大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

御麺御麺

2019-03-17 | 日記
連日春の雪が降る。やさしい雪だ。ふわふわと降りてくる。。。。
毎年京都で行われる無施肥無農薬栽培調査研究定例会に夫は出かけた。
先週は山形に米粉とでんぷん粉だけでつくる麺の製造会社を見学に行った。
先々週塩抜き合宿に行く途中、乗りかえの高崎駅で米粉とでんぷん粉だけの
米粉の麺に出会い、たまたまそこにいた販売者の農家の人の話が聞けた。
地元で農薬や化学肥料を使わず米を作り、その米を山形で麺に加工して
いるとの事。紹介してもらい早速サンプルの米をしょって山形行きと成る。
ここ数年は米粉100%のパンが出来ないかと奔走してきたが、なかなか難しい。
岡山の会社が作った製粉機で挽く粉だと理想のパンが出来るらしく、毎年東京で行われる機械の展示会に
通いつめているが、いかにせ何百万円もする製粉機は小規模な大かぶではもてあます。しかし恋心はつのる。
先週その展示会に行き、年々進化する製粉機で挽いた粉で焼いたパンを試食し、「すごいぞ、かあちゃん!」
パン好き妻の心くすぐる下心丸出しメール来るが、(あ、そ)「宝くじ当たったらだな。。。」と自虐自爆して終わり。
今年はその足で山形に出向き、そこであっさり頭はパンから麺に切り替わった。
高崎のその米粉の麺は本当に美味しかったので、それをいつでも食べれると思うと妻反対する理由なく。
アレルギーの子どもたちも食べれるかな?と、ゆきひかりと訓子府の伊藤さんのでんぷん粉を山形に発送。
米25kとでんぷん7.5kで500食が最低ロットだが、賞味期限長いし、ま、何とかなる。残っても毎日食べる。
でも、うちの米でほんとにあんな美味しい麺が出来あがってくるのかなあ・・・・それも今はただ天に任せる。。。。

そういえば夫が東京から山形に向かう日に御茶ノ水駅で電車を待っていたら誰かが自分の名前を呼ぶ。
(え?)と振り向くと町田に住む弟だった。仕事で反対方向の電車を待っていて夫を見つけた。
「やあーーー!」と手短に話して別れたが、後で、その日は父親の命日だったと気づいた。
父さん町田の家の仏壇に行ったが誰もいないから御茶ノ水駅でいたずらしたのか?命日忘れてご麺ご麺。