「明治日本の産業革命遺産群」の世界文化遺産登録を目前に、荒尾・大牟田の現地では次世代教育が様々組まれています。
万田坑では荒尾市内の小学生220人が参加して、スケッチ大会が行われました。広い施設のなかで、立て坑櫓やれんが造りの施設をよく観察して、思い思いの角度から伸び伸びと描いていたそうです。参加者から「れんがの形や色が一つ一つ違って難しかった。万田坑が世界遺産になるとうれしい」と話されています。(下㊦:2015年6月22日有明新報・起汐一郎「児童220人が万田坑スケッチ」より)
宮原坑ではNPO法人大牟田・荒尾炭鉱のまちフアンクラブ主催で、小学生13人が体験型プログラムに参加しました。まずガイドさん御説明で施設の歴史について学習し、三角形のボードを使って行う立坑櫓の高さ計測、角材を使って宮原坑の模型作りにもにチャレンジしました。参加者の話として「れんがの積み方にいろいろな方法があるのが分かって面白かった。高さの計測は地面とボードを平行に合わせるのが少し難しかった」と紹介されています。(下㊤2015年6月22日有明新報・小柳聰「立て坑櫓の高さは 宮原坑で児童が計測」より)