温泉旅がらす旅伝

北海道の温泉情報についてちまちま更新していきます。

ある川の脇から人知れずコンコンと湧き続ける温泉

2008-05-17 | 道央の野湯・無料温泉
ある川の脇から人知れずコンコンと湧き続ける温泉


舗装道路からとあるダートに入る。

ダートを先に進んで行くと周りが森林になっていくと共にダートが川で遮断される。

川は随分浅いので渡る事も出来るがこの手前で駐車する。
ここから川を上流に遡行する。
すぐに川に架かっている橋が現れる。

5分程すると右手に石垣が現れ、その上に浄水場がある。

ここから温泉を探索する。
温泉はこの浄水場の付近にあるらしいのだが・・・浄水場から川に廃水が流されている。

その手前左に何やら細い小川の様なものがあった。
なんとなく気になったので手を入れてみると・・・なんと温かい!!!
この小川の源が源泉となっている。
温泉は石枠の中央部から噴出しており、随分、人が手を付けていないのか、雑草が上に被さり、半分以上が埋もれている。

少し枠を掻き分けてみると、正方形の石枠が姿を現した。

温泉は無色透明で30℃前後、噴出量もなかなかのものだ^^
小川の底にはヘドロが埋まり、適した湯溜まりもないので入浴は諦め、手湯のみにしておくことにした。
しかし、ホース等とプールがあればいつでも入浴可能なのでいつかチャレンジしたいものだ。。。

天然温泉 白老温泉ホテル

2008-05-17 | 道央の温泉施設
泉質:ナトリウム―塩化物・炭酸水素塩泉(アルカリ性低張性高温泉)

源泉湧出地:北海道白老郡白老町日の出町1丁目24番55

以前紹介した「スピカ スパ旧白老厚生年金保養ホーム」より少し北方向にある。
ここから室蘭本線を渡り反対側に向うとポロト湖があり、「ポロトコタン」や「ポロト温泉」等がある。
温泉施設は一見するとビルの様だが実は中には列記とした温泉施設がある。

早速温泉の紹介に移そう。
脱衣所には2種類の温泉分析書があり、どちらの泉質が正しいのか、もしくは泉質が変わったのかわからないので検査日が新たしい時期の泉質と源泉湧出地を記載しておいた。



内風呂は入って直ぐに岩風呂と奥に女性浴槽と繋がる奥風呂がある。
岩風呂は奥風呂より少し温かく設定されている。

奥風呂は飲湯場と直結しているので清潔感が悪いように感じる^^;

露天風呂は大き目のが一つでどの浴槽よりぬるく設定されている。

温泉は浴槽内からスゴイ勢いで噴出しており、噴出量の多さを物語る。

どの浴槽も温泉は黒色の「モール泉」でその希少性は脱衣所に掲示されている読売新聞の記事に書かれていた。

内風呂内にはサウナもあり、入浴を更に楽しませてくれる♪

温泉的には文句のない温泉施設なのでまた近くに寄った時は訪問したい^^

沖野温泉orポンベツ川温泉(再訪問)

2008-05-17 | 再訪問シリーズ
初訪問は去年の7月、あれ以来約10ヶ月ぶりの再訪問となる。
現状調査も加ね、久々の訪問をすることとなった。
アクセスは拙サイトの初訪問記事を参照していただきたい。
今回は徒歩での探索ではなく、ゲートより自転車の使用で探索することにした。
ゲートは相変わらず固く閉ざされ、下を潜り早速ペダルに足をかける。
行きは下りが多いため、颯爽と進んでいく。
風が気持ちよく、舗装道路のため、出だし良く、距離を縮める。

二股辺りからダートがきつくなるが上り下りが少ないので難無く現地に到着。
要した時間は20分ジャスト!前回は1時間近く掛かっていたのでかなり早く着くことができた。
広場に自転車を駐車し、先に向う。

「ポンベツ川温泉の沢谷止」のダムを越えると以前はあれ程探索に支障があった川がかなり干乾びていた・・・と言うことは温泉も・・・!??



(2007-07-08の時点)  ↓↓          

(2008-05-17現在) 

足早に歩を進めるがすぐにその心配は解消され、沖野温泉は相変わらずの噴出量で我々を迎えてくれた^^;

温泉はほとんど現状を取り留めており、時間も12時をむかえたので広場で昼食を摂ることにした。
昼飯はインスタントラーメンとおにぎり、ちなみに広場横は笹薮があり、人が入っていないので良いサイズの竹の子があり、こちらも水で洗い、バーナーで焼いて食した。
やはり山で食べる食事は格別だ。家でいつも食しているものが山に来ればこれ程味に変化が現れる。
これも野湯巡りに関係する“醍醐味”とも言えるであろう。。^^
さて食事も終わり、沖野温泉の源泉を見に行くことにした。
丘を登り、源泉部に到達する。
温泉は相変わらず勢い良く噴出しており、泉温は35℃、「沖野温泉」書かれた看板も無事であった。

こちらも現状を取り留めているがなんせ枯葉が多く、湯溜まり部にも侵食していたのでここでの入浴はそそられず、下で打たせ湯を楽しむことにした。

下に戻り、早速入浴へと移す。
沖野温泉の象徴でもあるこの打たせ湯は源泉部より2℃程泉温が下がるが長く入浴を楽しめ、肩こり等に効果があるだろう。

外気温も低めだった所為もあり、なかなかその場を離れることが出来ず、結局は休み休みながらも1時間ほど入浴を楽しんだ♪
この度もやはり沖野温泉の魅力にとりつかれてしまった様だ^^;
後ろ髪を引かれながらも帰路に付く。
帰りは逆に上りが多いため、かなりの体力を消耗した。
自転車で行ったことに後悔の念を覚えたが徒歩にせよ体力の消耗は分かり切っているのでどちらにせよ沖野温泉への探索は温泉で体力を回復しても結局は疲労感で一杯になってしまうのであった^^;

さて続いてはとある場所で『秘』温泉発見!!
お楽しみに♪♪

留真温泉(休館してからの現状調査&入浴)

2008-05-05 | 道東の野湯・無料温泉
泉質:硫黄泉

北海道東部、釧路市方面から本別町方面へ向う国道392号線で浦幌町の道道56号線と合流する地点で南に向かい進んで行くと、留真に着く。
すると所々に留真温泉の看板が現れる。

左手に浦幌川に掛かる白い橋が現れるのでそこに左折すると留真温泉跡地が現れる。
昔はここに温泉施設があったのだが今は完全なさら地となっている。
唯一残っているのはちょっとした木枠で囲われた物のみ。

かなり気になるので近寄ってみることのした^^;
近づくと硫黄臭がし、中は無料の温泉スタンドとなっていた。
木枠の横には「浴用水利用の皆様へ」と書かれた掲示があった。

ブルーのホースから硫黄泉が垂れ流しになり、中央部にある廃水ホールに流れている。

またその廃水は川へパイプを通じ、捨てられている。

注がれている温泉は27.5℃で無色透明な硫黄臭が強い完全なる硫黄泉。
温泉は温めだがどうも勿体無いので折り畳みプールを敷いて入浴することにした^^;ヮラ

勢いが結構あるのですぐ溜まるが位置的に狭いのでなかなか入浴は大変であった(汗)

入浴にうつるが景色もあまり良くなく、つまらない入浴だった(微)

ちなみに大ニュース!!!!!
国道392号線と道道56号線の合流地点でふと見つけたのだがなんと・・・留真温泉はあの状態で休館中らしく、平成22年には再開する予定らしい!!

これが本当であればとても嬉しいことだがどうも古い時期に置かれた看板のように見えるし、それにあのさら地状態から再開するとはどうも考え深い。。。
真相は分からないが私としては再開することをこころから願う。。。

本別温泉グランドホテル

2008-05-05 | 道東の温泉施設
泉質:単純温泉(弱アルカリ性低張性温泉)(旧泉質名:単純温泉)

源泉所在地:北海道中川郡本別町西美里別20-28

釧路市方面から士幌町方面に向う国道274号線より本別町に向かい、利別川沿いの国道242号線に入り、北→西に太い道路を徐々に進んで行くと到着する。
道路沿いには看板もある。

本別町に2つあるとされる温泉施設の内の一件。
日帰り入浴が可能なので入浴していくことにした。
日帰り入浴専用の入り口から館内に入る。

入浴料金を払い、早速大浴場に向う。
脱衣所には温泉分析書・温泉分析書別書が掲示されていた。



内風呂は大きな浴槽一つと小さな浴槽一つ、座り湯の様な珍しいものがあった。





露天風呂は長方形の小さなもの一つ。

温泉は無色澄明で無味、無臭。
塩素の臭いがきつく、正直あまり特色のない温泉であった。
話によれば女性側の浴槽は五右衛門風呂などがありとても良い温泉だったらしい♪
男性側の浴槽にもそのようなものを設置すれば満足できる温泉になっただろうと思う。

さてここを後にし、続いては留真温泉の現状を調査しに向う^^;

阿寒白水温泉~温泉編~

2008-05-05 | 道東の野湯・無料温泉
阿寒白水温泉




まず最大の目的地であった「阿寒白水温泉」。
時間も少々押し気味だが浴槽工事をすることにしよう。
温泉は川沿いの噴泉塔上部からボコボコと音を鳴らしながら勢い良く噴出している。

かなり圧倒された。

その温泉は浴槽内に直に注がれており、源泉温度は92℃、直に触ると確実に火傷を負ってしまう^^;



噴出部の横には赤いポールが刺さっており、訪問者が刺して行ったのか、詳細は不明。

下に下り、浴槽作成に移る。
浴槽の横には生温かい川が流れていて流れもキツイ所為か、浴槽がかなり決壊していた。
とりあえず周りから大き目の石を集め、囲い状に浴槽を作成する。
温泉の噴出量が多い為、浴槽にはあっという間に温泉は溜まり、底には黒色の湯の華が沈殿した。

しかし源泉がかなり高温の為、注がれ部分ではある程度泉温が下がっているものの65℃あり、さすがにこのままでは入浴不可能。
川の水の出入りを調節するが川自体の温度も25℃とそれなりに高い為、なかなかうまくいかない。
源泉地帯なので生暖かい風で心底温まっていた為、そのまま川に入ってしまった方が快適かもしれないがここまで来てその選択は今の自分の中には存在しなかった^^;
考えた挙句、源泉の出入りを調節することにした。
持参したブルーシートで湯流れをずらし、浴槽内に注がれる温泉の量を減らすことに成功♪

時折熱い温泉が混じるがどうにか入浴できそうだ^^;

結果、浴槽温度は基本25~65℃の温度差を右往左往している。
浅めなので尻湯程度しかできない上、混ぜながら入浴を楽しむがやはり時折熱い温泉が注がれ、飛び上がる。

しかし達成感と雰囲気の良さでかなり満足であった♪

温泉は無色透明で硫黄臭と甘味があった。
目の前に小さな滝状の川がある為、勿論ロケーションもバッチリ☆

長湯向きではないが時間に余裕を持ち、ちゃんとした湯工事をすれば良い温泉である♪

しかしなんせ源泉地帯なので亜硫酸ガスの危険性もあると思うので訪問する時は十分な注意が必要だ。

勿論言うまでもないが羆の出没も十分考えられるので要注意。
湯の華の所為で尻が真っ黒くなり、洗う序に結局川での入浴を楽しむことになった^^;
さて時間も押しているのでお待ちかね、行きにあった川沿いの温泉に向うことにした。
阿寒白水温泉&源泉地帯を後にし、先を急ぐ。

5分後、川沿いの温泉に到着!
再度見ても完成度が高い。

一体誰がこんなに手間を掛けて浴槽を作成したのか・・・詳細は不明。

浴槽は多数の石で囲われており、温泉はジャグジー状に地面から噴出している。

浴槽温度は47℃、熱めだが先程に比べればかなり楽な方だ♪
こちらも深さはあまりないが半身浴ができ、寝湯状になるとぎりぎり全身浴が可能。

枯れ葉等の沈殿物があったので少し清掃し、入浴に移る。

何度かバケツを使用して川の水を入れながら入浴を楽しむ♪

周りは源泉地帯ではないのでちょっとした森林があり、とても良い雰囲気♪
横に川が流れていて景色も良い。

温泉自体は「阿寒白水温泉」と同じく、無色透明で甘味があり、硫黄臭がある。
こちらではたんと30分くらい入浴を楽しんだ^^
上がった時は湯に浸かっていた部分が真っ赤になっており、熱湯だったことを物語る。
しかしとても良い温泉であった♪またいつか再訪したい^^
かなり後ろ髪を引かれたが温泉を後にし、帰路につく。
帰りは下りが多いので憂鬱だったがグダグダになりながら駐車ポイントに到着し、到着時刻は9:30、65分で到着することが出来た。

さて札幌に向うが帰りは少し寄り道することにしよう。。。

阿寒白水温泉~経路編~

2008-05-05 | 追報・その他
早朝4:30、宿泊施設「オンネトー温泉 景福」を出発し、国道から林道に入り、入渓ポイントに到着。
その後、万全の準備をし、5:30に入渓開始!
川の分岐から左沢に行くと3日に間違って入渓した川を遡行することになるので今日は雌阿寒川(右沢)に入渓する。
一見すると雌阿寒川は水量・幅共に左沢よりスケールの小ささを感じ、濁りもほとんど見受けられないが、入渓ポイントの時点で水温が23℃あり、先になんらかの噴泉部があることがわかる。

阿寒白水温泉へは廃道を進んでいくこともできるが、なんせ見るからに崩れかかった廃道で藪漕ぎも少なからずありそうなので基本的に川遡行で進んでいく。

途中途中歩きやすそうな廃道も使用しつつ、川を順調に進んでいく。



川沿いには残雪もあり、景色も良いので楽しみながら先を急ぐ。。

入渓して30分程経過した頃であろうか、川は徐々に登りが多くなり、軽く滝を越えるような部分もあった。







また、上るにつれ、水温も増して行き、湯気や足元の奇妙な温もりの所為でいつも以上に体力が奪われていく。
倒木や滝状な場所を大体4箇所越えた頃、すぐにポイントである崩れかけた大きな橋が出てくる。

この時点で40分経過、まぁまぁの進み具合だ。
橋はかなり古いものの様でかなりガタがきているがなかなか頑丈に造られていた。
橋の下を潜り、川遡行を続行する。
川は更に周りが茂った沢状となり、羆への恐怖心も徐々に募り始める^^;
それから10分経過し、右側に写真の様な温泉の噴出が確認できる部分が現れた。

これは思っている以上に大きく、私の身長以上あるため、かなり圧倒された。
さて先を進んでいくと倒木も数箇所あるものの、先ほどの様な上り下りは落ち着き、ほぼ平坦な川遡行となっていた。

5分程経過し、少なからず川沿いに湧泉部を見受けられるようになってきた。

同時に白水温泉への期待も高まる^^
ここからすぐ目の前に小さな滝が見えた。

これも列記としたポイントであろう。
滝はかなり上部から水が流れ、かなりの距離がある模様。

床が赤みがかっていてなかなか綺麗なものであった。
さて川も白濁を増し、泉温も上がり、更に期待が高まる。
するとなんと目の前に白水温泉ではない違った温泉が!!!

人工的に浴槽風に造られており、ジャグジー風に温泉が噴出してなんとも良い温泉だ。
先に入浴を楽しもうと思ったがここは帰りにゆっくり入浴を楽しむことにした。
もっとも言うと新発見ではなかったのが残念でならなかったが、何方かが作成したようで完成度も高かった。
更に先に向う。
硫黄臭も増すにつれ、川の温度も更に上がり、湧泉部も増えてきた。
すると奥の方に地獄谷のようなものが見えてきた!!

「間違いない!白水温泉は近い!!」
自然と進む足も速くなってくる。
先程の浴槽から5分、遂に目的地、白水温泉に到着!!

ここまで入渓ポイントより1時間15分、思っていたより早く着くことができた。
遠くから見ても凄い噴出量でモクモクと湯気が立ち上っている。
沢も先へと続いているので少し先を見に行ってみることにした。
沢は真っ白で入渓ポイントと比べると随分細くなった。
壁沿いにも湯気が出ていてとても不思議な感じ。

ここら辺は随分奇妙な雰囲気でなんと言うか、、、地獄の真中にいるような気持ちになる^^;
すぐに沢は赤い沢(西沢)と白い沢(東沢)に合流する。ここは通称「出会いの沢」と言われているらしい。

東沢は更に上部まで硫黄成分を含む沢が続いているがなんとなく『硫黄系統はここらでもう良いかな・・・』と思い、そそられなかったので西沢の何故か床が赤く変色した沢を少し先へ進んでいくことにした。

「出会いの沢」の横に良い感じの湯溜まりがあったが高温の為、入浴は不可能だった。

地獄谷は出会いの沢のすぐ目の前に小さいのが一つ。

西沢を奥に進んで行くとなんとも大きいのが一つ。

更にその先を進んで行くとちょっとした滝にたどり着くのだがその上部を登ると一つある。

どれもそれぞれ違う形をしていて見ているだけで面白いが最後の地獄谷以降は沢も細くなり藪漕ぎが必要となりそうなので今回の訪問ではここまでにした。

さて一旦戻り、早速白水温泉で入浴を楽しむ♪

入浴記事は次記事にて~お楽しみに♪

アクセス困難!?阿寒の危険地、阿寒白水温泉に挑む!!!

2008-05-05 | 追報・その他
次記事からはやっとのことで阿寒白水温泉の記載に入る。
今回は~経路編~、~温泉編~2つに分けて記載することにしよう。
白水温泉は野湯マニアにはよく知られている話だが北海道内の足寄、層雲峡、阿寒に点在する白水川にはそれぞれ温泉が噴出している。
足寄は未だ手付かずだが、層雲峡は去年探索し、なんと偶然にも入浴適所の新湯を発見!
残る阿寒の白水川を探索に今回の道東の旅の締めくくりにするべく、1日おいて再探索することになったのだが、、、
前記事も見ていただいても分かるようにダートでも迷った挙句、遡行する川も間違え、かなりの時間ロスをしていまい、新湯発見と言う大きな成果を上げたのだが肝心の「阿寒白水温泉」には及ばず、退却せざる終えなかった。
だが本日、万全の体勢で「阿寒白水温泉」に再チャレンジする!!
私の勇姿、阿寒白水温泉の現状レポートも同時に次の記事を楽しみにしていただきたい♪^^;ヮラ

オンネトー温泉 景福

2008-05-05 | 道東の温泉施設
泉質:含硫黄―マグネシウム・カルシウム・ナトリウム―硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)(旧泉質名:含食塩・石膏―生苦味硫化水素泉)(弱酸性低張性温泉)

源泉所在地:北海道足寄郡足寄町茂足寄162番地の1

本日の宿泊施設。
アクセス方法としては以前訪問した「オンネトー湯の滝」とほぼ一緒なのでそちらの記事を参考にしていただきたい。
さて「オンネトー温泉 景福」は雌阿寒温泉郷の中の一温泉施設で雌阿寒温泉郷にはその他にも以前訪問した「野中温泉別館」と「野中温泉ユースホステル」の計3件の温泉施設がある。
今回はその中でも北海道の温泉でも随分と名の知れた温泉施設である「オンネトー温泉 景福」に宿泊した。
入ってすぐにフロントがあり、その左手には食事広場がある。
また休憩所横には温泉分析書・別書の掲示があった。



ちなみに日帰り入浴料金は300円、お手ごろなお値段だ^^
さて一日の疲れを癒す為、早速温泉へ向う。
温泉へはフロント横の階段を下っていく。
正面に内風呂入り口があり、その更に奥に露天風呂への入り口がある。

先に内風呂を紹介しよう。。。
内風呂には浴槽が一つ。
全体が木製でできており、湯治場の様な印象を強く受ける。

また浴槽はなんとも珍しく温泉が地面から噴出噴出してるらしく、浴槽内には自然そのままに砂利と不規則に岩がある。

温泉は無色透明でぬるめなので長湯向きだ。
それに勿論源泉掛け流し!温泉好き必見のなんとも良い温泉であった♪^^
またシャワー、石鹸等は完備していないので持参し、浴槽横からパイプを通じて浴槽へと注がれている温泉を使うと良いだろう。


さて続いての露天風呂だが一旦服を着替えて行くのも面倒なので窓から身を乗り出してテクテク歩いていく。
しかし露天風呂の女性入り口を通過するので日中は控えたほうが良いだろう。また女性側からは直接露天風呂へは行けないらしいので一旦着替えて向うしかない。


露天風呂は噂には聞いていたがなんとも広々としている。

男女入り口には木の仕切りがあるが基本的には混浴。
浴槽内は明らかに白濁色で外気温に触れると変色するのだろうか。。

温泉注がれ口は男性側の仕切り沿いと女性側の入り口付近に一つ。

こちらは更にぬるいが女性側から注がれている温泉はなかなか高温なので夜中に人がいないことを確認し、ここ付近で入浴を楽しむと良いかもしれない。
また自然が間近にあるため時々鹿などの野生動物が遊びに来る♪
実際私が夜中に入浴していた時も突然暗闇の中で物音が聞こえ、振り返ってみると体格の良い雌鹿が近距離からこちらを見ていた^^;
更に無駄なスポットなどを一切設置していない為、晴天の日の夜空には無数の星が輝いている♪
なんともロマンチックな温泉でもあるのだヮラ

夕食は家庭的な見栄を張らない料理であった。

その後も入浴を楽しみ、部屋で一休み。。
その間、持ち上がった話が明日の日程について。
それは明日早朝から「阿寒白水温泉」に再チャレンジしようと言うものだった^^;
せっかく遠出して道東まで来たのだから最後の日くらいレベルの高い野湯で締めくくろう、と言うことで明日は早朝から阿寒方面に向かい、白水温泉に再チャレンジする!!
次記事をご期待!!!^^

野中温泉ユースホステル

2008-05-04 | 道東の温泉施設
泉質:含食塩、含石膏、硫化水素泉(緊張性低張高温泉)

源泉湧出地:北海道足寄町字茂足寄

時間に余裕があったため、景福から雌阿寒温泉全攻略もかね、向うことした^^;
建物は「野中温泉別館」と「オンネトー温泉 景福」の間にある。
入浴料は200円、勿論雌阿寒温泉の宿のどれかに宿泊したとしても入浴手形等は存在しないので入浴料は日帰り料金と同じ値を支払わなければならない。

フロントで入浴料を支払い、早速温泉へ向う。

脱衣所には宿泊客が使用したと思わしき胴長が乾かされており、壁には温泉分析書が掲示されている。



さて肝心な温泉はと言うと、内風呂一つのみ。

木製の大き目の浴槽で野中温泉別館の内風呂とほぼ同じ構造だ。
シャワー等は完備していなく、浴槽横から注がれている温泉を桶に取り使用する。

温泉は無色澄明で硫黄臭が強い。
源泉温度は43℃。とても上質な泉質だった♪
湯量も豊富で完全な源泉掛け流しとなっている。

夜遅くという事で入浴客もいなく貸切状態で温泉を楽しんだ^^
なんだか素朴な雰囲気だったがこう言う落ち着いた感じも珠には良いのではないだろうか。。。

その後景福に戻り、引き続き入浴を楽しんだ♪

フレベツボッケ

2008-05-04 | 道東の野湯・無料温泉
以前、道東へ野湯探索に向った時、拙ブログでもいつか紹介した白湯山ボッケと言う所を訪問し、その時貰ったパンフレットにフレベツボッケと言う文字を見つけ、どうにも気になったのでこちらに再び訪問した序に訪問してみることにした。
フレベツボッケとは国道240号線の「フレベツ白水林道」から向うのだが思いの他、林道を奥に進んでいくので間違うと大きな時間ロスとなる。
阿寒湖周辺は林道が多い方でもないので大丈夫だとは思うが一応説明しておく。

足寄方面から阿寒へ国道240号線を進んで行き、阿寒湖畔で右側にある。
詳しい位置を言うと阿寒町阿寒湖温泉5丁目付近で「阿寒湖畔スキー場」の一つ手前の林道である。
入り口には木枠で「フレベツ白水林道」の文字があり、そこからダートを6.8km、ウグイ川を右手に沿って進んで行く。

その間、入り口から約2kmの地点で左右に分岐する場所があるが「雌阿寒岳」、「白湯山」の矢印が示す、左側へ向う。

またその約2.5km先に赤いゲートと右手に「雌阿寒岳登山道入口」があるがここを無視し、「白湯山」の矢印が示す、左側へ進んでいく。

するとすぐに右手に赤いポールで簡易的に進入禁止を煽っているゲートがある。

強い硫黄臭も何処となく感じ、この先にフレベツボッケがあるのだろう。
期待に胸を膨らませ、一応野湯探索セット(スコップやらバケツやら)を持参し、徒歩で先に進む。
周りは笹と針葉樹林に包まれ、少しすると突然目の前が開け、左側になんとも大きなボッケ地帯が!!!
こんな山中にひっそりとあるにも関わらず、その寛大な景色に圧倒された!!^^;
周り一体の木々は枯れ、中央部分には2~3本、禿た木が刺さっていた。

また、近くには危険を促す看板も設置されていた。

ボッケと言うことで高温の為、入浴できるかは不明だが一応近くまで寄って行くことに。。。

だが亜硫酸ガスや火傷などの危険がある為、注意を払って藪を漕いで行く。
数箇所、人かもしくは野生動物が降り立ったような形跡があったため、そのような場所を頼りに降りていく。
先端部に降り立ったがやはりブクブクと高温の温泉が噴出しており、入浴への期待は更に薄くなる。。。

一応温度測定に沼状となった温泉へ恐る恐る近づく。
足元は安定しなく、ズンズンと沈んでいくのでバケツ片手に速攻で掬う。
更に恐る恐るバケツ内に手を入れると・・・おおおおお!!!!!
45℃!なんとも適温♪♪
このままお子様プールを設置すればロケーションは最高で丁度良い入浴ができるのではないか!!!???

そう思ったら即行動!^^;
プールを設置し、何回も往復しながら浴槽へ温泉を溜めていく。
結局は浴槽温度43℃の途轍もなく良い野湯となった♪^^

温泉は乳白色で甘味あり、ほのかな硫黄臭がある硫黄泉である。
地熱があるため、容易に地面を素足で歩けないので駆け足で浴槽へ浸かる。
泉質最高!!ロケーション最高!!!これぞ野湯の醍醐味♪

なんとも極上の野湯を味わうことが出来た^^
夕暮れ間近まで入浴を楽しみ、ここを後にすることにした。
少し寄り道で奥の丘をよじ登ってみると正に展望台の如くフレベツボッケの全景を一望できた。

景色は良く、温泉も良い♪そんな最高な野湯を発見したことに感動を覚え、今夜の宿泊施設「オンネトー温泉 景福」へと向う。。。

パウシベツ川の湯(再訪問)

2008-05-04 | 再訪問シリーズ
前回水嵩が高く、簡易的な入浴となってしまったので今回改めて再訪した経緯に
至る。
アクセスは前回の記事を参考にしていただきたい。
さて「から松の湯」を横目に約1年ぶりの訪問となるこちらが「パウシベツ川の湯」である。
以前あった造林事務所の建物は解体され、ひっそりと高温の温泉が奥から噴出している。
また「から松の湯」でもかの有名な鼻の穴の大きな管理人が特徴の看板も外され、どことなく寂しい雰囲気となっている。
それとは別に水嵩が正常となったパウシベツ川沿いからは温泉が勢い良く噴出している。期待が出来そうだ^^

温泉が行き着くのは石で簡易的に囲まれた浴槽であり、誰かが作成した形跡だろう。
以前、じゅん☆さんが自身のブログで紹介していたものがそのまま残っているのだろうか。。。
源泉はかなり高温であり、ボコボコと音をたてながら噴出している。
が・・・浴槽の温度もかなり高温で手湯すら用意に出来ないほど(汗)
どうにか川の水を入れたり、温泉の流れを変えたりと試行錯誤を繰り返すが時間的な余裕もなく、残念ながら入浴に至ることができなかった(涙)
次回は必ず入浴することを大前提に準備を整える必要がありそうだ。

またここで時間をくった所為で次に訪問する予定であった「湯宿だいいち」も数分の違いで入浴不可となってしまい、養老牛での探索はここで歯止めをかけてしまった。

続いては阿寒方面へと戻り、フレベツボッケの探索へと向う♪

テトラポットの湯(仮称)

2008-05-04 | 屈斜路湖畔野湯群(和琴半島を含む)
和琴半島を後にしようと和琴共同浴場から湖沿いを駐車場の方に歩いていくと何やら湖の小さなテトラポットの隙間から湯気が出ているではないか!!??
鉄格子を越え、触れてみると、なんと温かい!
泉温は42℃!
少し掘るとなかなかの尻湯が出来るほどの湯溜まりとなったが日中と言うことで観光客も多くいた為、さすがに入浴は断念↓↓
こちらも夜間再訪などで入浴済みにしておきたい場所であった。

中標津方向に向かい、パウシベツ川の湯へ再訪する♪

旧展望台の湯 奥の湯(再訪問)

2008-05-04 | 再訪問シリーズ
詳しい経路は前回の記事を参考にしてもらうとして早速温泉紹介から始める。
前回とは違い、湖の水量が正常の為、初めて温泉が浴槽に満ちているのを見た。
温泉の成分で岩がオレンジ色になり、その囲いの中に湖の水面と同じ高さに温泉が注がれている。
深さは全身浴ができる程でとても良い感じだ^^♪

岩間から無色透明で42℃の源泉が注がれ、浴槽温度は水と混ざり40℃、ちょっとぬる目だったが泉質も良く、長湯も出来、大変良かった^^

なんと言っても景色が良く、目の前は屈斜路湖と中島が一望でき、やはり和琴半島野湯群で一番良いのではないかと絶賛してしまう程。。

是非とも再訪問したい温泉だ^^

30分くらい入浴し、和琴半島を後にした。

ミンミの湯

2008-05-04 | 屈斜路湖畔野湯群(和琴半島を含む)
初の湯」を後にし、一旦遊歩道に戻る。
今回の予定からすると「初の湯」「展望台の湯 奥の湯(再訪)」「ミンミの湯」の3箇所をコンプリートする予定の為、続いては近場の「展望台の湯 奥の湯(再訪)」に向う。
しかしどこでこんな場所を知ったのか先客がおり、ここは後で向うことし、先に和琴半島野湯群ではたどり着くのが一番難しい「ミンミの湯」へ向う。
何故難しいのかと言うと、この「ミンミの湯」、噂では和琴半島の先端部分にあるらしく、カヌー等で向わない限り、到達不可能らしい。
現に冬季に訪問したじゅん☆さんの訪問記事を見ても、『命懸けだった』と言う表記があるくらいで十分な覚悟が必要なようだ^^;
それに場所もあまり詳しく特定出来ていない中、初訪問と言うことで失敗覚悟で右側から湖沿いを攻めていくことにした。
そこで一番降りやすい所と考えたのがこれまた降りるのに一苦労だが以前紹介した「オヤコツ地獄」。
ここから攻めて行く。
オヤコツ地獄へは未だ「立入禁止」の看板のある横道を降り、崖を下っていく。
この崖も意外と急なので注意していただきたい。
到着すると懐かしき地獄絵図が見えてくる^^ヮラ
相当な湯気と高温の源泉がボコボコ音を立てながら湧き出るのをよそ目に歩を進める。

今回の装備は胴長着用の為、ある程度の深さは難無くクリアしていく。
しかし進むに連れ、水深も増していき、一歩先は底に足が付かない位の深さになっていた。
結局は岩の上を跨ぎながら進んでいく。
すると丁度先端部付近に差し掛かった時、突然視界が開けた。
その部分は水深も浅く、和琴半島にこのような場所があったのかと思われる未知の領域である。
場所によっては「オヤコツ地獄」のミニバージョンのような崖崩れがある箇所もあった。

先に行くと石が軽石状になった岸がある。
温泉はここの何処かにあるようだ。
手掘りで掘ると数箇所薄ら温かい所がある。
しかしどれも湖沿いで浴槽を造るには向かない。
そんな中、写真で分かる通り、倒木と岩の際どい隙間がかなり高温でどうにか入浴ができそうだ^^
しかし掘っていくと時々かなり高温の温泉が噴出しており、苦戦する。
温度を測定してみると・・・80℃強!!!激熱だ^^;
それでもどうにか小さな湯溜まりを作成し、早速入浴に移したいところなのだが・・・この温度での入浴は流石に無謀を極める。

入れて数秒。。。いざとなったら湖に飛び込めば良い。。。^^;
一応直に尻が地面に付かない様、ブルーシートを丸めて敷くがこんなのは単なる気休めに過ぎない。
早速入浴する!!
深さは10cm程度、左右は岩と倒木に挟まれ、お世辞でも快適とは言えない。

だが目の前には広大な湖が広がり、景色は文句なし♪
温泉は無色透明で自噴だが入浴すると沈殿物の所為か、黄土色に変色する。

入浴の心地よさより、達成感の方が感動の大半を占めていた^^;
その間にも高温の温泉は絶え間なく、噴出し続け、何度火傷しそうになったことか・・・また予想していた通り、湖に飛び込む羽目にもなった^^;
時間も押しているのでそそくさと着替えを済ませ、ふと後に目をやるとなんとすぐ上は遊歩道であった。
かなり急な傾斜だが木々に掴まるとどうにか登りきることが出来そうだ。

こんなことなら苦労して湖沿いを歩くんじゃなかった・・・
後悔を胸に登っていく。
しかし思っていた以上に傾斜は急でかなり危ない面も数箇所かあった。
その上、漆の木々が多数あるのでかぶれ易い体質の人は更に注意が必要だ。
到達した遊歩道は「オヤコツ地獄」からそれ程遠くもないので再訪問の時は是非ともこちらのコースを使いたい。
また「ミンミの湯」への訪問を考えている方はどのコースにせよ、とても危険なので十分な注意を払っていただきたい。安全上を考えると湖沿いの方が良いと思うが私自身はあまりおすすめする温泉ではない↓↓(汗)

さて続いては和琴半島野湯群内でも一番の快適な温泉と名高い、「展望台の湯(奥の湯)」へと向う。お楽しみに♪♪