goo blog サービス終了のお知らせ 

織内将男の山旅の記録

若かりし頃よりの山旅の記録です・・!!

穂高岳登山(12) 「過酷;重太郎新道」

2010年08月28日 | 上高地から岳沢、穂高岳
.


 穂高岳登山(12) 「過酷;重太郎新道」 
(画像の大部分は和田氏提供による、現地イメージ写真です)


気が付くと既に森林限界に達しているようである。 

高度が増すに従ってダケカンバなどの低木も疎らになってきて、白山シャクナゲや這い松に変わりつつある。 
そして、花は終わったものの緑の高山植物の草付岩稜帯になっている。

しかし、シャクナゲや高山植物に見とれる暇もなく、これより先も黙々と、ただひたすらに登るだけである。 




dh27 這い松や高山植物帯とハシゴ場



前穂の頂上や直ぐ隣に控える「明神岳」も、今確かめた限りでは、まだかなり高方にあったように思う。 
しかし考えようによっては、すぐそこにあった様な気もする。



dh28  先鋭・明神岳の雄姿



先刻のガスの束の間の晴れ間じゃないけど・・、

大展望を欲しいままにして登るのと、現況のように目先しか見えない闇の中に歩をとるのと、どちらが得策か・・?。
変な自問自答をしながら、天然自然のことは意に沿わないことを承知しながらも、やはり悪天候が恨めしい・・!!。

気持ちが次第に沈気に成ってゆくのも、やはり疲れが蓄積しているのであろう、気持ちに合わせるように、叉々小雨が降りてきた。




dh26 岩場の登り(紀美子平近し)


重太郎殿、もうそろそろ勘弁して下さいよー・・、」と、泣き言の一つも云いたくなる。


岩場に付けられた○、⇒のマークを頼りに行くのであるが、所々、風雨に洗われて薄く、見難くなっているところもある。 
ただ、踏み跡ははっきりしているようだ。

ところがよく見ると道は一方とは限らず、特にガレバの踏跡には二方、三方と付いている場合もある。 
下山中のパーティが上方から声がして、間もなくすれ違うのかなと思ったが、かなり離れた場所を降りてゆく。 
とこんな具合であるが、そんな時は自信をもって、はっきりした安全そうな道を選ぶのが肝心である。

次回へ続きます・・、



尚、今後の写真掲載の大部は、「和田様」の御提供によるものです。
和田氏ホームページへ  
http://www.tok2.com/home/pokopoko110/newpage172.html



【小生の主な旅のリンク集】

《日本周遊紀行・投稿ブログ》
GoogleBlog(グーグル・ブログ)   FC2ブログ   C・掲示板   FC2 H・P   gooブログ   yahooブログ

《旅の紀行・記録集》
「旅行履歴」
日本周遊紀行「東日本編」   日本周遊紀行「西日本編」   日本周遊紀行 (こちらは別URLです)

【日本の世界遺産紀行】
北海道・知床   白神山地    紀伊山地の霊場と参詣道   安芸の宮島・厳島神社   石見銀山遺跡とその文化的景観

ハワイ旅行2007   九州旅行2008   沖縄旅行2008   北海道道北旅行   北海道旅行2005   南紀旅行2002


【山行記】

《山の紀行・記録集》
「山行履歴」   
「立山・剣岳(1971年)」   白馬連峰登頂記(2004・8月)   北ア・槍-穂高(1968年)   上高地・岳沢・穂高(1979年)   上高地・明神(2008年)   南ア・北岳(1969年)   八ヶ岳(1966年)   八ヶ岳越年登山(1969年)   谷川岳(1967年)   丹沢山(1969年)   西丹沢・大室山(1969年)   西丹沢・檜洞丸(1970年)   丹沢、山迷記(1970年)   奥秩父・金峰山(1972)   

《山のエッセイ》
「上高地雑感」   「上越国境・谷川岳」   「丹沢山塊」   「大菩薩峠」

《スキー履歴》
「スキー履歴」


.


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。