酒処押上文庫好みの三種類の器(右より筒、碗、平盃です)とワイングラスでお酒の味を試してみました。
注意点としてはこのような試みをしますと利き酒をしてしまいそうですが通常通り飲むことが重要です。
筒盃
少し太めのしまった酸、
ほんのりとしたデラウェアのような甘みをさっと感じてさっと切れます。
碗
丸みのある含み香、薄目のところから広がっていく。
甘みも豊かに感じるがお酒の中にある酸が優しく切っていきます。
平盃
完全に別のお酒。こちらのお酒にある上に立ち上がる酸が剥離し少し邪魔をします。
お酒のうまみは最大限に感じますのでこの若い酸がこなれて角が取れると
この器の出番になるかもしれないが、まだ醸造後一年たたないこちらのお酒には合わないであろうと判断します。
ワイングラス
ワイングラスの種類はたくさんありますが
特に新酒ですと大きいグラスですと合わないこともあり一番小さい型を用いました。
よく本にはお酒を飲むときまずワインのように立ち香を愉しんでくださいとありますが
ワインのような魅力的ではないと感じます。
こちらのお酒も栓を空けたてのほのかに香ってくるものはあるのですが
グラスに移してからはそこまでではありません。
丸みのあるグラスなのでお酒もそのように感じます。
碗型よりもあっさりした感じなのでこちらを好む方もいるかもしれません。
深さがありますので酸味も特徴的に感じることができるのですが
時間がたって空気と触れますと吟醸香がとんで
酢酸エチル(セメダイン香)のみになってしまいます。
この香りもバランスよくできているお酒は融合しているのですが
ワイングラスの欠点としては何回も飲んでいると空気に過ぎてこのバランスが壊れてしまうことかもしれません。
酒処押上文庫ではこちらの北安大国のお酒に関しては碗型を用います。
よく日本酒もスワリング(グラスを回して空気と触れさせる)させた方がいいという方もいらっしゃいますが
自分が試した吟醸酒には良くない影響があるとかんじます。
本日も18時から24時までの営業となります。
只今、カウンター4席、テーブル席4席の空きがあります。
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