2009年5月4日
【矢櫃温泉(手湯のみ)】
厚沢部町のひとけの無い道を資料を頼りに何度か行き来すると、道路脇に「矢櫃温泉」の看板を発見。
道に沿い、ダートを進んで行く。
山林を進むと、脇に温泉分析書「矢櫃温泉」こと「矢櫃冷泉」が現れた。
車外へ出ると強い硫黄臭がプ~ンと。。。
温泉は石で囲まれたポリバスに山林からホースを伝い、運湯された冷泉が注がれている。
温泉は純硫黄泉で無色透明、強い硫黄臭とつるつる感を感じる。
pH値は9.1、泉温は冷泉の割に20.1℃
なかなかの泉温の高さに一瞬、栄浜霊泉での郡司勇氏の行動が頭に過ぎったが、飲湯用のコップが設置されていた為、断念^^;ヮラ
温泉はポリバスに刺さったパイプから流されているので、プールを設置し、入浴することにしよう。
が、しかし!
突如と無く硫黄泉につられたブヨが一斉に総攻撃を加えてきた為、浴槽に温泉を注ぐまでは何とか可能であったが、入浴は断念せざる終えない状態であった。
余念の残ったまま成す術が無く、退散することとなった。
【矢櫃温泉跡??(謎湯)】
矢櫃温泉から帰路に付いたが、入り口付近でふと道脇に目をやると古びた看板が・・・
目を凝らして見てみると、そこにはこのような表記が。
「積雪の場所は、除雪をしてお湯を汲んで下さい」
「お湯??」
矢櫃温泉は冷泉であるし、ここからは数百mある。
まさか運湯し、加熱しているのか・・・到底不可能だ。
ではこの辺りに温泉が・・・
辺りを散策してみると、何やら木枠で作られた囲や円状のコンクリート物や塩ビ管や、源泉設備に必需な部品が散乱しているではないか。
少し塩ビ管を傾けてみると、無色の冷水にオレンジ色の含有物が含まれた水が勢い良く流れてきた。少しすると勢いが低迷し、更に傾けると再び。。
もしや矢櫃温泉としての温泉施設が以前存在していたのか?
詳しい詳細はわからない。謎が積もる一方であった。
【館地区憩いの家】
地図では矢櫃温泉よりすぐ近くの場所にあるはずなのだが・・・何度もその辺りを行き来するものの、一向にそれらしいものが見当たらない。
地元の方に尋ね、教えていただいた通り道を行くが、最早、道道をそれた裏道の様な場所を進んでいく為、正直詳細な道のりははっきりと覚えていない((汗
また、建物には温泉らしき掲示も無く、存在自体を求めて向わないと到達するのは到底不可能だと思われる。
さて館内に入ろうと入り口に向うと、なんと掲示には1時からの文字!?
現時刻11時・・・・・・完全に間違えた^^;(爆)
時間が押している為、開館までは待てない!
ダメ押しで館主に胸の内を打ち明けることに。
すると「普通は駄目だけど札幌からわざわざ来たなら・・・」
という事でご好意で入れさせて頂いくこととなった。勿論、入浴料はちゃんと支払う。
温泉は単純泉で微緑色褐色。
残念ながら循環・塩素処理だが、注がれる温泉の勢いも良く、臭いもまったく気にはならない。
本日の一番風呂兼朝風呂という事でゆっくり入浴を楽しむ♪
ちなみにここにはバリアフリー専用の小浴槽もあるので年配者も安心して入浴を楽しむことができる^^
【見市川の湯 めんこい湯(再訪問)】
2度目の訪問となる。
急な坂道を降りていくと、前回は尻湯程度の湯溜まりだったのが、なんとも良い浴槽に出来上がっている!!
作成者に感謝^^
浴槽温度も40.7℃と丁度良く、大きさが200×150×27。全身浴が裕に可能だ。
早速入浴に移る。
温泉は上部の源泉塔から流れ、浴槽へと勢い良く注がれ、沈殿物が比較的多いので、所々で入浴するも沈殿物が巻き上がり、温泉自体がオレンジ色に変色する。
無色透明、塩味があり、温泉特有の臭いがある。
目の前には見市川が勢い良く流れ、景色も抜群!
これぞ「元祖野湯!」と言う感想であった。満足^^♪
【見市川の湯 展望の湯(仮称)】
帰路に付く途中、源泉塔を確認しに行くことにしたのだが、ふと見ると、なんとここにも浴槽があるではないか!!?
まさか源泉塔に浴槽を作るとは・・・見市川の湯は元々泉温が高い為、なかなか入浴スポットがない。
その中央部に浴槽が、、恐れ入った^^;
しかし、問題は浴槽温度である。
恐る恐る手を入れてみると・・・なんとも丁度良い!!
泉温は41℃!
これは・・・入浴しない訳にはいかないだろう!!^^ヮラ
時間が押しているので素早く脱衣し、入浴に移る。
浴槽までは持参したスリッパで向う。
浴槽に浸かると大量の湯の華が舞い、ドッとオレンジ色に変色した温泉が浴槽脇からかけ流される。
なかなか高い位置にあるので景色も最高だが、外観として簡易的に泥を集めて作った浴槽なので今にも崩れそうだ。
しかしそんな心配と裏腹に浴槽をかなり頑丈で、ビクともしない。
よくもこれ程完成度の高い浴槽を作成したものだ。
都合が合えば何れ再訪したいと考える。
【平田内熊の湯】
これまた久々の訪問となる。
有名な秘湯として多くの記事・TVにも取り上げられているだけあり、基本的に訪問者が多い。
ゴールデンウィークと言う絶好のチャンスを活かし、遠出で訪問される方も多いだろう。
まず貸切状態など有り得ない話だ。
先客が訪れていることを覚悟して向う。
海沿いから看板を頼りに進んで行く。
駐車場に着くなり、数台の車が駐車されている。
比較的と言うか、かなり少ない方だ。
タオルを持参し、熊の湯までは車両禁止区域を歩いて向う。
道路脇から浴槽を覗くと人影が見えない。
まさか・・・と思い、駆け足で向うと、やはり先客がいないようだ^^
なんとも奇跡的に熊の湯を独り占めできるとなり、高揚した気持ちを抑えつつ、速やかに脱衣し、慎重に浴槽まで向う。
浴槽温度はなかなか高温であるが、沢水を汲み上げた上部からのホースで水温を調節するとすぐに適温となる。
以前、訪問した際は先客がおり、あずましい入浴が楽しめなかったが、今回はそんな心配も無く、温泉を堪能する♪
温泉は微かに濁っており、源泉はかなり高温。
人工的に作成された浴槽なので足元には平面の岩盤がある。
勿論、「熊の湯」名物の浴槽からの景色は、真横に流れる川が雪解け後の増水により、今まで以上にスケールを大きくし、水飛沫と轟音を上げながら流れている。
数十分入浴を楽しんだが一向に入浴者が訪れない。
運が良かっただけなのか、はたまた来客が先客がいることを先読みし、訪問を避けたのかは分からないが、何せ「熊の湯」が貸切状態なのは珍しい。
とても新鮮に、且つ、直に温泉を楽しむことが出来た^^
【ちはせ川温泉旅館(再訪問)】
前回の訪問でとても良い思いをさせて頂いたので、今回は長旅の最終宿泊の場所として訪れることになった。
着くとすぐに愛想の良い館主のお出迎えを受け、本日の宿泊部屋で少しゆっくりした後、夕食前の一っ風呂浴びに向った。
温泉には宿泊者がごった返しており、シャワーを浴びるのも一苦労((汗
露天風呂に向うが、ここにもブヨの被害が拡大しており、苦戦を強いられた末、敢え無く退散^^;
今回の旅は相当ブヨの影響を受けているように感じた。((涙
仕方なく内風呂を頂く。
丁度良い温度で改めて泉質の良さを実感させられる。
詳しい感想は前記事にて→
ちはせ川温泉旅館
さてお待ちかねの夕食だ。
新鮮な帆立やツブ。タラの芽、ウド、竹の子等の天ぷら。
その他多くの食材がテーブルを賑わせたが、最も印象に残るのがウニ姿の刺身である。
なんとも美味頂いた♪
その後、数回入浴を楽しみ、床に就くことにした。
次日は真っ直ぐ帰路に着き、途中、「鶴亀温泉」のリニューアル後、初の訪問に向う。
5月5日(火)
【鶴亀温泉】
再訪問となるが、リニューアルしたので改めて更新する。
旧施設脇の新施設は立派な構えであり、期待度が増す。
入浴料を支払い、早速温泉へ。
館内・脱衣所は清潔感が溢れているが、浴槽等の雰囲気が以前と比べ、趣が半減しているようで残念。
温泉使用の浴槽も内風呂の数箇所のみと上質な温泉の希少価値も無駄に抑制しているように思える。
こんな良い温泉を・・・もったいない。。
しかも湯表面にはゴミが浮いており、入浴意欲も失せ、意気消沈↓↓
気分を切り替え露天風呂に向うが、こちらもこちらで塩素臭が強烈な沸かし湯使用。
入浴後は塩素の臭いで久々のダメージ^^;
もはや温泉と言うか、プールのような・・・
以前と比較すると、とても残念でならない鶴亀温泉への再訪問であった。