織内将男の山旅の記録

若かりし頃よりの山旅の記録です・・!!

南ア・鳳凰三山紀行(40) 「私観・山の歩き方」

2012年06月29日 | 南ア・鳳凰三山紀行
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南ア・鳳凰三山紀行(40) 「私観・山の歩き方」 .




砂払岳山頂


砂払岳からのその後の降りは、ひたすら急坂でシラビソの純林の森林帯が続く。
登山道も、シラビソの根っこ付近の道は相当荒れていて、どこが道やら判別し難いところもあり、足元には充分注意が必要なルートでもある。

無心で降っていると突然平坦地になって、そこに大岩が現れた。 「ガマ岩」と記されていた。
よく観ると、確かにガマガエルが口をチョットあけている姿に見えなくも無い。
一瞥して通り過ぎる。

再び、急激な下りの樹林帯へ突っ込む。
山歩きで注意しなければならないのは、登りより下りと言われている。 小生も体験的にそれらを学んでいるつもりである。
特に、長丁場の下りや急な降りに限って脚部に負担がかかり、仕舞いには炎症を起こして四苦八苦しながら下山したという経験は誰しもお持ちであろう。


ここで、山好きな小生の経験による勝手に感じた「山の歩き方」の数ヶ条を示したい。
条件は長時間の登降:2時間以上、ただし岩場、沢筋、雪上・・など特殊な歩程は含まず。


『降り編』
1、走らない、跳ねない、急がない
2、リズミカルに、
3、有ればステッキを上手に利用する
4、両手は必ず空けておく(物を持たない・ステッキは除く)
5、小幅、小股(左右の膝を並べる感じで)
6、登りとは逆に、軟らかく着地(カカトより着地、体重を抜く感じ)
7、浮石、根っこ、枯葉など足の取られに注意・・!!
8、遠回りしても段差の少ない、平坦、安全な道を選ぶ



 『登り編』

1、登山靴は底が厚く、踝(くるぶし)が隠れるほどの周囲のしっかりしたもの
2、歩き始め、出来るだけ平坦の徐歩区間を設ける(ウォーミング・アップ)
3、いきなり急な登りの場合、普段のペースより意識的に遅くする
4、足の底の全面をつかい、体重を預けるように一歩一歩前進(ベタ足、)
5、小幅、小股で、引きずるように安全な着地面を歩く(スリ足)
6、急斜面は避ける(有れば迂回路を取る)
7、滑りの注意(濡れた木の根っこや石を避ける、靴底の濡れにも注意)
8、急登の場合両手を腰に当てる(ステッキを余り頼りにしない)
9、息切れしそうな時は意識的に深呼吸をしながら(できれば腹式呼吸)
10、息切れした時、大きく一吸小さく二吐、又は、二吸二吐
11、チョイ休止(息入れ)、小休止、大休止を計りながら
12、水分の補給は十分に、登行中は食べ過ぎない、食べない(歩行中アメ、チョコなどはOK)



次回、 「南御室小屋




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