古稀背包客放浪記

古稀バックパッカーの東南アジア見て歩る記

九賽溝の水と、、、

2009-11-01 19:51:17 | 日記
その15 還暦背包族(bei bao zu)ベイバオズ

2009年10月24日(土)

朝から九塞溝に行く。8時30分には入場するがもうかなりの混雑だ。

門標220元、観光車料90元の合計310元の破格の値段だ。軍人、傷病者、学生、老人等には50元の割引があるがそれにしても高い。
11月16日から翌3月31日までの淡季期間(冬季期間)は料金が半額以下になる。門票が80元に成り、観光車料も同じく80元になる。しかも、門票は二日間有効でたっぷりと見学することが出来る。多少の寒さを我慢すれば、人も少なく、冬景色も素晴らしい冬季期間に訪れた方が良いみたいだ。

それにしても物凄い数の人間だ。それに、百台以上のバスが引っ切り無しに往復して景観点へ観光客を運んでいるのに長蛇の列だ。待っている人がかなりいる。大型バスとミニバスが区間を分けて運転している。
ポイントポイントは本当に鈴なりの人だかりだ。人間を見ているのか風景を見ているのか悩んでしまう。そして、全員が立派なカメラを持った即席のカメラマンスタイルで闊歩している。
N社の小さなデジカメ一台の一番みすぼらしいのが還暦背包族だ。

天皇陛下の遊歩道のように立派に木道が整備してある。幅2mの木道は崖の中腹を、小川の上を、湿原の端っこを曲がりくねり、階段になり続いている。何十キロあるのだろうか。
そして、その木道に散った落ち葉を掃除している叔母さんがいる。二十人以上は見掛けた。少数民族の失業対策的な仕事のように見える。

風景は確かに素晴らしいが、余りの人間の数、管理された設備の数々、観光客輸送用の大量のバス、市内の倍はする料金の食堂、同じく市内の倍の値段を取る売店、従業員の数等に圧倒される。

日本で言えば、ゴールデンウィークの観光地の混雑が1年間続いているような感じだ。数万人の観光客が入場し、数千人の従業員が働いている大企業が運営している一大イヴェントの感がする。

何事にも体制に烏合しない還暦背包族は気分が悪い。人の居ない裏道を廻る。探せば少しはある。しかし、長かったり、あるいはたいした景色でない所が多いのは止むを得ない。そんな所で一人のんびりする。こんな九賽溝も有るよと言いたい。
よって九賽溝の感想は他に譲ろうと思う。

写真だけでもアップしようと試みるが旨くいかない。

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