今週の酒処押上文庫は31(土)11月1日(日)の両日とも
通常どおり17時より24時まで営業いたします。
猫artCafe 押上猫庫も通常どおり12時より営業いたします。
皆さまのお越しを
心よりお待ち申し上げております。
東京都墨田区押上3-10-9
Tel 03-3617-7471
酒処 押上文庫[土日17-24時営業]
Cafe 押上猫庫[木金土日12-19時営業]
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先日ご紹介いたしました日本橋三越での森本良信さんの個展で押上文庫ではこちらのお銚子を仕入れました。
お酒を提供するときの器として徳利もよいのですが
上品さを求めるときはこのような御銚子もよいのではないかと思っております。
器の形の紹介はブログ内でも紹介していきましたが焼き物の名称についてもちょっとずつ書いていきたいと思います。
こちらは備前焼で火襷(ひだすき)という名称です。
備前焼というと黒っぽいイメージを持つ方も多いのではないかと思いますが
こちらは機体に藁を巻いて赤っぽく発色させる技法で焼かれております。
火襷のあかと白いところのコントラストが見どころになっております。
焼き物の価値について疑問を持つ方も多いのですが、
まず焼き物で大切なのは土です。
これによって器の質感や器の表情がかなりの割合で決まってしまいます。
世の中に陶芸家というのは何万人といますし、
粘土も販売しておりますので誰でも焼き物はできるのですが
なかなかこれでは魅力的な質感、表情を持つものはできません。
材料を選ぶということではお酒についても同じですが
日本酒よりワインに近いかと思います。
葡萄ジュースを買ってきてワイナリーで発酵させてもそんなに魅力的ではありませんね。
やはりどのような葡萄を作れるかにかかってくるかと思います。
焼き物も同じでどれだけ魅力的な土を掘りだしてくるかにかかっております。
古くからの焼き物の産地にはそれだけの特徴を持つ土があるので
有名な窯業地はブランドになっているのだと思います。
こちらの森本さんの作品も磁器質でありながら軟らかさを持つ焼きに仕上がっております。
魅力的なお酒も矛盾するかもしれない要素が集まってできております。
お酒の器を選ぶとき形と質感も影響することが分かってまいりましたので
特徴のある土で器を作ってもらうことの大切さを感じております。
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背の低い盃の形で口が外側へ反っております端反り(はたぞり)の形の試飲をしております。
いままでは磁器で薄いものを試しておりましたが、陶器で口少し厚めなものも面白いです。
鏡山のお酒の含んでから広がる味わいがおお白く感じられます。
これが碗で口が内側へ入っている姥口(うばぐち)のものではただあっさりなだけですが不思議ですね。
器
徳利 信楽 高橋春斎
ぐい呑み 出雲楽山窯 象嵌 長岡空権
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毎日営業に備えて、古酒もそろえていこうかと思っております。
自家熟成もありますが、蔵元貯蔵にも頼っていきます。
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秋刀魚がなかなかあぶらがのらず、まだ刺身でも食べれますが、
鰯があぶらがのっております。
刺身をメニューにするべきか検討中です。
器 備前焼 伊部手 銅鑼鉢
竹中健次作
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