古稀背包客放浪記

古稀バックパッカーの東南アジア見て歩る記

タイの大晦日とコムロイ

2010-02-02 16:41:53 | 日記
その35  還暦背包族(bei bao zu)ベイバオズ

2009年12月31日(金)

花火があっちこっちで揚がっている。

目の前のちょっとした広場でも花火を揚げている。結構大きなものも揚がる。普通の人が普通に花火を揚げている。シュルシュルと音がして花火が窓の前を揚がる。数秒後にチョッとの上空で花火が開く。
広場から歓声が上がる。

そして幻想的なコムロイがユラユラと、ゆっくりと上昇していく。
まるで龍が天空を昇るようにウネリ、クネリしているようだ。何十のコムロイが上空の風向きにあわせて微妙にうねる。風の速く流れている所ゆっくりな所が解かる。気象ゾンデの軌跡のように昇っていく。

コムロイとは紙風船の事だ。直径が約1m高さが1.5~2m位の円筒に作ってあり、中心にバームクーヘンの様なローソクがあり、その燃焼熱で空気を暖めその浮力で上昇するのだ。熱気球の紙行灯方式とでもいおうか。

同じところから連続的に揚げているのが五六箇所は見える。数個のコムロイだけが単独で揚がっているのも見える。

六階の窓からは東西南の三方が見渡せるが、至る所で花火が揚がり、コムロイが昇って流れていく。

午前零時を過ぎると花火の数は更に増した。耳を劈くような大音響でアチコチで揚がる。コムロイも目の前の広場からも揚がる。風向きでマンションの壁すれすれに上昇していく。本当に手の届くところを昇っていく。直径1m、高さは2m位はゆうに有るだろうか、そんなコムロイが無数に昇っていく。

天空にまで伸びる長い糸の様に繋がって昇っていく。ゆっくりゆっくりと。

NHKでは行く年来る年を放送している。紅白歌合戦はもう2時間前に終わった。

ベランダでコムロイの昇っていくのを眺めている。パンツ一丁で冷たいビールを飲んでいる。気温は26℃位だろうか。少し涼しくなってきた。

2010年は如何なるのだろうか。

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