土佐のくじら(幸福うさぎ丸)です。
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
日本の政権が保守回帰し、安倍内閣が政権を担って1年が経過しました。
左翼の厚い氷に閉じ込められていた感のあった日本が、薄氷の向こうに、何かが見えるくらいになってきたような気がします。
沖縄辺野古への米軍基地移転と、安倍首相による靖国神社参拝によって、
日本は一つのステージを登れたと実感しております。
特定秘密保護法という法律の名には、気にいらない点がありますが、
左翼的政治団体が、「特定秘密とは軍事機密であり、国家機密だ。」「そういうものを日本は持ってはいけない。」
と言えなかったわけですから、左翼の完全な負けです。
つまり、日本の保守化は本物なのです。
国防面においては、韓国の従軍慰安婦と言われる女性の来日前後に、
安倍首相や橋下大阪市長らが、オタオタした感じを受けましたが、
それ以外は概ね及第点をあげられるのではないかと思うし、
今後もこの方針の拡大と進化を遂げていけば、薄氷は破れるのではないかと感じます。
ただ、経済面においては、アベノミクスという大金融緩和は良いとして、
今年4月から実施される消費増税と、昨年末に決定した軽自動車増税という、相変わらずの増税路線は問題です。
増税すれば、経済成長は必ず止まるからです。
経済成長が止まるということは、防衛予算の捻出ができなくなりますので、
それは即、国難を意味することになります。
つまり、増税=国難なのです。
ですから今後も、増税へのアンチテーゼとなる記事を私は、しばらく書いてみようと思います。
しかし国民の政治選択として減税がありえるかと言われれば、現時点の既存政党では存在いたしません。
押しなべて全ての政治政党が、増税路線な訳でございます。
ですからこの分野に関しては、国民の相違そのものを変える必要があるわけです。
社民や共産も、消費税を上げないとか言っていますが、その代わり、所得税を上げるとか言っていますね。
結局増税しか、財政を立て直す方法論なんてない・・・
これが、哀しいかな、現在の日本の政治を取り巻く常識の現状であります。
これに、日本国民の皆様は、どっぷりと浸かっていらっしゃるわけですね。
しかし現実的には、アベノミクスという金融緩和という方法もあるし、
国債だって国民の借金ではありません。
政府の借金であり、貸し手は国民ですから、国民にとっては資産です。
国民に、「お金を貸してください。」と言わずに、「金を出せ。」と言っているのが増税なのですね。
金融緩和だけではハイパーインフレになる・・・という経済学的常識もありますが、
物不足になりえない日本においては、ハイパーインフレになれるほどの紙幣は、1京円必要なわけで、
それほどの多額の紙幣を刷る技術はありませんし、その必要もありません。
ですから、税収が少なく、その影響の大きいものから減税していけば、
減税=経済成長ですので、国家経済を大きくしながら、結果的に税収を増やすことは可能です。
しかし、税収は少ないが影響の大きな税金となりますと、まず手を付けるのは、相続税や贈与税ということになります。
これはこれで正論であって、わかる人にはわかる、とてもまっとうな、とてもマジメな戦法なんが、
我々一般ピープルにとってはぁ、「俺たち関係ないも~ん。」と、ソッポを向かれてしまう哀しい現実がありますね。(爆笑)
つまり、国民に議論そのものに乗っていただけない分野でもあるわけですね。(笑)
実は、国民一人一人は、減税を願っているんですが、その一人一人が願う減税対象というのは、それぞれ違うんですね。
つまり、個々人のニーズと違う項目の税金には、人は無関心なのです。
人間っていうのは、最初はどうしても、直線思考から入ります。
ですからつい、相続税廃止=金持ちだけが対象・・・と、考え勝ちですね。
お金持ちは相続税に関心があろうけど、一般ピープルは無関心です。
同様に、喫煙者はタバコ税に関心がありますが、そうでない方はタバコ税がいくら上がろが無関心ですね。
このように、減税論は個々人の関心分野の違いがあって、盛り上がらないという欠点がございます。
ですから、一般的にはそういう、小難しい議論などは嫌う方々に、
ぜひ減税議論に参加していただくことができれば、減税議論は面白くなると考えますね。
まぁ新年ですから、どうでしょう皆様。
酒税減税政党などがあれば、よろしいのではないでしょうかね。(笑)
その名は・・・般若党(はんにゃとう)というネーミングはいかがでしょうか? (爆笑)
とまぁ、2014年最初は、冗談半分本気半分の記事で始まりましたが、
本年もなにとぞよろしくお願いいたします。 m(_)m
土佐のくじら(幸福うさぎ丸)です。
今日で2013年が終わりますね。
今年最後の記事を何にしようかと思ったのですが、私は減税論者なので、税金問題をチョイスしました。
明日から始まる2014年初頭からしばらくは、税金や規制から見た日本について述べようと思います。
読者の皆様、日本には、”ゴルフ税”なるものが存在することをご存知でしょうか。
正式には、ゴルフ場利用税と呼ばれます。
「はぁ、なんじゃぁ、それはぁ?」 (・・? ・・・ですよねぇ。(笑)
ゴルフと言えば、れっきとしたスポーツですよ。
実は私はゴルフをしたことはないのですが、「スポーツに税金・・・って、それは、あまりにもほどがある。」と、
このゴルフ税の存在を知ったときに私は思いました。
ゴルフをするのは、金持ちだろうから、税金とっても良い・・・
こう考えて、色々口実をつけて、せしめているに違いありませんね。
そしてゴルフと言えば、たいてい郊外にゴルフ場はありますよね。
街中ではできませんからね。
当然、車に乗って行きますよね。
その車にも、”自動車税”はかかっていますね。
そしてその、車を動かすガソリンにも、”ガソリン税”はかかっています。
そしてゴルフの後、サロンでビールを飲んだら、ビールには”酒税”がかかっています。
温泉に入ればなんと、”温泉税”なるものも存在するのですね。
食事をすれば、日本は食料自給率が低いので、当然輸入品目が多いです。
ですから、たいていの食材には”関税”がかかっていますね。
ゴルフ場に行くのに、高速道路を使えば、当然のように、”高速道路の使用料金”を払わなければいけません。
しかし高速道路を、お金払って使っている国は、日本以外にありませんから、高速道路使用料金も、事実上の税金とも言えますね。
ゴルフ一つするのに日本人は、一体いくらの税金を、国や地方自治体に払っているんですか!
これって、全部税金じゃないですか!
こんなのダメですよ!
税金の網を、この国は、かけすぎていると思います。
国民は動けば動くほど、税金を取られる仕組みがこの国には出来上がっているのです。
私もすべての税区分を存じませんが、おそらく国民の稼いだ分の半分は、国が持っていくような仕組みが出来ているはずです。
ありとあらゆる名目の税金が、この国には張り巡らされているはずですね。
私は、日本の税金が法人税と所得税だけになったら、この国は本当の意味で、文明開化すると考えています。
今はまだ、私を含めた日本人は、文明開化されていない国に住んでいると思います。
この、張り巡らされた税金体系そのものが、今の日本の”藩”ではないでしょうか。
そして、ゴルフ税や自動車税や、ガソリン税などの各種税金は、現在の関所でもあると私は思うのです。
江戸時代には、国境(今の県境)を越える際には、
通行手形(移動許可書)を関所で見せ、中世では通行料を取っていました。(これが、関税という名前の由来です。)
江戸時代はその関所は、各大名が管理運営しておりました。
この関所や大名の現代版が、各種税金であり、各種規制だと私は思っております。
日本史上否、世界史上最大の規制緩和は、幕末の廃藩置県だと考えて良いです。
明治以前の日本には国中に、藩という地方分権国家が300あまりありました。
その国境いごとに、関所があって、人々は足止めされていたのです。
廃藩置県で藩がなくなり、人々と物とお金が、明治ではそれ以前と比べ物にならない、量と速度で動き始めました。
計算方法も資料もないので詳しくはわからないのですが、GDP換算すると、恐らく1000倍くらいは違うのではないかと想像します。
これが、明治日本の強さの根源であり、底辺であり、近代日本の底力だったのです。
明治以前にも、日本には力はあったのです。
人口も多く、3000万人以上いましたし、国民の知性も高く、産業の基礎になる手工業は既にあり、食料も豊富でした。
日本の潜在的な力は、明治以前には、既にあったのですよ。
それを阻害していたのが、”藩” の存在だったのです。
国境いなんて、眼には見えません。
人間が勝手に作ったものです。
その勝手につくった存在が、国民の潜在的な底力を阻害するなら、容赦なく破壊すべし!!
というのが廃藩置県のひとつの側面です。
そして、国の内側からの呪縛から開放された日本は、明治以降、一気に国際舞台で躍進したのです。
日本の皆さん。
消費増税に反対したり、軽自動車増税に意見を述べたりして、減税運動、税廃止運動というものを、
もっと日本で盛んにしたいと願っておりますが、それは、
「もっと酒を飲みたい。」とか、「いいもの食べたい。」「いい家に住みたい。」「いい車に乗りたい。」
そういった、個人の欲得や業界の生き残りなど、そのようなチッポケな願いを叶えるためではないのです。
それは、本当の意味での、文明開化運動なのです。
日本は張り巡らされた税金や、強すぎる規制を多く作っているために、本来持つ国家の潜在能力を生かせなくなっているのです。
それが、失われた20年と言われる、日本の長期低迷の本質です。
ですから現代日本は、
もう一度明治維新を起こさなければならないし、もう一度、廃藩置県をやらなければいけないのです。
日本の夜明けのために、来年も私は頑張ります。
2014年は、日本にもう一回、”廃藩置県”を起こしましょう。
それは現代日本における、大幅な減税と規制緩和の実現です。
土佐のくじら(幸福うさぎ丸)です。
先日安部首相が小泉元首相以来7年ぶりに、日本の宰相として靖国神社を公式参拝なさったので、
自称新保守と自覚する私としは、とても言いにくいのですが、私は飛び切りの減税論者でもありますので、
どうしても、特定秘密保護法制定のドサクサに紛れて決定した、軽自動車増税が気に入りません。
増税そのものは、今の日本には必要ないと思うし、国防の面を考えれば、
「日本には金がない。」と思わせるメッセージを、この時期に政府が発表するのはよろしくないと考えております。
むしろ現状の日本は、規制大国であります。
それは日本人が、一度作った法律をなくすことを、極端にまで嫌がる国民性を持っているからとも言えます。
法律は、何らかの規制を伴います。
法治国家にとっては、法律こそ最大権力でございますので、法律の制定はすなわち、自由の制限でもあります。
自由の制限はすなわち、人・物・金・情報という、富原因の流通を妨げますので、
過剰な法律の増加や、不必要な法律の存在は、現時点の経済においては、GDPの制限とも直結します。
ですから、国家経済を成長させ、国民を富ますならば、法律は少なければ少ないほど良いのです。
日本は法律をなくす、廃法概念が極端に弱いので、不要な法律や、わかりにくい難解な文章の法律が多すぎるのです。
ですから今後の日本に求められる政治姿勢というのは、『減税・規制緩和・新産業創出』の方向だと思うのですね。
それはとりもなおさず、=自由 という概念の表れでもあるので、それは、
国民の自由を圧迫する形での国家運営をしている、中国や北朝鮮の政治理念を、真っ向から対立する概念でもあります。
ですからその、減税・規制緩和・新産業創出概念は、即国防概念でもあるわけです。
以前、「無神論・唯物論を論破できる新たな思想を構築し、国民はその思想を擁護するべきだ。」とも、
土佐のくじら国防論で述べましたが、それは中朝の政治理念を、完全に無力化する力があるからです。
それは、そういう国家を、中朝は飲み込めないからです。
飲み込むと、ばい菌が消毒剤を飲み込んだと同じ結果となるからです。
それと同じで、自由を体現化する政治判断を、国家主導で選択していくことこそ、国家を守ることになるのですね。
ですから、所詮は役人の生活レベルでの増税論議でありますから、そのような小さな概念で、
国家の舵取りをすることは危険であり、今回の軽自動車増税は、間違った判断なのです。
私はむしろ、税金の安い軽自動車の方に、国際的にも高すぎる普通車の税金を、シフトするべきだと考えています。
そして同時に、この分野における規制緩和もやるべきだとも思います。
ただ自動車税は、現在のところ都道府県税でありますので、私の大雑把な頭脳では、多少ややこしいのではありますが、(笑)
自動車税が都道府県税ならば、いっそのこと、都道府県に自動車税額を決めさせてしまっても良いとも思います。
私の個人的意見を述べれば、自動車はすでに、日本ではぜいたく品でもありませんので、
いまさら税金を科すほどのものではないと考えますが、いきなり無税にしてしまえば、都道府県が困窮するでしょうから、
現時点では大幅に妥協して、排気量×10円で良いのではないかと思います。
現在の、ガソリン車の自動車税額は以下の通りです。
(ディーゼルはまた別です。ややこしいですね。)
軽自動車(660CC未満) 7.200円 (業務用 3.000円)
1000CC未満 29.000円 ( 〃 7.500円)
1500~1500CC未満 34.500円 ( 〃 8.500円)
1500~2000CC未満 39.500円 ( 〃 9.500円)
2000~2500CC未満 45.000円 ( 〃 13.800円)
2500~3000CC未満 51.000円 ( 〃 15.700円)
3000~3500cc未満 58.000円 ( 〃 17.900円) 5
3500~4000cc未満 66.500円 ( 〃 20.500円)
と、まあこんな感じで、その後も排気量500ccごとに、細かく区分されて上昇していきます。
超~めんどくさいですね。(笑)
この区分のめんどくささが、規制にもつながっているのですね。
このめんどくささに、専門の役人の必要性が生じるからなのです。
ですから、排気量×10円のように、計算式を簡単にすれば、この税金に関する役人の業務負担が少なくなり、
その分、時間と労力のコストが下がるので、役人に他の仕事もさせることができるのですね。
こうやって、行政コストを下げれば良いのですが、現状ではさらにややこしくする動きを見せています。
2015年以降の、軽自動車の新車から増税する・・・となれば、現場での税金処理はより煩雑化するのは確実です。
私は、所有する車の排気量(cc)×10円 で良いと思うし、
事業用車(商用車)は、排気量(cc)×5円 で良いと思います。
大幅な減税となると同時に、かなりの規制緩和ができます。
計算が、めちゃくちゃしやすいからです。
国民は、高級車も買いやすくなりますね。
以前のハイソカーブームという高級車ブームは、2000CC以上の自動車減税から始まりました。
3500ccの日産フェアレディーZの、年間自動車税は35000円です。
ちなみに、1300ccのマツダデミオですと、13000円です。
自動車税は都道府県税なので、自治体が反対するかも知れませんが、
現在国と都道府県で、50:50で分けている法人税の比率を変更すれば良いと思います。
また、燃費が30km/L以上の、低燃費車の自動車税は、軽自動車と同じ扱いにするべきです。
石油の消費量を抑えるのは、国防上とても大切です。
自動車の石油消費量は、国全体の6割近いので、これは重要な問題です。
低燃費車を恒久的な大幅減税すれば、商業車が利益率の低いHV(ハイブリッド車)になるなどの、新たな市場となるでしょう。
そして低迷している商業車の、大量の買い換え活動需要が起こるはずです。
購入時単価が多少高くても、燃費と税金の差額で、会社にメリットができるからです。
また、電気自動車や小型簡易HV車、水素エンジン車などは、のきなみ軽自動車税金となるので、
この分野の新産業も生まれるはずですね。
このように、減税と規制緩和を組合すことができれば、大幅な新産業が生まれます。
新産業は、新たな労働市場を必ず生み出しますから、確実な雇用対策でもあります。
とにもかくにも、軽自動車増税の判断は、日本の昔戻り政策以外の何者でもないのです。
民主党は、国防面における定見のなさで国民の信を失いました。
自民党は、経済面での定見がないので、国防が落ち着いた時に、国民の信を失うでしょう。
定見なき政治組織は、必ず日暮れを迎えるのです。
土佐のくじら(幸福うさぎ丸)です。
前回記事は、下書きの段階で保留していたものが、投稿されておりました。(笑)
私の見解の途中記事ではありますが、まぁ、言いたいことの大半は網羅できているかなと思います。
まぁ今でも続いておりますが、特定秘密保護法制定のドサクサの合間に、軽自動車増税を決めたとするならば、
本来は国家機密保護法であり、国防機密保護法である、国家の安全が前提の、超重要法案を出汁に使ったということになりますね。
これまで安倍政権は、東京オリンピック開催への、オールジャパン体制での取り組みと、
来年4月からの消費増税決定は、今から思えばセットメニューだった可能性があり、
今回の特定秘密保護法という国家機密保護法設定は、軽自動車増税とセットであるのかも知れませんね。
だとすれば、第1次政権時代に公務員削減法案によって、官僚のサボタージュ攻撃に懲りた安倍氏が、
税制面では、官僚の言いなりになっている可能性もあります。
つまり、首相ご自身の政治活動を、好景気が大嫌いな官僚に対しては、
増税を合法化することで取引をする形での政権運営を、今現在なさっている可能性があるということです。
だとすれば、政治家としての安倍氏は、
国防への定見はそこそこあるが、国家経済面での定見は、それほどでもない・・・という結論に、残念ながら達してしまいます。
そこの部分、安倍氏の国家経済面での定見のなさが、来年4月以降の消費増税がなされた後、
安倍政権の終わりの始まりを告げる可能性もあるし、現在の既成政党そのものの存続が危ぶまれることに、
ひょっとしたら発展するやも知れませんね。
歴史的に言えば、税金は革命の卵・・・だからです。
さて軽自動車税の話に戻しますが、ここ数年の日本の軽自動車の進歩は目覚しいものがありました。
日本国内規格である軽自動車は、海外にはほとんど輸出されておらず、総生産数では少ないので、
自動車メーカーとしては、採算があまり取れない分野でもあり、新たな投資がやりにくい分野でもあるのですね。
ですからつい数年前までは、非力で重いので、燃費も商品のクオリティーもイマイチでした。
しかしその分野での、ここ最近の技術革新は凄まじく、上級小型車を凌ぐまでに成長したのです。
採算性の低い軽自動車において、自動車各メーカーの努力は、涙ぐましいものがあったはずです。
消費者は賢いですから、そのことはちゃんと知っておりまして、今や新規購入される自動車の、約6割が軽自動車です。
これはただ単に不景気だから云々ということではなくて、日常の足として軽自動車が十分な粋に達し、
軽自動車以上の小型車の商品的魅力が、相対的に薄まったからなのですね。
たとえばビールに対する発泡酒などと、同じような状況が自動車業界にも起きているわけです。
発泡酒がなぜ安いかと言うならば、元材料が少ないからです。
少ない原料から、高濃度のアルコールを精製するには、とても高い技術が必要です。
発泡酒メーカーは、これに果敢に挑戦し、上級の味を低価格で成し遂げることが最近ではできるようになりました。
発泡酒も軽自動車も、値段を高くできない制約がありますから、
その中でクオリティーを上げるのには、尋常ではない努力が必要です。
なのにその発泡酒もある時から酒税が上がり、また今回、軽自動車の税金を政府は上げます。
役人よ、もういい加減にしなさい。
国民の努力を、いったい何だと思っているのですか?
発泡酒も軽自動車も、長年の努力の結果、やっと市民権を得た段階での増税です。
日本は、努力した者が損をする国ですか?
むしろお上ならば、そのような企業的努力をした国民に対しては褒め、優遇するべきではないですか?
そもそも日本は、諸外国と比べて、自動車税が極端に高いのです。http://www.jidoushazei.info/zeigaku.html
日本の自動車税は、イギリスの2.4倍、ドイツの3倍、フランスの16倍、アメリカの49倍です。
ですから今後、TPPなどの経済面での国際的努力をし、諸外国との垣根を取り払っていかなければならないはずです。
でなければ高すぎる日本の自動車税は、事実上の貿易障壁となる可能性があります。
アメリカの自動車税は、プレート税制度といって、排気量にかかわらず一律です。
このようにすれば、採算率の高い高級車が売れるようになって、国内の自動車業界も助かるのではないかと思いますがね。
まぁですから、今回の軽自動車増税は、極端に安い軽自動車税を、高いほうに引き上げた形ですが、
私は むしろ、高すぎる普通車税を、軽自動車税に近づける形での平均化が望ましいし、その方が国際的に見ても妥当だと思う のです。
自動車なんて、今の日本ではもう、贅沢品ではないのですから。
政府与党自民・公明両党は、2015年4月以降に購入する新車に限り、
現行の1.5倍にあたる年1万800円に引き上げを、先日の12月12日に決めました。
2015年4月以降購入の新車・・・とありますから、現在走行しているものは違う・・・ということでしょうか?
とまれ私は、この軽自動車増税の決定こそ、実は特定秘密保護法成立の、あのドタバタ劇の真相ではないかと疑っております。
というのも、「特定秘密保護」という名前は、いかにも紛らわしいものだったからです。
特定秘密保護法の中身は、明らかに国家機密保護法であり、国防機密保護法であります。
今の国内世論の動向を見るならば、ストレートに国家機密保護法であるとか、国防機密保護法という名称にすれば、
難なく法制定に持ち込めたと思うのですね。
国家機密保護や国防機密保護の必要性は、多くの国民の知るところとなっており、
同法に反対するのは、純粋に日本を、中朝などの共産主義社会主義国家にしたいと願う、左翼的心情の人たちだけのはずだからです。
それを、敢えてややこしい、「特定秘密保護」という名称するからこそ、
左翼的ではないが、自由主義的な人たちをも巻き込んだ、大騒ぎに発展したはずです。
「特定秘密」を定義しなければ、「ひょとしたら、知る権利そのものが危うい。」と思うのは、当然と言えば当然なのですね。
今思えば、敢えてややこしい「特定秘密」という名称を使い、国会内や国内世論をドタバタした雰囲気にすることで、
軽自動車増税への国民の関心の眼を、そらさせたのではないでしょうか?
だとすればズルイ!