土佐のくじら

土佐の高知から、日本と世界の歴史と未来を語ろう。

左翼の方々に質問です。なぜ日本と戦った国は、親日国となるのですか?

2014-08-03 15:11:44 | この国を守るために

土佐のくじら(幸福うさぎ丸)です。

日本にとって、夏という季節は、とても複雑な心境になる季節です。
特に8月は、現代でも日本人は、総懺悔の月でありましょうね。
力及ばずで、とても残念なことではありますが。

8月がくれば、とたんにかつての戦争に関するネガティブな意見や、
その見解を基にしたテレビ放映などが、毎日特集されるます。

私は戦争は大嫌いです。
世界から戦争をなくしたいと、本気で願っています。

しかしそのためには、日本人は目覚めなければならないのです。
世界が、日本をお手本にしない限り、それは無理だからです。

なのになぜ、日本人は目覚めないのですか?
昭和20年の8月に原爆を落とされ、8月に終戦しましたけれども、
それでなぜ、日本人は反省を迫られるのですか?

なぜ原爆を落とされたのが、日本人の過ちなのですか?
明らかに、広島・長崎への原爆投下や、東京などの大都市空襲は、
非武装の市民の大量虐殺であり、明らかなアメリカの国際法違反です。
なのになぜ、それが日本人の過ちなのですか?

日本国民の皆様、日本人の深層心理には、
「戦争すれば、つらい生活が待っている。」というイメージが、心に焼きついていると思います。
これは、日本が経験した戦争の歴史を、市民レベルで体現したイメージでしょう。

しかし、それはとりもなおさず、日本が侵略戦争を経験していない、明らかな証拠なのです。

侵略戦争とは、軍事力を使ったビジネスです。
ですから、使える軍事予算の中でしか、戦闘行為をしないのが侵略戦争であり、
それを実際に実行するのが侵略国家なのです。

ですから、侵略国家というのは、案外大きな戦いをしないのです。
なぜならば、侵略行為という軍事行動が、ビジネスだからです。

ですが日本人は、「戦争すると生活がつらくなる。」と普通に考えます。
それは、日本が経験したかつての戦争が、すべて国防戦争であった証拠なのです。

侵略戦争ならば、戦局が危うくなれば、撤退すればそれで終わりです。
しかし国防戦争ならば、相手を追い払わない限り、戦闘行為を止めるわけにはいきません。

止めたら最後だからです。

日本がかつての戦争で、当時の国力を超えた戦いを行い、
そして国民の生活を犠牲にしてでも、戦闘行為を止められなかったのは、
一途にそれが、国防戦争だったからなのです。

その一連の、日本の戦争に関しての謎は、いくつかございます。
それは過去記事、「誇るべき日本の歴史」に記しておりますが、
日本人が知らなければならない重要な事実は、

日本と戦争となった国は、その後すべて親日的になる ということなのです。

薩英戦争というのが幕末にありました。
薩摩藩とイギリスが戦争しますけれども、その戦争直後から、
薩摩藩とイギリスは急速に仲良くなり、その後の日英同盟につながります。

日清戦争の相手国は清ですが、清王朝というのは、満州人の王朝なのですね。
満州はその後、日本国の後押しを受けて、満州帝国として復活しました。
満州人は、祖国復興の後ろ盾として、かつて戦った相手国の、日本を選んだのです。

日露戦争の相手国のロシアは、とても親日国であることが最近わかってきましたね。
日本には反ロシア意識が強いのですが、一方のロシアは、親日意識のとても強い国なのです。

日中戦争の相手は中華民国です。
現在の、中華人民共和国ではありません。

日中戦争の「中」は中華民国であり、現在の台湾政府なのです。
台湾は自由主義体制ですから、反日家もいるのですが、概ね親日国ですよね。

ちなみに、日本と現中国(中華人民共和国)とは、正式な交戦はありません。
当時相手はゲリラでしたから、駆逐したりはしていたかも知れませんが、
共産党軍は、日本軍から逃げてばっかりだったのです。(笑)

そしてアメリカですね。
アメリカとは、終戦後5年経過した後、日米同盟を結ぶ中になっています。

「日米同盟には、朝鮮戦争の勃発という、背景があるじゃないか。」とおっしゃる方もいるでしょう。しかしそれならばなぜ、日本を独立させ、自衛隊という実質軍を持たせましたか?

北朝鮮と朝鮮南部で対峙するアメリカから見れば、日本は背後にあたります。

背後を、長年戦ってきた日本に任せており、これは兵法的にいえば、挟み撃ちにされる可能性がありますから、信頼がなければ、こういう措置は取れません。

近代だけではありません。
古くは、奈良時代の天智天皇の時代の、白江村の戦い(はくこうそんのたたかい)で、
日本は百済(くだら)と連合し、唐と新羅(しらぎ)連合と戦いますけれども、
その後日本は、遣唐使を送る中になっていますね。

遣唐使というのは、遣隋使と同じで、事実上の対等外交なのです。
他国の皇帝を認めない歴代中国王朝としては、これは異例のことなのですね。

また、豊臣秀吉が朝鮮征伐を行いましたけれども、
その後江戸幕府と朝鮮王朝とは、お互い鎖国下ではありましたが、友好関係でした。
終戦から、たった6年後から友好関係が始まっています。

これらが示す、重要な事実は、
戦争になった経緯は様々なれど、こと戦闘行為の現場においては、
日本の兵士たちが、信義に篤い戦いをしていたいうことです。

これは、絶対にそうなのです。
これ以外、ありえないのです。

つまり、
歴史上の戦場での日本人兵士は、相手国からも一目置かれ、信頼される存在であった 
ということなのです。

日本の兵士たちが、もしも非道な兵士であり、心から憎むべき存在であったなら、戦後すぐに、戦争相手と仲良くなるということは、絶対に絶対にありえないのです。

良いですか。

日本人が本質的にひどい民族であり、戦争の時はお構いなしで、
平気でひどいことをするような、ひどい人たちであったなら、
戦闘行為が終わった直後に、「いやぁ、これからは、お互い仲良くやっていこうじゃないか。」とは、戦闘相手に絶対に思ってはもらえないのですよ。

普通は、憎まれるのですよ。
日本の歴史は、逆になっているのですよ。

これは、日本では当たり前だけれども、世界史レベルで見たなら、凄いことなのです。

太平洋を又に駆け、4年に渡り日米は死闘を演じましたけれども、
日米同盟は、戦後5年後に結ばれているのです。

アメリカだって、40万人の戦死者を出しています。
アメリカは最近、イラクと戦争をしましたけれども、アメリカとイラクが同盟関係を結んでいますか?

アメリカとベトナムも戦争しましたけれども、アメリカとベトナムは、
中国という共通の敵がいるにもかかわらず、微妙な関係が続いていますよね。

ベトナムの方は、アメリカ人や韓国人を、いったいどう思っていますか?
「米韓とは、口も聞きたくない。」というのが、ベトナム国民感情なのではないですかね?

でも、それが普通の人としての感情なのです。

戦争したのは事実だし、その時点での判断は致し方ないところもあるでしょう。
しかし、その後にすべての国々が親日的になったり、血を流す誓いである、
「軍事同盟を結んでも良い。」という仲になるというのは、これは、
歴代の日本の兵士が、とてもとても、人間的に立派だったという、明らかな証拠なのです。

歴代の日本の兵士たちは、日本的な常識の下、戦場で戦っていただけなのでしょう。
しかしそれが、世界の人々にとっては、とっても凄い人たちに見えた・・・ということです。

だから、日本と戦った国々は、戦争が終わった後、親日的になるのです。
それしか、説明できない歴史なのですよ。

アメリカ人だって、日本と戦ったことで、少しマシな人たちになった・・・
世界の警察ができるくらいにまで、日本と戦ったから、人間的に成長できた・・・

こう見て良いと、私は考えています。

日本の常識というのは、これまでたくさんの世界の人々の、目のうろこを落としてきたのです。
日本国民のみなさん、もう少し日本の歴史や、日本人という民族性に、自信と誇りを持ちましょう。

でなければ、世界は真のお手本を、見出すことはできないですよ。
それはただ世界の人々に、迷いさまよいの時間を、多く経験させるだけなのではないでしょうか。