滄浪閣の買取り協議について
上記リンク先に掲載された文章を下記に記録します。
交渉の結果をどのような形で町民に知らせるのか、気になっていました。
回答書が来たのですね。
私はまだ見ていませんけれど。
「これ以上の買い取り価格の上乗せは、町財政に多大な影響を及ぼしかねない」
というくだりがありますが、たとえ提示額であっても多大な影響があると、
私は思いますが。
滄浪閣の買取り協議について
私が公約として掲げました滄浪閣の買い取りについて、報告をさせていただきます。
現在、滄浪閣は、大磯プリンスホテル別館として、結婚式場、中華料理店として(株)プリンスホテルにより営業されています。
しかし、昨年6月(株)プリンスホテルから、西武グループの財産処分のひとつとして、滄浪閣の営業を平成19年3月までに終了し、売却をする旨の報告を受けました。
町としては、滄浪閣は初代総理大臣伊藤博文公ゆかりの地であり、町民にも親しまれ、町行事等にも利用しているため、営業の存続についての要望を(株)プリンスホテルにしていましたが、平成18年11月に売却の入札が行われ、12月5日、※公有地の拡大の推進に関する法律による届出が町を経由して県に提出されました。
私としては、就任早々、この法律に基づく買取りについての協議を(株)プリンスホテルに申し出し、活用計画、買取価格、資金調達などを検討いたしました。
これらの検討を踏まえ、(株)プリンスホテルに対し、価格、支払方法を提示し、協議してまいりましたが、町の提示した価格では譲渡できない旨の回答がありました。
町が提示した価格は、不動産鑑定により大磯町不動産等評価委員会で決定された額であり、町政を預かる最高責任者として、これ以上の買取価格の上乗せは、町財政に多大な影響を及ぼしかねないと判断し、残念ながら、町と(株)プリンスホテルとの買取り協議を終了しました。
今後については、新たな所有者に対して、滄浪閣の保存を要望していく所存であります。
大磯町長 三 好 正 則
※ 公有地の拡大の推進に関する法律
地方公共団体等が公共目的のために必要な土地を少しでも取得しやすくするための手法として制度化されたもので、土地の取得を必要とする地方公共団体等に民間の取引に先立ち、土地の買取り協議の機会、買取りの第一次的交渉権を与えようとするもの。
買取り協議の主な経過
年 月 日
内 容
平成18年12月5日 公拡法に基づく「土地有償譲渡届出書」が(株)プリンスホテルから町に提出
平成18年12月18日 町は、「土地買取りについての申出書」を県に提出
平成18年12月22日 県より「土地買取協議通知書」が町、?プリンスホテルに通知
平成19年1月10日 第1回 買取り協議(協議期間の延長等)
平成19年1月31日 第2回 買取り協議(買取価格等の提案と要望書の提出)
平成19年2月5日 (株)プリンスホテルから回答