古稀背包客放浪記

古稀バックパッカーの東南アジア見て歩る記

古稀のエベレスト街道 Namche

2017-12-08 03:56:16 | 旅行

ナムチェの大吊橋

ナムチェチェックポスト
2017年10月28日(土)
ルクラから途中のパクデンで一泊するのが通常のようだが、少し先のジョルサレまで行って、今日のナムチェの登りに備えた。
ジョルサレから川沿いに30分ほど登ったボテコシとデゥダコシとの出会いにある大吊橋からエベレスト街道の最初の急登、標高差で約650m登る第一関門がある。
標高2800mから3450mのナムチェまでだ。

加齢と何のトレーニングもしていない身体にはビシビシと効く。
足の筋肉も、心肺機能も、身体全体の機能も全て最低の状態だ。
古傷の左膝、右足首、、、あっちこっちが痛む、息が苦しい。
しかし、来たからには行くしかない。
自分で自分をダマし騙し、煽てたり、自信を待たせたり、あの手この手を使って身体をコントロールするしかない。
持てる力の80%位で何とか妥協させながら、乗り切って行かねばならない。
それしか方法はない。
自分自身で歩くしか方法はないのだ。

怯懦な考えでヘリでもチャーターする方法も無いではないが、、
それでは今日までの山屋の矜持はどうするのだ。
そんなことを考え考え、機械に為りきって、昔を思い出しながら、
自分自身の力で歩き切ろうと、
しかし、酸素が薄い。酸素不足だ。
フラフラする。
立ち止まって意識して深呼吸をしなければならない。

山屋の矜持が邪魔をする。
すぐに諦めて止めれば良いものを、もう少し頑張ってみよう、
いや、出来るはずだ、もうちょっとだけ頑張ってみよう、
ついつい意地になってしまう。
哀しい山屋の習性だ。
今、流行りのトレッカーでもない、ワンダーフォーゲラーでもない、ましてや観光客でもない。
俺はれっきとした山屋なんだが、、、、

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