大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

日中共同設立・日本語研~30年の絆記念

2015年06月29日 09時22分19秒 | 日記

隣国・中国との友好交流関係を築く人材育成のため、日中両国が設立した「北京日本語研究センター」が設立30周年を迎え、6月25日、記念式典が開催されたそうです。

(下:2015年6月26日西日本新聞・北京・相本康一「日中友好の人材育成 『大平学校』絆結び30年」より)

30年も続いていることに驚きます。大牟田市の核廃絶宣言都市30年と同じ長さの歴史が積み重ねられています。

以下新聞を読みますと=====

センターは、「79年当時の大平首相が訪中した際、中国・華国鋒主席と設立に合意した日本語研修センター(通称・大平学校)の後身として知られる」そうです。

「現在は大学院博士課程と修士課程に中国人学生約150人が在籍。日本への短期留学制度もあり、700人以上を各界に輩出してきた」そうです。

式典では、センターの責任者・韓震氏が「中日関係はいろいろな風雨を経験してきたが、このプロジェクトが動揺したことはない」等話され「相互理解のための人材育成の大切さを強調」されたそうです。木寺駐中大使は『センターが中国における日本研究の拠点として、さらに発展することを期待している」とあいさつされました。

また、「長年、センターの活動を支援したとして、この日、名誉教授の称号を送られた茶道裏千家の千玄室大宗匠が記念講演」をされ、「茶道を通じて二国間の問題を乗り越え、日中が一体感を持つことを願っている」と話されたそうです。「『和室』が用意されたステージでは茶道の作法が披露され、多くの中国人若者が見入っていた」とのことです。=========

茶道からも支援がされていたのですね。

先人たちが隣国との友好関係を築くため長年なされた努力、今も続けられているこうした活動は平和の礎です。30年を改めて顕彰し、その苦労や知恵を受け継いでゆかねばと思います。