うちの芝生が一番青い

Tokyoに暮らす、ごくごく平凡で標準的な【ナイスサーティーズ】の奮闘記。

書評 ~ 「強運になる4つの方程式」

2011年08月29日 | 書評
過酷な暑さもピークを過ぎ、夜には涼しさも感じられるようになってきました。

私、夏が苦手。
ヒトの体にとっていいことが全くないような気がします。

ただ、この秋に向けた晩夏の雰囲気というのはなかなか良いものです。




今週の書評です。
今週のチョイスはこちら





「強運になる4つの方程式」  渡邉美樹 著



メディアに広く出演し、先の都知事選にも出ていたワタミグループの渡邉氏の著書です。
私はどんな人かほとんど知らなかったのですが、以前からとても興味がありました。


氏は「自分はとても運に恵まれている人間」だと言います。
ただし、それはただ待っていてやって来た運ではない。

運というものは転がっている物ではない。自ら引き寄せるもの。
過去の出来事を振り返り、自身が引き寄せることのできた「4つの幸運のセオリー」を紹介しています。


1. 神様が応援したくなるような努力

~楽をしている人間を【神様】は応援しないし、楽な環境の中では人間は成長しない。
 【神様】が応援したくなるような努力をし続けること が大切なのである~。



2. 原理原則を外さない

~【自分らしくある】ということが最も大切。
  それは時には会社が生き残るよりも優先されることである~


3. 明るくて、人との出会いがある

~明るさは人との出会いをもたらす。人との出会いは運をもたらす。~


・人との出会いの中で、第一印象の良さ、明るさ、礼儀正しさ はとても重要。

・人が誰かのために何かをしようと手を差し伸べるのは、それに値する相手に対してだけ。
 それに値する人間になれるよう努力する。


4. 心に一点の曇りもない

~【正しい場所】に向かおうと【正しい努力】をする人間のところには運は自然と寄ってくる。~


 

最後にもっとも印象に残った言葉を・・・

~人間というのは幸せになるために生まれてきた。
 ただし自分のためだけに生きていれば人間は幸せになれない。
 人のため、世の中のために生きる、そのプロセスの中で自分を高めることが、生まれてきた目的である。




ユニクロの柳井氏の著書を読んだ時もそうでしたが、物凄い「エネルギー」が感じられます。
そして常に「危機感」を感じながら、次なる高みを目指しているように感じます。

そのベースにあるものはとてもシンプルで、「努力」そして「謙虚」この二文字なのです。
世の中にあふれている「成功マニュアル本」の薄っぺらさとは無縁の世界です。

私のような凡人にはこんな生き方はなかなか難しいけれど、時代をリードし続ける人々の
共通のキーワードが「努力」、「謙虚」ということにはとても勇気づけられる気がします。

明日からまた頑張ろう。
そんな気持ちにさせてくれる良い本でした。

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