温泉旅がらす旅伝

北海道の温泉情報についてちまちま更新していきます。

赤岩温泉跡 (再訪)

2008-04-09 | 再訪問シリーズ
赤岩温泉 ドガシー浴槽



2006年10月に初訪問し、今回の訪問は約1年半ぶりとなる。
前回通り、サンクス横を直進し、駐車場に至る。
現在時刻が1時と活動真っ盛りの時間の上、天気も良く温度もあるのでロッククライミングや登山の方々の車が既にギュウギュウに駐車されている^^;
それではリュックを背負い、早速通行禁止の登山道を下っていく。
今回はリュックの中にブルーシート・バケツ・スコップ等を持参、と言うのは実は今回の再訪で大きな企みがあったのだ^^ヮラ

前回訪問した時は前記事を見てもらえば分かるがとても小さく、いかにも「即席ですよ」と言わんばかりのものであった。実際、時期も時期で外気温も低く、入浴する気さえさらさらなかった状態で浴槽を造って入浴したこと自体がアホらしい事であった。^^;

しかし!!!!

今回の訪問ではどうしても大きな浴槽で海を一望しながら全身浴をしたい!!そんな根性の表れがこの装備だと言うわけだ。ヮラ
そんな話をしている内に早速、第一チェックポイントの「赤岩 竜神の水」である。

大体は現状を取り留めているが崖崩れの所為で水溜めは埋まり、水量も大幅に減少していた。ちなみにこれ自体飲めるか飲めないかは不明であるヮラ

さてさてここからが本番、永遠と下りでとても楽だが帰りのことを思うと、なんだか遣る瀬無い気分にもなる。。。
途中にある絶景ポイントもスゴイ崖崩れで今にも落ちそうな感じで進んでいく。

っと、今のところなんの問題もなく、海岸に到着。
海の水位も低く、タコ釣りの漁師(?)が一人いた。
赤岩温泉の建物の残骸と思われる石組みも未だに残っている。

そして先に見えてきたのは最大のポイント「青い岩塔」である。

強風や荒波の所為で前回より小さくなっていたのが少し寂しく感じた、、

さて肝心の赤岩温泉はこのすぐ先だ!枯れていなければ良いのだが。。。

そんな私の不安を裏切ってくれるかのように温泉はとても勢い良く噴出していた。^^

しかし前回とは全く違う現状であった。

温泉の落下部分は抉れ、左側には前回あったかわからないが新たな噴出口が露出している。

人工的にも見えるがきっと自然になったのだろう。
温泉が出ていれば問題なし!^^ヮラ
早速大規模な温泉浴槽作成に取り掛かる!!
まずは小石の多い、砂利部分に狙いを定める。景色もバッチリだ。
その後、温泉の湯流れを砂利や大き目の石で一本化に調節し、この溜まりに流れるよう、仕向ける。とてもスゴイ勢いである^^

次に浴槽手前で湯流れを一旦止め、浴槽に温泉が注がれていない状態でスコップによる掘り込みに入る!
しかしこれが思った以上に大変(汗)
掘って行くに連れ、地中に埋まった大石が現れ、それを取り除くのが大変であった。
この際、注意を払わないと私のように石と石の間に指を挟み、大惨事を引き起こしてしまう^^;これにより私は左手の人差し指をつぶし、今でも爪の中が内出血で真っ黒く残っている、ちなみにかなり痛いのでご注意を^^;(汗)

さて1時間ほどでやっと170×130×50くらいの深さになり、ブルーシートを被せて浴槽完成。

深さはあまりなく、寝湯ではギリギリ全身浴が出来るほどなのだが、これ以上掘り下げるのはさすがに無理であった(汗)

早速入浴へ移す!
と言っても泉温は10℃弱、覚悟を決めて入浴する^^;

温泉は鉄泉で良い泉質なのだが、なんと言っても・・・冷たい^^;
大体一度の入浴で最大20秒前後、限界を迎えると飛び上がり、岩の上で日光に当たる。
そんなことを2~3回続けているとすぐに感覚が麻痺してくる。
体が震え、芯の芯まで冷え込んできた。
この時、私はやっと気付いた。。。「ここまでして入浴する必要があるのか・・・?爆」
一体私は何がしたいのか、、、こんなに苦労してまで何をしているのだろうか?
とにかく目的が達成でき、ひとまず良かった。

寝湯による全身浴にはかなりの勇気を要したが落ち着いて景色を見てみると目の前には広大な海が広がり、とても絶景で感動的なものであった。

これだからこの赤岩温泉跡にはやめられないものを感じるのだろう^^

その後、入浴を終了し、先程歩いた登山道を歩いていく。
しかし帰りは全て上りなので大変だ。
汗だくになりながら次回の訪問は心から遠慮することを決意する。
それでもきっと今年か来年中には再訪するだろう。
そんなことを思いながら帰路につく。。。