大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

春が来る

2019-03-31 | 日記
一週間降っていた雪がようやく止んで、別れの季節のセレモニー終了か。。
ずっとこのままここでじっとしていたい、、これからまた南に長旅だ。。
やだやだやだーーーーー!!  っと、冬が言っている様に聞こえるが、、、
ずっとこのままゴロゴロしていたい、、春になったらまた忙しくなる。。。
なんだ、じぶんのココロの声だった。へへへ、けけけ、ひひひ、、ばれたか。
毎年毎年、おんなじ心の声がこの時期、身体の奥でささやきかけてくる。
だから、立ち去ろうとする冬のマントの裾をつかんで離したくない。
けれど、春風がささーっと吹けばもう忘れる。木々が芽吹けば心は勢いづく。
今朝は起きて直ぐに、気になっていた二階の窓ガラスが拭きたくなって拭いた。
東と南の窓を全開にしても、寒さは気にならないほどすでに春そのものだった。
冬の間天井や柱の隙間などに潜って生きてきた糸トンボやカメムシなどが、暖かい日には窓辺で羽根を広げ、
夜には冷え込んでそのまま命尽き、一族窓の隅に固まっている。
箒で払って、ガラスに付いた痕跡を雑巾でゴシゴシ拭く。窓の向こうの景色がすっきりと見えてくる。
ガラス10枚拭いたら汗が出てきた。

ふと、何を思ったか占いサイトを検索し、自分と夫のをみた。今更ってところだけれども、、、、
同じ星の裏表(プラスとマイナス)同志だった。昔、色々な人が色々な占いをしてくれて、それのどれもが
お互い必ず裏表と出た。またしても、(これもか。。) つくづく(ああ、、そうなのか、、、、)とおもう。
ふたりでやっとひとりなのか、、、、自分目線では(なんでこんなにちがうのか、)も結局大差なく。
ひとから見ればにたりよったり、破れ鍋に綴蓋。表裏一体。ミソもクソも何んちゃらかんちゃら。。。

本能、、、

2019-03-25 | からだ
天気は冬に逆戻り。周りの景色も真っ白白。
去年の台風で倒れて機械で刈り取れなかった近所のデントコーン畑は
白鳥と雁の大群で埋め尽くされている。なんで餌のある場所分かるのかな?
こうして、本能で餌場を嗅ぎつけ生きて帰えれるものもいれば、
近年は季節の巡りが変化し渡り鳥のリズムに合わなくなり、エサを得られず
多くがいのちを落とすのだという。ミツバチなどは花の開花時期とのリズムが
合わなくなり、生きていけなくなっているのだという。
本能全開の渡り鳥や、ミツバチのような存在でさえそうなのだ。
とっくに本能捨てた人間は、脳にありったけの情報を集め、生き残り掛けるが、果たして。。。。。
国中に張り巡らされた見えないオリやサクに守られているという思い込みを「えい」と手放すのは勇気がいる。
痩せ衰えるだけの本能に歯止めかけんと”なんちゃって野生の王国暮らし”20年の大きなかぶだが、
とくに公式発表するほどの成果なし。宝くじの当選番号を嗅ぎわけ引き寄せる第六感も嗅覚も全く開花せず。。
しかし、連日春とは名のみの寒さの中、本能丸出しとばかりに眠気が襲ってくる。
  しばらく足のかゆみを訴えていた夫はなるべくガリガリ掻かないようにしていたが、先生に経過報告すると”掻いて皮膚を剥がす”という行為も含めて排毒だという。かきむしっていいんだ!と目からうろこだった。
今更ながら、痒みと掻くはセットだったのだ。痛みと手当てもセットだ。痛い所に手を当てたくなる。当てれば楽になる。さがせば、あれもこれも、まだまだ本能残っている。これ以上枯らさないようアンテナ立てる。


御麺御麺

2019-03-17 | 日記
連日春の雪が降る。やさしい雪だ。ふわふわと降りてくる。。。。
毎年京都で行われる無施肥無農薬栽培調査研究定例会に夫は出かけた。
先週は山形に米粉とでんぷん粉だけでつくる麺の製造会社を見学に行った。
先々週塩抜き合宿に行く途中、乗りかえの高崎駅で米粉とでんぷん粉だけの
米粉の麺に出会い、たまたまそこにいた販売者の農家の人の話が聞けた。
地元で農薬や化学肥料を使わず米を作り、その米を山形で麺に加工して
いるとの事。紹介してもらい早速サンプルの米をしょって山形行きと成る。
ここ数年は米粉100%のパンが出来ないかと奔走してきたが、なかなか難しい。
岡山の会社が作った製粉機で挽く粉だと理想のパンが出来るらしく、毎年東京で行われる機械の展示会に
通いつめているが、いかにせ何百万円もする製粉機は小規模な大かぶではもてあます。しかし恋心はつのる。
先週その展示会に行き、年々進化する製粉機で挽いた粉で焼いたパンを試食し、「すごいぞ、かあちゃん!」
パン好き妻の心くすぐる下心丸出しメール来るが、(あ、そ)「宝くじ当たったらだな。。。」と自虐自爆して終わり。
今年はその足で山形に出向き、そこであっさり頭はパンから麺に切り替わった。
高崎のその米粉の麺は本当に美味しかったので、それをいつでも食べれると思うと妻反対する理由なく。
アレルギーの子どもたちも食べれるかな?と、ゆきひかりと訓子府の伊藤さんのでんぷん粉を山形に発送。
米25kとでんぷん7.5kで500食が最低ロットだが、賞味期限長いし、ま、何とかなる。残っても毎日食べる。
でも、うちの米でほんとにあんな美味しい麺が出来あがってくるのかなあ・・・・それも今はただ天に任せる。。。。

そういえば夫が東京から山形に向かう日に御茶ノ水駅で電車を待っていたら誰かが自分の名前を呼ぶ。
(え?)と振り向くと町田に住む弟だった。仕事で反対方向の電車を待っていて夫を見つけた。
「やあーーー!」と手短に話して別れたが、後で、その日は父親の命日だったと気づいた。
父さん町田の家の仏壇に行ったが誰もいないから御茶ノ水駅でいたずらしたのか?命日忘れてご麺ご麺。

塩断ち(無塩食)

2019-03-10 | からだ
今日こそ今日こそ、、、今日こそ、、、と思っているのに
いまひとつ進まない確定申告。。。。。。。
ちょっとやっては目がしょぼしょぼして、家の中うろうろして気分転換。
気分転換したはずなのに、机に戻れない、、ま、きょうはいいか、、、
と毎日が過ぎてきた。。。。今週こそやるぞ、やろう、やれるかな。。。

二泊三日の塩断ち合宿から戻った夫は、一時的な塩切れでふわふわ
して、重たい物を持つたび「はあ~~、ふう~~~」と情けない風だった。
が、魚の毒がたまりやすい右足のふくらはぎから下が真っ赤になってかゆくなり排毒がすすんでいる。
ビワの葉の焼酎漬けをぴしゃぴしゃつけてかゆみを凌いでいるが、いつまで出続けるのか興味津々。
もっともっと野菜(カリウム)を送り込んで魚(ナトリウム)を中和していく必要がありそうだ。。。アオムシ作戦
以下、塩断ち(無塩食)資料を読みながら抜粋要約してみます。
『人間にとって塩は無くてはならない大事なものだが、飽食と肉食の進んだ現代、それらの食から取り込まれた
ナトリウムでエネルギー保持されているのだが、同時に細胞壁(膜)に毒素も蓄積され、普段はなかなか出てこない。
過剰なナトリウム濃度を薄めるために、塩断ち(無塩食)をする。一時的に血液中のナトリウム濃度は下がるが
身体は血液を一定に保つ恒常性(ホメオスタシス)があり、すぐに細胞壁(膜)のナトリウムを血液に放出し
濃度を一定に保たせる。その時毒素も血液中に放出され、これが排毒反応として、発熱・傷み・かゆみ等々
に繋がっていく。血液中に放出された毒素を分解解毒して排出しなければ病気は治らず、塩断ち合宿を通して
そのコツを学んでいきます。塩断ち(無塩食)はマクロビォティックのひとつの応用です。
現代のガンや生活習慣病の方々が塩断ち(無塩食)を排毒促進に活用することは意味のあることと思います。
時々塩断ちを実践し、身体の毒素が減少してくると、塩ほど大事なものは無いと実感するようになります。』
 〇断食が合う体質、合わない体質、無塩食が合う体質、合わない体質のひとがいます。ご相談ください。
    マクロビオテイック和道 磯貝昌寛 HPは大きなかぶのブログのブックマークからご覧いただけます。

 からだの中みえないから見ようとしなかったけれど、、、精密な科学工場だった。

からだ

2019-03-03 | からだ
ぐんぐん雪解けが進む。周りの農家は早々と畑に融雪剤を撒いている。  
しかし、このまま春になるわけがない。。。。。と空に暴言を吐く。
「ゆくりしてこい」と妻を半断食に送り出した夫は、さっさと申込み済ませた
「塩抜き合宿」に行ってくる、と翌週末に2泊3日で群馬に出掛けて行った。
夫は冬になると寒い寒いとストーブぼーぼー燃やし、布団何枚もかぶって寝る。
湯たんぽが無いと寝られない。なのに冬でも生野菜食べたがる。
訳が分からず6-7年前までは陰性体質と思い込んでいたが、真逆だと判明。
夫は尾岱沼生まれ、釧路育ち、静岡で学生時代を過ごし釧路で働き
毎日毎日、海辺で海の魚を食べて半世紀。ここ20年も生魚、干物、タコ、イカ甲殻類も大好き。
細胞は古い塩と新しい塩でぐんぐん締めつけられて超陽性となった全身細胞はカチカチ山のたぬきドン。
塩漬けの細胞は弾力を失い酸素が行き届かず、冬になると血行不良で寒がるのだと分かった。
古い塩を抜いて細胞を正常に戻す必要があるが、仕事しながら2-3日塩気を取らずに生活するのは難しい。
いちどしっかり学んで来てもらわなければ、、と思っていたところ、磯貝先生が塩抜き合宿を始めたことを知る。
現代人は肉・魚中心の極陽食とアルコール・砂糖・添加物等の極陰物質で体は複雑に病んでいるそうだ。
若い時には体力で切り抜けてきたが、、心さん腎さん肝さん脳細胞さん皆々さん、62年間唯々ダダ働き。
目の下のクマも、シミ・シワ・シラガ、、、、すべて内臓の状態が表面化しているそうだ。
朝と午後、一日2杯の珈琲がどれだけ自分を幸福にしてくれるか。が「コーヒーは肉食の人の飲み物ですから
ひわさんは飲まない方がいいです」先生が真面目な顔できっぱり。(肉たまに食べるんだからいいと思ってた)
(○○ちゃんにはコーヒー飲んでも大丈夫ですよって指導してたのに、、彼女は肉食女子だったのか?。。。)
で、この際決心して珈琲なしの人生を選択し、あれから2週間。(来客には淹れるが、香りだけで満足できる)
鼻の横で二つつながっていたほくろが離れた。胃腸の疲れのお知らせの舌の先の縦のみぞが消えてきた。
           からだ、すなお、しょうじき、単純明快。そして複雑怪奇。