織内将男の山旅の記録

若かりし頃よりの山旅の記録です・・!!

霊峰・日光の山々(66)奥鬼怒山旅 「金精峠」

2013年08月08日 | 奥鬼怒山旅




  霊峰・日光の山々(66)奥鬼怒山旅 「金精峠」  




写;金精山



バスにて、ようように奥日光の日光湯元へ到着する。

日光湯元から金精峠、温泉ヶ岳を目指そうとバス停で準備をしながら様子を伺っていたところ、幸運にも当地から金精峠(トンネル)を抜けて、沼田までのバスが間もなく発車するところであった。
(近年、沼田-日光湯元間の金精峠越えのバスは廃止されてしまったようだ)


今夜は、丸沼の温泉ロッジへ宿泊し、明日早朝目的地へ向かうことにした。
大きなロッジには、先客の女性グループと小生のみの宿泊者であった。



翌朝、オクターブの高い女性の声で目が覚めた。 

気が付くと、登山には絶好の日和であり、登行意欲をいやが上にも盛り上がる。

聞くところ、彼女達は此れより湯沢峠を越えて、奥鬼怒温泉郷より鬼怒沼を目指すらしい。


安易で、最も短直なコースであろう。
小生は、山歩きが本来の目的なので、金精峠から温泉ヶ岳、念仏平、根名草山を経て奥鬼

怒へ、更にその後、尾瀬の境界山域でもある奥鬼怒山、奥鬼怒湿原を目指すことにした。

朝食の最中、山の話などをしていると、宿の人がこれから日光へ所要で出かけると言う。
そして、「何なら、峠までだったら乗せてくよ」と言ってくれた。 
こうつあ有難い・・!。


金精トンネルの登山口から金精峠へは、凡そ20分で到着した。

この峠は、温泉ヶ岳と金精山との鞍部にあたるところで、日光山の修行僧の夏峰修行の路として開かれたと言われる。

峠には、小さな社の金精神社が祀られていて、曰く有りげな名前のように男根を御神体とするらしい。

金精神社の由来は、「生きた金精様」 といわれていた怪僧・道鏡の巨根にあるとという伝説がある。 

道鏡は奈良後期の高僧で、天皇の地位を奪おうとした「道鏡事件」でも有名である。



次回、道鏡事件







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