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温泉旅がらす旅伝

北海道の温泉情報についてちまちま更新していきます。

東大雪 壺の湯 (新湯発見!!)

2008-08-10 | 道東の野湯・無料温泉
川を上流に遡行している途中。
脇に何やら湯気が見える。

この様な場所はないはずだが・・・

「まさか!」と思い、近くに駆け寄って見てみると、斜面が一体源泉地帯となっている!

噴出量も多い模様。
しかもだ!
その先に“壺”のような部分があり、惜しげもなく注がれている。。。


「これは・・・!!!」

と思い、手をかざしてみると・・・熱い!!
近くに落ちていた棒で深さを確かめてみるが、その深さに圧巻!

全身浴が裕に出来る程!!
新湯発見の上、とても良い入浴スポットを発見してしまった!!!!^^♪

だがこの温度では入浴は到底不可能。
真横に川が流れているが、自然に出来た浴槽には水が流れ込んでいない。
なんとも良い所を発見したのに・・・これでは入浴できないではないか><
バケツなどで汲んでみるが、これだけの噴出量では到底追いつけない。
諦められない気持ちで水の浸入をかばう様に位置する大岩の下を棒でほじって見る。
と!!
なんと!栓が抜けたように水が入り込んで来るではないか!!



見る見る内に灰色をした浴槽内の温泉が、濁ったコバルトブルーへと変わっている。

なんともこれはあり難い^^

適温になるにはまだ時間が掛かりそうなので、抑え切れない興奮のまま、更に上流の「新岳温泉」に歩を進める。
が、正直それどころではない^^;
新湯発見の表しきれない興奮と、あれ程の良いロケーション。
少し歩を進めた末にはもう「新岳温泉」などどうでも良い心境^^;ヮラ
10分くらい上り、ポイントである滝もありそうもないのでそそくさと先程の場所へと引き返す。

戻ってみると・・・お!!!

改めてなんとも言えない感動がこみ上げて来る^^!
手をかざしてみると、なんとも丁度良い感じだ!

ではでは早速入浴へと移ろうではないか。

近くの棒で底から一掻き、一掻き。湯の温度を均等にする。
濁っているので、底がどのようになっているのかがよく分からないので、慎重に入っていく。
底は木々が詰っているが、なんの支障もなく、肩まで全身浴が可能。
しかも意外と広々としており、2人くらいなら同時に入浴も可能。

あ~しかし底はまだ上手く混ざっていないようだ。
水の入り口に石で栓をし、かき混ぜること数分で丁度良い温度となった^^
40℃前後をキープ。
源泉温度は69.4℃、pH値6.9
温泉自体は無色透明で斜面のいくつかの噴出箇所より、壁伝いに浴槽へと注がれている。

ふと上を見上げると、温泉成分で形成された自然の建造物がとても幻想的だ^^




いや~それにしても良い温泉だ。

目の前を流れる川。。
せせらぎを聞きながら至福の一時を堪能する。
なんと言っても自分で発見した温泉に浸かると言うのは心地の良いものだ^^
ましてやこれだけの適温。これだけのロケーション。全身浴が可能。
となると、私自身いくつかの新湯開拓歴の中で一番の成果であるのは言うまでもない。
新湯開拓者には命名の権利もある様だし。
なんと名付けようか。
東大雪地獄谷の奥にあるから「奥の湯」
も良いが何か捻りに欠ける上、ありきたり過ぎる^^;
では、壺状になっている『壺の湯』とはどうだろうか。
意外とこんな名前の温泉はないだろう。
ということで『壺の湯』と名付けることになった所存だ^^ヮラ

ずっとこのままここで入浴していたい。
と強く望み、地獄谷に費やす時間を還元しようとも本気で考えたが・・・そう言う訳にもいかないであろう。
名残惜しい気持ちで一杯だが、ここを後にせねばならない。
次回にもし来る機会があっても健在であることを願うまでだ。

それでは本題の「東大雪地獄谷」の野湯群へと向おう。。
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落沢川対岸の湯

2008-08-09 | 道東の野湯・無料温泉
昨日は木下小屋を後にし、羅臼の野営場へと向かい、一晩を明かした。

そして本日一湯目となるのは落沢川の野湯群である。
羅臼には多くの噴出箇所があるのは有名な話であろう。
大概は羅臼川周辺の探索が多いかと思われる。
しかし、羅臼川には支流となる「落沢川」というのが存在し、そちらにもかなりの噴出箇所が確認できるらしい!と、羅臼の野湯には滅法強い、じゅん☆さんのサイトより勝手に情報を入手させて頂き、それを手がかりに早速探索することにする^^;ヮラ

さて、そうは言うもののこちらの川の探索は初めての私である故、入渓ポイントすら分からず仕舞い((汗
というか、入渓系の野湯?
写真では遊歩道のようなものがあるが・・・
国道334号線をおもむろに羅臼方面に歩くと、湯ノ沢橋を越えた辺りに「お!遊歩道らしきものが見えるぞ!」


それに何やらあちらに続く無造作な小道が出来ている。。

遊歩道の雰囲気も相似だ。
十中八九これで間違いは無いだろう。

ここを見つければ後は簡単♪
上流方向に歩を進める。

マイナスイオンたっぷりの森林浴を楽しみながら雄大な自然に調和していく。。
右手にはダムも見える。



と、階段状になっている箇所に差し掛かる。が、、少しおかしい様な・・・

少し傾斜が高くはないか?((汗
気持ちあと数度下げてほしいくらいだが。
とにかく上る。
自然を楽しんでいた和やかな時が一転、一歩一歩が身に堪え、自然を楽しむなど以ての外、ヒーヒー言いながら重い足取りで進む。
やっと上までたどり着いたと思うと、次は下りがこの傾斜。。「おいおい・・・」

と、まぁこんな感じでなんとかチェックポイントだと思われる「落沢川」に架かる場所に到着。

間違いなければここから入渓するようだ。

川は穏やかで幅も狭く、シューズでの探索もどうにか出来そうだが、万が一のことを考え、胴長持参で探索に臨む!

早速、入渓すると右手に太い塩ビパイプが続いている。
段々進むにつれ、辺りには放置された塩ビパイプが点々と。
その度、期待が増していく。

進んですぐに右手に突然現れたもの。
見たことのあるような景色。
正しくこれがじゅん☆さんのサイトで言う「センザキの沢の湯」であろう。
にしても凄い圧倒感。



湯量があまりにも多すぎる。
高温な為、あまり容易には近付けないがこれだけの湯量ならプールを広げたりなんなりで入浴も可能だろう。
しかし、私もあまりここで時間を費やすと後に響く為、ここは見学のみで先に進むことに。
ここからのなんぼも時間が掛からないうちに目的地である「落沢川の湯」に到着。

人工的に石を重ねて作られた土手は一体何を語っているのだろうか。
今一その主意が分からない。
その上にはボコボコと音をたてながら大量の温泉が噴出している。

この部分で95.3℃もある。

流れた温泉は川伝いに流れ、何やらこれまた確実に入浴目的として造られたであろう石の囲いに向かい流れている。こちらは66.7℃。到底このままでは入浴など不可能である^^;

どうにもこうにも入浴など出来るはずもなく、先程述べた様に時間的余裕もないまま、楽しみにしていた入浴も成し遂げられず、帰路に着く負えない状況になってしまった。
残念↓↓

しかし、これまたじゅん☆さんの情報からだが「落沢川対岸の湯」という場所があるらしい。
こちらは入浴が比較的容易なように思え、唯一の助けとなる場所だったのだが・・・
なんせ場所がわからない!
「センザキの沢の湯」から「落沢川の湯」までに存在するようだが、それらしきものは向う際に見うけられなかった。
注意して見ていなかったのも事実だが^^;((汗

帰りは目を凝らして見ていると、右手の巨石に何やら書かれている。

どうも私には何と書かれているかは珍紛漢紛だが、なにかの目印か?
とそのすぐ先に黒い塩ビ管を発見!

辿ってみると、その先に「落沢川対岸の湯」らしきものがあるではないか!
まさかこれは本当に目印だったと言う訳か、詳細は不明。
とにかく目的地には到着!
しかし塩ビ管からの湯流れが乏しい。
その上、水量の多い場所、故、温泉が溜まるべき所に勢い良く水が入り込んでいる。
これは湯工事が必要なようだ。
時間がないが、ここまで来て入浴しないでそそくさと引き返すのはプライドにかける!ヮラ
なんとしても入浴せねば!

取り敢えず辺りから石を掻き集め、水が入り込まない様に細工しようとする。
しかしあまりの流れの強さにどうにも完全に引き止めるのは厳しい。
ここで万が一に持参したブルーシートが大活躍を果たす!
ブルーシートで水の流れを変え、上手く遮断に成功!

続いてパイプをいじり、湯量を調節する。
向きによって湯量が変わるようだ。
適量な場所で石等で固定し、浴槽が完成!

計20分、我ながらの手際の良さだ^^;ヮラ

脱衣し、早速入浴に移る。
浴槽は尻湯程度だがなんとか入浴にはなる。
温泉は無色透明。つるつる感と甘味があり、硫黄臭がある。

源泉温度78.5℃、少し漏れて入ってくる水で浴槽温度は40.7℃前後をキープ。
意外とこれで適温となるのが不思議でたまらない。
なんとも丁度良くお尻がすっぽりとはまる部分があり、見た目以上に深い印象がある。
浸かると白濁に濁る。

自然に溶け込むかのように優雅に流れる落沢川を横に鳥の囀りなんかに耳を貸しながら充実した時間を楽しむ。

時折突然の熱さで飛び上がるのは言うまでもないが^^;ヮラ

なんだかんだで30分ほど入浴を楽しんだか。
持参物を回収し、石等を元の場所に戻し、帰路に着く。
それまで気付かなかったが、「落沢川対岸の湯」の真下にはこれこそ全身浴が可能ではないかと言うくらいのベストポジションがあったが時既に遅し。

時間が迫っている。
次回訪れた際には湯工事を再度し、こちらでの入浴を望みたいと思うのであった。

さて続いては久々の硫黄山温泉にアクセスする。
突然のアクセス不良と温泉の現状。次回をお楽しみに^^
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羅臼岳 硫黄の滝

2008-08-08 | 道東の野湯・無料温泉
数多くの野湯が点在する「羅臼岳登山道」。未だ未開拓の野湯が眠っている。。
以前に紹介した羅臼岳野湯群は羅臼方面の「羅臼熊の湯」付近のキャンプ場から羅臼岳に向けて歩を進める途中にあるものであったが、今回紹介する野湯はそちら側ではなく、岩尾別方面から羅臼岳を目指すルートである。
岩尾別登山口は木下小屋のすぐ脇にある。



ここから羅臼岳に向けて進む途中にその野湯はあるらしい。
しかし明確な位置が不確かな為、見つけるには勘を働かせるしかない。

身支度を済ませ、午後3時、木下小屋を出発。
登山にはあまりにも遅い時間の上、少し暗みがかっている。
しかし時間に縛られた今回の長期旅行には残念ながら余裕などはなく、再訪を決意するよりは時間を気にしながら勢いで登ると言う、苦肉の策であった。
しかし出発して早々、さすが本格的登山である。。
かなりの急勾配に足元も悪く、ゼーゼー言いながら歩を進める。
途中途中で帰路に上から下りてくる登山家の方々が不思議そうにこちらを見ていたが無理も無い。何故ここまでして登山をするのか、登山とは自然を楽しむものではないのか、根本的な登山の意味すら忘れ、無我夢中で上を目指す。
序で、時々温泉の存在を訪ねるがやはりわからないらしい。
目印としては「弥三吉水」と言う湧き水と看板が立てられているらしいのだが、山頂まで行った方でも誰一人として目にしていないらしい。
不安が募る…
体力もかなり消耗されている中、20分弱でなにやら看板が現れた。

そこには『ヒグマとの接触事例発生』との文字、、、改めてヒグマの恐怖も上乗せである^^;((汗
また写真で見ていただいても分かる通り、傾斜は当分こんな感じである。
はっきり言うと、かなり大変なコースである(爆)
結構と高い所まで来たのか、所々開ける視界の先には小高い山が美しく目に入ってくる。

黙々と進むこと10分程度、「オホーツク展望台」到着。

頂上までは約5.9kmとの表記。
頂上まで行く訳ではないが、その付近まで行くということでメンタル面がかなりやられる^^;
ここから更に10分程度、なにやら、かなり急な斜面が現れた。
看板が設置され、「ここが650m岩峰です」と。

その下には「この先もヒグマはどこにでもいます」と。
随分と危ない場所に来てしまったようだ。
太腿も悲鳴を上げている最中、思いもよらない難所に差し掛かり、落胆しながらも当分続くであろう急斜面を助走を付け、一気に駆け上がる、、がそこまで体力が持つわけも無く、時間が迫っている中、グダグダで先を目指す^^;

少し上り、現れた「頂上まで約5.0km」の看板。

ペースは良いのではないだろうか。
ここから進むこと10分、道も落ち着き、平坦が多く成り始めると、何やら音が聞こえる…


耳を澄ますと…


「ザーーー」

水の音だ!!!感じからすると川のせせらぎに聞こえる。


温泉は川沿いにあるらしいので多分その川がこの下を通っているのだろう。


音が鮮明に聞こえ始めた場所は白樺で出来た道が珍しく見えた為、目印となるだろう。

そうこうしている内にどこからとも無く微かに硫黄臭もするではないか!!!!
するとすぐ様、見えてきた「弥三吉水」の看板。

確かに意識しないと見つけることは難しいであろう。
その左奥には小さな広場と、奥に「弥三吉水」と思われる湧き水がある。



木枠から勢い良く出ている清水はコップが設置されている為、飲用出来るようだが、水質的にどうかが疑問視される為、ここでは飲用を控える。
さて、せせらぎが聞こえる方に道を進むと……
目の前が開け、奥に凄い勢いで流れ落ちる滝が!!!!

落下地点、その付近を見ても白濁色に変色しているのを見ると、これが温泉で間違いないだろう。
それにしても遠目でも凄いスケールだ。
ここまで68分、思った以上には掛からなかった為、安堵の笑みが零れる^^
早速向うが足元が随分とぬかるみ、下りるにも高さがある為、下り易そうなところから木々に掴まり、難なく川岸に到着。
近くで見ると噴出部から落下地点まで3m以上あり、相当な噴出量で轟音と共に地面に叩きつけられ、辺りに水飛沫が飛んでいる。

川も小さいのでヒョイと飛び越える。

川の上流にも噴出箇所は無いか確かめに向ったが、直ぐ手前に直角の滝が行く手を遮っている為、そそられず滝に直で入浴することにした。

源泉温度は21.8℃、25℃を下回っている為、冷泉である。
">
かなり上質な硫黄泉で硫黄臭が強く、温泉は白濁色である。
pH値6.9の中性である。

とにかく温泉の噴出量が尋常ではなく、目の前にするとあまりの凄さに一瞬、謎の恐怖を覚えるヮラ

早速入浴に移る。
脱衣し、温泉の真下に向うが、あまりの水圧で押し潰されそうになる^^;
温泉の落ちた先は小さ目の湯溜まり状となっているのでここでゆっくりと入浴を楽しむ♪

温泉の形式から言うと「打たせ湯式」で、北海道でも珍しく数少ない。

そんな温泉を心行くまで堪能する。
温度が低い為、長湯には向かないが、もう少し夏季真っ盛りの時期に訪問すれば丁度気持ちの良い温度だろう。
周りは当然、自然そのままの景色であり、温泉もこれほど良いものを味わえ、満足の内に入浴を完了させた^^
時間があれば噴出口の状況も確認したかったが、なんせ時間が押しておる為、後ろ髪を引かれながらも帰路に付いた。

現時刻5時、辺りもかなり暗さを増している上、知らぬ間にガスっていることに気付き、足元がかなり見にくい。
さすがに焦りながら下りて行く。
上りが大変だった分、下りは楽だと見縊っていたが、帰りは帰りで悪路地の所為でなかなか思うように一歩が踏み出せない。
走りながら下りて行くが、何度も躓きそうになり冷や汗ものであった。
どうにか到着した頃には完全に日が落ち、ライトなしでは前も見えないような状態を一歩手前に控えた位。
それでも帰りは時短に成功し、46分で到着することが出来た。
結局は行き帰り共々色々な意味で苦労の連続であった訳だ^^;

さてさてこのまま羅臼に向かい、キャンプ場で一夜を明かすのだが、その間に温泉もなく、熊の湯では石鹸の使用も不可なので「木下小屋」に疲労回復の意味も込め、立ち寄ることにした。。
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木下小屋 奥の湯

2008-08-08 | 道東の野湯・無料温泉
岩尾別温泉には「地の涯」の他に登山家の方々が基本的に多く利用するらしい「木下小屋」と言う温泉宿がある。
露天風呂付きで各自で自炊すれば宿泊も可能。
今回はここに宿泊する予定であったが、食事の持参をし忘れ、残念ながら宿泊することができなくなってしまった。

万が一の為に持参した情報だと、ここの近くにも野湯があるらしいと、じゅん☆さんの記事「木下小屋奥の湯」で知り、位置も不確かなまま、探索してみることにした。
探索するにも何処にあるかも不明な為、木下小屋の館主に教えていただくことにした。
場所は快く教えていただいたが、位置的にあまり公開すべきではないと判断し、アクセス経路は伏せさせて頂く。

さて、教えられた方向に歩を進める。
この野湯は「温泉川」と言う程の温泉の噴出箇所が多い川の一角に点在する野湯らしい。
現時刻2時をまわった頃だが、段々と山林に入るにつれ、辺りは暗みを増して行く。
今にもひょっこりと熊が下りてきそうな雰囲気だ^^;
10分掛からない程で左手に一際赤く変色した箇所が見えてきた。

これがその野湯である。
通称「奥の湯」。そのままである^^ヮラ

温泉は浴槽下部から気泡と共に噴出している。

噴出部分で44.3℃
浴槽は一人が浸かって目一杯な広さと、尻湯程度の深さしかない為、浴槽温度は源泉温度をキープ。

沢水で少し加水し、43.3℃まで下げて、入浴することにした。
外観では随分と濁っているように見えるが、噴出している温泉自体は無色。

何らかの化学変化が起き、変色したと考えられる。
予想では「硫黄山温泉」のように外気に触れると変色するような硫黄泉などと共有点を持つと思われる。
また、白濁・硫黄泉特有の性質(腐卵臭など)がないので硫黄とは考え難く、その他そのような変化が起きている温泉と言うと「瑠辺斯温泉」等も黄色の沈殿物が生じる為、もしかすると微量の砒素等の着色含有物が含まれていると思われる。

詳しいことは不明だ。
また鉄味があり、pH値6.2のほぼ中性か弱酸性である。
小金井沢温泉」以来の山中野湯での入浴だった為、達成感に浸りながらの入浴であった。

この時期は虫がうるさい様だが、その傾向もなく、ゆったりと温泉を楽しんだ♪
また泉質的にも珍しい為、とても良い温泉を堪能しながら、静寂に包まれた山中の入浴はとても趣のあるものであった。^^

さて続いてだが、時間も迫っている中、木下小屋の横を入り口とした羅臼岳の中腹にも野湯があるしく、登山にも随分遅い時間と承知の上、訪れる事にした。
またその野湯は滝状の「打たせ湯型」らしく、珍しい形態の為、気持ちの高揚を感じながら向うことにした^^♪
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カムイワッカ湯の滝 「一の滝」

2008-08-08 | 道東の野湯・無料温泉
北海道で最も有名な野湯とも言えるであろう。
知床の「カムイワッカ湯の滝」である。
アクセスについてはあまりに有名すぎるので省略させて頂く。
以前にも一度、訪問したことがあるのだが、今回の訪問は「カムイワッカ湯の滝」への入浴が目的ではなく、新湯開拓であった。
「カムイワッカ湯の滝」の付近には「セセキの湯」と「知床硫黄山温泉」と言われる野湯が存在する(詳しい位置はあまりに危険な為、控えさせていただく)。
実際問題、現時点では諸事情上、どう足掻いてもアクセスは不可能。
場所は近いのだが・・・
あと数ヶ月後か、前であれば訪問可能なのだが、なんせ滅多なことが無い限り、こちらに来るのもできない。
「こうなったら・・・」
という事で“当たって砕けろ”を前提に向うこととなった。。爆

場所はかなり近い位置にあるが、なんと言っても周り全てが熊の住処の様な場所。
観光客で賑わう「カムイワッカ湯の滝」を背に、山中を散策するのは自殺行為である。
その上、ここ数年、訪問者がいないとなると・・・
更にアクセスには危険が付き纏う。
今回の旅では最も重要な部分において置きたい野湯である為、相当十分な準備をして向った。
シャトルバスに乗車し、懐かしい知床のガイド音を耳にしながら、窓越しに薄暗い林を見つめ、腹を決める^^;
到着すると早速目に入ったのが、先のゲートが封鎖されていることである。

ここで期待は大半消えかけたのだが、懲りずに管理者に直談判!(汗)「
話をしている中では通しても良いようだが、さすがに観光客の前で行動に移せる訳も無く、残念ながら断念せざる終えなかった。
しかし最後に、「シャトルバス運行期間が過ぎれば可能ですよ」と一言。
次回は日時を定め、訪問したいと考える。

さて、ここまで来てそのまま帰るのも時間と金の無駄なので、少し「カムイワッカ湯の滝」の現状を調査することにした。
世界遺産に登録された当時は「四の滝」まで行くことが可能であったが、落石等の危険性がある為、現在は一番下部にある滝「一の滝」までしか行くことができない。
歩いて30秒を掛からない内に「一の滝」に到着し、あまりの呆気無さに不満すら覚えるほどである^^;ヮラ

先客が一人、水着姿で入浴を楽しんでいるが、このシーズン真っ盛りにしては以前の賑わいはなかった。
周りで2~3人、記念撮影を楽しんでいるが、一行に入浴する気配はない。
不思議に思い、湯に手を翳して見ると・・・ぬるい!
かなりの温度の低さだ。
微かに温もりを感じる程度、一般の訪問者はまず入浴しないだろう。
私も一瞬戸惑いを感じたが、シャトルバスが運行し、貸切状態になったこともあり、折角なので入浴することにした^^

泉温は31℃、無色澄明でつるつる感を感じる。
相変わらずの酸っぱさでpH値は1.8。
床は温泉成分で黄色に変色しており、滑床状になっている。



懐かしく思いながら、入浴を楽しむ♪

傾斜の大きい「四の滝」に比べ、スケールは半減しているものの、やはり日本の誇る野湯。

その寛大な湯溜まりと湯量は圧倒される。

底には大小さまざな石が転がり、足元を見ても透き通っている所為でとても美しい☆

裸のまま、滝を上ると、やはり上部には監視員が椅子を広げ、居座っている。
先にはロープが張られているので前進することはできないが、監視員に許可を得て、少し温かめの湯溜まりで入浴させていただいた^^

滝の所々には窪みがあるので良い箇所を見つけては入浴を楽しむ♪
シャトルバスの時間が迫っていた為、長居はできなかったが、存分に「カムイワッカ湯の滝」を味わった。^^

さてその後、宿探しに「岩尾別温泉」に向ったが、生憎の満室^^;
近くに野湯がある情報を得たので、続いてはその野湯を紹介!
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留真温泉(休館してからの現状調査&入浴)

2008-05-05 | 道東の野湯・無料温泉
泉質:硫黄泉

北海道東部、釧路市方面から本別町方面へ向う国道392号線で浦幌町の道道56号線と合流する地点で南に向かい進んで行くと、留真に着く。
すると所々に留真温泉の看板が現れる。

左手に浦幌川に掛かる白い橋が現れるのでそこに左折すると留真温泉跡地が現れる。
昔はここに温泉施設があったのだが今は完全なさら地となっている。
唯一残っているのはちょっとした木枠で囲われた物のみ。

かなり気になるので近寄ってみることのした^^;
近づくと硫黄臭がし、中は無料の温泉スタンドとなっていた。
木枠の横には「浴用水利用の皆様へ」と書かれた掲示があった。

ブルーのホースから硫黄泉が垂れ流しになり、中央部にある廃水ホールに流れている。

またその廃水は川へパイプを通じ、捨てられている。

注がれている温泉は27.5℃で無色透明な硫黄臭が強い完全なる硫黄泉。
温泉は温めだがどうも勿体無いので折り畳みプールを敷いて入浴することにした^^;ヮラ

勢いが結構あるのですぐ溜まるが位置的に狭いのでなかなか入浴は大変であった(汗)

入浴にうつるが景色もあまり良くなく、つまらない入浴だった(微)

ちなみに大ニュース!!!!!
国道392号線と道道56号線の合流地点でふと見つけたのだがなんと・・・留真温泉はあの状態で休館中らしく、平成22年には再開する予定らしい!!

これが本当であればとても嬉しいことだがどうも古い時期に置かれた看板のように見えるし、それにあのさら地状態から再開するとはどうも考え深い。。。
真相は分からないが私としては再開することをこころから願う。。。
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阿寒白水温泉~温泉編~

2008-05-05 | 道東の野湯・無料温泉
阿寒白水温泉




まず最大の目的地であった「阿寒白水温泉」。
時間も少々押し気味だが浴槽工事をすることにしよう。
温泉は川沿いの噴泉塔上部からボコボコと音を鳴らしながら勢い良く噴出している。

かなり圧倒された。

その温泉は浴槽内に直に注がれており、源泉温度は92℃、直に触ると確実に火傷を負ってしまう^^;



噴出部の横には赤いポールが刺さっており、訪問者が刺して行ったのか、詳細は不明。

下に下り、浴槽作成に移る。
浴槽の横には生温かい川が流れていて流れもキツイ所為か、浴槽がかなり決壊していた。
とりあえず周りから大き目の石を集め、囲い状に浴槽を作成する。
温泉の噴出量が多い為、浴槽にはあっという間に温泉は溜まり、底には黒色の湯の華が沈殿した。

しかし源泉がかなり高温の為、注がれ部分ではある程度泉温が下がっているものの65℃あり、さすがにこのままでは入浴不可能。
川の水の出入りを調節するが川自体の温度も25℃とそれなりに高い為、なかなかうまくいかない。
源泉地帯なので生暖かい風で心底温まっていた為、そのまま川に入ってしまった方が快適かもしれないがここまで来てその選択は今の自分の中には存在しなかった^^;
考えた挙句、源泉の出入りを調節することにした。
持参したブルーシートで湯流れをずらし、浴槽内に注がれる温泉の量を減らすことに成功♪

時折熱い温泉が混じるがどうにか入浴できそうだ^^;

結果、浴槽温度は基本25~65℃の温度差を右往左往している。
浅めなので尻湯程度しかできない上、混ぜながら入浴を楽しむがやはり時折熱い温泉が注がれ、飛び上がる。

しかし達成感と雰囲気の良さでかなり満足であった♪

温泉は無色透明で硫黄臭と甘味があった。
目の前に小さな滝状の川がある為、勿論ロケーションもバッチリ☆

長湯向きではないが時間に余裕を持ち、ちゃんとした湯工事をすれば良い温泉である♪

しかしなんせ源泉地帯なので亜硫酸ガスの危険性もあると思うので訪問する時は十分な注意が必要だ。

勿論言うまでもないが羆の出没も十分考えられるので要注意。
湯の華の所為で尻が真っ黒くなり、洗う序に結局川での入浴を楽しむことになった^^;
さて時間も押しているのでお待ちかね、行きにあった川沿いの温泉に向うことにした。
阿寒白水温泉&源泉地帯を後にし、先を急ぐ。

5分後、川沿いの温泉に到着!
再度見ても完成度が高い。

一体誰がこんなに手間を掛けて浴槽を作成したのか・・・詳細は不明。

浴槽は多数の石で囲われており、温泉はジャグジー状に地面から噴出している。

浴槽温度は47℃、熱めだが先程に比べればかなり楽な方だ♪
こちらも深さはあまりないが半身浴ができ、寝湯状になるとぎりぎり全身浴が可能。

枯れ葉等の沈殿物があったので少し清掃し、入浴に移る。

何度かバケツを使用して川の水を入れながら入浴を楽しむ♪

周りは源泉地帯ではないのでちょっとした森林があり、とても良い雰囲気♪
横に川が流れていて景色も良い。

温泉自体は「阿寒白水温泉」と同じく、無色透明で甘味があり、硫黄臭がある。
こちらではたんと30分くらい入浴を楽しんだ^^
上がった時は湯に浸かっていた部分が真っ赤になっており、熱湯だったことを物語る。
しかしとても良い温泉であった♪またいつか再訪したい^^
かなり後ろ髪を引かれたが温泉を後にし、帰路につく。
帰りは下りが多いので憂鬱だったがグダグダになりながら駐車ポイントに到着し、到着時刻は9:30、65分で到着することが出来た。

さて札幌に向うが帰りは少し寄り道することにしよう。。。
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フレベツボッケ

2008-05-04 | 道東の野湯・無料温泉
以前、道東へ野湯探索に向った時、拙ブログでもいつか紹介した白湯山ボッケと言う所を訪問し、その時貰ったパンフレットにフレベツボッケと言う文字を見つけ、どうにも気になったのでこちらに再び訪問した序に訪問してみることにした。
フレベツボッケとは国道240号線の「フレベツ白水林道」から向うのだが思いの他、林道を奥に進んでいくので間違うと大きな時間ロスとなる。
阿寒湖周辺は林道が多い方でもないので大丈夫だとは思うが一応説明しておく。

足寄方面から阿寒へ国道240号線を進んで行き、阿寒湖畔で右側にある。
詳しい位置を言うと阿寒町阿寒湖温泉5丁目付近で「阿寒湖畔スキー場」の一つ手前の林道である。
入り口には木枠で「フレベツ白水林道」の文字があり、そこからダートを6.8km、ウグイ川を右手に沿って進んで行く。

その間、入り口から約2kmの地点で左右に分岐する場所があるが「雌阿寒岳」、「白湯山」の矢印が示す、左側へ向う。

またその約2.5km先に赤いゲートと右手に「雌阿寒岳登山道入口」があるがここを無視し、「白湯山」の矢印が示す、左側へ進んでいく。

するとすぐに右手に赤いポールで簡易的に進入禁止を煽っているゲートがある。

強い硫黄臭も何処となく感じ、この先にフレベツボッケがあるのだろう。
期待に胸を膨らませ、一応野湯探索セット(スコップやらバケツやら)を持参し、徒歩で先に進む。
周りは笹と針葉樹林に包まれ、少しすると突然目の前が開け、左側になんとも大きなボッケ地帯が!!!
こんな山中にひっそりとあるにも関わらず、その寛大な景色に圧倒された!!^^;
周り一体の木々は枯れ、中央部分には2~3本、禿た木が刺さっていた。

また、近くには危険を促す看板も設置されていた。

ボッケと言うことで高温の為、入浴できるかは不明だが一応近くまで寄って行くことに。。。

だが亜硫酸ガスや火傷などの危険がある為、注意を払って藪を漕いで行く。
数箇所、人かもしくは野生動物が降り立ったような形跡があったため、そのような場所を頼りに降りていく。
先端部に降り立ったがやはりブクブクと高温の温泉が噴出しており、入浴への期待は更に薄くなる。。。

一応温度測定に沼状となった温泉へ恐る恐る近づく。
足元は安定しなく、ズンズンと沈んでいくのでバケツ片手に速攻で掬う。
更に恐る恐るバケツ内に手を入れると・・・おおおおお!!!!!
45℃!なんとも適温♪♪
このままお子様プールを設置すればロケーションは最高で丁度良い入浴ができるのではないか!!!???

そう思ったら即行動!^^;
プールを設置し、何回も往復しながら浴槽へ温泉を溜めていく。
結局は浴槽温度43℃の途轍もなく良い野湯となった♪^^

温泉は乳白色で甘味あり、ほのかな硫黄臭がある硫黄泉である。
地熱があるため、容易に地面を素足で歩けないので駆け足で浴槽へ浸かる。
泉質最高!!ロケーション最高!!!これぞ野湯の醍醐味♪

なんとも極上の野湯を味わうことが出来た^^
夕暮れ間近まで入浴を楽しみ、ここを後にすることにした。
少し寄り道で奥の丘をよじ登ってみると正に展望台の如くフレベツボッケの全景を一望できた。

景色は良く、温泉も良い♪そんな最高な野湯を発見したことに感動を覚え、今夜の宿泊施設「オンネトー温泉 景福」へと向う。。。
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白水温泉湯の滝

2008-05-03 | 道東の野湯・無料温泉
白水温泉湯の滝




阿寒町には「白水川」と言う川がある。その奥にはなんと源泉地帯と共に温泉があるらしい。
詳しいことは後程紹介することにする。
何故、後程かというと先に結果を言えば、実はこの日は白水温泉を発見できなかったのだ。
途中から遡行するところまではどうにか到達できたのだが、そこから反対の左沢に入ってしまい、「白水温泉」を発見することはできなかった。
しかしその分、新たな発見もあった。
そのことについて今回は紹介させていただくことにしよう。。。

国道から林道に入り、右往左往し、川に到達するまでについては後程、紹介することにし、林道から白水川に入った所から紹介しよう。
ちなみにこの川にたどり着く前に林道を更に5kmくらい進んでしまい、その際にも新しい温泉を発見した。
これは硫黄泉でもなく謎の泉質なのだが泉温は数10℃あり、完全な温泉であった。

温泉は丘の上にある湯田から噴出されていて、最終的には林道沿いに小滝のようになって流れている。

温泉の通過したところはオレンジ色に変色し、おどろおどろしい雰囲気であった。

興味のある方は是非ともこの先も探索していただきたい。

早速本題に入るが、まずは川沿いの空き地に駐車し、入渓する。
入渓ポイントは白水川が左右に分かれる部分なのだが、片方は細い無色の本当に“沢”と言わんばかりのもので、片方は白濁色で遡行には苦のなさそうな幅の広いもの。
勿論、白濁した沢に入渓する^^;

しかしこの選択がミスチョイスだったとはこの時、夢にも思わなかった。。。(涙)

今の時間は2時ちょっと過ぎ、片道大体1時間程度で着くようだから難無く行けるだろう。その予想通り最初の数10分は難無く進んでいけた。
しかしその後は先に進んでいくに連れて徐々に険しくなっていき、何箇所かの小滝を越えるような状態になっていた^^;


もう体力の限界を迎えたころ、大体時計は1時間を過ぎ、そろそろ目的地が見えてきても良い頃なのだが・・・冷泉などの噴出部分や硫黄臭などが全くない・・・
この時点で徐々に沢を間違えたか、と不安になってくる。
その後も30分程進んだがなんの発展もなく、天気も悪くなってきた(汗)
そうしている内に突然、左右に沢が分かれた。

片方はオレンジ色に濁っており、もう片方は白濁している。
なんとなくオレンジ色に濁っている方は期待できなさそうなので白濁した沢に進む。
出発してから1時40分が経過、硫黄臭と奥に小さな白い滝のようなものが見える。

もしやこれが噂の「白水温泉」か!!??
早足で向う!!
近くで見てみると、随分高い所から温泉が噴出している。

しかし泉温は10℃弱で冷泉だ。
情報では高温の温泉が噴出する源泉地帯らしいのだが、この先は大岩だらけの崖地なのであるとは考えられない。
それに時間もかなりおしていて先に進むのは困難を極める。
もしや途中で道を間違えたのだろうか。。。
しかし冷静に考えてみればこれって新たな発見ではないのか!!??
突如、不安から希望へと一転して変わっていく^^;
早速入浴に移る^^;!
湯の滝でも入浴はできるが横の大岩と大岩の間にも温泉が噴出していて洞窟風呂の様になっている。
どちらでも入浴することにしよう^^♪
湯の滝の方はどうにか上部までよじ登り、穴の中で入浴を楽しむ♪

上質な硫黄泉だが冷泉なのがとても残念↓↓

しかしこの湯の滝で今まで初めて人間が入浴を成し遂げたと考えると何やら偉大なことを成し遂げたような気分になる^^(私が入浴する以前に誰かが入浴していたとしたら立場がないが・・・ヮラ)
その後、洞窟風呂でも入浴を楽しむ♪
中は薄暗く、湯が溜まって小さな浴槽の様になっている。

尻湯が出来る程度だが野湯系洞窟風呂は初めてなのでとても感動的☆☆
こちらも硫黄泉で恐らくかなり奥の方から温泉が噴出しているのだろう。

もの凄いものだった、、、
ちなみに時間に余裕がなく、あまりに焦っていた為、正確な温度測定はもとより、入浴写真すら撮影することができなかった。残念↓↓

その後、かなり焦って戻ったため、数箇所危ない場面もあったりと、かなり大変であった。
その結果、行き1時間40分のところ、帰りは55分に短縮することが出来た^^

その後、ダッシュで本日の宿泊施設であるはずの「オンネトー温泉 景福」に向ったのだが・・・まさかのまさか!!!
私の勘違いで本日の宿泊施設は川湯の「KKR」であった。
ここから川湯までは50km弱、、、最悪だ・・・
もう・・・最悪だ・・・
こんなことを言っていても先に進まねばならない・・・
いやいやながら車を走らせる(汗)
到着した頃には8時頃であった。愕然↓↓

KKRの訪問記事は次回をお楽しみに♪
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幌別美里別温泉

2008-05-03 | 道東の野湯・無料温泉
幌別美里別温泉


今回はゴールデンウィークにかけ、道東の野湯を中心に片っ端から訪問していくことにした^^;

そして本日初訪問となるのがここの野湯。
ゴールデンウィークの計画を本格的に練るまではまったくと言っていいほどここの存在に気付かなかったのだが、偶然、某サイトでここの詳しい情報を見てから今回の旅行の一目的として加えることにした訳である。

場所は国道274号線から足寄町より置戸町へわたる道道88号線から約12km、左手に、かの有名な芽登温泉への入り口が現れる。

この先ダートを3km進んで行くと、芽登温泉に到着できるが今回の主目的はこれではない。
ここをスルーし、更に5km先へ進んで行くと左にピリベツ取水堰がある。

ここを更にスルーし、先へ2km進むといくつかの林道と共に左手に広場に繋がる林道がある。

美里別温泉はこの広場横の小さな池にある。。と言うより池自体が温泉により作成されたものである。

ちなみに現在の「芽登温泉」が以前、「美里別温泉」と呼ばれていたらしい。
きっと今回紹介する野湯が改めて美里別温泉と称されているのはこの横を沿って流れている川が美里別川と呼ばれている為であろう。
駐車場には既に数台の釣り客と思われる方の車が駐車されていた。

さて肝心の温泉はと言うと池の横より地中に埋められたパイプから勢い良く注がれている。

以前、きっと何らかの温泉設備を建設する予定があったのだろう。

そのパイプに更に白い延長ホースが接続され、そのままに放置されている。

ここで直接浴びても支障はないのだが左奥の唐松の林の中に何やら浴槽(?)らしき長方形の箱があり、ブルーシートも掛かっている。
枯葉などが多く落ちていたこともあり、随分使用されていないだろう。
かなり脆いものだが、どうにか浴槽に使用できそうなのでこれを池の傍に引きずってくる。
持参したブルーシートを被せ、温泉を溜める。
勢いがあるため、1~2分ですぐに満杯になり、ブルーシートが沈まぬようロープで固定する。

予想以上に良い浴槽となった。
深さもあり頑張れば2人くらいは同時に入浴できそうだ。

早速入浴する。
温泉は無色透明、つるつる感があり、硫黄臭がある。
源泉温度は31℃、外気温が高い為、快適な入浴ができた^^

普通に座れば半身浴程度だが寝湯状になると窮屈だが全身浴が可能。
あまりの快適さにそこで30分程入浴を楽しんでしまった。
そうしている内に釣り客も帰ってき、道路からも見える為、そろそろ気まずくなり、そそくさと上がることにした。^^;

その後、早くも今回の旅の最大の目的、「阿寒 白水温泉」に向う!!!
今後の記事にお楽しみに♪♪
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瑠辺斯温泉 ~温泉編~

2007-08-04 | 道東の野湯・無料温泉
ついに我々の前に現れた「瑠辺斯温泉」!!
それは茶色く変色し、縦長に長い噴出塔の下から湧き出る温泉であった。
遠くから見ても湯気が見え、今までにはなかった高温を誇っているのが一目瞭然だ。

近くに寄ってじっくり見てみる。
温泉は無色透明だが下にはおどろおどろしい黄色と茶色のいかにも「猛毒です」と言わんばかりの雰囲気。

ヒ素には灰色砒素・黄色砒素・黒色砒素という3種の同素体があるのできっとこの温泉はその中の「黄色砒素」であろう。
それに加え、なんだこの異臭は!?魚の腐ったような独特の臭い。
見た目だけでこの温泉の危険さを感じるくらいだ。
それから噴出塔と言うこともあるので枯れたと言われている上部も確認しに登る。
登る際、温泉の横の噴出がない噴出塔を使用すると登りやすい。

上にはやはり温泉だけあって無数の鹿の足跡、人間の足跡はないのでやはり長い間訪れていないことがわかる。
その他にも汚くなったビニールシートが置き去りにされていた。きっとこれが以前上部から噴出していた証拠であろう。

温泉に戻り、躊躇もなく、入浴準備を始める。
現物を目の前にすると、先程まであった迷いがウソの様に消え去るものだ。
この時は『まぁ、どうせ入浴後は横を流れる川で体を洗えば良いのだから・・・』なんて軽いことを考えていたのだが、後からこんなに後悔するとはヮラ
それではサンダルを履き、早速入浴開始!
入るやいなや「グニュ」っとなんとも気持ち悪い感触と共に黄色い湯の花が一気に茶色くなり浴槽内が変色していく。
温泉は噴出塔の真下から噴出している模様で湧出量は微量だ。
泉温は41℃と思っていた以上に温かく、適温だ。pH値は5.3
時折、異臭に圧倒し、顔をそむけてしまいそうになる。
当然、飲用は危険すぎるため止めとする。
  
それにしても思っていた以上に気持ちの悪い温泉だ。
一応、寝湯状態で短時間ながら浸かっていたが、途中から段々気持ち悪くなってきて、最終的には身の危険を感じ、すぐさま川に飛び込んだ。
何度も川でゴシゴシ洗い、皮膚に付着した砒素を洗い流す。
こんなことをしていているとまたまた羆への恐怖が復活してきて、早足で着衣し、また同じ道を遡行していく。
しかしながら私としては「高濃度砒素温泉への入浴」や「羆への恐怖」より、帰りの際、あの異臭が体にこびり付き、それとの大奮闘と、温泉入浴より川での水浴びの方が長かった所為か、体が冷えたため震えながらの遡行だったのが一番大変だった(タジタジ)

※最後になりますがここの温泉は猛毒である「砒素」を含むと言うことでかなり危険な温泉です。
入浴後の体の異常、精神の異常につきましては対処しかねますので、入浴は十分に気をつけてください。
入浴するとしましても長湯はかなり危険です、体に異常を感じましたらすぐに最寄の病院などに行って下さい。
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羅臼川の湯 

2007-08-04 | 道東の野湯・無料温泉
一度、国道334号線に戻り、羅臼市街方面に向う。
場所の特定はイマイチだが話によれば「熊の湯」の横を流れる「羅臼川」の何処にあるらしい。
右手に「熊の湯」を過ぎ、車を進めてすぐに右手からモクモク巨大な湯気の様なものが見えてきた。
車をチェーンの掛かった入り口に止め、湯気の正体を確かめに向う。
広場状の端には湯気の正体が、それはボーリングの跡が残されたれっきとした温泉貯蔵庫の様なものだった。

何本かのパイプが繋がれ、容易に近づくと火傷の恐れもあるようだ。
きっとこれだけ湯量が多いのであれば、すぐ近くを通る「羅臼川」に流れ込んでいるだろう。もしかしたらそれを通称「羅臼川の湯」と言うのかもしれない!
期待に胸膨らませ、川に向ってみると、何やら草の踏み跡が・・・
案の定、パイプからは勢い良く温泉が川に惜しげもなく注がれている。

雰囲気的にもこれが「羅臼川の湯」なのは間違いないだろう。
それにしてもなんという湯量、文句なしだが気になる泉温。
測定してみるとなんと59℃もある。
下手すれば火傷の危険性もあるが、これだけ足跡があるのだから多数の人が入浴しているであろうし、きっと良い入浴ポイントがあるのであろう。
探して見るがやはりそれらしきものは見当たらない。
仕様がないので少し深さのありそうな所で入浴開始!

高温の温泉と冷たい川は腹が立つほど混ざりが悪い。
何度かあまりの熱さに飛び上がったりしながらもどうにか撮影したのがこの一枚。

近くに大きなダムが見え、景色は良いのだがあまりお勧めできない温泉だ。pH値は7.0

プールやドガシーなどを持参すればきっと心地よい入浴が可能なのだろうが、時間もないのでここはこれにてここは終了。次の温泉へ足を早める・・・
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湯ノ沢 上流の湯

2007-08-04 | 道東の野湯・無料温泉
ここはじゅん☆さんの記事を参考に向った。
先程の湯の滝の横にひっそりと掛けられたロープで傾斜90度以上の崖を登り、登山道へ戻る。
北海道無料100秘湯の簡易地図を手掛かりに湧出孔No.88~No.89付近をどうにか探す。
湯の滝からちょっと距離を置いた所に右手に崖から下りて行く足跡を発見!
崖下には湧出孔があり、温泉が川に流れ込んだ所に岩で囲われた浴槽が作られている。
ここには特別な名前がない様なので、じゅん☆さんが記事に載せていた通り「上流の湯」という事で
源泉温度は59℃、高温の温泉がそのまま浴槽に注がれているのだが、イマイチ混ざりが悪い・・・
軽く隙間を小石で埋め、深さを付けてみる。
どうにかして適温にしようと試みたのだが、やはり水が入り込み、うまく混ざらない。
面倒なので浸かりながら混ぜる方法で入浴を始める。

お湯自体は無色透明で浴槽左右から挟むように注がれている。
岩は温泉の効果で緑、オレンジ、黒など色とりどりに変色している。

すぐ手を横に向ければ川(沢)と言うこともあって、景色は抜群!泉質も上々だ。

帰り際、湧出孔の確認をしたが、ボコボコと音をたてながら噴出していた。

その他にもこの川(沢)を上流・下流に遡行していけば沢山の野湯に出会えるのだろうが、残念なことに時間の関係でここにて野湯巡りは打ち切り。
期待していただけあってとても悔いの残る羅臼登山道野湯巡りになってしまったが、何れまた探索を再開することをここに宣言しよう。
続いては登山道巡りではないが「熊の湯」沿いの川の下にある「羅臼川の湯」に向う・・・
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発電所川 湯の滝

2007-08-04 | 道東の野湯・無料温泉
遂に始まった羅臼登山道付近野湯巡り!
今回の旅で一番楽しみにしていた探索だ。
只今の時刻8時丁度、しかし現状を考えると、今日中に羅臼から層雲峡まで行かなくてはならない。
そう考えるとなかなかギリギリの時間帯だ。
短時間の中でどれだけ数多くの野湯群を巡れるであろうか。
考える暇などない!「有言実行」、早速登山道野湯群探索開始!

国道334号線の「熊の湯」を右手に過ぎ、左手にすぐさま出てくる駐車場入り口から駐車場に入り、駐車する。
ここからは歩きとなる。
一応、登山道歩きなのである程度の重装備は必要かと。
野営場を過ぎ、登山道に入る。
入ってすぐに入山届と掲示板あり。

本格的な登山へとなる。
登山道を何秒か歩くと、右手草原に急斜面と続く足跡がある。ここを辿って下っていく。
地面はぬかるんでおり、冬季にじゅん☆さんが入浴したらしき場所もあった。

そこから適当に川に下りる。
この川は近くに発電所があるため、別名「発電所川」とも言われている。
川は水量もあまりなく、岩の多い川のため、シューズでの遡行が可能。
上流に1~2分遡行していると、立派な滝が現れる。この滝が通称「湯の滝」だ。
川自体は単なる川なので冷たいのだが、川の落下途中に数多くの温泉噴出部分が重なっているため、それなりの泉温を保っている。

思っていた以上に大きな滝で、目の前にすると入浴を躊躇してしまいそうになるくらいだ。
それでは早速入浴!
泉温は24℃。
夏季なら丁度良いくらいだが、天気は曇り空。肌寒いくらい。
深さが一定でないため、一歩一歩足場を確かめ、滝に近づいていく。
3分の2くらい来た所で急に深くなり一気に不安が強まる。
結局その壮大さに打たせは出来なかったが、中央部くらいで全身浴を楽しんだ。

写真では分かりずらいが右側からも川が流れ落ち、なんだか不気味な雰囲気。

もしこの壮大さを味わいたい方は是非とも訪れるべき!ヮラ
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羅臼 熊越の湯

2007-08-04 | 道東の野湯・無料温泉
知床峠を過ぎ、羅臼方面に向って車を走らせる。
国道334号線上の見返り峠、望岳台を過ぎ、トンネルを過ぎると知床大橋が出てくる。
その手前に「熊越の滝 入り口0.4km」と書かれた看板が現れる。

近くに駐車し、この林道を攻めていく。

この時は生憎の雨で伸びきった藪には雨の滴が付き、服はベチャベチャ。
そんな中、200m程進むと小川と橋が出てくる。
その橋の先端付近にはボコボコ音を立てながら温泉が噴出している。

近くにも温泉の噴出場所がないか探索してみよう。
すると小川沿いに2つ噴出場所があった。
片方は川と混ざり、温泉自体もそれ程温度がないので入浴は難しい。

もう片方は川沿いの地面上にあり、かなりヤバイ感じの雰囲気が立ち込めるがどうにか入浴はできそう・・・
ではなんだか気も引けるが一応入浴・・・
入るやいなや、何ともいえないグニュグニュ感があり「あ~やばいな~」と言うのが即座に分かる。
泉温は31℃、鉄味がある。
お湯自体は無色だが尋常じゃないくらいのヘドロ状のオレンジ色の湯の花が巻き上げる。

なかなか温かい尻湯が出来た。
だが入った後に後悔した温泉はこれで何度目であろうか、まぁこの際温かければ良いや!苦ヮラ
続いては本格的に羅臼の野党群を攻めることにしよう!
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