『ボルネオ生物多様性保全・東京セミナー』がありました。
ボルネオサバ州野生生物局長「ローレンシャス」さんのお話と
BCTJ理事長「坪内」さんのお話でした。
マレーシアボルネオ島は、
台風も地震もない南の楽園の島です。
島の周りに広がる美しい珊瑚礁は、
ダイバー憧れの海だそうです。
オランウータン、テングザル、ボルネオゾウ、スマトラサイなどの哺乳類を始め、
鳥類、昆虫類・・・
そして、海の生物も・・・
たくさんたくさんの生物が暮らしています。
そのボルネオ島の自然が壊されています。
そうするとどうなるか。
そこに生きる生物たちがいなくなります。
生物の絶滅は、そのことだけが残念なのではありません。
生き物は、影響し合って生きています。
食物連鎖・・・
食う食われるの関係も、自然の中でバランスを保ってきました。
おかげで地球は、いい循環で回っていたわけです。
そのバランスが崩れる。。。
一つの生物の絶滅は、すべての生物の絶滅を意味します。
私たち、人間もそうです。
人間たちも生きていくことはできません。
オランウータンは、一つの例です。
しかし、大事な例です。
オランウータンがこれからも安心して生きていけるということは、
ボルネオの自然は保たれてるということです。
そして、人間の子どもたちの未来も明るいということになります。
オランウータンやボルネオゾウの命を繋ぐ『緑の回廊』づくりが急がれます。
坪内さんから、嬉しい話がありました。
7年前に架けた橋をオランウータンの若いオスが渡ったというのです。
アブラヤシのプランテーションによって分断されたオランウータン同士が行き来すれば、
これからも新しい命が生まれていきます。
ローレンシャスさんのお話は、同時通訳でした。
同時通訳機、壊したら3万円の注意にドキドキしている
「れいなちゃん赤ちゃん」です。
でも、通訳するって難しいよね。
英語がわかる人がうらやましいです。