温泉旅がらす旅伝

北海道の温泉情報についてちまちま更新していきます。

とある山奥の山小屋温泉

2010-09-26 | 廃湯・建設未定温泉・謎温泉
とある山奥にある、とある温泉。
ここは個人所有の山小屋にある温泉で、一般開放はしていないのだが、今回は所有者とちょっとした知り合いという事で特別に入浴させて頂いた。

所有者の方との事前の話通り、待ち合わせをし、広場から車を乗り換え、道なき道を先へ先へと進んで行く。
これは道をわからないと間違いなく行くことは出来ないであろう。ある程度、どこをどう行けば到着するかなど事前に聞いていたのだが、それでも一本間違えれば戻れないような獣道、半信半疑で先に進んで行く。
すると、ものの数分で視界は開け、ちょっとした広場と共に左手の藪の中にはこじんまりとした山小屋が見えてきた。



ここからは温泉のようなものを確認することは出来ないようnので、車を降り早速中を拝見するとしよう。
小川の上に掛かった橋を渡ると、右手に石囲いの露天風呂の様なものがあり、そこへは上部にある小屋の様な場所から勢い良く温泉が注がれている。



温泉というのはこの場所なのであろうか・・・?
水面には緑藻が繁殖しており、さすがにこの状態では入浴しようと言う気は起きないというのが正直な感想だ。

多少の不安を感じながらも上部の小屋の中を覗く。
そこには先ほどより一回り小さい石囲いの浴槽があるではないか。

こちらも多少水面に緑藻が繁殖しているが、入浴困難と言う程の物でもない。それ依然にここで入浴しないと言うのは所有者の方への感謝の念にも欠けるというものだ><
浴槽脇にあった桶を利用し、水面を一掻き二掻き。あっという間にちゃんとした温泉へと変貌を遂げた。

それでは早速、温泉に入るとしよう。
温泉自体は36℃前後とぬるめで、鉄味を感じさせる無色透明の鉄泉である。
温泉は石囲いの間からコンコンと浴槽へと注がれている。

オレンジ色の沈殿物と気泡が肌に付着する。ここら周辺の温泉と似通った泉質だ。(これ以上の情報は特定される可能性を考え、自粛させて頂く^^;)
多少寒さを感じるこの季節には少し堪える物もあるが、隠れざる温泉を堪能するのは大変気持ちの良いものだ♪^^

数十分入浴を楽しんだ後、帰路に着き、所有者の方に感謝の気持ちを伝え、その場を後にした。
大変良い温泉であった。。