土佐のくじらです。
福島第1原発の冷却水漏洩から、にわかに原発停止論が再燃しております。
しかし事故の処理の問題と、国家の基幹根幹であるエネルギー問題とは、分けて考える必要があります。
先の戦争が、「石油の一滴は血の一滴」と言って始まったように、エネルギー問題を軽んじると、戦争の引き金になることを、重々承知していないといけません。
それに、日本だけが原発をやめても無駄です。
なぜなら、お隣の韓国や中国では、今後大幅な原発推進をするからです。
日本は脱原発するならば、中韓両国と歩調を合わせなければ無駄です。
中韓の原発で事故があったら、放射線物質は偏西風で日本に来ます。
ですから日本は、新たな防御策を講じ、安全性を高める施策を提示し、実施して世界に定着させるることです。
原発施設の外周を強固にすれば、放射線は遮蔽(しゃへい)できます。
それは、レントゲンを使う病院などでは、一般的に行われていることです。
放射線は光ですから、さえぎることができるのです。
放射線は光ですから、原子炉を地下水で冷却できるレベルにまで小型化し、地下や山中で発電しても良いのです。
分厚い土を、放射線は通過することはできません。
原子力空母や原潜用の、原理力エンジンが既に存在しますから、原発の小型化は、完全な実用技術です。
そしてその新技術、新思考を、今後海外のエネルギー施策に、日本は世界に普及させて行くべきです。
そういう姿勢こそが、福島での原発事故の教訓を、真に生かした、文明的な選択なのではないでしょうか?
脱原発を決めたドイツでは、電気料金が最大4倍にもなり、産業を圧迫し始めています。
このままではドイツは凋落し、結果、ヨーロッパも沈むでしょう。
しかし、ドイツのすぐ近くのフランスや、ポーランドでは原発を推進しています。
もしもフランスやポーランドで事故があれば、ドイツも被害を受ける距離です。
ドイツ国民の選択は、一時的、感情的なものであり、決して文明的なものではありません。
日本は、ドイツの真似をしてはいけません。
現在のところ、火力発電はエネルギーシェアでは、国内最大規模です。
火力の良いところは、
発電のON・OFFがやりやすいところ。
発電施設を作る場所を選ぶ必要のないところ。
施設を造る際の、初期投資が少なくてすむところですね。
ですから、ON・OFFのやりにくい原発を主軸にし、火力で全体の発電量を調整していました。
ですから、日本の火力発電所の全てが、日々発電していた訳ではないのです。
一方欠点は、まず発電に必要な石油資源を、完全に輸入に頼っているところ。
そしてもう一つ、これが意外と知られていないですが、欠点としては、とてもタチが悪いです。
それは、必ず、有毒成分を排出してしまうところです。
いわゆる排気ガスですけど、これを排出量ゼロにするのは、構造上不可能です。
一酸化炭素・炭化水素・硫化水素・窒素酸化物・ect・・・・主なものはこれですけど、どれもこれも猛毒です。
原子力発電で発生する放射能は、封じることができますが、排気ガスにはそれができません。
なぜなら、排気しないと、火が燃えないかからです。
脱硫装置や、各種触媒装置の普及で、かなり毒物を除去、無毒化しておりますし、最新のガスタービン火力発電(ジェットエンジン)による発電は、かなり高効率で窒素酸化物も、かなり出さないようにはなっております。
しかし、全原子炉停止状態の今は、古い発電機を使わざるを得ないのですね。
燃料を燃やすことで、必然的に排出する有毒成分は、直接、そして即座に、人体に影響を与えます。
火力発電所は、人口の密集地に多く存在いたします。
それが、どのような影響を与えているか、マスメディアは調査しているのでしょうか?
火を燃やして発生させた、蒸気で発電機を回すだけの火力発電の構造は簡単ですが、この排出ガス管理には膨大なコストと、厳密な管理技術が必要です。
また、古い火力発電を使用せざるを得ない状況下において、発電機の故障も頻繁化しております。
私が子供の頃、昭和40年代は、都会では非常に大気汚染がひどく、よく、”光化学スモッグ”という言葉がニュースかで言っておりました。
今はほとんど聞くことはなくなりましたが、これは自動車の排出ガス技術にみならず、脱石油社会を目指して、延々と努力を積み重ねてきた結果なのです。
火力発電の発電量は、原子力には遠く及びません。
ですから今、かつて停止休業していた火力発電機能を、フル回転して対応しております。
このままでは、過去の大気汚染の時代に、社会が逆戻りする可能性が高いです。
いくら排気ガス管理技術が高くなっていても、排出ゼロが不可能ならば、母数が増えれば、大気中の汚染を防ぎきることは不可能です。
都市型のゼンソクや光化学スモッグによる被害、そして新手のアレルギー症状、部屋を閉め切ることによる、結核などの呼吸器系感染症・・・などなどが、ニュースで報じられるようになると、私は予想いたします。
昭和40年代よりも、排ガス制御は格段に進んでいますが、必要エネルギーも、桁違いに多くなっているからです。
漫画や映画 ”3丁目の夕日” の時代。
この頃の時代に、ノスタルジックな感傷を抱く方も多いでしょうけど、その実態は、大気汚染にまみれた環境で、貧しく生きていた、かつての日本人の姿でもあるのです。
エネルギーの輸入依存の国家体質は、今も昔も変わっておりませんから、国防上のリスクや負担も当然のように増えます。
いずれにしても、この日本の40年間あまりの努力は、この石油に依存する社会からの脱却が目的であったことを、再度思い知らされることになるだろうと思います。
要は、それだけ火力発電社会、そして石油依存型社会というのは良くない・・・という、歴史的事実があるということです。
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大変貴重な情報提供に感謝いたします。
だとすれば、先日日本の東北地方からの輸入宣言強化などの動きを韓国はいたしましたが、とんだブーメラン野郎ですね。
それだけではありません。
韓国の国家としての国際的信用は、不可逆的に損失いたします。
韓国放射能汚染・・・とPC検索したら、かなりヤバイ情報が出てきますね。
国際的な、きちんとした調査は必要ですね。
何せ彼らには、信用がありませんのでね。
日本の脱原発・反原発勢力は世界最高性能かつ、徹底して安全管理された世界トップレベルの日本の原発を攻撃せずに、自前の欠陥原発から漏れ出る(人体に有害な)高濃度の放射能を垂れ流す韓国(原発)に徹底した猛抗議を行い韓国の原発を早急に停止・廃炉させるべきです。
そう、あればびっくりしました。
「あほなのか?それとも、何か考えがあってのことか?」と思考停止しました。(笑)
なんて、あほがいたしね。
目が点になったよ。
(゜o゜)
<<ドイツは、世界一の原発推進国のフランスから、電気を買うから、間接的に原発の恩恵を受けている>>
<<電気料金4倍のドイツでは、良質の石炭が、火力に使えるだけ採れる>>
なるほど。
電気を売ってくれる先もなく、火力資源の全くない日本ならば、さもありなむですね。
そのような状況下で、今の電気料金を維持してなお、日々のメンテナンスの努力を続ける電力会社には、私も心から感謝いたします。
名乗るほそのものではござらぬよさん、またよろしくお願いいたします。m(_)m
間接的には原発の恩恵は受けています。
さらには、ドイツ国内では火力発電に使えるだけの良質な石炭が採れるそうです。
それで、最大4倍にまで電気料金が跳ね上がったという現実を、日本はどう受け止めているのでしょうか?
知り合いに関電の人がいますが、
原発が停止している今も、再稼働に向けて稼働中には出来なかったような様々なメンテナンスを徹底して行っているそうです。
彼らの努力が一日も早く報われる日が来ることを祈らずにはいられません。