大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

肝腎要の腎臓

2014-12-16 | からだ

  肝腎要の腎臓
 怖いことなのですが、ラットの実験でわかっていることです。ラットが亡くなるまで
飲食を絶つと、最後まで動いている臓器は心臓と腎臓だというのです。他の臓器は
死んでも心臓と腎臓が動いていれば生命力としての灯は消えていないのです。
 人は水を含めた一切の食物を絶つと9日で亡くなると言われます。しかし、水さえ
摂っていれば生命力のある限り生き続けます。現代生理学では水だけでは30日
位が限界と言われていますが、実際は何百日も大丈夫だった人もいれば、
何年何十年も元気で生きたひともいます。
 私も一日玄米一掴みと少しの塩と水で42日間過ごした経験があります。
断食がどのくらい継続できるかはその人の細胞と血液の質によるのです。 
 東洋では腎臓を精気の集まるトコロと考えています。腎臓は臓器の中でも一番血液の流出入が多く、細胞の質と
直結しています。腎臓のチカラが細胞の質に関わり、人間の老若と言えるのです。
 腎臓を若々しく保つには、植物性の食を保つことです。肉食の多い民族ほど老けやすく短命で、民族や文化の
寿命も短いものです。
 植物性の食を基本にし、塩気は労働と運動の強弱に応じて摂っていきます。肉体労働やしっかり運動する人ならば、
塩から食が多くても肌は黒くなることはあっても艶があります。
 しかし、運動不足の人が塩気を摂りすぎると肌が艶がなく黒ずんでくるのです。また、過去に摂った動物性で造られた
細胞が残っていても肌が艶なく黒ずんできます。

腎臓と睡眠 宇宙法則研究会 宇宙つうしん 第110号 食育コラム 磯貝昌寛著より抜粋

大雪の頃

2014-12-07 | 食生活
大雪 (たいせつ)

新暦 十二月七日頃

 「雪いよいよ降り重ねる折からなればなり」と、『暦便覧』にあるとおり、もう、
雪が降る積もっている地方もあることでしょう。

 この時期になると、日に日に寒さが増していきます。
山では、熊をはじめ、様々な動物が、冬眠をする頃なのでしょう。
 そして、海で育った鮭が生まれた川に戻ってくる頃でもあるのですね。
産卵のため、群れをなして上流をめざし、命を終える・・・・・。壮絶な旅の始まりです。

 まるで、遠い地方に思いをはせるようなこの時期の七十二候。

 一方、現在の都会では、十二月に入り、慌ただしさを増すとともに、
はなやかににぎわう季節を迎えます。


第六十一候  
閉塞成冬 そらさむくふゆとなる

重い冬雲が空を覆う時期
新暦十二月七日~十一日頃

 冬ざれ  ふゆざれ
 昔は、「なる」という意味で「さる」という言葉を使いました。
「冬ざれ」が、冬になったことを表す「冬され」が濁ったもの。ところが、「冬ざれ」と
濁ったときに、「曝る(ざる)」という言葉のイメージと重なってしまったようです。
「曝る」は、風雨にさらされて色あせていくこと。そのため、冬の寒々とした風景を
映す言葉に、変わってしまいました。
 とはいえ、荒涼をした景色は、かえって美しいものを引き立てます。
冴えわたった白に浮かぶ月、吹きすさぶ風の中の枯木立、
狂おしいほどに紅い夕焼け、瞬く星やイルミネーション・・・。
そして数々の思い出もまた、冬ならではの鮮やかさで心に焼きついていくようです。
       山下桂子著  「二十四節気と七十二候の季節手帳」 抜粋 より

腎臓と睡眠 (2)

2014-12-07 | 食生活

  腎臓は血液が濁ると一番負担の掛かる臓器です。腎臓には、心臓から送り出される
血液の約20%(安静時)が流れ込んでいます。臓器の重量当たりの血液流出入(還流)量
としては、心臓の約5倍、脳の約8倍もあり、臓器で最も血液の流れる量が多い臓器です。
 腎臓に流れる血液量(腎血流量)は毎分1~1.2ℓにもなります。東洋では腎臓を水の
集まるトコロと捉えていたことにうなずけます。腎臓に負担が掛かると血液をはじめとした
体内の水分が浄化しきれません。そうすると体が乾燥したり、過剰に水っぽくなったり
します。乾燥肌や手の平がベタベタしているのは腎臓の機能が落ちているという警告です。
乾燥肌は陽性で、ベタベタは陰性です。
 アトピーをはじめとしたアレルギー疾患も腎臓に大きく関連しています。腎臓疾患は腰の
あたりにあり、腎臓疾患は腰痛の原因にもなっています。腎臓を患うと睡眠時間や横になっている時間が長くなるのは、
立ったり座ったりしているよりも横になった方が腎臓へ流れる血液が増えるからなのです。
 重力に逆らて脳へ血液をはこぶのは大変なエネルギーを使います。腎臓に問題が出てくると肌のいろや髪の毛にも
影響します。肌が黒ずんで来たり、白髪出てくるのは腎臓の弱りからです。実年齢より老けて見えるのは腎臓に
強い負担の掛かっている証拠です。血液の製造場所となるのが腸であり、素材となるものが食べ物です。

 下の図を見ると、肺は血液分配が100%です。
全身の二酸化炭素を抱えた血液(静脈血)は、心臓を
通ってすべて肺に行きます。肺で二酸化炭素と酸素を
交換して、きれいになった血液(動脈血)を心臓に戻し
全身に巡らせます。呼吸がいかに大事かということが
図を見れば一目瞭然です。食と呼吸は健康を保つ上 
でもっとも大事なことなのです。

 

                    
                    


      腎臓と睡眠 宇宙法則研究会 宇宙つうしん 第110号 食育コラム 磯貝昌寛著より抜粋