう。気に入ったものの一つや二つはきっと見つかるはずだ。
つっても俺自身、たまに張られてるリンクから読みに行くだけで、積極的に漁ることはしていなかった。
んで1ヶ月ほど前から何となく能動的に色々見てみたんだが……うおおお、これは、凄い。
面白いものは本当に面白い。なのにつまらないと思えるほどの作品がない。
考えてみりゃ、発表の場が2ちゃんだもんなぁ。読者の目の厳しさは少年ジャンプも裸足で逃げ出すほどだろう。
ンなとこで発表してるんだから、そもそも生半可なレベルでやる気になれるはずがない。
ううむ。また新たな、そして新鮮なSS界を発見してしまった。
まぁ御託はいい。個人的に気に入った作品を傲慢にも羅列してみよう。
どれも昔なら確実に感想メール送ってたレベルである。あの頃はあの頃で楽しかった。はぁ。
2ちゃんという場でありながら、放置逃亡が少ない点も嬉しい。完結は、それだけで10点だ。
てわけで、名無しの作者さん達に惜しみのない賞賛をば。
やっぱ同人活動ってのはかくあるべきだよ。ああ。
・やる夫がドラゴンクエスト3で遊び人になるようです
前も貼ったが、やっぱいい。かがみんが特にいい。
柊かがみはもちろん「らき☆すた」のキャラだが、俺の中ではもう原作の枠を超えて別キャラになっている。
こういう現象もやる夫ネタの面白いとこだ。と思う。
・やる夫がお隣のお姉さんを孕ませたようです
現時点での最高傑作。面白すぎた。
タイトルからエロ系・クズ系かと思いきや、全然そんな事はない。寧ろ純愛。
更に物語は途中から全く予想外の展開に入り、それがまた興味深く、ますます面白くなる。
とてもじゃないが途中で中断などできない。平日夜に読み始めたことだけは後悔してる。
物語はとても綺麗にハッピーエンドを迎える。読後感も最高だ。
そして個人的に特筆したいのが、この作品における「AAの面白さ」。
AAの使い所が絶妙で、何度も声出して笑った。何気に珍しいことである。
見慣れたAAでも、使い所さえ良ければ、2倍も10倍も映える。使い手のセンスがビカビカしてる。
感服した。クロレビで10点。最近軽く続編が始まったので、また楽しめそうだ。
・やる夫は幸せになりたかったようです
こっちは逆。読後感の悪さに軽い吐き気すら催した。同じく平日夜に読み始め、
感情移入しすぎて怒りと虚しさが込み上げてしまい、床についても全く眠れなかった。
最悪の物語である。
だがしかし、読み進めるのは止められなかった。夢中で読めた。これは「面白かった」のだろうか。
やってくれたな作者さん。感謝はしないが拍手は送るぜ。畜生。
きつい表現が多いので、嫌いな人は受け付けないだろう。
本当に人間とはロクでもないものだ。などとたかがAAで悟ったようなことを。
でも何よりロクでもないのは現実だよなぁ。などと。
はぁ。
・やる夫が算数の課題に取り組むようです
一見低レベルな問題が実は高レベルだった。それを分かり易く説いてくれる勉強系。とても面白い。
終盤は美しい友情と師弟劇が眩しい。眩しい!! 目に痛いよ畜生。
「本当は難しい算数」ってとこだろうか。俺自身もこんなこと考えず、ただ「やり方」だけで解ったつもりでいた。
勉強ってのは、深い部分で知らないとやっぱ紛いモンだよな。点数を取るだけじゃダメだ。
とは言っても、誰もがそんなとこまで行けるもんじゃないし、学校にはそこまで教えるだけの時間もない。
教育は永遠の問題やのう。算数のように答えなどないし。などと。
・やる夫はセクロスに挑戦するようです。
タイトルから分かるが、18禁モノ。
しかしその質・量はただ18禁エロものの範疇を遥かに超えている。言うまでもなく面白い。
所々で分岐があり、各ヒロインとの個別エンドを迎えるゲーム的仕掛けも良い。
本編(?)のセクロス講義ももちろんある。……が、この件に関しては諸事情によりコメントを控えさせて頂きたく。
畜生。畜生。
最近更新頻度が落ちてきたのが心配だ。鶴屋さんの秘密が気になる。
・やる夫と水銀燈の甘くない結婚生活
短編。読んでて大笑いはないが、ニヤニヤが止まらん。続編もますますニヤニヤが止まらん。
元ネタはあるらしいが、上手いチョイスだと思う。
・やる夫は友人たちと恐怖を乗り越えるそうです
ミステリになるのかな? 謎と伏線の構成が心地よい。ラストの意外な真実には舌を巻いた。
「たかがAA」で綿密に作り上げられた作品である。まぁどの作品もそうなのだが。
疲れたここまで。言うまでもなくこんなのごく一部だ。まだまだ面白い作品はゴロゴロあるだろう。
つってもここでがっつくのは良くない。のんびりダラダラ漁ればいい。
他薦を頼るのも、自分でテキトーに選んでもるのもいい。インターネット万歳だ。
……しっかしどいつもこいつも、なんであんなに能力があるんだ?
あんなAAどうやって作るんだ? あんな話どうやって構成するんだ? 俺の脳じゃ180度捻っても無理だ。
どこぞのシロートがこんなもんバンバン作ってるって一体何なんだ。なんで俺にはその能力がないんだ。
わぁってるよ、俺と同じく何も創れない人間の方が圧倒的に多数なんだよ。
それに、俺は別にクリエイター様になりたいとは思ってないんだよ。
けど、こうも自分の「無能」を思い知らされるとなぁ……。
常套句である「まだ本気出してない」さえ使えねーよ。本気も糞も全力が零なんだから。
はぁ。
やっぱなんであれ、作品を生み出せるってのは凄いことだよ。
もちろん受け手としてその質には言いたい放題言わせて貰うが、その凄さだけは尊重したい。しなければ。
この点はプロでも素人でも変わらんね。創作、万歳だ。
そしてたくさんの優れた創作物に囲まれた、現代日本に生きる俺は幸せだ。幸せでなければ。
……はぁ。
いつものように、パソを閉じれば現実が立ちふさがっている。嗚呼
拍手を送る
それがその使い勝手の良さからどんどんバリエーションが増え、「やらない夫」等派生キャラも続々誕生。
今や「AAの究極」とまで言われているらしい。俺も異論ないわ。
ネット文化成熟の象徴だね。などと知ったような事を。
そんなやる夫AA界(?)で、2年程前から新たな流れが始まった。
「やる夫が〇〇するようです」「やる夫で学ぶ〇〇」といった、AA物語だ。
「AAを使って物語を作る」行為は昔からあったが、何せモノがAAだけに、使える種類はごく限られている。
多彩な表情・大きさが存在するキャラAAなんてそうそうないし、また自作するにも大変な労力が必要だ。
やってやれないことは無いが、非常に難度の高いSS(とする)製作法だったわけである。
それがやる夫AAの使い易さと種類の多さが問題を克服。
元々同人的要素を多く含んでいた2ちゃんとの相性もまた抜群だった。
やる夫AA物語は大流行となり、今も変わらず多くの作品が作られ続けている。
笑いに涙、学習もの、異業種紹介もの、グロモノエロモノ……やる夫AAそのままに、SSも非常に多種多様だ。
移り変わりが鬼のように激しいネットの世界だけに、いつまでも続くとは思えないが、
取り敢えず今はとても熱気があり、楽しい同人ジャンルだと思う。今が旬なのだ。
SSが好きなら触れない手はないだろう。気に入ったものの一つや二つはきっと見つかるはずだ。
つっても俺自身、たまに張られてるリンクから読みに行くだけで、積極的に漁ることはしていなかった。
んで1ヶ月ほど前から何となく能動的に色々見てみたんだが……うおおお、これは、凄い。
面白いものは本当に面白い。なのにつまらないと思えるほどの作品がない。
考えてみりゃ、発表の場が2ちゃんだもんなぁ。読者の目の厳しさは少年ジャンプも裸足で逃げ出すほどだろう。
ンなとこで発表してるんだから、そもそも生半可なレベルでやる気になれるはずがない。
ううむ。また新たな、そして新鮮なSS界を発見してしまった。
まぁ御託はいい。個人的に気に入った作品を傲慢にも羅列してみよう。
どれも昔なら確実に感想メール送ってたレベルである。あの頃はあの頃で楽しかった。はぁ。
2ちゃんという場でありながら、放置逃亡が少ない点も嬉しい。完結は、それだけで10点だ。
てわけで、名無しの作者さん達に惜しみのない賞賛をば。
やっぱ同人活動ってのはかくあるべきだよ。ああ。
・やる夫がドラゴンクエスト3で遊び人になるようです
前も貼ったが、やっぱいい。かがみんが特にいい。
柊かがみはもちろん「らき☆すた」のキャラだが、俺の中ではもう原作の枠を超えて別キャラになっている。
こういう現象もやる夫ネタの面白いとこだ。と思う。
・やる夫がお隣のお姉さんを孕ませたようです
現時点での最高傑作。面白すぎた。
タイトルからエロ系・クズ系かと思いきや、全然そんな事はない。寧ろ純愛。
更に物語は途中から全く予想外の展開に入り、それがまた興味深く、ますます面白くなる。
とてもじゃないが途中で中断などできない。平日夜に読み始めたことだけは後悔してる。
物語はとても綺麗にハッピーエンドを迎える。読後感も最高だ。
そして個人的に特筆したいのが、この作品における「AAの面白さ」。
AAの使い所が絶妙で、何度も声出して笑った。何気に珍しいことである。
見慣れたAAでも、使い所さえ良ければ、2倍も10倍も映える。使い手のセンスがビカビカしてる。
感服した。クロレビで10点。最近軽く続編が始まったので、また楽しめそうだ。
・やる夫は幸せになりたかったようです
こっちは逆。読後感の悪さに軽い吐き気すら催した。同じく平日夜に読み始め、
感情移入しすぎて怒りと虚しさが込み上げてしまい、床についても全く眠れなかった。
最悪の物語である。
だがしかし、読み進めるのは止められなかった。夢中で読めた。これは「面白かった」のだろうか。
やってくれたな作者さん。感謝はしないが拍手は送るぜ。畜生。
きつい表現が多いので、嫌いな人は受け付けないだろう。
本当に人間とはロクでもないものだ。などとたかがAAで悟ったようなことを。
でも何よりロクでもないのは現実だよなぁ。などと。
はぁ。
・やる夫が算数の課題に取り組むようです
一見低レベルな問題が実は高レベルだった。それを分かり易く説いてくれる勉強系。とても面白い。
終盤は美しい友情と師弟劇が眩しい。眩しい!! 目に痛いよ畜生。
「本当は難しい算数」ってとこだろうか。俺自身もこんなこと考えず、ただ「やり方」だけで解ったつもりでいた。
勉強ってのは、深い部分で知らないとやっぱ紛いモンだよな。点数を取るだけじゃダメだ。
とは言っても、誰もがそんなとこまで行けるもんじゃないし、学校にはそこまで教えるだけの時間もない。
教育は永遠の問題やのう。算数のように答えなどないし。などと。
・やる夫はセクロスに挑戦するようです。
タイトルから分かるが、18禁モノ。
しかしその質・量はただ18禁エロものの範疇を遥かに超えている。言うまでもなく面白い。
所々で分岐があり、各ヒロインとの個別エンドを迎えるゲーム的仕掛けも良い。
本編(?)のセクロス講義ももちろんある。……が、この件に関しては諸事情によりコメントを控えさせて頂きたく。
畜生。畜生。
最近更新頻度が落ちてきたのが心配だ。鶴屋さんの秘密が気になる。
・やる夫と水銀燈の甘くない結婚生活
短編。読んでて大笑いはないが、ニヤニヤが止まらん。続編もますますニヤニヤが止まらん。
元ネタはあるらしいが、上手いチョイスだと思う。
・やる夫は友人たちと恐怖を乗り越えるそうです
ミステリになるのかな? 謎と伏線の構成が心地よい。ラストの意外な真実には舌を巻いた。
「たかがAA」で綿密に作り上げられた作品である。まぁどの作品もそうなのだが。
疲れたここまで。言うまでもなくこんなのごく一部だ。まだまだ面白い作品はゴロゴロあるだろう。
つってもここでがっつくのは良くない。のんびりダラダラ漁ればいい。
他薦を頼るのも、自分でテキトーに選んでもるのもいい。インターネット万歳だ。
……しっかしどいつもこいつも、なんであんなに能力があるんだ?
あんなAAどうやって作るんだ? あんな話どうやって構成するんだ? 俺の脳じゃ180度捻っても無理だ。
どこぞのシロートがこんなもんバンバン作ってるって一体何なんだ。なんで俺にはその能力がないんだ。
わぁってるよ、俺と同じく何も創れない人間の方が圧倒的に多数なんだよ。
それに、俺は別にクリエイター様になりたいとは思ってないんだよ。
けど、こうも自分の「無能」を思い知らされるとなぁ……。
常套句である「まだ本気出してない」さえ使えねーよ。本気も糞も全力が零なんだから。
はぁ。
やっぱなんであれ、作品を生み出せるってのは凄いことだよ。
もちろん受け手としてその質には言いたい放題言わせて貰うが、その凄さだけは尊重したい。しなければ。
この点はプロでも素人でも変わらんね。創作、万歳だ。
そしてたくさんの優れた創作物に囲まれた、現代日本に生きる俺は幸せだ。幸せでなければ。
……はぁ。
いつものように、パソを閉じれば現実が立ちふさがっている。嗚呼
拍手を送る
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます