これは日本伝統の「横車」が横行する「空気を読む」文化の最たるものだ。
日本民族性を賞賛する人は多いが、逆に日本の経営陣の行動・発言の不明瞭さは、世界的に嘲笑の的である。
日立と三菱のアレバ社への「出資」は「何故なのか?」皆分かっている。
もしかして、今回のウェスチングハウス関連の損は、その足元を見られて攻撃されたかもしれない。
利口利口を吹聴するクソバカの集団=経団連は、ものの見事に「足元」を平気で見せる「悪い癖」と言うか「通弊」がある。
その分際で、偉そうな事をほざく。
いい加減、日本国内でだけ通用する寝言と、国外に伝える現実に関しては分けてやるのがマシな結果となるだろう。
まぁ事実を事実として言えば良いだけだ。だが、それは艱難のようである。
日本は、往々にして見たくないものは見ず、必要なことも時には、見なかった、或いは、現実と違う発言を発言をした場合、かなり長い間、事実を糊塗する事が多く、特に、この発言が上層部に近い場合は、かなり修正に難儀する事が多い。
今回の東芝のウエスチングハウスとかだが、ここ自身はまともなのだが、東芝が上になると、変になっていくのだろう。
欧米では、事実の判断とか、それを文書化する、記録する、機密でも、ある程度の格付け(クラシファイ)させて、後に発表すると言う、後悔の減速があるが、日本には、極めて希薄だ。
実際、ロシアとの会談も、一部は、記録に残さない。欧米の会談も結局事実が分かるのは、欧米の正式記録がベースとなる事が多いと言うか、ほぼそれである。
この状態を考えると、どうも特捜が動くかもしれない。つまり、東芝には痛い所が相当あり、それを今まで何の疑問もなく通っていたものが、急にこんなになるのは、黙らされていた可能性がある。
そうなると「誰が?」となる。
それは「総会屋」だろう?と言うと「そうだろう」となるだろう。
この大型損失が全く事前に知らされない時点で法律によって設立されている法人の義務を無視している。
更には損失の額を増やす理由に、本来金の発生しない「総会屋」に金を払い、また、その金の流れを粉飾するための「必要経費」がかかって、更に損失が増える。
その流れは過去見てきた馬鹿の利口の再現でしかないだろう。
八重の桜で「ならぬものは、ならぬのです」と言うが、「ならぬものを、なるようにした」結果がこれである。