大河原発電所から木津川沿いに走る県道を上流へと向かっていくと,木津川は荒々しい岩場を勢いよく流れる姿へと急に変わってしまうのだった.ここまでの悠々自適に流れる木津川のイメージとはまったくかけ離れていた.
河原には巨岩が点在しているのだが,中でも松やサツキが自生しているとりわけ大きな岩があった.この巨岩は白滝明神と言われているらしい.そして,この辺りは奈良時代より木材供給のための筏流し . . . 本文を読む
寒さは厳しくないが,天気はあいにくの曇天模様で路面もウェットだ.そんな日は,無理に遠出はぜすに近場を散策するに限る.やってきのは,京都の最南端に位置する笠置町だ.村道のような細い道を経由して,いつもよく走る国道163号線の対岸へと回ってみた.
木津川を間に挟んだ国道との対岸に位置するこの場所からは,異様な雰囲気を放った廃墟―笠置観光ホテル―を見ることができる.国道がトンネルになってい . . . 本文を読む