温泉旅がらす旅伝

北海道の温泉情報についてちまちま更新していきます。

層雲峡 白水温泉湯の滝 (再訪問)

2010-05-30 | 道北の野湯・無料温泉
この度、二年越しとなる層雲峡白水温泉の現状調査と再入浴に燃え、早朝からのアクセスとなる。
この日の天気や水嵩の状態は良好。
正しく野湯巡り日和!
装備を万全に整え、自転車を準備し、7時50分、ゲートを出発する。



詳しいアクセス経過については前回の記事を参考にしていただきたい。



さすがに二年越しとなると、記憶も飛び飛びで何度か入り口付近を行き来したが、なんとか到着。
『おや?温度が低いような気が…』
一寸の不安を胸に目的地まで歩を進める。
10時、あの頃の神秘的な滝が姿を現した。
ほんの少し当時の趣のある風貌はなくなったが、まさしくこれが白水温泉湯の滝である。

期待を胸に手を入れてみる…冷たい…

この時、想定いていなかった自体が起きていたのである。
そう、雪解けが間に合ってない!!
残念なことにそれが温泉と混じり、低温化してしまっていた。
これを妨げるのは到底不可能。
期待が一瞬にして、落胆へと変貌したのをこの時、私が津々と感じた。

しかし!ここまで来たのだ!
何せ二年ぶりの再会である(笑)
ここで背を向けては温泉旅がらすの名に恥じる。
勿論、そう思ったときには服を脱いでいた(笑)
湯の滝の泉温は16.3℃。無色である。
滝自体の外観は以前より、白色と赤色が目立つ。

湯の滝自体は上流部の源泉の混合で黒めの噴出部で46℃、白めの噴出部で27℃。

また湯の滝の底からも微量ながら温泉が噴出しているように思われる。

はてさて、目的が満たされた。
しかしながらやはり温かい温泉に浸かるのを夢見ただけあってなんとも決まりが悪い。
休憩がてらあたりを捜索してみた。
すると意外や意外、噴出量が低いものの、いたるところで温泉が噴出しているではないか!

これをほおっておくのも気が引けるものだ。
一番噴出量が高いと思われる場所に少し手を掛けてみる。
あれよあれよと言う間になんとも完成度の高い浴槽が完成した^^


これなら期待通りの入浴にありつけると言うものだ♪
噴出部は高温にて浴槽内も高温だが、ここでは先程、低温で苦戦した滝から温泉を汲み上げ、適温へと近づける。

源泉温度は73.4℃、浴槽内の温度は46.3℃にキープ、無色透明で硫黄臭があり、無味、保温性に優れており、つるつる感が感じられる。
なんともなんとも極楽以外の言葉が見当たらない^^
浴槽からの眺めは最高!

半身浴ながら野湯では珍しい程に丁度良い深さ。

時折熱くなると、湯の滝で体を冷やす。

期待していただけの入浴を楽しめた♪

早めの昼食を摂りながら何度か入浴を楽しみ、白水温泉湯の滝を後にした。。