腐れゲー道

プレーしたゲームの感想文を、ダラダラと粘着質に綴ります。

デジタル・デビル物語 女神転生(Wii VC「旧約・女神転生」版)

2018年05月04日 03時16分18秒 | スーパーファミコンゲーム感想文
【ハード】スーパーファミコン(Wii VC)
【メーカー】アトラス
【発売日】1995年3月31日(オリジナル)2012年7月3日(VC)
【定価】926円(VC版)
【購入価格】926円
【プレー時間】27時間

「女神転生」である。ファミコン時代より30年以上も続く、誰もが知る歴史あるRPGシリーズである。……知ってるよな?
そんな女神転生だが、割と初期に「断絶」が起きている。この言葉が適切かは分からんが、俺はそう認識している。
ファミコン時代の2作は、ナムコから発売された。それがSFC時代に入ると、アトラス社のシリーズとなったのである。
同時にタイトルも「『真』女神転生」となり、穿った見方だが、まるでファミコン時代を偽典扱いしているかのようだった。
実際にはファミコン時代も製作はアトラスが請け負っていて、SFCからは版権を買って販売もやるようになったらしい。
と言っても情報に乏しい当時はそんなこと分からず、アトラスが奪ったorナムコが投げ捨てた ような印象を受けた。
またゲーム内容もダークな雰囲気がより強められ、それも「真」シリーズとしての特徴を醸していたように思う。
要するに「変わってしまった」と俺は感じたのだ。ファミコンの2作が大好きだっただけに、いい印象は抱かなかった。
分家も含めてプレー経験がないわけではないが、SFC以降メガテンにはあまり触れなくなった。勿体無い話だな。
つっても嫌悪感というほど強いものではないし、そろそろ挽回していこうかとも思っている。作品数はそう多くないしな。
年食って偏屈になった部分もあるが、一方で柔らかくなったなぁとも思う。変な拘りばっか持ってると疲れるしね。はぁ。

で。前述のようにファミコン時代の2作は、女神転生ではあるものの、真以降とは色々な意味で別物である。
現在では女神転生と言えば真以降であり、ファミコン版はほぼ無視されている。「なかったこと扱い」という程ではないが。
そんなメガテンの歴史における唯一の例外が、今作「旧約・女神転生」である。そう、ファミコン版のリメイク移植だ。
発売は95年。真が92年から始まり、その時点で3作を発売していた。真シリーズの地盤が固まってきた時期と言える。
そこで、いいタイミング(?)だからファミコンの2作をカップリングか&リメイク移植しようという企画だったのだろう。
当時のファミ通で「ナムコさんのご厚意により~」て文言を見た覚えがある。版権問題もクリアーできた。
ガチでリメイクするのは大変だから、インターフェース等は真以降を踏襲している(多分)。まぁ合理的な判断だな。
恐らくドラクエ5→ドラクエ1・2の流れを参考にしたのだと思う。あれはシリーズ展開として実に見事だったなぁ。
まぁそんな感じで、晴れてファミコン版2作もアトラスタイトル、真以降の陣営に入れたのだ。リメイクではあるけど。

……しかしやっぱ元がナムコというのがやり難いのか、Wiiではかなり遅くにVC化されたものの、以後の機種ではされず。
俺は今作をWii UのVC版が出たら買おうと思っていた。しかし幾ら待ってもそれは出ない。無論ファミコン版も出ない。
そうこうしているうちにWii VCの終了が決定。ここで手に入れなければ、もしかしたら二度とデータで買えないかもしれない。
時が来た、と駆け込み購入。恐らく俺の判断は正しい。アトラス的にも、もうファミコン時代を推す理由はないであろう。
Wiiに926円チャージしてない人は、もう二度と今作を手に入れる機会がないのである。やーいやーい羨ましいか~~。
まぁ無論実機プレーなら可能だけどね。俺は「可能であれば」現代環境でやりたいから。……エミュ? ないよ、ない。
てわけで手に入れて、せっかくだからと早速プレーを開始したわけである。ある意味「ずっと欲しかった」一本だしな。
ゲームを立ち上げると、表示されるロゴはアトラス。当然か。タイトル画面で「Ⅰ」を選択。2作は完全に分けられている。
さぁ、久々に女神転生をプレーだ。あの頃に戻ることは出来ないが、追体験なら出来る。……それしか出来ない。はぁ。


さて、プレーを開始。……の前に、一つ決めることがあった。「他人に頼るかどうか」を。
今更だが、初代女神転生は3Dダンジョンゲームである。2Dマップはなく、全編3Dのダンジョンを延々探索していく。
そしてそのダンジョンが、非常に広い。難度が高いわけではないが、ダンジョンの広さがウンザリするレベルなのだ。
実際俺はファミコン版をプレーする際、マップ付き攻略本ガン見でやった。まぁ当時は寧ろそれが当然だと思ってたからな。
今の俺は基本バレを嫌い、なるべく自力で頑張るが、自分なりのラインを越えた難度と判断したら他力に頼るようにしている。
だが当時はそんな概念が無く、友達や攻略本に平気で頼った。だって別にゲームの面白さが損なわれるわけじゃないもん。
……そう、「攻略ガン見プレー」って、実は意外と面白いんだよな。ゲームのプレー形態の一種では? とさえ思う。
最近はやってないから、今作のような古くて単調なゲームで久々にやるのもいいかも? 昔もやったんだしさ。
ちなみにファミコン版の攻略本を持ってるので、それも使える。ダンジョンマップは恐らくほぼそのままだろうし。
ただこのリメイク版には、オリジナルにはない「オートマッピング」が搭載されている。歩いたマップが自動保存されるのだ。
オリジナルでは自分で方眼紙にマッピングする必要があったが、今作はその手間がない。「自力でやれる」範囲のゲームだ。
それでも自力となると相当に面倒臭くなるのは確実。そこまで頑張るべきなのか? 今更そんなことが「面白い」のか??
……それなりに迷った結果、「取り敢えず自力で始めよう」と決定。自分ラインを越えたら頼ろう。いつもと同じだ。
んじゃ今度こそ開始。あ、VCの公式ページだけは利用するよ。魔法効果とか載ってるからね。これは当然だろ。うん。

スタート。……ガッカリ。最初に「ナカジマとユミコが大魔宮に入っていくムービー」が無くなってるやないか!!!
先述のように、今作は真以降のメガテン(時期的には『if』か)のデザインを軸にリメイクされた作品だ。
そのせいで、ファミコン版は「主人公はナカジマ、ヒロインはユミコ」という固定キャラゲーだったのに、その色が薄れた。
最初に大魔宮(ダンジョン)に入るムービーは削除され、ステータス画面の顔絵がカット。加えて、名前変更まで可能に。
俺にとって初代メガテンと言えば「ナカジマ・ユミコ」コンビしかあり得ないのだが、このリメイク版は違うのである。
……うーん。全くもって「初代を尊重」していない。そういう方針のリメイクなのは分かるが、これじゃあまりにもあれだ。
けどしゃーない、これが現実。せめて名前だけはとナカジマ・ユミコのままで開始。名字と名前なのが妙に面白いよな。
ちなみにユミコ嬢は今見ても十分美少女だと思う。何気にファミコン版一作で終わるには惜しいキャラだった。はぁ。

今作は、3DダンジョンRPGである。只管3Dダンジョンを探索し、レベルを上げ、ボスを倒し、次のエリアへ、を繰り返す。
各エリアにボスは1体、それが全6エリア。各ボスには有効なアイテムが一つあり、それの入手がエリアでの仕事となる。
……以上、と言っていい。ボス用アイテム探し以外にはイベントらしいイベントは殆どない。「シナリオ」がほぼ存在しない。
ちなみにボス用アイテムもラスボス以外は別に必須ではなく、未入手でも勝てる。無論持っていた方がずっと楽だけど。
要するに今作、やる事が非常に単純で、単調なのだ。言ってみればファミコン初期のゲーム、それで当然かもしれん。
そんなゲームを今正面からプレーする。しかも自力で。我ながら開始直後に「これはやっちまったかなぁ」と思った。
この前のファザナドゥはゲームの規模感を大体覚えていたから「やれる自信」があった。しかし今作には正直ない。
つまらないを通り越して苦行ゲーになるのではないか? と思ったが、今更後には引けない。道は前にしか開かれないのだ。

けどその心配は、意外とあっさり解消された。たしかに単調で、今更感は非常に強い。でも、やれば結構面白いのだ。
ダンジョンに潜る。敵が出る。強い。慎重に戦い、倒す。経験値と金を得る。やがてレベルアップする。少しだけ強くなる。
強くなったら潜る階層を深め、以下同じ。時々思いがけず強敵と遭遇して全滅してアチャーとなったりするのもご愛嬌。
あまりにも古典的な、ファミコン臭い単調RPG。……でもここには色褪せない「チクチク感」がある。多分俺が一生好きな。
ちょっとずつ経験値を溜め、少しずつ金を溜め、手探りで階層を進める。チクチクチクチクと。それが何とも快感なのだ。
やってることの単調さは現代レベルで考えれば愕然とするほどなのに、チクチク感がそれを補う。立派な面白さだ。
最初のダンジョン「ダイダロスの塔」のボスを倒した時点で「ああ、これ、やれるわ。つーか面白いやんけ」と思った。
結果として、最後まで自力でやり遂げられたのである。こんな単調でかったるいゲームを。恐るべきはチクチク感ナリ。
これがもし快適に進めるバランスだったら、逆につまらなかったであろう。欠点が一周回って面白さに繋がってしまう。
面白さってのは不思議なもんだ。30年ゲームやってても未だに分かるようで分からん。それこそ、面白いもんだな。はぁ。

そんなわけで、ゲーム進行に問題はなくなった。ガンガンプレーし、先に進んでいく。……進行速度は非常に遅いけどね。
だが探索を邪魔する悪いやつがいる。敵だ。今作には戦闘がある。当たり前だな。寧ろ「それしかない」レベルで戦闘がある。
戦闘はランダムエンカウント制なのだが、その率は非常に高く、ちょっと歩けば戦闘、戦闘、また戦闘。血生臭い世界だ。
いち戦闘に登場する敵は一種類だけというドラクエ1仕様。が、今作は「複数同時登場」があるので、敵数自体は多い。
グラフィックは一体だけだが、数は×6だったりするのだ。無論その回数分の攻撃を仕掛けてくる。大群だとかなり厄介だ。
して、そんな敵と戦うわけだが……やはり元が30年前のゲーム、やれることは非常に少ない。攻撃と魔法くらいだ。
魔法は当時としては体系も種類も凝っていると思うが、どのキャラもMPが少なめで、あまり魔法に頼る戦闘は出来ない。
今作は「回復」に関しては非常にシビアで、HPはともかくMPはほぼないと言っていい。それでいて最大MPが低いのだ。
人間2人はレベルアップで全回復するが、仲魔にそれはない。使える魔法が強力でも、数回使えばガス欠になってしまう。

となれば戦闘は、原始の手段「たたかう」に頼るしかない。総員突撃! がメイン作戦である。それしか出来ないし。
製作者もそれを分かっていて、今作には全員が自動で「たたかう」を繰り返す「オート」戦闘モードが用意されている。
30年前にオート戦闘を搭載とは、かなり時代の先を行っていたと思う。もちろんリメイクでも健在。これは使うしかない。
戦闘開始。オート選択。…………後はHPの状況を見るだけ。よほどピンチにならない限りそのまま続け、戦闘終了。
戦闘自体はぶっちゃけつまらないとしか言えない。が、得られる経験値や金にチクチク感はある。それでいいさ。
ただ「敵は複数出現するのに、攻撃対象を選べない」のは非常に不満だった。全てランダムで決まる(多分)のである。
このため、敵の数を減らしていくべきなのに無駄に攻撃を分散し、死にかけの敵ばかり残るというケースが多発する。
非効率極まりないし、プレーしていて気分も悪い。ファミコン版はともかく、リメイク版では手を入れてほしかった。
まぁ戦闘はこんな感じだ。ほぼ作業だが、しゃーない。チクチク感のためである。チクチク感は正義。それは確実なのだ。

ところで、メガテンの戦闘と言えば? ……そう、仲魔の勧誘である。仲間じゃなく仲魔、な。
「敵を味方に引き入れる」……今では有り触れた要素だが、30年前、ドラクエ2の時代にこれをファミコンで採用である。
あまりに最先端すぎて驚嘆する。無論、後のドラクエ5やポケモンも今作の影響を受けて作られた。そう断言する。
つい最近ネットで公開された開発者インタビューによると、今作は企画当初、もうモロに「ウィザードリィ」だったらしい。
さすがにこれはアカンやろということで考案されたのが、仲魔システムであるという。素晴らしいアイデアだな。
してこのシステム、やり方としては「勧誘」である。後継作のようにブッ倒して改心を促す野蛮人なやり方ではない。
まず、悪魔(メガテンの敵の総称)は仲魔に出来る種族とそうでないものが決まっている。勧誘可能な種族は、4つ。
そいつらと相対したら、いつでも「話しかける」ことが出来る。向こうも基本的にすぐ交渉テーブルに付いてくれる。
ちなみにファミコン版では敵を1体まで減らさないといけなかったが、リメイクでは何体で出現しても交渉可能になった。
ファミコン版の方がリアルだと思うが、これはまぁしゃーない。改良であろう。悪魔に人の理屈は通用しないのさ。
交渉は真以降に倣ってファミコン版より複雑化しているが、「武器を収める」や「説得する」は正直殆ど役に立たない。
じゃあ何が必要か? 簡単だ、金である。「モノを与える」コマンドで求められる金を渡す、結局これしかない。
悪魔はガメつく、時には何度も金を要求してくるが、逆にこれに応えてやれば高確率で仲魔になってくれる。
たまにモノだけ貰ってトンズラする奴もいるが、それはご愛嬌。……めっちゃムカつくけどな。悪魔を殺して平気だよ。
悪魔の要求してくる金額は序盤かなり痛いが、中盤以降は財政に余裕ができて気にならなくなってくる。
またナカジマとのレベル差があると「脅す」で一発加入させることも可能。これもまた交渉ナリ。大人のゲームである。

そして、メガテンで仲魔と言えば? ……そう、悪魔合体である。2体の仲魔達を「邪教の館」で合体させるのだ。
先述のインタビューによると、ウィズのパクリだった元の企画に仲魔勧誘要素を入れたが、「もう一声」と言われたらしい。
そこで更に「仲間を合体させれば面白いのではないか?」とこのシステムが考案されたという。……あまりにも、斬新。
いやほんま、改めて考えたら、初代女神転生はスゲーわ。「敵勧誘」と「合体」という超システムを、同時採用とは。
当時のゲーム業界は、フロンティアが幾らでもあったしなぁ。……今もあるだろ、って? そだねー。あはは……。
で、合体である。仲魔であればどんな組み合わせでも合体は可能だ。2体の種族とレベルによって結果が導き出される。
組み合わせは膨大にあるが、失敗に値するものは全て「妖精ドリアード」という弱い悪魔が生まれるようになっている。
この「失敗一元化」も何気に上手いなぁと思った。全部考えるのは大変だが、成功だけ作るのならまぁ可能だもんな。
勧誘で仲魔になる以外に、合体でのみ出現する種族も多い。つーかそっちの方が多い。仲魔のメインは合体種族だ。
実際、勧誘可能種族は性能的に中盤で頭打ちになり、「タネ」としてしか使えなくなる。残酷な現実だが、しゃーない。
もちろん合体でのみ生まれる種族同士でも合体が可能で、そうやってどんどん強い悪魔を作り、パーティーを強化する。
これがワクワクしないわけなかろう。ホント、こんな大発明をあの時代に作り上げたことに、改めて驚嘆する次第だ。

……が、やっぱ一作目、ちょっと甘い部分もある。具体的には「レベルに見合った悪魔をなかなか作れない」のだ。
例えば、レベル8レムリアン×レベル10ケルベロスで、レベル32のバステトを作れる。物凄いコスパである。
と言っても、実際には実行出来ない。ナカジマのレベルが対象より低いと、合体が不可能だからだ。この時点では10代か。
これは極端な例だが、他にもこういう「今の段階で作れるようになっても意味ないよ」て組み合わせがゴロゴロある。
それでいて、「今の段階で欲しい適正レベルの仲魔」がなかなか作れない。バランス調整が非常に歪だと感じる。
更に、ストック可能な仲魔の数が少なすぎる。全部で7体しか持てず、うち4体は戦闘参加だから、予備は3体となる。
今作の仲魔は成長は一切しないので、順次強いやつに切り替えていく必要がある。適宜合体を行わなければならない。
だが予備域が3体分しかないので、「試す」のに非常に窮屈な思いをする。せめて計10体にしてよ! 2みたいにさ!!
理想は現レギュラーと予備域の誰かを合体→新レギュラー なのだが、なかなかそうは行かないものだ。
せっかくいい組み合わせを発見しても、レベル未達で作れなかったら諦めるしかないし、その2体を保存する余裕もない。
非常に斬新で面白いシステムであることは間違いないが、調整が甘い。望みすぎなのは分かるが、そう思う。ううむ。
それでもメモ取りながら上位悪魔を作れた時の喜びは格別だった。「出た、クーフーリン!! うおおお!!!」てな。
最終的には「クリシュナ・ウォンロン・オーディン・ガネーシャ」の最強4体を作り、パーティーを組めた。大満足。
初代メガテンと言えばこいつらだ。絵は変わっちまったが、時空を越えた再会である。プレーしてよかった……。

今作では、ファミコン版だと1箇所にしかなかったセーブポイントや邪教の館等が増え、ダンジョン各所に設置された。
ファミコン版では再開は必ず最初の街からだったが、今作ではセーブした所からになる。リメイクの恩恵と言える。
ただ実際にはそれでも探索は非常に冗長・単調だった。ファミコン版はどんだけ面倒だったんだと思ってしまった。
更にあちらはパスワードコンティニューだもんな。30年前のファミ魂恐るべしである。まぁあまり言うまい。
けど無造作にそれらを設置したせいで、「難関ダンジョンの途中に町がある」という変な状態が幾つか発生している。
まぁそれを言うと、そもそも魔界の迷宮に何故町があるんだって話だけどな。その辺の設定は出鱈目なゲームである。
セーブポイントは増えたが、大半は敵が出現する地区にあるので、弱った状態でセーブすると非常にマズイこととなる。
今作はセーブと回復が別なので、回復したけりゃ回復施設に行く必要がある。そこがセーブポイントから離れていたら?
そう、「死にかけでセーブしてしまう」が発生し得るのだ。そこから回復施設に行く途中、敵に出会ってあぼんである。
死んでも所持金半分で復活出来るが、仲魔の復活や再召喚に大金がかかり、そのリスクは非常に大きい。
だから便利になったようで意外と使いにくかった。「このセーブポイントは罠だろ」と思う所もあった。
リメイクされて尚、バランスはよろしくないゲームである。無論クリア不能とかじゃないけどね。チクチク感に溢れてるし。


物語。……は、先述のようにゲーム中にはほぼない。が、「設定」は結構凝ったものがある。変な話だが。
俺もよう知らんのだが、元々「女神転生」はメディアミックス企画として立ち上がり、ゲームはその一部だったのだ。
小説やアニメ版が原型となり、ゲームが作られた。「悪魔召喚プログラム」等の設定がそこから引用されている。
天才プログラマーナカジマが悪魔召喚プログラムを作る→悪魔が暴れる→ユミコの助けを借りて一旦は鎮圧する
→けどルシファーが連中を復活させ、迷宮に籠もった→2人は悪魔を退治すべく迷宮に挑む  という導入であるらしい。
……つーかナカジマ、お前が元凶やないか! 何やってんだよ全く。こら責任取ってルシファー倒すしかないわな。
作中にはイザナギが登場し、またユミコは彼女の転生体? らしいが、その辺は語られないから分からない。
イザナギを救出しなくてもクリアーは可能だしね。あんだけ勿体つけるんだから、衣は必須アイテムにすりゃいいのに。
まぁファミコンの容量と表現力じゃメディアミックスは難しかったのだろう。寧ろよくやっている方かもしれない。
リメイク版である今作でもあっさりしたものだった。2人に少しくらい台詞を用意してほしかったな……。

ナカジマとユミコは基本的に普通の高校生のはずだが、売られてる武具は鎧や剣や兜で、ハッキリ言って出鱈目だ。
まぁこの辺はファミコン故のテキトーさであろう。この辺のカオス感も初代メガテンの売りなのかもしれない。
悪魔達が、仲魔になる時は交渉するのに、合体材料になることには何ら文句を言わず旅立ってくれるのも面白い。
お前それでええんかと。自我とか消えるんじゃないの? 上位悪魔になれるならOKなのだろうか。悪魔なりの理屈がある?
「邪教の館」つーのもよう分からんなぁ。悪魔合体させるて凄すぎるけど、あの親父何者なんだろう。うーむ。
こんなこと考えても無意味なのは分かるが、まぁせっかくだからいいじゃないか。ファミコン時代は、何でもあり。
ちなみにヒノカグツチの剣・霧の鎧・獅子の盾・ダフネの冠は全て入手した。これらは存在を「覚えていた」。
自力プレーとは言ったが、かつてファミコン版をやった時の記憶は残っている。それを使うのは何も悪くない。
ちゃんとそれが役立ったのは嬉しい。まぁそんな装備なくても十分クリアーは可能だけどね。仲魔さん強いから……。

グラフィックは、真テイストになったこで、正直言って魅力大幅ダウン。ファミコンの面影はどこにもない。
無骨だった悪魔や人物はスタイリッシュになり、ナカジマとユミコの顔絵も削除。コレジャナイ感が非常に強い。
仕方ないのは重々承知だが、それでも嘆かずにはいられない。ファミコン版は昭和の思い出として封印、か。
ダンジョングラフィックは、3Dものだけに、良くも悪くもリメイクされたことが殆ど感じられなかった。まぁいいか。
音楽は、ちゃんとファミコン版を踏襲している。これはホッとした。懐かしの曲の数々が耳に心地よかった。
ミコンやビエンの曲は一生聴いていられるタイプの名曲である。本音を言えばファミコン版の方が好きだが、しゃーない。
欲を言えばリメイクなんだからサウンドテストを付けてほしかったな。贅沢か。あくまで真シリーズのオマケだもんな。
特に意味はないけど、ラスボスのルシファーは2回倒しておいたよ。ありがとうデジタル・デビル物語……・


ふぅ。クリアーしてもスタッフロールはないが、ファミコン版にはなかった(多分)1枚絵のサービスがあった。
で、そのまま放置していると、「……しかし……」というメッセージが表示される。これは、ファミコン版にもあった。
ファミコン版ではここから裏バージョンをプレー可能なのである。でも今作は違う。じゃあ一体何が始まるのか?
答えは「引き継ぎ」である。同時収録されている2を、幾つかの特典付きでプレー可能なのだ。……多分。
俺は特典なんて別に要らんが、せっかくリメイク版をプレーするんだし、一応乗っておいた。そんな大差はないみたいだし。
てわけで、続編ももちろんプレーする。一本のソフトなんだから纏めて語るべきかもしれんが、規模が膨れたから分けた。
2は2で……なぁ。ほんま甘酸っぱい。ファミコン過ぎる。あの頃過ぎる。まぁそれはその時にもまた。嗚呼。

ファミコン版の方が良かったとは思うが、今ファミコン版をやったら恐らくかったるすぎて嫌になる。そういうもんだ。
今プレーするならリメイク版が正解だった。実際予想外に楽しめた。今作を選んで良かった。そう思っておこう。
比類なき昭和の偉大なRPG・女神転生に改めて敬意を表して終わり。敵を加入させるゲームは全部土下座して崇めなさい。
攻略本をガン見したあの頃のプレーと、自力で頑張った今回のプレー。やり方は全然違うが、どっちも面白かった。
ファミコン版がリメイクで生まれ変わり、それが四半世紀くらいを越えて、以前と全く違う形で俺を楽しませてくれた。
さしずめ「女神転生『転生』」てとこか。上手いこと言った! ……そう? まいい。じゃ、また次の転生で会おうぜ。
その頃まだ俺が健在かは分からんけどな。そっちは永遠の名作でも、俺ははどんどん朽ちてく惨めな生命体でしかない。
あー、悪魔はいいなぁ。試験もなんにもないんだろ? 強いし。悪魔転生プログラムってないんですかナカジマさん。
はぁ。





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3 コメント

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NとYの写真は検閲されました (かまぼこ)
2020-05-13 22:19:13
「劣化移植」であるとか「FC版未プレイなら良作」等賛否両論な本作ですが
個人的な思い出としては当時即投げした経験があるほどの劣化移植と言う認識でした
(PS、SSですごいゲームが飛び出してる時代に少なくとも音楽、演出等のガワが明確にFC以下でガッカリ)

詳しい年月は忘れましたがWiiのVCショップの閉店が確定し、まずは入金が不可になるという情報が出た時
目ぼしいものはあらかた仕入れ最後に9000ポインツを残し、いよいよ閉店の際までに何を買うか吟味する
と言う戦術を行った際、結構迷いつつ最後の1席をゲットしたのがこいつ「旧約・女神転生」でした
最後の購入組の中でSFCではメタルマックス2とクロノトリガーを選びました。何故、何故、何故後継機に出さないのか
そもそも閉店をするな!!と言いたく任天堂には不信感を覚えたものです。実際駆け込み特需はある程度あったでしょう(笑)

otaさんと同じように僕もFC版の2本にはとても深い思い入れがあるのですがそれでもなおこいつが最後の1本であり
今買わないと二度と買えないと脅かされてギリギリ購入と言う自分でも評価の低さにびっくりしてしまいます(笑)

それほどある意味「忌み嫌って」いた本作ですが当然と言ってはあれですが、買って満足状態が長く続いてしまいました…
ある時otaさんもご存知かもしれませんが比類無き大人気ハードニンテンドースイッチでナムコットコレクションなる
FCオムニバスゲームが発表されました。僕は然程興味を惹かれなかったのですが公式動画を見ていた所とんでもないものが
目に入りました。そう!DLCコンテンツで続々配信予定~などと言ってる所の左上にFC版1のパッケージがあるじゃないですか!!https://youtu.be/qWgP_TVWLA0?t=100
うおおおおおって思いましたね。もしこれが実現するなら当然2もとなるでしょう、ついに来たか?と思いましたよ

であるならばそれらが出たら「旧約・女神転生」をプレイする事は今度こそ二度となくなりかねません
購入動機もプレイ動機も非常に後ろ向きながらウン十年ぶりに本作と向き合う事にしました
最新ゲームを追うようなプレイとも遠ざかっている現在、大人(笑)の寛大な心で受け入れようと!
楽しみにしていたものが駄目だったのと、駄目とわかっててプレイするのでは天地ほどの差がありますからね…

FC版はナムコから出てるんだから当然ナムコゲーと思っており、「真?アトラス?あれ、ナムコは?」と
混乱したのは僕も同じでした。実際に真1をプレイしてみるとFC版2の大幅な焼き直しのような良作であり安心しました(笑)
ゲームファンにアトラスと言えば主にペルソナあたりかと思いますが熱心なファンじゃない人にはプリクラの会社
になるのでしょうか。それもはるかに昔の事かもしれませんが…

Wizの残滓はやっぱりRPGとして超鬼畜即リセット級のエナジードレインですかね~(笑)
一応テトラジャあるし「アクマはニヤリとわらった」は女神転生の特徴にもなりましたが
旧約でもドレインは削除されてなかったですね

当時としては珍しいメディアミックス作品の中の一つがFC版でそのFC版が恐らく一番有名になったのは面白いですね
どの作品かは忘れましたがその概要が「いじめられて仕返しに悪魔召喚プログラムでアクマを呼んだ」なるストーリーが印象深いです
僕の記憶違いかもしれませんが、とんでもないやつだなナカジマ!と(笑)

久しぶりにWiiU…内のWiiモードを起動!WiiVCプレイ中はなぜか常時円盤が回ってる…仕様だろうけどおかしいと思う…
覚悟してやはり1から初めたものの、電源入れてすぐの雷鳴とケルベロスの影がない…ピラミッドぽいところに入る2人の演出がない…
ステータス画面のあの音楽がない…ナカジマらの顔がない…ミコンの街のマップが違う…
階段のザッザッザッって効果音がない(なんでだよ!?)…戦闘突入時の敵出現効果音がない…
戦闘直前の「2」の音楽が挿入されている(完全に意味不明)…ブーーーン(登場音)でけでけでけでけでーんでーんでーんこそが1だろうに!!!
アクマとの交渉がまんま「2」になってしまっている…
開始早々打ちのめされました。当時即投げした理由も無理ないなと自己擁護してしまいます(笑)

ステータスはMAX35化し、最終的に全能力20MAXになるFC版は個人的に好きだったけどこれは変更やむなしかなあとは思いました
オートマッピングやデビルアナライズ、鬼マーク(敵の人数と状態把握のやつ)、オートがFCより速い、泉で死者復活可
全滅しても宝玉は没収されない、宝玉戦闘中使える、街にセーブポイントとDQ2ルーラ実装、迷宮が体感半分位?に縮小
毒消し等アイテム、さらにMP回復剤の店売りなんかはリメイクらしく調整されたもので遊びやすくなっててよかったですね

長い言われたので分けます
返信する
2/2 (かまぼこ)
2020-05-13 22:20:23
・ダイダロス
遊び始めて、ノームとヘケットでまずヨモツシコメを作るじゃないですか、本作の象徴的な初の悪魔合体です
FC版では少し背伸びした合体ができました(ナカジマのレベル以上のアクマもある程度作れた)が、厳密な本作で
なんとヨモツシコメはLv11とかほざいています。ああん?Lv11まで合体はお預けだと?どうしてそうなことするのか…
ヨモツシコメは巨大な気持ち悪いちょっと怖い顔の絵だったのですが、こじんまりした絵に変更されてもいました…
ケルベロスのお口パクパクアニメもない…正直凄まじい劣化移植と言う印象はここまでまったく拭えません(笑)
ミノタウロスも絵に違和感…やたら攻撃が通らず硬いと思ったら案外あっさり撃破。全体的に数字がデフレしているのかもでした

・ビエン
この頃はHPの低さが気になりました。MAX20からMAX35(と言うか2とシステム統合)化による1ポイントの重みが減ったせいかもしれません
ビエンの街の船長が石にされてる悲しむべき場面に遭遇しますが、なんと楽しげな音楽が流れます(笑)2のカジノですね
流石に思わず吹き出しました(笑)そういえば何故か1にもカジノも追加されてましたね…必要かな?
FC版「1」でのメデューサの比類無き語り草の「アクマはコンクリートをまいた」は見られませんでした
コンクリートはあの車のように捏ねてないと駄目になってしまうと思うので捏ねて待っていたのか?と妙に面白キャラになっていたのに残念!

・ヴァルハラ
この辺まで来ると不満要素も慣れが上回ってきたのかかなり楽しくなってきました。やっぱりベースが面白いからね…
MAPが多分縮小されているせいか各地探索と成長具合がちょうどいいんですよね。バランスは良いのかも
探索中、事故が発生唐突にロキ様登場(笑)100がやっとと言うHPのなか40程度を多段攻撃してくるロキ様に撲殺され
初のゲームオーバー、あれ?ボスの勝利宣言っぽいGAMEOVERは??…ありませんでした。真系っぽいのに変更…うーん。ここでもかあ
意図的な稼ぎ後キマイラとクーフーリンを作成!ナカジマらはHP150程度のところ、キマイラ先生はHP561!パパスかな?(笑)

・マズルカ
ここは悪名高きサキュバスがカンデオン連打してきて即終了が恐怖…のはずですがかなりマイルドになってましたね。
そういえば本作で一度も敵に不意を付かれなかったような…これは2でもですが…バグか意図的かはてさて
サキュバスよりドクロのヤツの方がクーフーリン先生のテトラジャ後も全体不思議な踊りでMPを削ってきて
そしてあまり美味しくないと言う糞野郎っぷりで印象に残りました(笑)ここの音楽は良かったと思います
探索中レリーフでお金全没収されることを思い出し、それならと未経験だった「先の街へ背伸びして強い剣を買う」作戦を計画し
お金稼ぎ後アンフィニへ…ゾマ2匹が逃してくれないのでボロボロになりながら勝利すると5桁を超えるとんでもない経験値が!
…稼ぎ放題じゃない?って事で小一時間程でクーフーリン先生がテトラジャ役のリンちゃんになる程の精神と時の部屋っぷりにw
FC版は1匹のMAXが254とか255の経験だったけど2の流用してる本作ではレベル差補正がそのままなんですね
無論ヘカーテは問題にならず圧倒し撃破!あれ?楽しいじゃん…悪くないぞ旧約1!!

・炎の腐海
FC版では多分到達した人少ないですよね
らp…ビエンで飛んでこれないですからね
音楽は相変わらずかっこよく精神と時の部屋後もありサクサクいけてしまいました
いななきなくても多分セトに勝てちゃうんじゃないかな位余裕ありましたw

・アンフィニ
音楽が相変わらず良いですね~
危うくメディカル…ディアラハン封じの玉を忘れる所でしたけどゲットしに戻ると
リックはクリシュナになってくれましたw。結構びっくりです
大魔王様の絵も元のほうが威厳あったように感じるなあ。撲殺力がすごく、わりとMPぎりぎりにはなってしまいましたw
余韻に浸る間も無くすぐ2に直行するのはどうなんだ(笑)
僕のクリア時はLv61でナカジマHP443とデフレしていたのも2との統合弊害でしょうか。キマイラ先生にも届いてないよ!
本作はまだレベルアップするようですが、FC版は最大Lv61で999近くだったんじゃないかなあと思うんですよね…


初めはやっぱりただの劣化移植としか思えなかった本作もクリア後は「FC版未プレイなら楽しめる」派の意見も
よく理解できました。僕の印象をまとめると「思ったより酷くなく遊びやすくなってるけど相当酷い」位かもしれません(笑)
真シリーズでのシステム流用は「真2」→「真if」が明確ですが本作は真1とも真2系ともアクマの絵以外は共有してないと思いました
と言うよりシステム共有してくれたほうが良い出来になったと思います(笑)

PTも元の5人PTから恐らく2とシステム共有するためか6人化されてますし全体的に愛を感じないんですよね
otaさんも仰るように合体の窮屈さもスタメン4人と3人では大違いだと思いますしね…
PT人数増えた割にマグネタイトの枯渇があまりなかったのはマップの縮小と高エンカ率もあるのかもしれませんね
検証する気にあまりならなかったので隊列による魔法威力の変動も考えずにHP順に並べてプレイしてしまいました
メディカルやグッスリトやボアットナ返して!ブリザトン!!(流石に魔法は現行シリーズに揃えるだろうから無理よね~)

絵は…FC版を知る者としてはかなり酷いですよねえ
そもそもナカジとユミちゃんの顔を消すな!!!何事かと思いますよホントに
「名前変えられる様にしたからいいだろ?」と言いたげなのが余計に腹立たしいですね
旧約2ではそこそこFC版2の絵っぽかったのですが1は…

邪教の館の親父は…謎すぎますね(笑)
FC版では回復泉の親父でも無理だった死者の復活や状態異常の治療も請け負っていましたし謎すぎます
その弊害でFC版では治療画面が優先で、死者がいると合体してくれなかったんですよね確か
そして2ではあの親父各地に増殖して魔界まで勢力拡大してますし(笑)
こちら側には一切害の無い人々ですが合体の秘術はそんなに面白いのか、同業者が多発してるみたいですね

旧約いちばんの恩恵は、あの鬼畜なアルファベットの英数字パスワードの免除ですかね
当時あの青画面で何度涙を飲んだことやら、少年にはDQ2の呪文よりはるかに難易度が高かったです
おかげで序盤のマップは今でも何も見なくても多分歩けるほど遊んでしまってるんですよね(笑)
その代わりどこぞで見つけた(もょもとほどではないけどウルテクとかの)クリシュナ3人等のインチキパスワードで遊ぶことはできなくなってしまいましたね

本当に出るかはわかりませんが「ナムコットコレクション」にFC版が収録されるのを是非楽しみに待ってみましょうか
メガテン熱が高まってきたので昔フリープレイでもらったPS版真系をやるか、WiiUVCで原作の真系を買うか
近作が未プレイのペルソナを意を決して1から行くか迷う所だったりしています(笑)
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Unknown (ota)
2020-05-18 22:35:05
>そう!DLCコンテンツで続々配信予定~などと言ってる所の左上にFC版1のパッケージがあるじゃないですか!!
https://youtu.be/qWgP_TVWLA0?t=100
!?!? 俺もこのPVは観たんですが、女神転生のパッケには気付きませんでした!! うおおおおお!!!
確定ではないにしても、2ともども期待できそうですね。ちなみに「ワギャンランド」のみ無料らしいので、これは貰いますw

>Wizの残滓はやっぱりRPGとして超鬼畜即リセット級のエナジードレインですかね~(笑)
俺はWizは知らないんですが、エナジードレインは「は?」てなりましたね。レベル下げるって。なんて酷い。
ダンジョンマップの広さもあるし、初代は所謂「ファミコン理不尽」枠に入りますね。まぁ攻略本前提のバランスなのかな。

>当時としては珍しいメディアミックス作品の中の一つがFC版でそのFC版が恐らく一番有名になったのは面白いですね
小説やアニメが殆ど残って(伝わって)ないのは残念ですね。電子化は版権的に難しいのかなぁ。
ゲーム版は原作を越えて色々詰め込んだことが功を奏しましたね。名前そのままで全然関係ない続編をよく出せたなぁ……。

>電源入れてすぐの雷鳴とケルベロスの影がない…ピラミッドぽいところに入る2人の演出がない…
>ステータス画面のあの音楽がない…ナカジマらの顔がない…ミコンの街のマップが違う…
>階段のザッザッザッって効果音がない(なんでだよ!?)…戦闘突入時の敵出現効果音がない…
>戦闘直前の「2」の音楽が挿入されている(完全に意味不明)…
>ブーーーン(登場音)でけでけでけでけでーんでーんでーんこそが1だろうに!!!
この辺はねぇ……俺も不満ですが、今作はあくまで「真フォーマットに嵌め込んだ初代」ですからね。再現ではない。
それでもやれる範囲ではやってほしかったと思います。オリジナルへの愛はあんまし感じられませんでしたな。

>遊び始めて、ノームとヘケットでまずヨモツシコメを作るじゃないですか、本作の象徴的な初の悪魔合体です
ヨモツシコメはいいですよね。俺は当時「荷物シコメ」言って友達と笑ってました。アホで良かったいい時代……。
確かにオリジナルではナカジマと悪魔の対応レベルが厳密じゃなかったですね。ヨモツはいきなり作れたか……そうか。
「まだナカジマのてにおえない!」→「がったい させますか?」と表示が変わる喜び、たまりませんでしたなぁ。

>FC版「1」でのメデューサの比類無き語り草の「アクマはコンクリートをまいた」は見られませんでした
あったあったw 幾らなんでも雰囲気壊しすぎやろうに。製作者はギャグ文として入れたんですかね。

>ここは悪名高きサキュバスがカンデオン連打してきて即終了が恐怖…のはずですがかなりマイルドになってましたね。
それにしても、かまぼこさん記憶力がめっちゃいいですね。俺も今作に思い入れはあるけど、こんな細かいこと覚えてません。
オリジナルは攻略ガン見でプレーしたからなぁ。凄く面白かったから後悔はないですが、少しは自分でも悩むべきでした。

>・炎の腐海
>FC版では多分到達した人少ないですよね
オリジナルはヴァルハラ辺りから相当難しいバランスだと思います。当時のファミ魂があれば不可能じゃないとしても。

>リックはクリシュナになってくれましたw。結構びっくりです
おお、それはドラマチックな! 最高の結果ですな。やろうと思えば可能だけど、つい早く救出してしまうんですよね。

>「思ったより酷くなく遊びやすくなってるけど相当酷い」位かもしれません(笑)
ははは。オリジナルの再現を望めない状況下の妥協作品としては可ってとこでしょうか。といっても面白いのは間違いない。

>絵は…FC版を知る者としてはかなり酷いですよねえ
>そもそもナカジとユミちゃんの顔を消すな!!!何事かと思いますよホントに
これくらいは頑張ってほしかったですよねホントに。名前も、変更可能になって喜ぶファンなんておらんと言うに。

>旧約いちばんの恩恵は、あの鬼畜なアルファベットの英数字パスワードの免除ですかね
間違った時の「ブッブー!」て音、未だに強く残ってますよ。あれはドラクエ2の「呪文が違います」と並んで心臓に悪い。
さすがにパスワードは面倒なだけなので、バックアップ万歳ですね。……でも今でも記録に残せてるんだよなぁ。
先日、家探ししてたら古いゲームのパスワードメモ集が出てきまして。初代女神転生最強パスワードもありました。嬉しい。

>本当に出るかはわかりませんが「ナムコットコレクション」にFC版が収録されるのを是非楽しみに待ってみましょうか
ですな。俺も真以降にそろそろ触れていきたいです。悪魔と踊ろう。いやそっちは勘弁……。
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