ゲームキューブの糞コントローラー

「エターナルダークネス」を開始した。
所謂バイオ系ホラーアクションアドベンチャーである。
今んとこ、難度はともかく話がややこしくて困っている。
まぁ、それはクリア後でいい。

ゲームキューブコントローラーである。
後継機であるWiiがGC完全互換であり、販売ペースはGCを遥かに上回っている。
そしてWiiの大ヒットソフトである「スマブラX」や「マリオカートWii」が
対応していることもあり、GCコントローラーはある意味現在が最も注目され、
使用されているのではないかと思う。
今後も「Wii用ノーマルコントローラー」としての需要は無くなることはないだろう。
とても良いことである。

が、俺は、ハッキリ言ってこのコントローラーが大嫌いである。
個人的に歴代最悪だと思っているのは、ドリームキャストコントローラー。
が、これは「セガだから」と考えれば何となく受け入れられる。
しかしGCコンは任天堂である。
任天堂と言えば、ハードはもちろんコントローラーにも凄まじい拘りを見せる
メーカーとして通っている。
ファミコン（正確にはゲーム＆ウォッチか）の十字キーという大発明、
ファミコンの正統進化バージョン、スーパーファミコンコントローラー、
３Dスティックと振動という次世代感溢れる６４コントローラー。
そして現在、業界に革命を起こしているWiiリモコン。

これら歴代の優れたコントローラーと比べると、いや比べなくても、
GCコントローラーは信じがたいほどレベルが低い。とても任天堂製とは思えない。
このコントローラーが大好き、愛着があるという人はいるんだろうか？
俺は使用中しょっちゅうイライラさせられるほどである。
理由を述べよう。
言うまでもなく、徹頭徹尾主観である。

１、デザインがダサい
いきなり主観も主観だが、パッと見がカッコ悪い。
64コントローラーもゴツイという悪印象があったが、あれは3通りの持たせ方と
いうギミックがあるので相殺されていた。
しかしGCコンのダサさは何とも言えない。好きになれない。

２、色が最悪
これはゲームキューブ（及びGBA）の基本カラー、紫について、とする。
紫である。紫のゲーム機である。数あるカラーバリエーションの一つがそれ、なら別にいい。
だがメインカラーにこんな色を持ってくる奴がどこにいる。何を考えているのか。
俺はGCとGBAは失敗ハードだと思っているが、その理由の一つは明確にこの基本カラーである。
紫色に良い印象を持つ人なんているか？　なんで紫なんだ？　なんで？　なんで？
7年考えてもさっぱり分からん。
紫と言えば、「ストⅡダッシュ」発売の際、ザンギエフの2Pカラーに紫パンツを履かせた所、
アメリカの関係者に「こんなパンツを履く奴はホモにしか見えない」と指摘され、
結果として変更になったというほどの色である。
ちなみに紫パンツは後に「ヴァンパイアハンター」のドノヴァンにて採用された。
どうでもいい。
比類なき宮本茂大先生、貴方はこんな色で良いと思ったんですか。
どうしても納得ができない。

３、糞押しにくい十字キー
時代は3Dであり、十字キーは最早オマケ。それは分かる。当然だろう。
だがオマケはオマケでも、なんでここまで小さくするの？　押しにくいにも程がある。
オマケとは言え、使う機会がないわけではない。ゲームによっちゃ頻繁に押すものも当然ある。
その度に、あまりに小ささ、押し難さに辟易とさせられる。
バーチャルコンソールのソフトにはGCコンでプレー可能なものも多いが、
実際にGCコンで「忍者龍剣伝」をやってみた所、全く思い通りに動かせなかった。
仮にも任天堂ハードに正式採用されてる十字キーが、である。
64時代は普通の大きさだったし、それで不都合があったとも思えない。
誰が採用したのか知らんが、7年経ってもさっぱり理解できない。

４、覚えにくく、ゴチャゴチャしたボタン配置と形
A、B、X、YそしてZボタンについて、である。
恐らく最も頻繁に押すAを目立たせようとしてあんな配置と形になったのだろう。
が、逆に非常に覚えにくくて押し難いと思っているのは俺だけだろうか？
単純に、スーパーファミコン配置でいいのである。
スーパーファミコンだけじゃなく、GCの時代になれば、多くのユーザーが
PSシリーズも知っているとも考えるべきだ。
ユーザーは、ボタン名はともかく、ボタン配置は完全にアレに慣れきっているのである。
なのにAの上にY、左にB、右にX。ややこし過ぎ。未だ、指が一瞬迷う。
Zボタンなどはマジに忘れることもしばしば。最早隠しボタン。
分かり易くしてるつもりで物凄く分かり難くなってる。本末転倒甚だしい。
なんで任天堂がこれを？　7年経ってもさっぱり分からない。

５、固すぎるLRボタン
さぁこれだ。これが大嫌いで大不満で言いたかったんだ。
GCコンのLRは、当時の流行に乗ってアナログボタンになっている。
押す角度によって入力に変化をもたらすことが可能というわけだ。それはいい。問題ない。
でも、なんでこんなに固いんだよ!!!！！！！！！！！！！！！！！！
あり得ないくらい固い。だからボタンを底まで押しっぱにし続けると、マジで指が痛くなる。
ついでに言うと、押すとシャコシャコと変な音が出て非常に不愉快。
しかも現実には、アナログ機能を使わず、ただ押すことを要求するゲームが多い。
少なくとも俺がプレーした限りではそうだった。
アナログ機能が必要なければ、こんなの深く強く押さなきゃ反応しない糞ボタンでしかない。
事実、「くるりんスカッシュ！」プレーの際は、指が痛くなって攻略に苦労したのだ。
あのゲームは非常に熱くて面白かったが、この糞ボタンが物凄く足を引っ張ってくれた。
そして今、エターナルダークネスでも大いに困らされているのである。
バイオ系のこのゲーム、ダッシュが「Lを押しながら移動」なのである。
この手のゲームで歩いて移動する奴はまずいない。誰だって、ほぼ常時走って進める。
つまり常時糞固くて重いLボタンを押し続けなくてはならないのである。
指が痛くて、そして何より不愉快で仕方がない。
一体誰なんだ、こんな糞ボタンを作ったのは！
7年考えてもさっぱり分からない。本当に任天堂の仕事なのかこれは。
これからも、いくら考えても、そして幾ら使用しても、このコントローラーを
作った人の想いは俺には分かりそうにない。
俺の強い不満が作った人にはさっぱり分からないことと同じように。
はぁ。


上記のように、Wiiの活躍のお陰で、GCコンは今こそ全盛期と言えなくもない。
任天堂さん、ここは一つ、新たに作り直してくれませんか。
クラシックコントローラーの出来には満足しているんだが、あれはリモコンを通さなくちゃ
ならないんで、電池使用や通信切断などに好感が持てないのである。
Wiiであっても、ユーザーは有線コントローラーを欲している。間違いなく。
だがそれが、現状のGCコンだと、嫌なのである。あのコントローラー、もう嫌なのである。
だからお願い、作り直して下さい。
きっとアレは何かの気の迷いだったのでしょう。今こそ、真・GCコンを！！！！！

虚しい。



GCはPS2はもちろん、世界市場ではXBOXにも負けた。
しかし敗因にコントローラーや基本カラーを挙げた人はいないと思う。
だが俺は、大きな要素だったと思っている。
はぁ。
ユーザーはハードを操ってゲームをするんじゃない。
コントローラーに触ってゲームをするのである。
腐れゲーオタの俺は、コントローラーに悪い印象なんて絶対に持ちたくないんだ。
分かってくれよ任天堂。
分かってくれない任天堂。
まだGC罪ゲはたっぷりあるし、まだまだこの糞コンとは長い付き合いになる。
はぁ。







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