古稀背包客放浪記

古稀バックパッカーの東南アジア見て歩る記

成都のおばさん

2009-11-24 00:49:05 | 日記
その22 還暦背包族(bei bao zu)ベイバオズ

2009年11月16日(月)

「奈津」おばさんに会った。しかもかなり昔の,、まだ二十代のおばさんだった。
小生が小学生の頃に会ったおばさんだった。盆、暮れ、お祭りや刈上げの時に、父親や祖父に連れられて行って会った本家のおばさんだった。
奈津おばさんは、おばさんと言っても父の従兄弟に当たるおばさんで、当時で精々二十数歳だった筈だ。四人兄妹の末っ子で深窓の美女で親戚中の評判だった。

その二十歳代のおばさんにこの中国の街で出会ったのだ。
何度か声を掛けそうに成ってためらった。ここは中国だよと。それに50年前のおばさんは居ない筈だと。自分も50年経っている筈だと。
それぐらいそっくりなのだ。前にも書いたが、時々親戚や旧知に会う。本当にその人がそこに居るのだ。
「こんにちは、ご無沙汰しています。お変わりなく、」と声をかけてもおかしくないその人がそこに居るのだ。

奈津おばさんの父親が小生の祖父の兄で、おばさんは父と従兄弟に当たる。おばさんの直ぐ上の兄の「ナオ」さんには子供の頃よく遊んでもらった。親戚の中で父系の中では最も可愛がって貰ったおじさんだ。かなり前に静岡の御殿場で亡くなって、小生の父親が葬式の段取りをしに御殿場に行ったようだった。
おばさんの上の二人のおじさんは戦死しており、奈津おばさんは本家でのただ一人の後継者だったが、結婚もしておらずまだ独身の筈だ。養子の話を聞いたことがある。本家相続のために親戚の誰かを養子にということだったがどうなった事だろうか。
もう、二十年ぐらい会っていない。そのおばさんの50年位前のそっくりに会ったのだ。息を呑んだ。

中国では親戚、旧知に時々会う。一人や二人ではない。何人ものその人に会う。本当にその人なのだ。死んだ筈の人から、まだ生きている人まで千差万別で会える。

チベット、モンゴル、中国では日本人のルーツに会える。旧知やその原型のような人々に会える。それらの「地」が間違いなく日本人の故郷であることを確信する。

有名人にも会える。今日も若乃花(お兄ちゃん)や船越栄一郎や坂東英二に会った。サインを下さいと言おうかどうか迷うほどの人間が居る。

中国恐るべし


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