俺toセガ土下座シリーズ第二弾、間を空けずにプレーするナリ。セガ最高。はい、セガは変わりました! セガが一番面白いよ! …………。
前作「龍が如く」は12月の物語であり、今作はその丁度1年後。つまりリアル時期とぴったり合う。
昨年12月にプレーした前作のブログコメントでそれを教えてもらい、なら2もすぐ始めた方がより物語に入り込めると思ったのだ。
……昨年末に盛大に風邪を引いてしまい、計画は大幅に狂ってしまったが。まぁ「冬の物語」としておこう。はぁ。
つーわけで、「龍が如く2」である。1とのHD版セット売りなので、もちろん新たに買う必要はなかった。ホント、いい時代だね。
オリジナルであるPS2版は、恐らくシリーズ最大のヒット作であろう。前作の好評を全面的に受けた続編、売れないわけがない。
時期はPS2末期であり、技術的にも熟成しまくっている。なんちゅーか、「完璧な続編」として作られたであろうことが想像できる。
俺はPS2版は知らんが、廉価版を含めて長く長く売れていたことはよく覚えている。シリーズ人気を確立させた、偉大なる2作目だな……。
勝手な想像だが、今作は結構作りやすかったんじゃないかと思う。斬新なコンセプトで大ヒットを飛ばした前作。その続編に求められるものは?
これはぶっちゃけ、量的拡大であろう。2作目程度では新鮮さは薄れない。前作で好評だった部分を、量を増やして豪華にすればいいのだ。
よりグラフィックを強化し、サブイベントを充実させる。戦闘システムをちょっとだけ追加し、後は各部分の快適性を上げることか。
前作だけでもかなりの伏線やキャラを使ってしまっただけに、物語部分は大変だったかもしれんが、他は意外と楽に作れたのではないか。
製作の現場を知らんのにこんな事言うのは失礼かもしれんが、そう思った。……逆に言うと、それだけ「同じ様な」内容だった。
まぁ分かってたことだけどな。2作目どころか、最新作ですら……。いや、プレーしてないから言及は避けよう。…………。
あんまし進化してないが、その分安心して楽しめるのも事実。説明書一切不用、すぐゲームを開始できる。
つってももちろん序盤にチュートリアルもあるから前作未プレーでも問題なし。難度はいつもの三段階。俺はいつものノーマル。
物語が前作の完全な続きだから、この点は未プレーだと辛いが、序章にて回想という形で前作のダイジェストムービーを鑑賞できる。
これを見れば、物語補完も大丈夫だろう。ちなみに見たくなかったらスキップできる。俺は一応見てみたが、よく纏まってると感じた。
かくして架空新宿こと神室町(かむろちょう)に、伝説の龍こと桐生一馬が帰ってきた。伝説の割に、そこらのチンピラには無名のようだが。
桐生さんはシリアスな本編シナリオを進める一方、どうでもいいサブイベントで小遣いを稼ぎ、キャバで遊び、将棋や麻雀に耽ったりする。
このごった煮感、これが龍が如くの魅力なのであろう。前作をやった直後だが、不思議と「飽き」は感じなかった。見事なもんだな。
この前にプレーした「inFAMOUS SECOND SON」は、「オープンワールドのようでそうではない」ゲームだった。プレー前の想像と全く違っていた。
広大な箱庭はあるが、密度が薄く、建物も街を歩く人々も実に空虚。試行錯誤の末、最終的に楽しめたが、悪く言えば「騙された」感がある。
まぁそもそも俺には「オープンワールドゲームとは何か?」がよう分からん。近年発展したジャンルだし、まだまだ途上なのは事実だろう。
「リアルな箱庭」を作れれば、そこで自在に行動できれば、さぞ凄いゲームになることだろう。だが現実にはそんなことは不可能だ。
「あくまでゲームで実現可能なレベルのリアル箱庭」を追求すべきなんだろうが、その姿が俺には想像できない。どれくらい、なのか?
インファマスのレベルだと、俺としては非常に不満である。しかし、じゃあどれくらいを求めていいのか? それも正直分からん。
一方でメーカーは「リアルな箱庭で~」を売りにしているように見える。この違和感は、まだもうしばらく拭えそうにないかなぁ……。
その点、龍シリーズはなかなか理想的だと思う。オープンワールドのようでそうではない、「それっぽいもの」を目指し、成功している。
箱庭を歩き回るという作りは同じだが、洋物オープンワールドのような広さとリアルさを追求せず、「それなり」で済ます姿勢がある。
街の規模は広いようで狭いが、乗り物がなく、走り回る必要がある今作ではこれくらいが適切だと判断したのだろう。多分。
大半の建物に入れないのはインファマスと同じだが、外装はどれもちゃんとしており、ある程度の存在感を醸している。
街を歩く人々も、大半は自動生成の生きてないモブだが、姿や動きは「実際にいそう」であり、モブとしては上出来だ。
OL、若者、チンピラ、オッサン、浮浪者と適度なバリエーションがあり、「様々な人々」を上手く演出していると思う。
今作がオープンワールドものなのかどうかは分からんが、極端に大きな風呂敷を広げず、やれる事を弁え妥協している姿には好感が持てる。
実際風呂敷を畳みきれてない実例を見たからな。……つっても、今作には今作で、もうちょい規模をでかく出来ないのかという不満もある。
「大都会」とするにはフィールドがあまりに狭い。まぁ作りに妥協した以上、こうなるのはしゃーないんだけどな……。
舞台は前作から続いて似非新宿神室町に、大阪を舞台とする似非ミナミ「蒼天堀」が加わった。
俺は大阪人なので、新宿は分からんが道頓堀や心斎橋は一応地元だ。見知った風景が再現されており、思わず興奮してしまった。
……つっても、再現度は当然甘いけどな。特に道頓堀のひっかけ橋こと戎橋の背景にグリコの看板がないことが超痛い。
あれぞあの橋の象徴と言ってもいい看板なのに。無論商標的に出せなかったんだと理解できるが、死ぬ気で交渉したんかよ。
所詮こんなもんかとガッカリしてしまった。そもそも地名がなぁ。何で実在の地名じゃあかんのか。うーん。
ちなみに通天閣は何故かそのままの名前で登場する。半端やのう。あと距離は短いけど、商店街の雰囲気はよく出せてたな。
残念ながら期待したほどの大阪感は出てないが、まぁそもそも引き篭もり体質の俺はさほどあの辺に詳しくないし、別にいいかもしれん。
大阪のおばちゃんが飴ちゃんくれるとか、らしいイベントも用意されてた。うん、まぁこんなもんだろう。
ゲーム進行は前作と変わらず、メインとサブのイベントを行ったり来たりで進める。その裁量はプレーヤーに委ねられており、自由度が高い。
時間制限のあるイベントは殆どなく、メインシナリオがどんなに逼迫してても、平然とサブで遊ぶことも可能。
仲間の危機で現場に駆けつける時に将棋に耽ったりな。桐生さんの切り替えの早さと二面性は冷静に考えるとちょっと怖いもんがある。
何となくだが、前作よりサブイベントが面白かったように思う。前作以上に寄り道に精が出るヤクザ生活だった。
ただ面白いだけに、思うようにイベントを起きないとストレスが溜まった。当然かもしれんが、いつどこで発生するかは分からないのである。
分かり易いものもあるが、街中を走り回ってる最中にたまたま出くわすケースも多い。自力で全部見つけるのは非常に大変だろう。
せめてどんなイベントが残っているかくらい教えてくれんものか。あるかないかすら分からんまま街をうろつくのはさすがに楽しくなかった。
この辺は続編で手を加えてほしいね。製作者だって、せっかく用意したのなら、やる気のあるプレーヤーには全員見て欲しいだろうに。はぁ。
面白いのは面白いけど、相変わらずバトルに繋がるネタばかりでやや単調だった。もっとこう、パズルや推理要素なんかも入れたらどうか。
考える要素はこのシリーズの客層に合わないという判断だろうか。サブの域を越えた大イベントも一個くらい用意してほしかったね。
サブイベントはもちろんやらなくても問題ないが、クリアーすると金と経験値を貰えるので、適度にやっておかないと本編が辛くなる。
雑魚戦をこなしてもそれらは稼げるが、効率が段違いなのだ。今作は「稼ぎ」が非常にしにくいんだよな。雑魚戦が無意味すぎる。うーむ。
数あるサブイベントの中でも、気に入ったのが「ホスト体験物語」だ。ある事情から桐生がホストクラブに入店し、成り上がっていく。
最初は客の呼び込みで、次に売れっ子のヘルプ、更には軽い客、太い客、銀座の最高級ママ……と、どんどん仕事のランクが上がっていく。
接客つってもただ三択で客の好感度を上げるだけなんだが、不満顔をされると非常に気分が悪く、何度もリセットしムキになって挑んだ。
そして見事好感度を最高にすると……「ゴールド入りましたぁ!」。よう分からんが高額な酒を買ってくれて、シャンパンタイムが始まる。
この時に流れるムービーに、ハッキリ言って大笑い。シャンパンタイムって名前は聞いたことあるが、こんなアホなことやったんか。
店のホストが集合し、代表者が「え~本日もご来店誠に誠にありがとうございます。本日こちらの姫によりシャンパンを頂きましたー!」
と始まりの挨拶を述べると、その後はリズムに乗って「シャンパン」「「「シャンパン!」」」「ありがと!」「「「ありがと!」」」」
わけの分からん合唱大会。いやぁ面白すぎだった。見る機会は3度あったけど、3回とも大笑いだったわ。「従業員、撤収~~」あはははは。
もちろん現実のホストクラブとは違うのだろうが、ああいうノリはあるんだと思う。あれを実際に見られるなら十分価値があるね。
……なわけねーだろ。ゴールド、ゲーム内価格で20万円だよ。何考えてんだよお前等頭大丈夫か。狂った世界だよねぇ……。
俺とは1ミリたりとも関係のない世界だが、それだけにバーチャル体験が楽しめたよ。ありがとう夜の世界。大変だよねぇ。
ちなみに最後は銀座最強ママに300万円の酒を入れてもらいました。……金はあるとこにはある。明日の仕事が嫌になった。はぁ。
ホストごっこは面白かったんだが、それと正反対でつまらんのが、龍シリーズサブイベントの代表格であるキャバクラだ。
俺はホストで苦労した。客の機嫌を取るべく、正しい選択肢を選ばなきゃならない。誠意を持って答えても、お気に召さなきゃ嫌われる。
全てはお客様のために。まさに「お客様は神様です」である。狂った金の舞い散る世界には、それに見合うお持て成しが当然必要なのである。
なら、立場が入れ替わるキャバクラだったら、今度は俺が持て成してもらえるはず。キャバ嬢が必死に俺の機嫌を取ってくれるはず!!!
……やってる事は、ホストと同じであった。振られた話題から三択が出現し、間違ったらキャバ嬢の機嫌ダウン。悪いのは俺。
合体はおろか触らせても見せてもくれない女に「大金を払って」機嫌を取らせて頂くゲーム。こんなもん何が楽しいんじゃボケ死ね。あー。
一回だけ入店し、わけも分からぬまま計22万円ブッ込んだのに、得られたのは好みでもないキャバ女のメアドのみ。虚しさのあまり眩暈がした。
マジな話、こんなの何が面白いんだ。好感度最高に出来たらアフター可能らしいが、そこまで入れあげる嬢などおらん。
続編でも確実に存在する要素なのに、この合わなさは痛いな。だからよ、大人のゲームなら、フー入れろよフー。はぁ。
戦闘。今作では最初から最後まで堅気のはずなのに、桐生さんは始終殴りあい殺し合いしっぱなし。結局この人超アブねーんだよなぁ。
基本的には前作同様、龍シリーズテンプレ的な形だ。多分。もちろんのこと、面白くはない。これでいいんだろうか……?
一応「コンボ中における別角度への攻撃」が序盤から可能になり、多人数の相手をしやすくなっていたのはよかった。
前作だと一方向にしか攻撃できず、苛々したからなぁ。まぁ、それでも快適に動かせるとはとても言えんけど。
それとヒートアクションの数が増え、演出的に爽快感が上がっていたのは良かったな。その分、前作より難度が下がったように思う。
ボス戦も前作ほどイライラ無敵移動を繰り返す奴はいなかったと思う。難度ノーマルだし、こんなもんだな。
そして相変わらず、伝説の龍はそこらの三文ヤクザやガキども絡まれ放題。何で追っかけてまで……?
街中でキョロキョロ獲物を探し、桐生さんを見つけると「オェ!」と威嚇し、小走りに近寄ってくる。小走りなとこが余計怖い。
逃げることも可能だが、桐生も小走りなので、その追っかけっこはシュールそのもの。ある意味大笑いだ。
でも雑魚戦はほぼ負ける要素ないので、ただ面倒なだけ。やっぱり龍が如くの戦闘はどうにもなぁ……。
グラフィックは、微妙に前作より綺麗になってたように思う。見比べたわけじゃないが、神室町の都会っぽさも上がってる気がした。
何気にPS3でのPS2ゲームHDバージョンでは最高クラスの出来かもな。テキトーだが。古さがあまり気にならなかったのは素晴らしい。
PS2版に比べ、読み込み時間もかなり短くなってるらしい。頑張ってるな。プリレンダムービーが汚いけど、こればっかしはしゃーないな。
あと飲食店で食ったメニューにチェックが入るようになっているらしい。PS2版にはなかったんだと。コンプ要素があるのでこれは嬉しい。
……ンなことない。松屋のメニュー制覇して、それが何やねん。HP減らんと食うこともできんし。面倒臭いだけだった。はぁ。
飯と酒にはもっとゲーム性を絡めてほしかったな。何でもかんでも詰め込めばいいってもんじゃない……。
物語。今回も気合が入っていた。前作で主要キャラを殺しすぎだと思ったが、引き続き面白かったと思う。
……が、一つ問題が。今作では「海外マフィア」が話に大きく絡んでくるのだ。アジア系ヤクザが。戦闘集団に近いのかもしれんが。
最初は「当面の敵」かと思っていたが、最後まで登場し続けるばかりか、物語の根幹にまで絡んでいた。いやはや。
……で、そいつらの国籍が……あそこなんだよな。いつも毎日不愉快な、朝鮮半島の南にある国。……はぁ。
ネット上じゃ珍しくも何ともないが、俺はあの国が嫌いである。大嫌いである。どれくらいかと言うと、国名を書くのすら嫌なほどだ。
何故嫌いかは、今更述べん。まぁ俺の感覚では「あの国を嫌いにならない方がおかしい」から、説明なんてするまでもないと思う。
一応言っておくと、大嫌いなだけで、無能だと見下してるわけじゃない。政治、スポーツ、文化(映画とか?)、日本を上回る所もあるだろう。
その意味じゃ見習うべき箇所も多数ある。しかし、そういう問題ではない。何せ大嫌いだから。近寄りたくないし、近寄って欲しくないのだ。
……無論、現実問題それは無理だ。あそこの存在は日本の売国勢力と非常に相性がよく、今後も廃れることはまずあり得ない。はぁ。
それに、パソやゲーム機を開けば、あの国の製品も多分ある。恩恵だって受けているのだ。今更どうにもならない。諦めるしかない。
大嫌いな連中とも共存して生きていかねばならない。まこと現実である。はぁ……。
あの国の組織「ジングォン派」が、今作にはガッツリと絡んでくる。まぁ海外ヤクザってだけで、あの国的なウザいネタは特にないけど。
それならそれで、せめて大陸の国にできんかったんか。あそこも嫌いだけどあの国よりはマシだ。正直話の内容はどっちでも同じだろう。
はぁ。現実でも、アジア系ヤクザって跋扈してんかね。……闇組織だったらまだマシで、寧ろ一般人の方が……。
で。
関東の大ヤクザ「東城会」の四代目組長に就任するや否や、すぐさま五代目を指名し、自分は堅気に戻った主人公・桐生一馬さん。
その後は惚れた女の忘れ形見・遥たん(10歳)とイチャラブ生活を送っていた模様。……どんな生活だったんだろうな。仕事してたんか?
そして1年後、前作で死んだオヤッサンの墓参りに行くと、同行していた五代目組長が射殺された。関西ヤクザ「近江連合」の仕業だった。
当然ながら西と東の全面戦争……!! となりそうだが、桐生さんはそんなに血の気が多くない正義のヤクザなので、抗争を止めるべく
東西両方で様々な対応を取る。それ故に話の中心となり、否応なく戦乱の嵐に巻き込まれていくのであった……。
桐生は前作でならまだ「ヤクザ者」だったが、今作の状態ではもう完全に足を洗っているはず。なのに何故現役バリバリで動くんだ?
桐生本人よりも、桐生を当てにしまくってる東城会の不甲斐なさが目に付く。それでも極道かと。恥ずかしくねーんかと。
東城会は前作で殆ど壊滅状態になったから、人材がいないのは分かるが……それならそれで、いつまでもデカイ顔してんなと。
一応次代の東城会を背負う男として、前作で桐生が殺した(ことになってる)堂島組長の息子・「堂島大吾」が登場した。
しかしコイツが、非常に情けないと言うか、全く貫禄がなかった。若手つっても20半ばはあるだろうに、あれで大丈夫か。
序盤でこそ敵の大ボスとケンカし善戦したようだが、そっからは攫われたりワンパンで跪いたり、ヘタレ感が半端なかった。
母ちゃんたる組長代理はいい感じに「極道の女」やってたのに。声優もあんまし上手くなかった。東城会の今後が心配である。
あと組長代理はどうも前作から引き続いての登場のように描かれてたが、俺は初見だった。サブイベントに出てたのか?
今作では熟女趣味の舎弟に裏切られ手篭めにされかけてた。50近いだろうに大変だな。大吾に任せてあとはゆっくりしてくれ。
……にしても、あの堂島組長、何か矢鱈と有能かつ人望があったように描かれてるなぁ。殺された原因を考えたらただの屑だろうに。
あの当時でも桐生や錦山は、組の幹部である。そんな彼らと家族同然の女を拉致するって、上の人間でも許されるわけないだろう。
ここはかなり違和感あった。「ゼロ」では名誉挽回のシーンが色々描かれるのかね……。
ジングォン派と共に敵組織として登場するのが、関西の大ヤクザ・近江連合である。連合の名の通り、組の集まりだ。
前作の仲間割れにより東城会はボロボロになってしまったので、壊滅・吸収を狙って近江連合が神室町に襲い掛かる。
……が、桐生が手打ちの為に連合の会長・郷田仁に挨拶に行くと、意外にもこの爺さんは穏健派。諸悪の根源は彼の息子「郷田龍司」であった。
会長の仁は高齢なこともあり求心力が低下し、龍司を抑えられないでいる。近江連合も一枚岩ではなかったのだった。
……それにしても、この爺さんは情けなかった。穏健つっても大ヤクザの総大将だろうに、全く覇気も迫力も権威もない。何だったんだ。
部下からは全員に裏切られるし、拉致されるし、真相喋ったら用済みと消されるし、その後の死体を誰も気にかけてないし……。
今作のヘタレ大将は東の堂島大吾、西の郷田仁で決まりである。一緒に拉致されてたしな。やれやれ……。
だが仁の息子郷田龍司は、親に似ず驚異的な存在感と実力を示し、物語に君臨する。人呼んで「関西の龍」。だが本人はこの呼び名を嫌う。
自分は関西だけに留まる器ではない、と。そこで「堂島の龍」桐生を倒し、東城会を手に入れると同時に「本物の龍」になろうとする。
ヤクザだけに残酷無比で、部下を使って無茶苦茶やるが、桐生との決着についてはフェアであり、あくまで正面から倒そうとする。
男気があると言っていいのかどうか……まぁファンタジーヤクザよ。そもそもヤクザってケンカ強いの? プロなの? 知らん。はぁ。
龍司はキャラの造形、表情、そして声優の演技が素晴らしく、とにかく非常にキャラが立っていた。そのマッチ度は桐生以上。
特に声の演技はビックリするくらいピッタリだったなぁ。担当は岩崎征実さん。まさにプロの声優仕事だった。感服したね。
パッケージにも描かれるキャラだけにラスボスにもなるが、その前に前哨戦で負けたり、あの国が絡んだりで、終盤ちょっと残念だった。
最終決戦では両者上半身裸で背中の龍を誇示しつつ殴り合うんだが、この物語は12月下旬である。雪降ってるし。洒落にならん。
終盤は幾つものムービーでドラマを盛り上げていたが、終始桐生と龍司は裸だから、寒そうなのが気になって気になってしゃーなかった。はぁ。
いいキャラではあったが、最終戦で死亡。殴り合いに負けただけで死ぬのはどうかと思ったが。いつもの「感動死」だったし。
まぁ名越さん曰く、一応生死不明らしい。続編でこっそり再登場するかも。……状況的に死亡確認までされてるはずだけどな……。
前作は「大人のゲーム」を掲げておきながらヒロインが10歳少女というとんでもないジポもんだったが、今作には立派なヒロインが登場した。
狭山薫、25歳くらい。「ヤクザ狩りの女」と呼ばれる暴対課(適当)の女刑事。見た目はそこそこか。正直そこまで美女には見えんかった。
自分の出生に東城会が絡んでいることを知り、刑事としての仕事からそれを掴もうとヤクザ摘発に燃える迷惑な人。興信所とか使えよ……。
今回の諍いの中心人物である桐生の警護・監視を理由に同行するようになるが、言うまでもなくいつも桐生が助ける流れになる。やれやれ。
しかしヒロイン度は高く、終盤親密になると桐生さんと熱烈チューまで行く。これには正直驚いた。ホストのバイトは無駄ではなかった。
ラブストーリーになるほどのいい関係とは思えなかったが……まぁ男女がヤクザとケンカしてんだから、吊橋ゲージが上がり易いんだろう。
出生はやっぱりジングォン派辛み。今作の登場人物こればっかし。個人に対して差別心は別にないけど、乱発しすぎでかなり萎えた。
つーか警察の身元調査がガバガバ過ぎるだろう。こんな生い立ちで警察入りなんで出来るのか?
他にも、かつてジングォン派という最悪の殺人犯罪集団に属してた人間が、戸籍偽って警察の幹部にまでなってたり、無茶苦茶だ。
フィクションとしてのケレンミはもちろんあっていいが、今作は一応現代劇である。ある程度のリアリティはあって然るべきだ。
最後の最後では死んだ人間が「実は生きていた」「実はジングォン派だった」まで……はぁ。驚きの次の瞬間に、萎えちまったよ。
もうちょい気を配って設定を練ってほしい……けど、ハッタリ優先かねぇ。まぁそれも一つの選択か。はぁ。
前作から引き続き登場するキャラもいるが、ジングォン派に押されて影が薄かったように思う。うーん。
特に遥はゲームの大半を「おるすばん」させられ、ヒロインの座を完全に薫に奪われた。桐生さん40歳くらいだし、さすがに厳しいのか。
同行させられるシーンもあるが、前作と違っておねだりイベントがなく、つまり好感度設定もないようだ。……成長したな。偉いぞ。
まぁ次回作以降での挽回に期待しよう。……俺は「見参」にて、桐生さんが「遥、俺はお前が好きだ」つったのが忘れられんのだよな。
あれ、ヤバない? ええの? 見参は本編前にプレーしたから、てっきり本編でも遥がヒロインかと思ってたんだが。それだと激ヤバだが。
そういや、桐生さん(と錦山)は遥の母親に惚れてたわけだが、前作開始時で、3人はすでに20台後半だと思われる。……遅すぎないか?
幼馴染みなんだから、そういう諍いは10台の頃に終わらせててもいいと思うんだが……どうもヤクザの女関係は分からんぜ。はぁ。
龍が如くはすっかり長寿シリーズになったが、桐生さんの年齢がシリーズを重ねる度に重くのしかかる。リアルに年取ってるしな。
取り敢えず遥が色気づくまで待つか。5ではアイドルか何かやってたし、その頃には桐生さんとラブコメしそう。いいよ、うん。待とう……。
ふぅ。サブイベント埋めで前作より長く遊べたが、クリアーしたらさすがにちと冷めちまった。
コンプリートをしやすいならともかく、全然そうじゃないからな。まぁ面白かったよ。1&2HD、実にお買い得なゲームである。
もちろん次回作のプレーも視野に入れている。軽く公式サイトを覗くと、今度は沖縄が舞台になるらしい。沖縄か……うわマジか。
更に基地問題も絡んでくるとか。うわぁ……あの国ネタに続いて、実にウンザリなものを選んでくれるのう。やれやれ。
しかしここからはハードがPS3になるから、ゲームがより豪華になるだろう。……今の時代に言うのは変な表現だが、そこは楽しみである。
いつかは分からんが、いずれやろう。その後もシリーズいっぱいある。これからも出る。まだまだ死ぬわけにはいかねーな……。
3月には最新作「龍が如く0」も控えている。これは本編シリーズと見ていいんだろうか? PS4版がどれだけ伸びるか楽しみである。
……先日、セガがコンシューマー市場での不振により、300人の希望退職者を募り、更に事業をスマホゲ・PCゲ重視にすると発表した。
これはパチ屋身売りを超える、二度目の「セガの死」なのかもしれない。今度こそ本当に、俺の知るセガは終わってしまったのかもしれない。
まぁそれでもさすがに完全撤退とまでは言ってない。龍が如くシリーズは、もしかしたらセガ最後の家庭用ゲームになるのかもしれんな。
いつの間にやら多くのものを背負うようになってしまった龍が如く。まるで四方八方から頼み事される桐生さんそのものだな。ははは。
これからも龍シリーズが売れ、いやこれからは今まで以上に大ヒットし、セガが再び家庭用ゲーム機に力を入れてくれますように。
そんな出鱈目な願いを託して、了。全く、シロートさんは無茶をいいなさる。ヤクザに何を期待しとるんでっか。
だって、もう正攻法じゃどーにもならなさそうやねんもん。ヤクザ屋さんに飛び道具撃ってもらうしかないんですよ。
そんな時代さ。このイカれた時代へようこそ。君はヤクザ中年ヤクザ中年ヤクザ中年~~……。
はぁ……。
web拍手
前作「龍が如く」は12月の物語であり、今作はその丁度1年後。つまりリアル時期とぴったり合う。
昨年12月にプレーした前作のブログコメントでそれを教えてもらい、なら2もすぐ始めた方がより物語に入り込めると思ったのだ。
……昨年末に盛大に風邪を引いてしまい、計画は大幅に狂ってしまったが。まぁ「冬の物語」としておこう。はぁ。
つーわけで、「龍が如く2」である。1とのHD版セット売りなので、もちろん新たに買う必要はなかった。ホント、いい時代だね。
オリジナルであるPS2版は、恐らくシリーズ最大のヒット作であろう。前作の好評を全面的に受けた続編、売れないわけがない。
時期はPS2末期であり、技術的にも熟成しまくっている。なんちゅーか、「完璧な続編」として作られたであろうことが想像できる。
俺はPS2版は知らんが、廉価版を含めて長く長く売れていたことはよく覚えている。シリーズ人気を確立させた、偉大なる2作目だな……。
勝手な想像だが、今作は結構作りやすかったんじゃないかと思う。斬新なコンセプトで大ヒットを飛ばした前作。その続編に求められるものは?
これはぶっちゃけ、量的拡大であろう。2作目程度では新鮮さは薄れない。前作で好評だった部分を、量を増やして豪華にすればいいのだ。
よりグラフィックを強化し、サブイベントを充実させる。戦闘システムをちょっとだけ追加し、後は各部分の快適性を上げることか。
前作だけでもかなりの伏線やキャラを使ってしまっただけに、物語部分は大変だったかもしれんが、他は意外と楽に作れたのではないか。
製作の現場を知らんのにこんな事言うのは失礼かもしれんが、そう思った。……逆に言うと、それだけ「同じ様な」内容だった。
まぁ分かってたことだけどな。2作目どころか、最新作ですら……。いや、プレーしてないから言及は避けよう。…………。
あんまし進化してないが、その分安心して楽しめるのも事実。説明書一切不用、すぐゲームを開始できる。
つってももちろん序盤にチュートリアルもあるから前作未プレーでも問題なし。難度はいつもの三段階。俺はいつものノーマル。
物語が前作の完全な続きだから、この点は未プレーだと辛いが、序章にて回想という形で前作のダイジェストムービーを鑑賞できる。
これを見れば、物語補完も大丈夫だろう。ちなみに見たくなかったらスキップできる。俺は一応見てみたが、よく纏まってると感じた。
かくして架空新宿こと神室町(かむろちょう)に、伝説の龍こと桐生一馬が帰ってきた。伝説の割に、そこらのチンピラには無名のようだが。
桐生さんはシリアスな本編シナリオを進める一方、どうでもいいサブイベントで小遣いを稼ぎ、キャバで遊び、将棋や麻雀に耽ったりする。
このごった煮感、これが龍が如くの魅力なのであろう。前作をやった直後だが、不思議と「飽き」は感じなかった。見事なもんだな。
この前にプレーした「inFAMOUS SECOND SON」は、「オープンワールドのようでそうではない」ゲームだった。プレー前の想像と全く違っていた。
広大な箱庭はあるが、密度が薄く、建物も街を歩く人々も実に空虚。試行錯誤の末、最終的に楽しめたが、悪く言えば「騙された」感がある。
まぁそもそも俺には「オープンワールドゲームとは何か?」がよう分からん。近年発展したジャンルだし、まだまだ途上なのは事実だろう。
「リアルな箱庭」を作れれば、そこで自在に行動できれば、さぞ凄いゲームになることだろう。だが現実にはそんなことは不可能だ。
「あくまでゲームで実現可能なレベルのリアル箱庭」を追求すべきなんだろうが、その姿が俺には想像できない。どれくらい、なのか?
インファマスのレベルだと、俺としては非常に不満である。しかし、じゃあどれくらいを求めていいのか? それも正直分からん。
一方でメーカーは「リアルな箱庭で~」を売りにしているように見える。この違和感は、まだもうしばらく拭えそうにないかなぁ……。
その点、龍シリーズはなかなか理想的だと思う。オープンワールドのようでそうではない、「それっぽいもの」を目指し、成功している。
箱庭を歩き回るという作りは同じだが、洋物オープンワールドのような広さとリアルさを追求せず、「それなり」で済ます姿勢がある。
街の規模は広いようで狭いが、乗り物がなく、走り回る必要がある今作ではこれくらいが適切だと判断したのだろう。多分。
大半の建物に入れないのはインファマスと同じだが、外装はどれもちゃんとしており、ある程度の存在感を醸している。
街を歩く人々も、大半は自動生成の生きてないモブだが、姿や動きは「実際にいそう」であり、モブとしては上出来だ。
OL、若者、チンピラ、オッサン、浮浪者と適度なバリエーションがあり、「様々な人々」を上手く演出していると思う。
今作がオープンワールドものなのかどうかは分からんが、極端に大きな風呂敷を広げず、やれる事を弁え妥協している姿には好感が持てる。
実際風呂敷を畳みきれてない実例を見たからな。……つっても、今作には今作で、もうちょい規模をでかく出来ないのかという不満もある。
「大都会」とするにはフィールドがあまりに狭い。まぁ作りに妥協した以上、こうなるのはしゃーないんだけどな……。
舞台は前作から続いて似非新宿神室町に、大阪を舞台とする似非ミナミ「蒼天堀」が加わった。
俺は大阪人なので、新宿は分からんが道頓堀や心斎橋は一応地元だ。見知った風景が再現されており、思わず興奮してしまった。
……つっても、再現度は当然甘いけどな。特に道頓堀のひっかけ橋こと戎橋の背景にグリコの看板がないことが超痛い。
あれぞあの橋の象徴と言ってもいい看板なのに。無論商標的に出せなかったんだと理解できるが、死ぬ気で交渉したんかよ。
所詮こんなもんかとガッカリしてしまった。そもそも地名がなぁ。何で実在の地名じゃあかんのか。うーん。
ちなみに通天閣は何故かそのままの名前で登場する。半端やのう。あと距離は短いけど、商店街の雰囲気はよく出せてたな。
残念ながら期待したほどの大阪感は出てないが、まぁそもそも引き篭もり体質の俺はさほどあの辺に詳しくないし、別にいいかもしれん。
大阪のおばちゃんが飴ちゃんくれるとか、らしいイベントも用意されてた。うん、まぁこんなもんだろう。
ゲーム進行は前作と変わらず、メインとサブのイベントを行ったり来たりで進める。その裁量はプレーヤーに委ねられており、自由度が高い。
時間制限のあるイベントは殆どなく、メインシナリオがどんなに逼迫してても、平然とサブで遊ぶことも可能。
仲間の危機で現場に駆けつける時に将棋に耽ったりな。桐生さんの切り替えの早さと二面性は冷静に考えるとちょっと怖いもんがある。
何となくだが、前作よりサブイベントが面白かったように思う。前作以上に寄り道に精が出るヤクザ生活だった。
ただ面白いだけに、思うようにイベントを起きないとストレスが溜まった。当然かもしれんが、いつどこで発生するかは分からないのである。
分かり易いものもあるが、街中を走り回ってる最中にたまたま出くわすケースも多い。自力で全部見つけるのは非常に大変だろう。
せめてどんなイベントが残っているかくらい教えてくれんものか。あるかないかすら分からんまま街をうろつくのはさすがに楽しくなかった。
この辺は続編で手を加えてほしいね。製作者だって、せっかく用意したのなら、やる気のあるプレーヤーには全員見て欲しいだろうに。はぁ。
面白いのは面白いけど、相変わらずバトルに繋がるネタばかりでやや単調だった。もっとこう、パズルや推理要素なんかも入れたらどうか。
考える要素はこのシリーズの客層に合わないという判断だろうか。サブの域を越えた大イベントも一個くらい用意してほしかったね。
サブイベントはもちろんやらなくても問題ないが、クリアーすると金と経験値を貰えるので、適度にやっておかないと本編が辛くなる。
雑魚戦をこなしてもそれらは稼げるが、効率が段違いなのだ。今作は「稼ぎ」が非常にしにくいんだよな。雑魚戦が無意味すぎる。うーむ。
数あるサブイベントの中でも、気に入ったのが「ホスト体験物語」だ。ある事情から桐生がホストクラブに入店し、成り上がっていく。
最初は客の呼び込みで、次に売れっ子のヘルプ、更には軽い客、太い客、銀座の最高級ママ……と、どんどん仕事のランクが上がっていく。
接客つってもただ三択で客の好感度を上げるだけなんだが、不満顔をされると非常に気分が悪く、何度もリセットしムキになって挑んだ。
そして見事好感度を最高にすると……「ゴールド入りましたぁ!」。よう分からんが高額な酒を買ってくれて、シャンパンタイムが始まる。
この時に流れるムービーに、ハッキリ言って大笑い。シャンパンタイムって名前は聞いたことあるが、こんなアホなことやったんか。
店のホストが集合し、代表者が「え~本日もご来店誠に誠にありがとうございます。本日こちらの姫によりシャンパンを頂きましたー!」
と始まりの挨拶を述べると、その後はリズムに乗って「シャンパン」「「「シャンパン!」」」「ありがと!」「「「ありがと!」」」」
わけの分からん合唱大会。いやぁ面白すぎだった。見る機会は3度あったけど、3回とも大笑いだったわ。「従業員、撤収~~」あはははは。
もちろん現実のホストクラブとは違うのだろうが、ああいうノリはあるんだと思う。あれを実際に見られるなら十分価値があるね。
……なわけねーだろ。ゴールド、ゲーム内価格で20万円だよ。何考えてんだよお前等頭大丈夫か。狂った世界だよねぇ……。
俺とは1ミリたりとも関係のない世界だが、それだけにバーチャル体験が楽しめたよ。ありがとう夜の世界。大変だよねぇ。
ちなみに最後は銀座最強ママに300万円の酒を入れてもらいました。……金はあるとこにはある。明日の仕事が嫌になった。はぁ。
ホストごっこは面白かったんだが、それと正反対でつまらんのが、龍シリーズサブイベントの代表格であるキャバクラだ。
俺はホストで苦労した。客の機嫌を取るべく、正しい選択肢を選ばなきゃならない。誠意を持って答えても、お気に召さなきゃ嫌われる。
全てはお客様のために。まさに「お客様は神様です」である。狂った金の舞い散る世界には、それに見合うお持て成しが当然必要なのである。
なら、立場が入れ替わるキャバクラだったら、今度は俺が持て成してもらえるはず。キャバ嬢が必死に俺の機嫌を取ってくれるはず!!!
……やってる事は、ホストと同じであった。振られた話題から三択が出現し、間違ったらキャバ嬢の機嫌ダウン。悪いのは俺。
合体はおろか触らせても見せてもくれない女に「大金を払って」機嫌を取らせて頂くゲーム。こんなもん何が楽しいんじゃボケ死ね。あー。
一回だけ入店し、わけも分からぬまま計22万円ブッ込んだのに、得られたのは好みでもないキャバ女のメアドのみ。虚しさのあまり眩暈がした。
マジな話、こんなの何が面白いんだ。好感度最高に出来たらアフター可能らしいが、そこまで入れあげる嬢などおらん。
続編でも確実に存在する要素なのに、この合わなさは痛いな。だからよ、大人のゲームなら、フー入れろよフー。はぁ。
戦闘。今作では最初から最後まで堅気のはずなのに、桐生さんは始終殴りあい殺し合いしっぱなし。結局この人超アブねーんだよなぁ。
基本的には前作同様、龍シリーズテンプレ的な形だ。多分。もちろんのこと、面白くはない。これでいいんだろうか……?
一応「コンボ中における別角度への攻撃」が序盤から可能になり、多人数の相手をしやすくなっていたのはよかった。
前作だと一方向にしか攻撃できず、苛々したからなぁ。まぁ、それでも快適に動かせるとはとても言えんけど。
それとヒートアクションの数が増え、演出的に爽快感が上がっていたのは良かったな。その分、前作より難度が下がったように思う。
ボス戦も前作ほどイライラ無敵移動を繰り返す奴はいなかったと思う。難度ノーマルだし、こんなもんだな。
そして相変わらず、伝説の龍はそこらの三文ヤクザやガキども絡まれ放題。何で追っかけてまで……?
街中でキョロキョロ獲物を探し、桐生さんを見つけると「オェ!」と威嚇し、小走りに近寄ってくる。小走りなとこが余計怖い。
逃げることも可能だが、桐生も小走りなので、その追っかけっこはシュールそのもの。ある意味大笑いだ。
でも雑魚戦はほぼ負ける要素ないので、ただ面倒なだけ。やっぱり龍が如くの戦闘はどうにもなぁ……。
グラフィックは、微妙に前作より綺麗になってたように思う。見比べたわけじゃないが、神室町の都会っぽさも上がってる気がした。
何気にPS3でのPS2ゲームHDバージョンでは最高クラスの出来かもな。テキトーだが。古さがあまり気にならなかったのは素晴らしい。
PS2版に比べ、読み込み時間もかなり短くなってるらしい。頑張ってるな。プリレンダムービーが汚いけど、こればっかしはしゃーないな。
あと飲食店で食ったメニューにチェックが入るようになっているらしい。PS2版にはなかったんだと。コンプ要素があるのでこれは嬉しい。
……ンなことない。松屋のメニュー制覇して、それが何やねん。HP減らんと食うこともできんし。面倒臭いだけだった。はぁ。
飯と酒にはもっとゲーム性を絡めてほしかったな。何でもかんでも詰め込めばいいってもんじゃない……。
物語。今回も気合が入っていた。前作で主要キャラを殺しすぎだと思ったが、引き続き面白かったと思う。
……が、一つ問題が。今作では「海外マフィア」が話に大きく絡んでくるのだ。アジア系ヤクザが。戦闘集団に近いのかもしれんが。
最初は「当面の敵」かと思っていたが、最後まで登場し続けるばかりか、物語の根幹にまで絡んでいた。いやはや。
……で、そいつらの国籍が……あそこなんだよな。いつも毎日不愉快な、朝鮮半島の南にある国。……はぁ。
ネット上じゃ珍しくも何ともないが、俺はあの国が嫌いである。大嫌いである。どれくらいかと言うと、国名を書くのすら嫌なほどだ。
何故嫌いかは、今更述べん。まぁ俺の感覚では「あの国を嫌いにならない方がおかしい」から、説明なんてするまでもないと思う。
一応言っておくと、大嫌いなだけで、無能だと見下してるわけじゃない。政治、スポーツ、文化(映画とか?)、日本を上回る所もあるだろう。
その意味じゃ見習うべき箇所も多数ある。しかし、そういう問題ではない。何せ大嫌いだから。近寄りたくないし、近寄って欲しくないのだ。
……無論、現実問題それは無理だ。あそこの存在は日本の売国勢力と非常に相性がよく、今後も廃れることはまずあり得ない。はぁ。
それに、パソやゲーム機を開けば、あの国の製品も多分ある。恩恵だって受けているのだ。今更どうにもならない。諦めるしかない。
大嫌いな連中とも共存して生きていかねばならない。まこと現実である。はぁ……。
あの国の組織「ジングォン派」が、今作にはガッツリと絡んでくる。まぁ海外ヤクザってだけで、あの国的なウザいネタは特にないけど。
それならそれで、せめて大陸の国にできんかったんか。あそこも嫌いだけどあの国よりはマシだ。正直話の内容はどっちでも同じだろう。
はぁ。現実でも、アジア系ヤクザって跋扈してんかね。……闇組織だったらまだマシで、寧ろ一般人の方が……。
で。
関東の大ヤクザ「東城会」の四代目組長に就任するや否や、すぐさま五代目を指名し、自分は堅気に戻った主人公・桐生一馬さん。
その後は惚れた女の忘れ形見・遥たん(10歳)とイチャラブ生活を送っていた模様。……どんな生活だったんだろうな。仕事してたんか?
そして1年後、前作で死んだオヤッサンの墓参りに行くと、同行していた五代目組長が射殺された。関西ヤクザ「近江連合」の仕業だった。
当然ながら西と東の全面戦争……!! となりそうだが、桐生さんはそんなに血の気が多くない正義のヤクザなので、抗争を止めるべく
東西両方で様々な対応を取る。それ故に話の中心となり、否応なく戦乱の嵐に巻き込まれていくのであった……。
桐生は前作でならまだ「ヤクザ者」だったが、今作の状態ではもう完全に足を洗っているはず。なのに何故現役バリバリで動くんだ?
桐生本人よりも、桐生を当てにしまくってる東城会の不甲斐なさが目に付く。それでも極道かと。恥ずかしくねーんかと。
東城会は前作で殆ど壊滅状態になったから、人材がいないのは分かるが……それならそれで、いつまでもデカイ顔してんなと。
一応次代の東城会を背負う男として、前作で桐生が殺した(ことになってる)堂島組長の息子・「堂島大吾」が登場した。
しかしコイツが、非常に情けないと言うか、全く貫禄がなかった。若手つっても20半ばはあるだろうに、あれで大丈夫か。
序盤でこそ敵の大ボスとケンカし善戦したようだが、そっからは攫われたりワンパンで跪いたり、ヘタレ感が半端なかった。
母ちゃんたる組長代理はいい感じに「極道の女」やってたのに。声優もあんまし上手くなかった。東城会の今後が心配である。
あと組長代理はどうも前作から引き続いての登場のように描かれてたが、俺は初見だった。サブイベントに出てたのか?
今作では熟女趣味の舎弟に裏切られ手篭めにされかけてた。50近いだろうに大変だな。大吾に任せてあとはゆっくりしてくれ。
……にしても、あの堂島組長、何か矢鱈と有能かつ人望があったように描かれてるなぁ。殺された原因を考えたらただの屑だろうに。
あの当時でも桐生や錦山は、組の幹部である。そんな彼らと家族同然の女を拉致するって、上の人間でも許されるわけないだろう。
ここはかなり違和感あった。「ゼロ」では名誉挽回のシーンが色々描かれるのかね……。
ジングォン派と共に敵組織として登場するのが、関西の大ヤクザ・近江連合である。連合の名の通り、組の集まりだ。
前作の仲間割れにより東城会はボロボロになってしまったので、壊滅・吸収を狙って近江連合が神室町に襲い掛かる。
……が、桐生が手打ちの為に連合の会長・郷田仁に挨拶に行くと、意外にもこの爺さんは穏健派。諸悪の根源は彼の息子「郷田龍司」であった。
会長の仁は高齢なこともあり求心力が低下し、龍司を抑えられないでいる。近江連合も一枚岩ではなかったのだった。
……それにしても、この爺さんは情けなかった。穏健つっても大ヤクザの総大将だろうに、全く覇気も迫力も権威もない。何だったんだ。
部下からは全員に裏切られるし、拉致されるし、真相喋ったら用済みと消されるし、その後の死体を誰も気にかけてないし……。
今作のヘタレ大将は東の堂島大吾、西の郷田仁で決まりである。一緒に拉致されてたしな。やれやれ……。
だが仁の息子郷田龍司は、親に似ず驚異的な存在感と実力を示し、物語に君臨する。人呼んで「関西の龍」。だが本人はこの呼び名を嫌う。
自分は関西だけに留まる器ではない、と。そこで「堂島の龍」桐生を倒し、東城会を手に入れると同時に「本物の龍」になろうとする。
ヤクザだけに残酷無比で、部下を使って無茶苦茶やるが、桐生との決着についてはフェアであり、あくまで正面から倒そうとする。
男気があると言っていいのかどうか……まぁファンタジーヤクザよ。そもそもヤクザってケンカ強いの? プロなの? 知らん。はぁ。
龍司はキャラの造形、表情、そして声優の演技が素晴らしく、とにかく非常にキャラが立っていた。そのマッチ度は桐生以上。
特に声の演技はビックリするくらいピッタリだったなぁ。担当は岩崎征実さん。まさにプロの声優仕事だった。感服したね。
パッケージにも描かれるキャラだけにラスボスにもなるが、その前に前哨戦で負けたり、あの国が絡んだりで、終盤ちょっと残念だった。
最終決戦では両者上半身裸で背中の龍を誇示しつつ殴り合うんだが、この物語は12月下旬である。雪降ってるし。洒落にならん。
終盤は幾つものムービーでドラマを盛り上げていたが、終始桐生と龍司は裸だから、寒そうなのが気になって気になってしゃーなかった。はぁ。
いいキャラではあったが、最終戦で死亡。殴り合いに負けただけで死ぬのはどうかと思ったが。いつもの「感動死」だったし。
まぁ名越さん曰く、一応生死不明らしい。続編でこっそり再登場するかも。……状況的に死亡確認までされてるはずだけどな……。
前作は「大人のゲーム」を掲げておきながらヒロインが10歳少女というとんでもないジポもんだったが、今作には立派なヒロインが登場した。
狭山薫、25歳くらい。「ヤクザ狩りの女」と呼ばれる暴対課(適当)の女刑事。見た目はそこそこか。正直そこまで美女には見えんかった。
自分の出生に東城会が絡んでいることを知り、刑事としての仕事からそれを掴もうとヤクザ摘発に燃える迷惑な人。興信所とか使えよ……。
今回の諍いの中心人物である桐生の警護・監視を理由に同行するようになるが、言うまでもなくいつも桐生が助ける流れになる。やれやれ。
しかしヒロイン度は高く、終盤親密になると桐生さんと熱烈チューまで行く。これには正直驚いた。ホストのバイトは無駄ではなかった。
ラブストーリーになるほどのいい関係とは思えなかったが……まぁ男女がヤクザとケンカしてんだから、吊橋ゲージが上がり易いんだろう。
出生はやっぱりジングォン派辛み。今作の登場人物こればっかし。個人に対して差別心は別にないけど、乱発しすぎでかなり萎えた。
つーか警察の身元調査がガバガバ過ぎるだろう。こんな生い立ちで警察入りなんで出来るのか?
他にも、かつてジングォン派という最悪の殺人犯罪集団に属してた人間が、戸籍偽って警察の幹部にまでなってたり、無茶苦茶だ。
フィクションとしてのケレンミはもちろんあっていいが、今作は一応現代劇である。ある程度のリアリティはあって然るべきだ。
最後の最後では死んだ人間が「実は生きていた」「実はジングォン派だった」まで……はぁ。驚きの次の瞬間に、萎えちまったよ。
もうちょい気を配って設定を練ってほしい……けど、ハッタリ優先かねぇ。まぁそれも一つの選択か。はぁ。
前作から引き続き登場するキャラもいるが、ジングォン派に押されて影が薄かったように思う。うーん。
特に遥はゲームの大半を「おるすばん」させられ、ヒロインの座を完全に薫に奪われた。桐生さん40歳くらいだし、さすがに厳しいのか。
同行させられるシーンもあるが、前作と違っておねだりイベントがなく、つまり好感度設定もないようだ。……成長したな。偉いぞ。
まぁ次回作以降での挽回に期待しよう。……俺は「見参」にて、桐生さんが「遥、俺はお前が好きだ」つったのが忘れられんのだよな。
あれ、ヤバない? ええの? 見参は本編前にプレーしたから、てっきり本編でも遥がヒロインかと思ってたんだが。それだと激ヤバだが。
そういや、桐生さん(と錦山)は遥の母親に惚れてたわけだが、前作開始時で、3人はすでに20台後半だと思われる。……遅すぎないか?
幼馴染みなんだから、そういう諍いは10台の頃に終わらせててもいいと思うんだが……どうもヤクザの女関係は分からんぜ。はぁ。
龍が如くはすっかり長寿シリーズになったが、桐生さんの年齢がシリーズを重ねる度に重くのしかかる。リアルに年取ってるしな。
取り敢えず遥が色気づくまで待つか。5ではアイドルか何かやってたし、その頃には桐生さんとラブコメしそう。いいよ、うん。待とう……。
ふぅ。サブイベント埋めで前作より長く遊べたが、クリアーしたらさすがにちと冷めちまった。
コンプリートをしやすいならともかく、全然そうじゃないからな。まぁ面白かったよ。1&2HD、実にお買い得なゲームである。
もちろん次回作のプレーも視野に入れている。軽く公式サイトを覗くと、今度は沖縄が舞台になるらしい。沖縄か……うわマジか。
更に基地問題も絡んでくるとか。うわぁ……あの国ネタに続いて、実にウンザリなものを選んでくれるのう。やれやれ。
しかしここからはハードがPS3になるから、ゲームがより豪華になるだろう。……今の時代に言うのは変な表現だが、そこは楽しみである。
いつかは分からんが、いずれやろう。その後もシリーズいっぱいある。これからも出る。まだまだ死ぬわけにはいかねーな……。
3月には最新作「龍が如く0」も控えている。これは本編シリーズと見ていいんだろうか? PS4版がどれだけ伸びるか楽しみである。
……先日、セガがコンシューマー市場での不振により、300人の希望退職者を募り、更に事業をスマホゲ・PCゲ重視にすると発表した。
これはパチ屋身売りを超える、二度目の「セガの死」なのかもしれない。今度こそ本当に、俺の知るセガは終わってしまったのかもしれない。
まぁそれでもさすがに完全撤退とまでは言ってない。龍が如くシリーズは、もしかしたらセガ最後の家庭用ゲームになるのかもしれんな。
いつの間にやら多くのものを背負うようになってしまった龍が如く。まるで四方八方から頼み事される桐生さんそのものだな。ははは。
これからも龍シリーズが売れ、いやこれからは今まで以上に大ヒットし、セガが再び家庭用ゲーム機に力を入れてくれますように。
そんな出鱈目な願いを託して、了。全く、シロートさんは無茶をいいなさる。ヤクザに何を期待しとるんでっか。
だって、もう正攻法じゃどーにもならなさそうやねんもん。ヤクザ屋さんに飛び道具撃ってもらうしかないんですよ。
そんな時代さ。このイカれた時代へようこそ。君はヤクザ中年ヤクザ中年ヤクザ中年~~……。
はぁ……。
web拍手
オープンワールドの定義には実はその世界の密度は全く関係ありません
オープンワールドの説明はちょっと難しいのでしませんが、概念的に言うと船手に入れたあとのドラクエ3です。実際、一応ドラクエ3も2Dのオープンワールドゲームだ、と言われる事もあるようです
オープンワールドは、むしろゲームの時代の流れみたいなものから考える方が分かりやすいかもしれません
otaさんくらいの世代だと、ゲームが2Dから3Dの時代になったことで、世界が狭くなったというのは感じたことがあると思います。3次元で世界を構築するのは2次元で世界を構築するよりもずっと大変なのに加え、3次元になると人間の実際のスケール感に引っ張られるので、派手なデフォルメがし辛いなどの理由からです(例えば、昔のドラクエだとマップ上で人間と街のサイズが一緒だったりしますが、そんなに問題を感じないですよね。でも3Dの世界で人間と街が同じサイズだったら絶対おかしいと感じますよね)
そのため、実際に世界は狭かったり、移動の自由度が低かったり、見えない壁が設定されたりすることが多かったわけです。極端に言えば、広がった世界が存在しているのではなくて、道の両脇に背景が描いてある様な感じですね
しかし、最近では、ハードの性能の向上や開発環境の進歩によって、3Dでも2D時代のような自由度の高い広々とした世界を構築できるようになってきたわけです。これがオープンワールドゲームです
なので、ゲームとしての進歩ではあるのですが、概念としては目新しいものではありません
ドラクエ3の船を手に入れた直後のワクワク感などは色々なところで語られますが、そこに3D化による臨場感や現実感を加えて、さらにワクワクしてもらえるようにしたものが現代のオープンワールドであり、その長所なのです
ちなみに、個人的にはオープンワールドは別に好きでも嫌いでもないです
ワクワク感とかそういった雰囲気よりもどういうゲーム制なのかとかを重要視するタイプなので
>オープンワールドの定義には実はその世界の密度は全く関係ありません
うーん……正直しっくり来ません。軽くググッてみただけですが、どうも今の所この言葉は定義が曖昧みたいですね。
そして代表作として常にGTAとTESが挙げられてるので、インファマスSSはやはり違うように思います。
ちなみにオブリビオンを少しだけプレー経験あります。あれは俺の思うオープンワールドゲームに合致していました。
マップだけ広くて中身スカスカでいいなら、一昔前でも十分作れたんじゃないでしょうか。それでもオープンワールドでしょうか……?
規模とゲーム性(フィールドに存在するもの全てに意味を持たせようとする意図……かな)が肝かなぁと何となく思ってます。
もちろんインファマスSSは超広大なマップをシームレス、多くの人や車が動いてるという点で、PS4でないと作れないゲームだとは思います。
>オープンワールドの説明はちょっと難しいのでしませんが、概念的に言うと船手に入れたあとのドラクエ3です。
>実際、一応ドラクエ3も2Dのオープンワールドゲームだ、と言われる事もあるようです
むぉ、そうなのですか。ドラクエ3がオープンワールド……考えたこともなかったな……。
2D時代はキャラがデフォルメだったことで良くも悪くも想像の余地が広く、言わばユーザーが勝手に世界を補完してくれていましたね。
3Dで等身大の世界を「作れてしまう」ようになると、もうそんな甘えは許されなくなりました。
>しかし、最近では、ハードの性能の向上や開発環境の進歩によって、3Dでも2D時代のような自由度の高い広々とした世界を
>構築できるようになってきたわけです。これがオープンワールドゲームです
>なので、ゲームとしての進歩ではあるのですが、概念としては目新しいものではありません
んー、広々とした世界こそがオープンワールドの肝ですか……もちろんそれも要素の一つではあると思いますけど。
未知の世界の探索は確かにワクワクしますが、インファマスSSはマップアイコン以上の隠し要素とかは何もありませんでしたし。
まぁこのジャンルは、作り方の意味でも「何でも出来る」ものですから、変にジャンルという形で区切らない方がいいのかもしれませんね。
多分これからも新タイプのオープンワールドゲームは出るでしょうから。
>ワクワク感とかそういった雰囲気よりもどういうゲーム制なのかとかを重要視するタイプなので
世界を作って終わりじゃなく、それでどうゲーム性を作るかですからね。そこがどうしても薄めになるのはこのジャンルの弱点かもしれません。
いずれ大資本がこの点も克服してくれる気がしますが……そうなったらマジで化け物ジャンルだな……。
inFAMOUS SECOND SONはただ単にオープンワールドであるだけ、という感じなので、オープンワールドの概念としては一番らしいかなと
一番面白いRPGは?って聞かれてスカイリムって答える人も、一番RPGらしいゲームは?と聞かれたら多分ドラクエ1とか答えますよね
そういう感じです
>マップだけ広くて中身スカスカでいいなら、一昔前でも十分作れたんじゃないでしょうか。それでもオープンワールドでしょうか……?
定義的にはそうなりますね。まあ結局、性能や作業量的に広い世界を作るのが難しいっていうのを解消するには、狭い世界を作るというだけでなく表現のレベルを落とすという手もありますからね
例えば、wikipediaのオープンワールドの項目には太陽のしっぽというゲームもあったりしますw
まあでもさっきも言ったオープンワールドの長所を考えると、グラフィックの良さというのもオープンワールドらしさには含まれると言っていいと思います
まあスカスカであるより濃密であった方が面白いのは万人にとって共通なので、GTAやTESは間違いなくオープンワールドの進歩の方向にいます。そういう意味では、自分の言っているオープンワールドの定義は原初的すぎると言えるかもしれません
ただ、オープンワールドの進歩の方向というのは結局どれだけお金をかけて作りこめるかということなので、TESやGTAのような巨大タイトル以外では厳しいものがあります
そんな中で、作りこみを諦めてオープンワールドらしさに徹したのがインファマスで、オープンワールドらしさを削って面白さとの折り合いをつけたのが龍が如くと言えます
なので龍が如くの方が面白いというのはある意味では必然でもあります
ただ、本当にオープンワールドが好きな人は、オープンワールドらしいという理由でインファマスの方を高く評価したりもします
まあライトユーザー層に売るには「広大な世界をゲームでリアルに再現!」というのは分かりやすい売り文句なのでしょう。
ふむ……。いや、興味深かったです。
>そういう意味では、自分の言っているオープンワールドの定義は原初的すぎると言えるかもしれません
ただ広いフィールドを用意する原初オープンワールド……確かにインファマスSSはその匂いがありますね。太陽のしっぽもw
このジャンルが日本で一般化したのがオブリビオン辺り? からなので、俺を含め日本人には認識が色々ずれてるのかもしれません。
まぁ今でもまだよう分かりませんが。取り敢えず数をこなしてジャンルに慣れるのが一番ですかね。やれやれ、大変だ……。
>ただ、オープンワールドの進歩の方向というのは結局どれだけお金をかけて作りこめるかということなので、TESやGTAのような巨大タイトル以外では厳しいものがあります
これは凄く感じますね。ジャンル的にどう考えてもアイデアや工夫でどうこうできるもんじゃない。人物金をゴミのように注ぎ込む必要がある。
そこんとこにこのジャンルへの違和感がありますね。ゲームじゃなくシミュレーターっぽいと言うか。それが悪いわけではないですけど。
いっそ、巨大オープンワールドゲームを複数メーカー共同で作るってのはどうですかね。ここは任天堂ブース、あっちはセガブース、とかw
>作りこみを諦めてオープンワールドらしさに徹したのがインファマスで
まぁ何だかんだ言って、インファマスSSで出鱈目に街を駆け回るのも少しは楽しかったです。その意味ではあの広さも価値があったかな。
海辺のグラフィックは凄く綺麗で、しばし見惚れたりもしました。こんな風に環境を楽しめたら、スカスカでもOKなんですけどね……。
このジャンルがライト層に受けが良いのか悪いのかはまだ分かりませんが、GTA5が日本でも大ヒットしたのは非常に大きいですね。
長いジワ売れも見せていて、この人気は決して一過性じゃない。これでオープンワールドゲームの認識も随分広まったと思います。
ライト層は俺なんかと違って頭が柔らかいからなぁ……「面白そう」「凄そう」に素直に反応できるって素敵ですね。はぁ。
それが刺激になって「あの店は?あの路地は何かあるかもしれない」という冒険心をくすぐってくれるのがたまりませんでした。
大自然の中の草むらを探検するという面白さもあるなと思いますけど、路地裏の隠れ家的名店やスポットを見つけるというのも一つの冒険で現代人にマッチした遊ばせ方だなぁとふと思いつきました。
セガは3D復刻をダウンロードに限らず、ソフトで収録して世に出してくれだけまだゲーム屋として何かやってくれるという期待感があります。
あとotaさんが大阪人というのは初めて知りました(笑)
店は割と限られてますが、路地は行き尽くしたつもりでも結構見落としがあって、探索は楽しかったですね。
マップシステムが使いづらいのが難点です。ここは前作から全く進化してなかったしなぁ……。
>セガは3D復刻をダウンロードに限らず
あれはかなり「頑張った」パッケージ化でしたね。ただ、売上は……。
先日セガグループの再編集が発表されましたが、今後はこういう金にならないことはしてくれないんじゃないかと思います。
龍シリーズは現状寧ろドル箱だからですが、PS4時代が本格化した時にどうなるか……。
>あとotaさんが大阪人というのは初めて知りました(笑)
はは。まぁ特に暴力沙汰もなく、面白いこと言うわけでもなく、ダラダラ暮らしてますよ……。
セガはもう純粋に駄目でしょー
ソニックも年々酷い評価受けてるし
龍が如くもつまらない
エンカウントバトルめんどくさい
GTAみたいな自由度が欲しいけど無理かなー
チンピラ倒して経験値wお金wゲットwみたいな古めかしい和ゲーより、リアルなシノギがやりたい。
メタソリも龍も続編邦画ゲーって感じで
途中からやる気起きないー
セガ、もうアカンですかね。ソニックはメインハードにWii Uを選んでしまったのが取り返しの付かない大失敗でしたなw
>チンピラ倒して経験値wお金wゲットwみたいな古めかしい和ゲーより、リアルなシノギがやりたい。
ヤクザなんですからシノギネタはありだと思いますが、さすがにチャカだのシャブだのを捌くミニゲームなんて無理かw
龍シリーズは戦闘はイベント戦だけで十分だと思います。日常パートに何か別の穴埋めを用意してくれれば……。
>メタソリも龍も続編邦画ゲーって感じで
ゲームっ気の強い新作は欲しい所ですなぁ。MGSも今年は5の本編が出るはずですが、果たして……。